番号 略名 正式名
100 デザート・ロンメル デザート・ロンメル
階級 NT値 戦艦 航空 車両 MS MA
少佐 ×
ランク 指揮 魅力 射撃 格闘 耐久 反応
S 15 11 9 11 17 13
A 14 10 8 10 16 12
B 13 9 7 9 15 11
C 12 8 6 8 14 10
D 11 7 5 7 13 9
E
参加陣営 参加時期 離脱 死亡
ジオン公国 最初から 少佐D 新生ジオン発生で離脱
アクシズ 地球降下作戦完了2T後
アライメントLaw(40%→)で加入 中佐C
新生ジオン 最初から 中佐D(経験50)
味方会話キャラ
敵戦闘時会話キャラ
友好キャラ ノイエン・ビッター ラカン・ダカラン
専用機 ドワッジ改
戦闘前特殊セリフ機体

出典

機動戦士ガンダムZZ

寸評

アフリカのジオン残党であるロンメル隊の指揮官。
ランクSで指揮15とかなり優秀であり、これはジャミトフグレミーと同値で準勢力代表級である。
8年間耐えてジュドーZガンダム相手に肉薄した原作を意識してか、耐久がランクSで17まで達し、反応は中堅上位レベルと手堅く纏まっている。
一方、肝心の射撃がぎりぎり二桁に届かず、格闘も及第レベルでパッとしない等、他のジオン系指揮官型パイロットたちと比べると攻撃面が控え目でやや扱いにくいのが難点。
ただし、今作では指揮バグの都合上少佐でも6Hexの広大な指揮範囲を持つため、少佐or中佐スタート・MS搭乗可・最大指揮15の好条件が揃ったロンメルはかなり重宝する。その場に居座るだけで周囲の無人機を大幅に底上げしてくれるため、指揮官として運用する場合は原作のような突撃は禁物。スタックの後列で慎重に部隊指揮を執ってもらうのが丁度良いだろう。

新生ジオン編では劇中の愛機で専用機補正のあるドワッジ改に搭乗している。間接攻撃はできるが、盾無しで運動が低いため、割とあっさり落とされる事も。運動が高い機体が完成したら早めに乗せ替えるか、思い切ってザンジバルに乗せて地上拠点の肉壁にするのも手。
アクシズ編では数少ない貴重な指揮官キャラだが、イベントの進行次第では原作通り加入できないまま戦死してしまう。高い指揮を持つロンメルが入れば優良指揮官の頭数が揃ってくるため、できればアライメント調整とアーガマ隊討伐はこなしておきたいところだ。

なお、部下のカラハンニキが登場するにもかかわらずロンメルからは友好キャラ扱いされていない。代わりにアフリカ繋がりのビッターやZZ&旧公国軍人繋がりでラカンが友好設定されている。
これはロンメルだけギレンの野望シリーズに先行して登場していた都合で、昔から本作まで内部設定が見直されなかった結果だったりする。同じような友好キャラ設定の不備はシーマ・ガラハウにも見受けられる。

うんちく等

『ZZ』の第25話に登場した、アフリカのジオン残党ロンメル隊のリーダー。階級は中佐。
一年戦争から8年間戦い抜いてきた優れた戦術眼を持つベテラン指揮官だが、時代遅れの古く閉鎖的な価値観と鬼教官的な厳しい性格のアナログな人物。作中で意図したかは明らかではないが、作戦のためなら部下を囮として切り捨てる事も厭わない冷徹な様子が見て取れる。
8年間で激減したと思われるが、ロンメル隊には0088年時点で10名ほどの隊員が所属している。彼らの練度自体は決して悪くないものの、(砂漠に特化した現地改修が施されているとはいえ)保有するドワッジ改ディザートザクは既に旧式機であり、1:10程度の戦力差と有利な地形と待ち伏せ戦術を駆使してようやくZガンダム1機を追い詰められる程度だった。

劇中ではミネバ・ザビをトップに据えたアクシズがダカール議会を制圧したとの報をカラハンから受けると、ダカール奪回に向けて集結しつつあるエゥーゴ&カラバを撃破し、手土産を持って馳せ参じるために部隊を召集。
部下の多くが整列している中、ニキだけが妻子に引き留められて遅刻して来たのを見るや否や、ニキを殴打して「軟弱者はロンメル隊にいない」「妻や子の躾がなっていない」と一喝した。
そんなニキに偵察任務を命じると、プルの我儘で孤立していたジュドーのZガンダムとプルのメガ・ライダーを捕捉。敵の情報が不足していると判断し、自らのドワッジ改とカラハンのディザートサクだけで威力偵察がてら出撃すると、砂中からの奇襲と連携攻撃でジュドーを追い詰めたが、プルのメガライダーによって逃げ切られてしまった。
2戦目ではニキのディザートザクに待ち伏せポイントまで誘導させ、部隊の総力を挙げてニキのザクごとジュドーのΖガンダムに一斉射を加えた。ニキが「まだ自分が退避できていません!」と必死に訴えるが、それが聞こえたのか聞こえなかったのか、ロンメルは「弾幕が薄い!」と部隊に非情な指示を飛ばすのみだった。
その後、バズーカの斉射を避け続けるジュドーをあと一歩まで追い詰めるが、プルが呼びに行っていた他のガンダムチームの面々が合流してしまい、一気に劣勢に立たされる事に。敷設した地雷とバズーカの斉射で必死に抗戦するも、陸空から攻め立ててくる次世代の高性能機たちの前にロンメル隊の旧式MSたちは各個撃破されていった。
1人だけ残ったロンメルは、コックピットから顔を出して投降を促してくるジュドーが子供だった事に驚愕。8年間耐えて準備してきた努力が崩れ去った事、そして8年間変わらなかった砂漠と変わり続けてきた外界の差を目の当たりにして自暴自棄になり、損傷したドワッジ改で突撃するも返り討ちに遭って戦死した。死の間際になるまで「無茶」な状況に気付けなかった指導者ロンメルに対してジュドーは涙を流し、ロンメル隊の遺された家族たちもまた涙するという物悲しい形で物語は幕を閉じた。

名前の由来は、『砂漠の狐』の異名で呼ばれた第二次大戦時のドイツの有名な指揮官エルヴィン・ロンメル。
鬼教官的なジオン軍人ロンメルとは正反対に紳士的な人物であり、総統閣下のお気に入りの将軍だったが、最終的に暗殺計画に関与した疑いで服毒自殺に追い込まれた。

余談だが、ギレンの野望シリーズには初代SS版から参戦しており、本シリーズでも屈指のベテランキャラだったりする。加えて、ZZの登場人物でSS版に参戦できたのは彼のみである。


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  • ドワッジ改で彼の能力が生きない?反応が限界に届かないんだが。格闘の活かせる機体に乗せ替えるの間違いでは。 -- 名無しさん (2015-01-17 19:46:16)
  • 13はOTとしては高い方に入る。運動性は掛け算(運動性×反応)だから、高い運動の機体に乗せた方がより良いという意味だろう -- 名無しさん (2015-01-17 21:23:36)
  • 32の165%と60の165%じゃダンチだね。なるほど。 -- 名無しさん (2015-01-18 00:08:28)
  • アクシズでは、彼を生かすと青の部隊、オウギュスト、アリアス、ダナ、プルが生き残る。カオスプレイ時に彼等を倒せる自信があるなら生かし、ないなら殺した方が良い。最もターン送りしていれば、全員ハッピーエンドに出来るが。 -- 名無しさん (2016-11-13 06:26:23)
  • 高い指揮耐久反応、指揮バグの影響で非常に優秀な指揮官と化す。このしぶとさ、OTの指揮官ならトップクラスではないだろうか。ドズルは宇宙、ロンメルは地上と使い分けてやろう -- 名無しさん (2016-11-27 16:26:06)
  • 耐久・反応は高いが射撃が致命的に低く格闘も微妙なのでMSパイロットとしては二流、指揮官として前線に長く留まらせるためにも基本はスタックの安全な位置に置きたい -- 名無しさん (2018-10-07 01:22:21)
  • 階級が高いうえ優秀な指揮と高い生存能力、MA以外全て乗れる適正。前線指揮官としては理想的といってよい隠れた優良キャラだったりする -- 名無しさん (2018-10-07 03:00:31)
  • ZZのみの登場人物では唯一SSから登場している。 -- 名無しさん (2020-09-27 21:35:39)
  • 格闘戦に優れ指揮もまずまずとガルスJや量産バウを任せるのも悪くない。 -- 名無しさん (2020-09-28 01:48:35)
  • 新生ジオンではザンジバルに乗ると壁と指揮を兼ねられて良い。搭載機に乗り換えて追い打ちもできる。 -- 名無しさん (2021-04-24 21:53:14)
  • 新生ってVE以外ではドワッジ改ですら生命線になってる超カツカツ勢力じゃなかったっけ。このオッサンをMSパイロットじゃなく盾にする余裕あるだろうか -- 名無しさん (2021-04-24 22:10:55)
  • デラーズ編でアライメントかアフリカ制圧時に加入してくれてもよさそうなものだが -- 名無しさん (2022-06-23 00:04:58)
  • ↑2 ロンメルは射撃が低くドワッジ改も特別硬い機体ではないので、ドワッジ改は射撃面で上回るクランプやアコースに回し、ロンメルを艦船にという配分はなくもない。 -- 名無しさん (2022-06-23 00:52:44)
  • 耐久が高くて指揮が高くて左官。これだけで活躍は約束されたようなものである。 -- 名無しさん (2022-06-23 21:18:41)
  • ↑3 デラーズはギレン派だから馬が合わないと判断されたのかね… -- 名無しさん (2022-10-13 16:56:44)
  • 25話を見て、色々と加筆しますた -- 名無しさん (2022-10-15 10:39:21)
  • 指揮能力と耐久17が光る前線指揮官タイプ。直接戦闘よりも集団戦で能力を発揮するタイプで、少し指揮が高すぎる気もするが原作の能力を再現できている。 -- 名無しさん (2023-06-10 10:36:12)
  • ま、今更だけど。ブライトさんもZZに出演してたし、SS版からいらっしゃった。 -- 名無しさん (2023-09-18 16:43:26)
  • パイロットとしては射撃が10に届かずやや高い格闘以外見る物がない…けれど、高い耐久と反応のお陰でスタック前列に立たせても怖くない貴重な指揮官。 -- 名無しさん (2023-09-18 19:38:39)
  • ドズルと同じタイプの高い指揮と耐久が売りなんだけどジオン系の低耐久MSのお陰で乗せる機体に苦労する。MAに乗れたら序盤アッザム、中盤グラプロ、後半ビグザムと防衛・攻略に活躍できた -- 名無しさん (2023-09-30 08:48:16)
  • 使えるシナリオはジオン本国とアクシズはパイロット多いしアクシズは佐官少ないしバウやザク3改までは余ったグワ系にでも乗せて置いとけばいいかなって思う -- 名無しさん (2023-09-30 13:12:14)
  • CPUアクシズで何故かキュベレイに乗っていることがある。キュベレイ生産時にハマーンが負傷中だとMS適性のある高階級のキャラが配備されるとかそういう法則があるのだろうか。 -- 名無しさん (2024-08-24 04:21:15)
  • キュベレイの再生産はハマーン機が撃破されることがほぼ確定の条件。本来はハマーンが復帰した際に使用する機体だったはず。証拠にハマーンとロンメルが負傷中の場合は他パイロットがいるにも関わらずキュベレイは無人で出撃してくる。おそらく開発段階ではハマーン以外乗せるつもりはなく、キュベレイに搭乗規制をかけたつもりがロンメルだけ抜けていた単純な設定ミスの可能性が1番高い。 -- 名無しさん (2024-08-24 06:05:46)
  • 内部設定上はララァも最優先がキュベレイだから乗るはず -- 名無しさん (2024-08-24 06:48:29)
  • 今更だけど新生ジオン編で使えるのは何でだろう。ドズルの部下だったとかそういう設定があるのだろうか。 -- 名無しさん (2024-10-06 17:58:25)
  • それはおそらく小説版ZZで「ガルマの部下だったので同じザビ家のミネバに協力する」というセリフがあることから。 -- 名無しさん (2024-10-06 22:31:49)
  • ガルマの部下設定は初めて知ったわ。どこの派閥に属してるのか分からないキャラだった。 -- 名無しさん (2024-10-06 22:57:10)
  • 地上軍は基本ガルマの部下で、ガルマはキシリアの部下なのだが、ロンメルはあえて例外にしてあるんだろうな。正統ジオンはシャアがニタ研の関係で所属、シャアが所属しているので潜水艦隊も正統で、ロンメルとビッターはノンポリ(特定のザビ家をひいきしていないという意味で)でガルマとギレンに分配って感じか。なおギニアスはデギン派だが系譜ではギレン派閥に組み込まれている。 -- 名無しさん (2024-10-07 16:28:31)
  • SS版ギレンの野望だと地球降下作戦の司令官だった ちなみに部下には何故かシーマが -- 名無しさん (2025-04-01 22:51:21)
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最終更新:2025年04月01日 22:51