災はばらまかれた

 サンタナが出陣の準備を整えてすぐさま紅魔館へと向かい、訪れた静寂。
 僅かな時間で特に進展したことはなく、静寂の中でカーズが沈黙を破る。

「では、サンタナがいない間の我らの方針を決めようと思うが、その前にだ。」

 外出はできないが、地下の通路は様々な場所へとつながっており、
 此処に留まっていても、パチュリーと合流するのは第四回放送の時。
 日数ですら瞬き程度の時間と称するカーズ達も、今回ばかりは話が別だ。
 漠然と時間が過ぎるのを待つ場合ではない。合理的主義であるカーズなら当然の考え。
 次なる方針を決めようと話を始めるも、その前に一つの疑問の解決が必要だった。

 本来ならばサンタナにも話を聞いてもらうべきだったが、
 DIOの闘いに集中するところに余計な考えを与えるべきではないと判断した。
 そうでなくても些末な内容であり、サンタナがいても何か変わるかとは思えないものだ。
 わざわざ引き留めてまで聞かせることでもない。

 ・・・・・・DISCについては別だったのだが、過ぎた以上仕方ないと割り切った。

エシディシが相手にしたのは火車と言ったな。
 となれば、こいしの言う火焔猫燐と見ていいだろう。」


 カーズが問うのは、先の一方的な蹂躙。
 誰一人として傷を負わせることができなかった、四つの柱。
 生還したのはパチュリー・ノーレッジただ一人のモンスターハウス。 
 そのパチュリーでさえ指輪と言う、時限爆弾をつけてのお帰りだ。
 柱の男にとっては大したことではない。鬱陶しい羽虫を落とす行為を、
 いちいち気に留める程彼らは短い生を生きているわけではない。
 しかし、その落とした羽虫が気がかりなのだ。

「おう。こいしにも様をつけてたし、間違いはねえな。」

ワムウの相手は風を操ると言ったところから、射命丸文だろうな。」

 こいしの情報で得た幻想郷の住人の容姿、能力。
 燐と文も(後者は断片だが)どちらも情報と一致しているので、間違いはない。
 ホル・ホースは情報がなく、特に気に留めるところはないのでそのまま話が進む。

「ではなぜ、その二人が放送で呼ばれてないのか、だ。」

 ワムウとサンタナの闘いを優先抜きにしても、正直死者などどうでもいい。
 ジョースターの一人や、シュトロハイムなど見知った相手や気がかりな相手はいれども、
 所詮十二時間を生きることができなかった脆弱な存在。心底どうでもいいレベルだ。
 しかし、死んでいたはずの存在が呼ばれてないとなれば、少々引っかかることがある。
 エシディシが相手にしたのはぐずぐずの肉塊に溶解し、ワムウに至っては捕食した。
 誰がどう見ても全員死亡している。燐の死体なら死体もまだミュージックルームに残っている。

「俺も同じことを思っていた。
 似たような奴がいる・・・・・・にしても、
 格好、能力、種族が同じ。同じ家計ならともかく、
 火車の奴の家族でも血がつながってない連中だからな。」

 こいしが嘘をついていたのであれば話が別だが、
 ほかの持っていた情報はちゃんと一致している。
 身内を庇う為の嘘・・・・・・と言うわけでもない。
 ワムウが最初に出会った同じ身内の空の情報は一致しており、
 他の幻想郷に関する情報もまた断片で曖昧なものもあるが、いずれも外れてはない。

「念のため確認するか。悪いがワムウ、死体を持ってきてくれるか?」

 もしかしたら、あの状態で生きているのかと思い、ワムウへと確認を仰ぐ。
 確認だけなら持ってこなくてもいいが、どうせなので腹の足しにでもしておく算段だ。

「畏まりました、エシディシ様。」

 智がないわけではないが、頭脳においては二人を超えてるとはいいがたい。
 自分がいたとて主の役には立てないのと、主の命令もあってワムウは動く。
 ワムウが離れている間も、二人の考察は進む。

「個人的な感情を抱いてるようでもなかった。
 こいしの情報は紛れもない本物と断定できる。
 では放送で呼ばれなかったのは、どういうことか。」

 記憶した死者を名簿から線で引いてみるが、
 やはり燐と文の名前が呼ばれていない。
 柱の男の記憶力で間違えるはずはなく、
 文と燐は死亡していない可能性が浮上する。

「荒木達が把握してない、あるいは誤認ってのはどうだ?」

「こいしの死亡はカウントされた。
 と言うことは、此処も監視下におけるはずだ。
 荒木が何らかの事情があったとして確認を怠るとも思えん。」

 『荒木には勝てない、だから殺し合うしかない』と言う信用。
 その信用を失えば、殺し合いをするのが不毛となりかねなくなる。
 殺し合いを停滞させたくないならば、より一層慎重に扱うべきところだ。
 抜け穴がある主催者では、反抗されても何らおかしくないのだから。

「となれば、スタンドか?」

 スタンドの知識こそ得てきた彼らだが、それでもまだにわかだ。
 そういう影武者を作る能力もありうるという結論に至るのは早い。

「可能性は高いだろうな。」

「エシディシ様、お持ちしました。」

 話し込んでると、ワムウが無残な死体を抱えて戻ってくる。
 肉塊と化した燐の死体をエシディシは受け取り、それを取り込む。
 触れてからも生きている様子はなく、捕食もすんなりと終わってしまう。

「ふ~~~~~む、これが妖怪か。
 ちょいと人間よりは多いってところだな。」

 人間でも波紋使いでも吸血鬼でもない、妖怪の栄養。
 エシディシは食玩の中身を期待する子供のように何かを期待するも、
 特に思っていたほどの結果ではなく、少々落胆してしまう。
 食事など触れるだけでできる呼吸同然の行為ではあるのだが、
 妖怪と言う貴重な存在を頂ける機会に、期待しすぎた故に落胆も大きい。

「間違いなく死んでいるな。
 誤認の可能性も否定できないが、
 スタンド能力のほうがまだありえそうだな。」

「誰かの人格や能力を他者に投影し、影武者を作る能力、
 或いは当人の姿を模倣して、使役する能力・・・・・・か?」

 ほかにもいくつか出てきそうではあるだが、
 とりあえずパッと思いついたのはこの二つになる。
 前者は死者の順番が早かったものから挙げられることで、
 偶然にもこいしの後の死者が丁度三人と言うことから仮説にできた。
 先ほど戦ったのがヴァニラ、トリッシュ、ディアボロの三人なら間違いではないし、
 肉体の操作も可能なら、こいしの情報のヴァニラ・アイスの容姿が一致しないのも頷ける。

 後者もコピーであれば、死者として判定されないのも妥当なことだ。
 いうなればディエゴの使役する恐竜みたいなものであり、
 それが参加者ではない判定をされていれば妥当な話である。

 ・・・・・・正解は並行世界の同じ人達を影武者として大統領が放ったという、
 若干当たっているような推測ではあるものの、
 こんな変則的な答えに至れる人は、そうはいないだろう。

「仮説とは言え、我らすら模倣できる可能性のある存在。
 仮想敵よりも目先の敵を優先するべきだが、警戒はしておけ。」

 もしも自分たちがコピーされたのならば。
 戦うのには一苦労するのは間違いはない。
 サンタナも未完成ながら流法を手にした今、
 一族の誰が模倣されても難敵になるだろう。

「一先ずこの話は終わりだ。
 それで、次に行動の方針だが・・・・・・」

「ああ、カーズ。行動方針についてなんだが、ちょいといいか?」

「どうした?」

「さっきは気が変わったと言ったが、俺も紅魔館に行ってもいいか?
 いや、俺でなくてもカーズやワムウでも、誰でも構わないんだがな。」

 気が変わったと言って舌の根も乾く前に、またもや向かうとの宣言。
 サンタナが負けると思うから行くとか、そういうのではないらしい。
 自分を含めた誰でも構わないという注釈により、少々答えに詰まる。

「サンタナが向かった場所へ何がしたい、エシディシ。」

 誰でも構わないとなれば私情と言うわけではないと思うが、それは違う。
 誰でもいいならば、注釈せずに最初からそういえばいいだけのことだ。
 わざわざ自分から率先して行きたいと言うことは、
 自分でなければならない理由があるということに繋がる、

「何、ちょいと思ったことがあってな───」





「サンタナが着く前にDIOがすでに斃されていた場合、どうするんだ?」

「・・・・・・確かに失念していたな。」


 エシディシに言われるまで、考えていなかった。
 パチュリーとの第四回放送で此処で合流をする際は、
 不在の際は(一方的で理不尽とは言え)ちゃんと考えていたが、
 サンタナの成長を見たからなのかは不明だが、完全に蚊帳の外だった。
 放送では今のところDIOは死亡してないようではあるが、
 決闘の間に何らかの理由で死亡に至っていた場合はどうするか。
 DIOを倒せるような参加者が他にいてもおかしくはないだろう。
 すでにカーズは吸血鬼に辛酸をなめさせられ、エシディシも見逃す形とは言え指を喰われた。
 ワムウも逃げざるを得ない状況に追い込まれたりで、下克上は十分にあり得る。
 カーズからすれば、DIOは倒されればそれで構わなかった。
 合理的主義な彼である以上、貰える益はなんだって貰う。
 しかし、サンタナにとっては別。彼はDIOを倒さなければ、
 自分たちに認められるためのチャンスすら与えられないのだから。

「奴は躍起になった今騙るとは思えんが、
 もしもDIOが斃されていたのなら、
 その斃した奴を調べる必要があるだろう?
 あいつは成長したとてまだ頭の回転は鈍い。
 誰か一人ぐらいついて行くべきだと思ったんだが、
 俺はさっき気が変わったと言った手前で気が引ける。
 お前らが行かないと言うであれば、俺が行くつもりだ。」

 言うことに一理はあるのだが、それにしては妙だ
 エシディシは今までサンタナに肩入れや贔屓はしてない。
 いかに流法と言う新たな可能性を見出したとしても、
 遣いに行かせた息子が心配で様子を窺う親のような過保護ではない。

「・・・・・・一理はあるが、本音はなんだ。」

 『行ってみたい』という好奇心が出ている表情は
 ジョセフと戦うのを楽しみにしていた時のようで、
 それが建前なのは目に見えており、なんとなく察してはいたが、問い質してみる。
 種も仕掛けもわかる手品を見るような心境で。

「DIOとやらか、そいつを斃した奴がいれば見てみたい、それだけだ。」

 予想通りの回答で、やれやれと少し呆れ気味に首を横に振るカーズ。
 彼らからすれば吸血鬼など、ピザトーストやステーキのような存在だ。
 その吸血鬼がカーズを追い詰めたとなれば、興味を抱くのも頷ける。
 敗北を喫したカーズにとっては、その考えは複雑なものなのだが。

「まあ、これは半分冗談としてだ。 
 紅魔館とは大層でかい館らしいじゃあないか。
 なら、書庫の一つや二つあると俺は見込んでいる。」

 幻想郷でも特に名のある場所ならば、情報も多くあるはずだ。
 多くの参加者がそう思うも、強敵の存在に忌避することが多いところを、
 彼らにとっては苦ではなく、むしろ強敵の枠に分類される。
 忌避せず、ガンガン突き進むものだ。

「何かしらの情報収集には向いているだろう。
 サンタナはDIO以外は任せちゃあいない。
 参加者の首以外に持ち帰るとも思えんからな。」

 決闘の直前に書物を漁りこそしたし、
 先ほど情報交換もしたものの、それでもまだまだだ。
 エシディシの言葉はもっともで、本を持ち帰ってくるのも、
 集めた情報をペラペラと喋るサンタナのイメージは余りできない。
 何より、一世一代の大勝負と言ってもいいチャンスで躍動した今、
 それ以外において眼中にあるのかすら怪しくなっている。

「となれば、ワムウは選択肢としては除外されるな。
 何らかの戦闘で巻き添えになる可能性のほうが高い。」

 神砂嵐は柱だろうと容易に崩壊させる砂嵐の小宇宙。
 そんなもの使われては、いくら紅魔館がこの洋館よりも広くとも、
 場所によっては書庫をまるごと吹き飛ばしかねない。

「で、カーズと俺になるわけだが、
 カーズは紅魔館以外に行く場所はあるか?」

 何が何でも行きたいと言う、露骨に見えるエシディシの本音。
 特に自分やワムウを優先する理由もないため別に構わないのだが、
 それはそれとして、残った二人の行動方針をどうするかだ。

「永遠亭だな。正確には、傍の『スペースシャトル』とやらが何か気になる。
 模型と言うのだから大したものはなさそうだが、調べてみる必要はあるだろう。」

 地図上に明記された場所は名前だけでおおよそは理解できたが、
 ただ一つ想像すらできないのが、スペースシャトルの模型。
 多くの参加者にとっては何かは分かっているものなので気にも留めないが、
 カーズ達の場合は話が別だ。

 スペースシャトルは千九百七十年に設計、および製造が始まった。
 カーズ達が眠りから目覚め、波紋戦士と戦ったのは千九百三十八年。
 数十年も未来の話である以上、カーズ達はそれを知る術はない。
 スペースシャトルについての情報を、彼らは一切把握できてないのだ。
 名前から宇宙関係だと関連付けるが、あくまで関連付けたものであって、
 構造自体は全く予想できず、ゆえに興味がある。

「紅魔館へ向かうという行動については構わんが、
 行きでも帰りでも構わん、近くのジョースター邸にも寄ってもらう。」

「ジョースター邸か、確かに寄る必要はあるか。」

 ジョジョと呼ばれる参加者を中心とした存在。
 もしかしたら、何か手がかりがあるかもしれない。
 或いは、それに気づいた参加者を狙った行動も取れる。
 位置的にも紅魔館に近く、さほど時間も取られない場所だ。

「ワムウは東の命蓮寺へと向かってもらう。
 幻想郷でも名のある場所ならば、何かしらあるやもしれぬ。」

「畏まりました。」

 主の命と言うのは当然として、ワムウには異論はない。
 ジョセフ、魔理沙、徐倫。三名の行方のあてはない現状、
 特に異議を申し立てることもないからだ。
 これはついでに近いが、こいしが関わっていた場所でもあり、
 わずかながらに命蓮寺への興味もあったりする。

「カーズは永遠亭、ワムウは命蓮寺、俺はジョースター邸と紅魔館。
 綺麗に三方向に分かれているな・・・・・・戻る時間帯はどうする?」

「どこも我らならば戦いがあろうと往復数時間だ。
 仮に、このエリアが禁止エリアに指定される前にも到着はするだろう。
 この場に戻り、誰かがいなければ、向かうと決めた場所を調べに行けばいい。」

「サンタナには俺から伝えておこう。では───」

「待てエシディシ。」

 意見も方針も概ね終わった。
 ならばいる意味はなく、動き出そうとするも今度はカーズが止めに入る。
 まだ何かあるのかと思い振り向くと同時にカーズの方から飛んでくる円盤、
 大したスピードもなければ攻撃目的でもないので、簡単に受け止める。

「スタンドをろくに見ていないのはお前だけだ。
 知るよりも身に着けるほうが理解が早いだろう。
 使い方は頭に円盤を突っ込めば勝手に入る。」

 先ほどパチュリーから強奪したディスク。
 此方もサンタナとワムウの決闘で保留としていたものだ。

「それについては、このスタンドの能力次第だ。
 俺の力に劣るようなスタンドなら、持っても仕方ねえしな。
 例えば肉体を変化させるとか、炎を操るとかじゃあ役に立たない。」

 そんな風に辛口な意見を言うものの、
 実際のところは楽しみでもあったりする。
 ホル・ホースのときのちらりとしか見てないスタンド。
 殆ど口伝でしか理解を得てない未知なる力とは何なのか。
 そんな期待は、DISCを頭に挿し込んだ瞬間に終わりを告げる。

「ん?」

「どうした。」

「こいつ、スタンドDISCじゃあないぞ。」

「何?」

 カーズはスタンドDISCと思っていたが、
 パチュリーがスタンドDISCとは一言も言ってない。
 記憶DISCと言うもう一つのパターンがあることを知らず、
 DISCはすべてスタンドDISCだとばかりにカーズは思っていた。
 フラッシュバックの如く出てくる記憶で普通なら混乱するが、
 そこは闇の一族。整理など必要もなく容易く内容を把握してしまう。
 ついでなのでと、情報の共有に二人にもこのディスクを挿し込む。

「スタンドは得られなかったが、収穫はあるな。」

 大した情報と言うわけではないものの、
 徐倫やウェザー、そしてこいしから聞いてたとは言えプッチ神父。
 いくらか得られるものはあったので、悪くはない。(エルメェスもあるけど。)
 それが今後役に立つかどうかは別として。

「さて、必要なものは終わりだな。行くぞ。」

 別に大して相談する内容でもなければ、
 必要な情報は記憶DISCがすべて語った。
 今度こそ、ここに留まる必要はどこにもない。

「カーズ様、エシディシ様。僭越ながらご武運を。」

「ワムウも油断・・・・・・は、しねえか。」

「一番不安なのはエシディシだ。
 別行動をとった途端に死ぬんじゃあないぞ。」

 赤石を探すため三人ともバラバラに行動する直前が、
 カーズにとっては最期に見たエシディシの姿だ。
 情報収集のために散り散りになる今は、それと重なって僅かながらに不安を感じていた。

「合理的主義のお前が俺の心配とは珍しいな。」

「今はこうして三人、いや四人揃っているが、
 このカーズとっては全員が過去の存在になっている。
 多少は気がかりになってもおかしくはないだろう。」

「ま、気を付けておくかねぇ。
 例のスタンド使いの可能性もあるしな。」

「ワムウ、お前もだ。戦中の死は戦士として誉だろうが、生還を重視してもらうぞ。」

「カーズ様のご命令とあらば。」

「では・・・・・・往くぞ!」

 地下道にて三つの柱は散り散りとなって目的地へ向かう。
 熱風の後ろから駆ける狂人は西へとその熱を更に送り込む。
 強者との戦い、再戦を望みし武人は東へと疾走する。
 頂点に君臨せし、邪人にして魔王は南へと行進を始めた。



 このバトルロワイヤルに闇の一族と言う災厄はばらまかれた。



【D-3 地下/真昼】

【カーズ@第2部 戦闘潮流】
 [状態]:胴体・両足に波紋傷複数(小)、シーザーの右腕を移植(いずれ馴染む)、再生中
 [装備]:狙撃銃の予備弾薬(5発)
 [道具]:基本支給品×2、三八式騎兵銃(1/5)@現実、三八式騎兵銃の予備弾薬×7、F・Fの記憶DISC(最終版) 、幻想郷に関する本
 [思考・状況]
 基本行動方針:仲間達と共に生き残る。最終的に荒木と太田を始末したい。
 1:永遠亭へ向かい、スペースシャトルを確認したい。
 2:幻想郷への嫌悪感。
 3:DIOは自分が手を下すにせよ他人を差し向けるにせよ、必ず始末する。
 4:この空間及び主催者に関しての情報を集める。パチュリーとは『第四回放送』時に廃洋館で会い、情報を手に入れる予定。
 5:『他者に変化させる、或いは模倣するスタンド』の可能性に警戒。(仮説程度)
 [備考]
 ※参戦時期はワムウが風になった直後です。
 ※ナズーリンタルカスのデイパックはカーズに回収されました。
 ※ディエゴの恐竜の監視に気づきました。
 ※ワムウとの時間軸のズレに気付き、荒木飛呂彦、太田順也のいずれかが『時空間に干渉する能力』を備えていると推測しました。
 またその能力によって平行世界への干渉も可能とすることも推測しました。
 ※シーザーの死体を補食しました。
 ※ワムウにタルカスの基本支給品を渡しました。
 ※古明地こいしが知る限りの情報を聞き出しました。また、彼女の支給品を回収しました。
 ※ワムウ、エシディシ、サンタナと情報を共有しました。
 ※「主催者は何らかの意図をもって『ジョジョ』と『幻想郷』を引き合わせており、そこにバトル・ロワイアルの真相がある」と推測しました。
 ※「幻想郷の住人が参加者として呼び寄せられているのは進化を齎すためであり、ジョジョに関わる者達はその当て馬である」という可能性を推測しました。
 ※主催の頭部爆発の能力に『条件を満たさなければ爆破できないのでは』という仮説を立てました。


【エシディシ@ジョジョの奇妙な冒険 第2部 戦闘潮流】
 [状態]:上半身の大部分に火傷(小)、左腕に火傷(小)、再生中(捕食により加速)
 [装備]:なし
 [道具]:基本支給品(元はナズーリンのもの)
 [思考・状況]
 基本行動方針:カーズらと共に生き残る。
 1:西の紅魔館へ情報収集。行きか帰り、どちらかでジョースター邸にも向かう。
 2:1のついでに、DIOか、或いは斃した奴を拝む。サンタナを見守るつもりはないが、観戦はしてみたい。
 3:神々や蓬莱人、妖怪などの幻想郷の存在に興味。
 4:静葉との再戦がちょっとだけ楽しみだが、レミリアへの再戦欲の方が強い。
 5:地下室の台座のことが少しばかり気になる。
 6:『他者に変化させる、或いは模倣するスタンド』の可能性に警戒。(仮説程度)
 [備考]
 ※参戦時期はロギンス殺害後、ジョセフと相対する直前です。
 ※ガソリンの引火に巻き込まれ、基本支給品一式が焼失しました。
 地図や名簿に関しては『柱の男の高い知能』によって詳細に記憶しています。
 ※レミリアに左親指と人指し指が喰われましたが、地霊殿死体置き場の死体で補充しました。
 ※カーズからナズーリンの基本支給品を譲渡されました。
 ※カーズ、ワムウ、サンタナと情報を共有しました。
 ※ジョナサン・ジョースター以降の名簿が『ジョジョ』という名を持つ者によって区切られていることに気付きました。
 ※主催の頭部爆発の能力に『条件を満たさなければ爆破できないのでは』という仮説を立てました。
 ※幻想郷の鬼についての記述を読みました。
 ※並行世界の火焔猫燐を捕食したことで回復速度が増しましたが、
 死体なので人より多い程度で、期待するほどの回復は見込めません。
 (『一万と二千年の孤独』より。ただ、個人差で上下するかも。)





(報告する程のことでもないから黙っていたが・・・・・・いつの間に消えた?)

 東へ疾走するワムウにも、一つだけ気がかりがあった。
 それはエシディシに頼まれて死体を持ち運ぶときのことだ。
 射命丸文の片翼は、捕食せずにおいていたはず。
 だが、いつの間にか片翼がどこかへと行ってしまったのだ。
 死体ならともかく、消えたのは死んだ存在の片翼。
 そんなどうでもいいことを報告できるはずがなく
 ワムウは従者として、指示に従った。

(死者に挙がってないのと関連している、のだろうか。)

 放送で呼ばれなかったのと消えた片翼、
 何か理由があるのかと思うが、考えるのをやめる。
 もしかしたら、サンタナが出立の準備で捕食したのかもしれないし、
 神砂嵐の余波で吹き飛んだ可能性だってある。考えるだけ無駄だ。
 それに生きていたとしても、背中を見せて逃げた臆病者に過ぎない。
 ワムウにとっては大した相手ではなく、歩みを強めた。



【ワムウ@第2部 戦闘潮流】
 [状態]:疲労(中)、身体の前面に大きな打撃痕、
 [装備]:なし
 [道具]:基本支給品
 [思考・状況]
 基本行動方針:掟を貫き、他の柱の男達と『ゲーム』を破壊する。
 1:東の命蓮寺へと情報収集。好敵手足りうる存在がいれば戦う。
 2:空条徐倫(ジョリーンと認識)と霧雨魔理沙(マリサと認識)と再戦を果たす。
 3:ジョセフに会って再戦を果たす。
 4:『他者に変化させる、或いは模倣するスタンド』の可能性に警戒。(仮説程度)
 [備考]
 ※参戦時期はジョセフの心臓にリングを入れた後~エシディシ死亡前です。
 ※カーズよりタルカスの基本支給品を受け取りました。
 ※スタンドに関する知識をカーズの知る範囲で把握しました。
 ※未来で自らが死ぬことを知りました。詳しい経緯は聞いていません。
 ※カーズ、エシディシ、サンタナと情報を共有しました。
 ※射命丸文の死体を補食しました。


 ※今回追加の三人共通事項
 ・F・Fの記憶DISCで六部の登場人物、スタンドをある程度把握しました。

 ・『他者に変化させる、或いは模倣するスタンド』の可能性に警戒してます。
 ただし、仮説の域を出ていないため現時点ではさほど気にしません。

 ・大統領が並行世界の射命丸文の片翼を回収したことには気づいていません。

 ※廃洋館エントランスホールが半壊しています。
 ※ミュージックルームに頭のつぶれたホル・ホースの死体が放置されていましたが、
 それを出立の前にサンタナが捕食したかどうかは後続の書き手にお任せします。





186:Ёngagemənt 投下順 188:太田がやってくる
183:鬼人サンタナ VS 武人ワムウ 時系列順 181:和邇の橋
183:鬼人サンタナ VS 武人ワムウ エシディシ 195:夢見るさだめ
183:鬼人サンタナ VS 武人ワムウ ワムウ 200:星屑になる貴方を抱きしめて
183:鬼人サンタナ VS 武人ワムウ カーズ 194:寒地GUYDance

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最終更新:2021年06月10日 23:05