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【ジューンブライド】
6月に結婚する花嫁をジューンブライドといって祝福するが、
あの言葉実は“できちゃった婚”に由来するという説がある。
そんな説はない。表題では、「説がある」どころか、「『ジューンブライド』という
言葉は、 “できちゃった婚”にその起源がある。 」と断定までしているが。
しかも、それに続く説明を読むと、唐沢俊一はまるで、ジューンブライドという
言葉が、50 年かそこら前の日本を起源とすると信じているのかとも思えてくる。
昔(50年くらい前まで)は、恋人同士がどこかでセックスをしようと思っても、
その場所がなかなか見つけられなかった。
いまのように、どこにでもラブホがある時代じゃなかったのだ。
とくに田舎では村中が顔見知りで、未婚の男女がつれこみ旅館などを利用すれば、
アッという間にそこらにその事実が広まってしまう。
家ではもちろん、両親から祖父母、イトコハトコまでが同居しているような状態で、
勝手にコトを行うなんてことはとてもできない。
結局、恋人たちが安心してセックスできるのは、春の暖かい季節になって、
草むらや麦畑で、というシチュエーションだった。
「♪誰かさんと誰かさんが麦畑」
という歌は、あれは見たままを歌った歌だったのでありますね。
これが4月後半から5月。
そこでヤッちゃって、メンスがその後ないことに気がつき、彼女から実は赤ちゃんができたの……
と告げられ、仕方なく結婚、というダンドリになるのが6月なのだ。
ジューンブライドは、野外セックス(アオカン)の後始末なのだ。
『唐沢俊一の雑学王』 P.148
4月後半から5月に「ヤッちゃって」、それから妊娠が分かって結婚するには、
6月というのは早過ぎるような気もするのだが。
だいたい、唐沢俊一の説明は、「ジューンブライド」という「言葉」の起源が表題に
なっているのにもかかわらず、どの辺の国または地域で最初に言われるようになった
と想定しているのかすらわからない……。
大家族との同居の有無にも住宅事情にも気候にも地域差はあるだろうに。
上記 (3) にも関連するが、ジューンブライドなんて、
ヨーロッパでは気温も天気もちょうどよいかも知れないが、
6 月に梅雨が重なる日本でよくやるよなあ――と
昔 (25 年くらい前?) のオジさん週刊誌でも目にした覚えがある。
まだ、出来ちゃった婚などという言葉もなく、妊婦の
結婚式が一般的でなかった頃
(結婚式はなしで、という選択肢もあるのだから) に、
すでにジューンブライドという言葉が輸入済みだったことだけは確か。
最終更新:2017年05月21日 09:05