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男子の本懐

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【男子の本懐】

アフガニスタンでタリバンに拉致され、殺害された伊藤和也さんに関しての日記
アフガンでタリバンと思われる集団に拉致された日本人、伊藤和也さんらしき人の
死体が発見されたとのニュース。
危険が最近増している現地での農業指導に、信念を持って当たったからには
このような死も覚悟の上であったろう。
いたずらに嘆くより男子の本懐と讚えたい。
とはいえ、彼の所属していたペシャワール会の、武装も警備も一切なしに会員に
現地活動を勧める姿勢はやはり問題ありだと思う。ペシャワール会代表の中村医師の、
「われわれは憲法9条を守っているからタリバンだって手を出さない」
という言葉が空虚なものだったことがこれで明らかになってしまったわけだ。
裏モノ日記」2008年8月27日

まず、おかしいのは「いたずらに嘆くより」である。
…あのなあ、伊藤さんの死が判明してまだ間もないんだから、みんな悲しみに沈んでいるに決まっているじゃないか。
それに対して「嘆くな」とは、あなたは一体何様なのか。「いたずらに」って伊藤さんの死をまったくもって嘆いていない唐沢に言われたくないよ。

そして、「男子の本懐」である。
「DAICON7」での逃走劇とそれについての数々の言い訳を見ていると、唐沢が「男子」だとはとても認められないのだが、そもそも唐沢は「男子の本懐」というものをまるで理解していない。
「男子の本懐」といえば、浜口雄幸が東京駅で銃撃され手術を受けた後で漏らした言葉である。
また財部彪の日記に浜口が「たとえ玉砕しても男子の本懐ならずや」と語っていたことが記されていることからも、浜口が激動の時代の政治に命懸けであたっていたことがわかる。
しかし、それは浜口自身が覚悟を持っていたという話であって、周囲の人間がその死を「讃えたい」と思うかどうかは疑問である(やはり浜口の死は非業の死なのだから)。
それに伊藤さんは死を覚悟していたわけではない。

ただただアフガニスタンの復興を手助けしたいというまっすぐな気持ちにあふれた文章である。
伊藤さんは出来る限りアフガニスタンで農業を指導するために精一杯働きたかったに違いないのだ。
アフガニスタンで志半ばで斃れたことが伊藤さんの「男子の本懐」であるとは自分にはとても言えない。
それから、ペシャワール会についてもあれこれ言っているが、そのような話題は唐沢には高度すぎるのでやめておいた方がいいと思う。まあ、話題にしたらそれはそれで新たな検証のネタになるから当方としては別に構わないのだけど。

…やはり、話はどうしても「DAICON7」での逃走劇へと戻ってしまう。
藤岡さんの来訪に怯え、そのくせ虚勢を張るという、まるで「男子」とは思えない唐沢がどうして「男子の本懐」について語るのか。いや、「男子」ではないからこそ軽々しく「男子の本懐」を語るのだと言った方がいいのか。
自分は「もしも戦争になったら、こういう人が戦場に若者を送り込むんだろうなあ」としみじみ感じてしまったのだが(唐沢は年齢的にも身体的にも戦場に行く可能性は無いし)。
安全な場所から他人の仕事を誉めそやしたり貶めたりする卑劣さがよくわかる事件であった。いや、ホントに藤岡さんから逃げたショックでおかしくなってるんじゃないか?


最終更新:2017年05月25日 22:05