人工衛星(日本)

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人工衛星(日本) - (2018/06/16 (土) 15:29:08) の1つ前との変更点

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&image(800px-H-IIA_F12_launching_IGS-R2.jpg) &small(1){&font(Black){※出典:ウィキメディア・コモンズ H-IIA 12号機によるIGSレーダ2号機の打ち上げ([[https://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:H-IIA_F12_launching_IGS-R2.jpg]])}} 異世界への転移によって[[日本>日本国]]がそれまで保有していた人工衛星は全て失われ、GPS等の測位衛星も利用できなくなった。 しかしながら人工衛星は現代社会にとって不可欠な技術である上、召喚先の世界情勢は緊迫しており軍用衛星の需要は地球時代以上に増しており、結果、世界で唯一人工衛星を配備運用可能な日本は、単独で大量の人工衛星を打ち上げねばならなくなった。 [[web版53話>https://ncode.syosetu.com/n6408bv/53/]]時点で4機の[[情報収集衛星>https://ja.wikipedia.org/wiki/情報収集衛星]]が運用されていることが確認されているが、その他の人工衛星については不明。 今後の予定として、経済効果や精密爆撃能力の獲得を目的に[[日本版GPS衛星>https://ja.wikipedia.org/wiki/衛星測位システム]]の打ち上げを行い、1642年から数えて3年以内(web版はパーパルディア皇国戦から5年以内)実用化を目指している。 この他にも、偵察衛星による常時監視体制の構築の必要性が作中で唱えられており、弾道ミサイル保有国家の出現に対する備えと合わせて、早期警戒衛星の機能を付与した偵察衛星の配備が予定されている。 しかしながら、転移先の惑星は地球よりも衛星打ち上げに不利な環境であることが書籍版で語られており、そのためのH-ⅡB改造など関係者各位は対応に追われている様である(打ち上げ重量低下問題、に詳細を記述)。 ---- &anchor(打ち上げ重量低下問題){} 打ち上げ重量低下問題 #openclose(show=クリックで表示,border:1;){ 転移先である新惑星は地球よりも巨大であり、このため人工衛星をの打ち上げに際しても''打ち上げ重量の大幅な低下''という問題が発生している。 これについて、web版ではH-ⅡBの能力を説明する際の文頭に“地球であれば”と記される形で仄めかされる程度であったが、書籍版第3巻ではロケットの打ち上げ能力が大幅に低下している事が明記されている。 また、上記の情報収集衛星を2機打ち上げる為に用いられたH-ⅡBに(突貫で)改造が施されていることが言及されており、この経験をフィードバックした新型ロケットの登場が示唆されている(登場する場合の時期は中央暦1642年頃)。 } &anchor(独自考察){} 独自考察&small(1){&font(Black){※公式からの情報ではないため注意}} #openclose(show=クリックで表示,border:2;){ ''※注意:以下に記載されている記事は読者個々人による独自の考察によるものであり、公式の情報ではありません。'' なお、この問題が明確に提議され始めたのはブログの感想欄に投稿された[[リンク先のコメント>http://mokotyama.sblo.jp/article/180485631.html#comment]](8月8日23時57分)であり、この方の計算によると(前述、および[[リンク先のコメント>http://mokotyama.sblo.jp/article/180679924.html#comment]](09月21日8時1分))によると、新惑星での打ち上げ能力はH-ⅡA/Bで低軌道に対して1.7t程度となるとの事。これは地球での打ち上げ重量である15t~19t(低軌道)と比較して''10分の1前後''の大幅な減少である。 これに対する裏付けとして、ペイロード1.7tをH-ⅡBで打ち上げたと仮定した時のΔVの計算を以下に示す。 ①新惑星での第一宇宙速度 新惑星の半径は、外周(10万Km)÷π÷2より、15,195km。重力加速度は地球と変わらず9.8m/s^2である。 これを第一宇宙速度を求める式、v=√g×R(g:重力加速度、R=惑星の半径)に代入すると v=√15,915×10^3×9.8より、12,488m/s。 以上より第一宇宙速度はおよそ12.5km/sとなる。(地球の第一宇宙速度は7.9km/s) ②H-ⅡBで低軌道に投入可能なペイロード 全質量:202 +(76.5×4)+ 20 + 3.2 + 1.7 = 532.9(t) SRB燃焼終了時質量:142.2 + 42.2 + 20 + 3.2 + 1.7 = 209.8(t) ΔV = 9.8m/s^2 * 307.3 * ln(532.9 / 209.8) = 2807.3(m/s) SRB分離後質量:142.2 + 20 + 3.2 + 1.7 = 167.1 MECO時質量:24.2 + 20 + 3.2 + 1.7 = 49.1 ΔV = 9.8m/s^2 * 440 * ln(167.1 / 49.1) = 5281(m/s) 1段目/フェアリング分離後質量:20 + 1.7 = 21.7 SECO時質量:3.4 + 1.7 = 5.1 ΔV = 9.8m/s^2 * 448 * ln(21.7 / 5.1) = 6357.6(m/s) 2807.3 + 5281 + 6357.6 = 14445.9(m/s) なぜ第一宇宙速度の12.5km/sに対して約14.5km/sも?、と思われるでしょうが、第一宇宙速度はあくまで“これを越えると人工衛星になる”という最低限のラインであるため、ある程度速く打ち上げないと軌道投入してすぐに大気圏突入してしまう。 実際の(地球での)打ち上げの場合でも第一宇宙速度である7.9km/sよりも2km/s程速く軌道投入されている。 作中で言及されている強化型H-ⅡBについて -書籍版で示唆された新型ロケット(強化型H-ⅡB)については登場予定時期が中央暦1642年頃(=西暦2018年)であるため、現在開発中で西暦2020年実用化予定の[[H3ロケット>http://www.rocket.jaxa.jp/rocket/h3/]]とは別のロケットである。 -強化型H-ⅡBで情報収集衛星2機が打ち上がっている事から、打ち上げ能力は低軌道で4t程度と推測される。 -上記の能力は第1・2段の燃料搭載量が1.5倍程になる事で達成可能なことから、施された改造の規模の大きさがうかがい知れる。(なお計算表に数字を当てはめただけの精度の低い計算なのであまり過信はしないでください) } **作中での活躍 ---- [[アルタラス>アルタラス王国]]に存在する[[ムー]]の空港の使用許可を求める際に、日本外交官の[[柳田]]がムー大使の[[ユウヒ]]に人工衛星で撮影した写真を提示し、彼を驚愕させた。 同様の事は[[神聖ミリシアル帝国]]でも起きており、帝前会議にて[[グラ・バルカス帝国]]本土の場所を把握するために日本製の地図が提示された事から日本が人工衛星を有している事が知れ渡り、[[僕の星]]と同様の物を実用化している事から[[皇帝ミリシアル]]は[[日本>日本国]]に対し興味を持つ様になる。 [[エストシラント沖大海戦]]では事前偵察によって、攻撃目標となる[[パーパルディア皇国]]海軍本拠地の場所を[[RF-4E]]と共に発見する。 また、衛星写真により[[アニュンリール皇国]]が他国に隠れながら高度な文明を築いている事や、[[魔導戦艦>魔導艦]]を有していることを暴いている。 (順次加筆をお願いします) #table_color(#aae){} |~&big(){関連項目}| |&bold(){[[用語]]}|[[日本国]]|[[僕の星]]|&link_anchor(人工衛星について,page=小ネタ){人工衛星について}| ---- ''※既存のコメントに返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。'' #pcomment(reply,enableurl,20) [[過去のコメント>コメント/人工衛星(日本)]] &link_edit(text=ここを編集,page=人工衛星(日本))
異世界への転移によって[[日本>日本国]]がそれまで保有していた人工衛星は全て失われ、GPS等の測位衛星も利用できなくなった。 しかしながら人工衛星は現代社会にとって不可欠な技術である上、召喚先の世界情勢は緊迫しており軍用衛星の需要は地球時代以上に増しており、結果、世界で唯一人工衛星を配備運用可能な日本は、単独で大量の人工衛星を打ち上げねばならなくなった。 [[web版53話>https://ncode.syosetu.com/n6408bv/53/]]時点で4機の[[情報収集衛星>https://ja.wikipedia.org/wiki/情報収集衛星]]が運用されていることが確認されているが、その他の人工衛星については不明。 今後の予定として、経済効果や精密爆撃能力の獲得を目的に[[日本版GPS衛星>https://ja.wikipedia.org/wiki/衛星測位システム]]の打ち上げを行い、1642年から数えて3年以内(web版はパーパルディア皇国戦から5年以内)実用化を目指している。 この他にも、偵察衛星による常時監視体制の構築の必要性が作中で唱えられており、弾道ミサイル保有国家の出現に対する備えと合わせて、早期警戒衛星の機能を付与した偵察衛星の配備が予定されている。 しかしながら、転移先の惑星は地球よりも衛星打ち上げに不利な環境であることが書籍版で語られており、そのためのH-ⅡB改造など関係者各位は対応に追われている様である(打ち上げ重量低下問題、に詳細を記述)。 &image(800px-H-IIA_F12_launching_IGS-R2.jpg) &small(1){&font(Black){※出典:ウィキメディア・コモンズ H-IIA 12号機によるIGSレーダ2号機の打ち上げ([[https://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:H-IIA_F12_launching_IGS-R2.jpg]])}} ---- &anchor(打ち上げ重量低下問題){} 打ち上げ重量低下問題 #openclose(show=クリックで表示,border:1;){ 転移先である新惑星は地球よりも巨大であり、このため人工衛星をの打ち上げに際しても''打ち上げ重量の大幅な低下''という問題が発生している。 これについて、web版ではH-ⅡBの能力を説明する際の文頭に“地球であれば”と記される形で仄めかされる程度であったが、書籍版第3巻ではロケットの打ち上げ能力が大幅に低下している事が明記されている。 また、上記の情報収集衛星を2機打ち上げる為に用いられたH-ⅡBに(突貫で)改造が施されていることが言及されており、この経験をフィードバックした新型ロケットの登場が示唆されている(登場する場合の時期は中央暦1642年頃)。 } &anchor(独自考察){} 独自考察&small(1){&font(Black){※公式からの情報ではないため注意}} #openclose(show=クリックで表示,border:2;){ ''※注意:以下に記載されている記事は読者個々人による独自の考察によるものであり、公式の情報ではありません。'' なお、この問題が明確に提議され始めたのはブログの感想欄に投稿された[[リンク先のコメント>http://mokotyama.sblo.jp/article/180485631.html#comment]](8月8日23時57分)であり、この方の計算によると(前述、および[[リンク先のコメント>http://mokotyama.sblo.jp/article/180679924.html#comment]](09月21日8時1分))によると、新惑星での打ち上げ能力はH-ⅡA/Bで低軌道に対して1.7t程度となるとの事。これは地球での打ち上げ重量である15t~19t(低軌道)と比較して''10分の1前後''の大幅な減少である。 これに対する裏付けとして、ペイロード1.7tをH-ⅡBで打ち上げたと仮定した時のΔVの計算を以下に示す。 ①新惑星での第一宇宙速度 新惑星の半径は、外周(10万Km)÷π÷2より、15,195km。重力加速度は地球と変わらず9.8m/s^2である。 これを第一宇宙速度を求める式、v=√g×R(g:重力加速度、R=惑星の半径)に代入すると v=√15,915×10^3×9.8より、12,488m/s。 以上より第一宇宙速度はおよそ12.5km/sとなる。(地球の第一宇宙速度は7.9km/s) ②H-ⅡBで低軌道に投入可能なペイロード 全質量:202 +(76.5×4)+ 20 + 3.2 + 1.7 = 532.9(t) SRB燃焼終了時質量:142.2 + 42.2 + 20 + 3.2 + 1.7 = 209.8(t) ΔV = 9.8m/s^2 * 307.3 * ln(532.9 / 209.8) = 2807.3(m/s) SRB分離後質量:142.2 + 20 + 3.2 + 1.7 = 167.1 MECO時質量:24.2 + 20 + 3.2 + 1.7 = 49.1 ΔV = 9.8m/s^2 * 440 * ln(167.1 / 49.1) = 5281(m/s) 1段目/フェアリング分離後質量:20 + 1.7 = 21.7 SECO時質量:3.4 + 1.7 = 5.1 ΔV = 9.8m/s^2 * 448 * ln(21.7 / 5.1) = 6357.6(m/s) 2807.3 + 5281 + 6357.6 = 14445.9(m/s) なぜ第一宇宙速度の12.5km/sに対して約14.5km/sも?、と思われるでしょうが、第一宇宙速度はあくまで“これを越えると人工衛星になる”という最低限のラインであるため、ある程度速く打ち上げないと軌道投入してすぐに大気圏突入してしまう。 実際の(地球での)打ち上げの場合でも第一宇宙速度である7.9km/sよりも2km/s程速く軌道投入されている。 作中で言及されている強化型H-ⅡBについて -書籍版で示唆された新型ロケット(強化型H-ⅡB)については登場予定時期が中央暦1642年頃(=西暦2018年)であるため、現在開発中で西暦2020年実用化予定の[[H3ロケット>http://www.rocket.jaxa.jp/rocket/h3/]]とは別のロケットである。 -強化型H-ⅡBで情報収集衛星2機が打ち上がっている事から、打ち上げ能力は低軌道で4t程度と推測される。 -上記の能力は第1・2段の燃料搭載量が1.5倍程になる事で達成可能なことから、施された改造の規模の大きさがうかがい知れる。(なお計算表に数字を当てはめただけの精度の低い計算なのであまり過信はしないでください) } **作中での活躍 ---- [[アルタラス>アルタラス王国]]に存在する[[ムー]]の空港の使用許可を求める際に、日本外交官の[[柳田]]がムー大使の[[ユウヒ]]に人工衛星で撮影した写真を提示し、彼を驚愕させた。 同様の事は[[神聖ミリシアル帝国]]でも起きており、帝前会議にて[[グラ・バルカス帝国]]本土の場所を把握するために日本製の地図が提示された事から日本が人工衛星を有している事が知れ渡り、[[僕の星]]と同様の物を実用化している事から[[皇帝ミリシアル]]は[[日本>日本国]]に対し興味を持つ様になる。 [[エストシラント沖大海戦]]では事前偵察によって、攻撃目標となる[[パーパルディア皇国]]海軍本拠地の場所を[[RF-4E]]と共に発見する。 また、衛星写真により[[アニュンリール皇国]]が他国に隠れながら高度な文明を築いている事や、[[魔導戦艦>魔導艦]]を有していることを暴いている。 (順次加筆をお願いします) #table_color(#aae){} |~&big(){関連項目}| |&bold(){[[用語]]}|[[日本国]]|[[僕の星]]|&link_anchor(人工衛星について,page=小ネタ){人工衛星について}| ---- ''※既存のコメントに返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。'' #pcomment(reply,enableurl,20) [[過去のコメント>コメント/人工衛星(日本)]] &link_edit(text=ここを編集,page=人工衛星(日本))

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