あじ・だはーか
外伝・新世界異譚Ⅱ「孤独の戦士たち」におけるラスボス。親個体は存在せず溶岩から自然発生した巨大で凶暴な
邪竜種。
3つの頭を持ち、体色は黒から赤のグラデーション。全高100m、全長300m、翼幅320mという超巨体ながら、飛行も可能。
ただし第6巻162ページの記述によれば、海上を移動する能力を持たない。すなわち長距離の飛行は不可能で、かつ泳げない。
エスペラント王国の北方数十km、バグラ火山の火口に封印されていたが、エスペラント王国を滅ぼす最終手段として、
ダクシルドと部下たちによって封印が解かれ王国に襲いかかる。
空間断絶と振動波を組み合わせることで、狙った空間のあらゆる物を分子レベルで粉砕するという強力な魔法を使い、小さな山なら消滅させる
文字通りの怪獣。
岡曰く、キ◯グギドラ。
ただし、強大な攻撃力を持つ反面物理への防御力は高くなく、20mm機関砲弾で体に穴が空いたり、
90式空対空誘導弾の直撃で頭部が吹き飛ばされてしまう程度でしかない。
しかしそれを補う様に、千切れた首が瞬く間に復元してしまうほど高い再生能力を持ち、不死に近い。
再生能力を封じる唯一の方法は、
3つの頭を同時に破壊することで、理論上この方法以外では、どんな攻撃でも仕留める事はできない。
強大な存在であったが、
サフィーネの祖母セシーリャが残した絵から、それに気づいた
岡たちによってあっけなく倒された。
復活時は怒りと空腹でそう見えなかったが、実は知性も備えている。ただし
光翼人並みかそれ以上に傲慢な性格。
かつて
古の魔法帝国がこの邪竜を使役しようとしたが手に負えず、当時の技術では倒すこともできなかったため封印したという経緯がある。
元ネタは、ペルシア神話及びゾロアスター教の伝承に登場する悪神アンラ・マンユ(アーリマンとも)が、自身の眷属として創造した怪物、アジ・ダハーカであると思われる。
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〔最終更新日:2025年03月13日〕
最終更新:2025年03月13日 14:41