番号 | 略名 | 正式名 | ||||
031 | ジャミトフ | ジャミトフ・ハイマン | ||||
階級 | NT値 | 戦艦 | 航空 | 車両 | MS | MA |
大将 | - | ○ | ○ | ○ | × | × |
ランク | 指揮 | 魅力 | 射撃 | 格闘 | 耐久 | 反応 |
S | 15 | 16 | 10 | 6 | 11 | 8 |
A | 14 | 15 | 9 | 5 | 10 | 7 |
B | 13 | 14 | 8 | 4 | 9 | 6 |
C | ||||||
D | ||||||
E |
参加陣営 | 参加時期 | 離脱 死亡 |
地球連邦 |
第2部 ティターンズ発足時 ジャミトフ・ハイマン(連邦)から変化 大将B(階級ランク引継 高い方優先) |
ティターンズ発生で離脱 |
ティターンズ | 最初から 大将B |
機動戦士Ζガンダム
ティターンズ版のジャミトフ。
原作アニメでは政治家としては暗躍しているものの、戦闘には殆ど関与しなかったためか、戦闘ステータスは中堅艦長レベルであり、決して強くはない。肝心の指揮も総大将14名の中ではグレミーと同値(ランクSで指揮15)とあまり高くはないのだが、ティターンズ編は指揮官キャラの質・量ともに貧弱なため、ステータスの割にかなり重宝される。
ジャミトフ以上の指揮を持つバスクはシナリオ中盤に粛清されるケースが多く、一方のシロッコは大尉スタートかつイベントで留守になる期間が長く、指揮範囲を形成できる少佐に達するまで時間を要してしまう。それ以下となるとガディはまだしも、ジャマイカンやテッドはいないよりはマシ程度。おまけにシナリオ序盤はイベントでジャミトフとテッド以外の指揮官3名が不在となる時期もあり、原作とは違ってジャミトフ閣下に政治をやらせている余裕はなく、常に激戦区で指揮を奮ってもらうのが良いだろう。
なおシロッコが佐官に昇進すると、彼の指揮範囲を上書きする存在ともなってしまう。指揮・魅力ともその差は1だが、ランクによってそれ以上の差がつくことも。前述の通りシロッコは不在期間が長く、昇進後も戦場が集中するまでは別の場所で戦えば良いだけなのだが、終盤の決戦時には1人だけ留守番ということも(粛清されるバスク以外は初期階級少佐以下なので、昇進してなければシロッコの指揮は上書きしない)。
地球連邦編でも第2部でティターンズと組めば使用可能だが、艦長キャラが溢れ返っている地球連邦編では間違いなく埋没してしまうため、やはりティターンズ編で総大将を務めてこその閣下である。
また、ジャミトフ閣下に限らずMSに搭乗できない艦長は経験値を稼ぎづらいのだが、ティターンズ編ではGファイターが開発できないため、それを経由してMSに乗せる裏技が使えず、エゥーゴから開発プラン奪取をお祈りするしかない。コアブースターⅡで強力なMSの後列に配置するのが最善だが、それでも攻撃が集中すると落とされる。生殺しを利用した経験稼ぎで小勢を相手取るのが一番安全だろう。
地球至上主義を掲げ、ティターンズを創設した老将。階級は大将。
軍人ではあるものの、大陸復興公社総裁やインターナショナル国債管理公社総裁を務めているなど、どちらかと言えば策謀に秀でた政治家寄りの人物であり、機動戦士Zガンダムの作中でも戦闘指揮を執った事は無い。そのため、ティターンズの実務の多くを軍事部門の責任者であるバスク・オムに任せていた。
しかし、キリマンジャロなどの地上拠点を次々と失陥した事に端を発したティターンズの勢力低下に加え、バスクら過激派の暴走とそれを世界に暴露したクワトロのダカール演説による組織のイメージダウンで連邦からの支持を失い、本来なら敵であるアクシズとの同盟交渉に臨まざるを得なくなってしまった。その上、新参者のパプテマス・シロッコの野心を制御できないままアクシズのハマーンとの交渉が決裂した結果、ついにシロッコに見限られて暗殺されてしまった(マンガ版では、銃ではなく短剣で殺される。しかもゼダンの門の通路)。
機動戦士Zガンダムの物語は、ティターンズ=弾圧者=悪という構図(エゥーゴはエゥーゴで出資者たちに縛られている)には単純にはなっておらず、思想的にもとても複雑なのだが、その複雑さを生み出している元凶がこのジャミトフである。
表向きはスペースノイドを弾圧する地球至上主義者。しかし、本当の目的はその弾圧でおきる戦争によって地球の経済活動(つまり地球を汚染し続ける根源)を崩壊・破滅させ、地球の環境改善を行おうというもの。ギレン・ザビの影響を受けたとされるジャミトフの向かうところは、つまるところ経済活動を宇宙に完全に移すことによる地球環境改善のため、実は真の目的がエゥーゴと大して変わらないという点に、Zの分かりにくさがある。
バスクと同じく極悪人に思われることが多いが、スペースノイドへの憎悪だけで動いている節があるバスクに対して、ジャミトフ自身はバスクの過剰な弾圧政策を苦々しく考えている描写が有った。さらに本編中では、スペースノイドに差別的な発言をしたりといった直球的な描写が全くなく、本当にスペースノイドへの憎悪で動いているのかどうかすら怪しい面がある。見方によってはアースノイドがもつ反スペースノイド感情を自身の目的のために利用しているだけとも見える。
エゥーゴがティターンズに対抗する存在として結成されたのに対して、それを結成させることすらはじめから織り込み済みだったという点では、ブレックスよりも数段深い人物であるとはいえるかもしれない……のだが場合によってはその表向きの思想のため単純な極悪人にされてしまう。また、デフォルト勢力の総大将なのに、なぜかパッケージイラストはシロッコに奪われて登場していない。いろいろな意味では損な人である。
なお「エゥーゴと実は目的がほぼ同じ」と言うのはマンガ版ではページを割いての明言があるため、こちらではやや分かりやすいと言える。また本シリーズでのブレックスの会話は、この辺りをきちんと踏まえたものとなっている。
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