株主総会(かぶぬしそうかい)は、株式会社に必ず設置される最高意思決定機関。


概要

「株主総会」自体の詳しい解説はここでは省くが、簡単に言えば、株主が参加して株主会社の方針や重要事項(取締役や監査人など)を決定する機関である。大抵、質疑応答の時間が設けられており、株主が直接会社に質問や意見をできる貴重な機会でもある。

界隈においては、けものフレンズプロジェクトに参加している企業、その中でもカドカワ株式会社(後の株式会社KADOKAWA)と株式会社テレビ東京ホールディングス*1の株主総会をKFPアンチが重視していたこともあって、話題に上がることがあり、実際に質疑応答でけものフレンズ騒動に関する質問がされたことがある。

本記事では、界隈で話題に上がった株主総会を時系列順で解説する。

カドカワ株式会社 第4期定時株主総会

2018年6月20日10時から、ホテル椿山荘東京のプラザ棟5階「オリオン」で開催。

前年のたつき監督降板事件以降初めてのカドカワの株主総会であり、たつきの「カドカワさん方面よりのお達し」発言もあって注目されていた。株主の中からも、騒動に関する質問が複数なされた。

総会では、井上伸一郎によって、KADOKAWAはあくまで出資13社中の1社であって製作委員会の一員でしか無く、解任について決定権を持っておらず、KADOKAWAのみでなく各社の統一した意見であると見解が示された。また、監督解任というよりは、製作委員会からの要望にヤオヨロズがマッチせず、制作体制の折り合いがつかなかったとしている。

また、解任騒動初期において、たつきの「カドカワさん方面よりのお達し」発言からカドカワ(KADOKAWA)やグループ会社のドワンゴが槍玉に挙げられたことについて、問題解決に尽力したことをアピールすれば良いのではという質問に対して、ドワンゴは事故に巻き込まれたと認識しており、井上伸一郎とともに尽力したが関係者の溝を埋めることは出来なかったため、声高に言うべきでは無いと考え自制してきたと川上量生が答えた。

後述ピョコタン氏によるレビュー(14:15より)



カドカワ株式会社 第5期定時株主総会

2019年6月20日10時より、ホテル椿山荘東京のバンケット棟5階「グランドホール椿」で開催。

同年3月のけものフレンズ2炎上事件以降初めてのカドカワの総会であり、昨年から引き続きKFPアンチから注目されていた。昨年同様、株主からも質問が複数なされた。

総会の模様をTwitterで報告したすずき*2によって、アニメの製作委員会で出資比率の少なさから制作会社の利益が少ないことについて、福原慶匡が推しているパートナシップ方式を意識した質問がされ、それに対して井上伸一郎が、出資に積極的な会社も抑えたい会社もあり都度都度話し合っていると回答した。


すずきの質問と井上伸一郎、松原眞樹の回答


@michsuzu

Q(すずき) アニメ製作委員会では一般的に制作会社の出資比率が低いため、良い作品を作りヒットしても報われず、不満が生まれたり、倒産したりする。一方、レアケースの制作会社の出資比率が高めの作品、コミックス・ウェーブ・フィルムや京アニの作品は質が高くなる傾向にある→ #カドカワ株主総会
午後0:21 · 2019年6月20日·Twitter Web Client


@michsuzu

→ 関連商品の売上が大きいKADOKAWAとしては、自社の出資比率は低くてもいいはず。IPの価値がより高まりやすくするため、事業に継続性が生まれやすくするため、製作委員会で制作会社の出資比率が高くなるように働きかけるお考えはあるか #カドカワ株主総会
「製作委員会方式に並ぶ選択肢がもっとあっていい」ヤオヨロズ福原Pが展望するアニメビジネスの未来像 (アニメ!アニメ!)(魚拓)

午後0:21 · 2019年6月20日·Twitter Web Client




@michsuzu

井上伸一郎:製作委員会への出資比率は作品によってまちまちで、KADOKAWAはテレビアニメは30作品ほど、劇場アニメは数作品に出資。少額出資もある。制作会社の出資比率は高いに越したことはないが、財務的な体力、将来のビジョンなどで、考え方はさまざま #カドカワ株主総会
午後0:21 · 2019年6月20日·Twitter Web Client


@michsuzu

井上:出資に積極的な会社もあれば、体力を高めるために出資をおさえたい会社もある。都度都度よくよく話し合っている。日本のアニメ会社の成長をサポートしていきたい #カドカワ株主総会
午後0:21 · 2019年6月20日·Twitter Web Client


@michsuzu

井上:ちなみに細田守作品、スタジオ地図については日本テレビも加えてLLP(有限責任事業組合)を作っていて、制作会社の力を入れていけるようにしている

松原:アニメは極めて重要な戦略分野。今後とも出資比率合わせて考えていく #カドカワ株主総会
【数土直志の「月刊アニメビジネス」】製作委員会を越える仕組みは可能か? 「ポプテピピック」から「未来のミライ」までの新潮流(アニメハック)(魚拓)

午後0:21 · 2019年6月20日·Twitter Web Client


(魚拓)

また、2017年のデイリーニュースオンラインによる記事を基に、テレビ東京がKADOKAWAや吉崎観音を悪くしようとしているとか、吉崎観音がテレビ東京に脅迫されているといった陰謀論めいた質問があったが、井上伸一郎が否定し、テレビ東京が一個人を脅迫するようなことはないとの見解を示した。
なお、この質問をした人間は、原稿やスケッチボードを用意していたが、発言を急かされた上緊張していたため活かせなかった模様。*3


質問と井上伸一郎の回答


@michsuzu

Q デイリーニュースオンラインの『けものフレンズ』記事を読んだが、「テレビ東京は悪くない、みんなKADOKAWAと原作原案者の吉崎観音さんが悪い」と書かれている。これはテレビ東京が書かせた記事なのでは → #カドカワ株主総会
けものフレンズ監督降板騒動「功労者をのけものにする」KADOKAWAの企業体質(デイリーニュースオンライン) (魚拓)

午後1:24 · 2019年6月20日·Twitter Web Client


@michsuzu

→ また、けものフレンズわーるどの文字が物議をかもしていて、吉崎さん以外が書いたという声がある。けもフレ2の設定もみるに、吉崎先生はテレビ東京に脅迫されているのでは。たつき監督と吉崎さんが直接協議して仲直りしては。そうすればウェブサービス部門も黒字にできる #カドカワ株主総会
https://twitter.com/michsuzu/status/1141562366670229505

@michsuzu

井上:「吉崎さんが脅迫されているのでは」という趣旨だが、事実関係として、当社ではそのような直接の関係は把握していない。「テレビ東京のような会社では一個人、特にクリエイターを脅迫することはないのではないか」と考えている #カドカワ株主総会
https://twitter.com/michsuzu/status/1141562370336018432

(魚拓)

同人サークル「Project ICKX」で活動しているVolvoxによって、けものフレンズ2がプローモーションに見合った売上を出せているのかという質問があったが、井上伸一郎は、KADOKAWAのメインはBlu-rayの売上で発売数は平均よりも高く、プロモーションには見合っているとの回答があった。


Volvoxの質問と井上伸一郎の回答


Volvox

@Volvox_aureus

カドカワ株式総会で けものフレンズ2の売上について質問した株主です。まずはBRの売上について回答してくれた事に感謝します。売上が第1期よりも低いのは想定内でした。また「第2期の売上が悪いから けもフレというコンテンツを終了する」事が避けられそうで安心しました。#カドカワ株式総会

午後7:08 · 2019年6月20日·Twitter Web Client


@michsuzu

Q 今年1~3月に放送された『けものフレンズ2』について。3カ月楽しませていただき、お礼申し上げる。全国で先行上映会を開催するなど、大がかりなプロモーションを行ったが、それに見合うだけの売上があったのか、もしくは見込まれるのか #カドカワ株主総会 https://kemono-friends.jp

午後2:13 · 2019年6月20日·Twitter Web Client


@michsuzu

井上:『けものフレンズ2』は複合的にさまざまな商品が出ている。KADOKAWAのメインはBlu-ray。一期には及ばないが、普通のテレビアニメの発売数の平均値はクリアしている。イベントやグッズなども続々出てくるので、総合的にプロモーションに見合った売上に達するのではとみている #カドカワ株主総会
午後2:13 · 2019年6月20日·Twitter Web Client


(魚拓)

後述ピョコタン氏によるレビュー(1:40より)



株主会社テレビ東京ホールディングス 第9回定時株主総会

2019年6月25日10時より、東京ドームシティホールで行われた。

けものフレンズ2炎上事件以降初めてであり、特に、Twitterで炎上した細谷伸之の所属企業がテレビ東京であったため、注目が集まっていた。

総会内では、たつきの脚本費・台本印税未払い発言に絡めて、脚本が田辺茂範からたつきに変更されたにも関わらず支払われていなければ下請法違反ではないかとし、また、けものフレンズ2の制作途上でヤオヨロズとたつきが降板したことについても独占禁止法や下請法に違反しているのではないかという質問があった。それに対して、専務取締役(当時)の田村明彦が、脚本印税についてテレビ東京での二次使用については契約に基づいて報酬を支払っていると説明し、監督解任については製作委員会の総意であってアニメ制作ではままあることと聞いていると見解を示した。


質問全文 改行以外原文ママ。長文注意


2年前に放送された「けものフレンズ」で監督を務めた尾本達紀さんが昨年9月「脚本料や脚本印税を一円ももらっていない」と発言しています。「けものフレンズ」の脚本担当者は「田辺茂範」名義でしたが、2017年5月26日に「たつき」名義へ変更されています。
脚本担当者と認めたにもかかわらず、脚本料や、2017年8月の再放送やあにてれ配信などの二次使用に係る脚本印税等について、報酬を支払わないのは、下請法禁止事項の「買い叩き行為」等に該当していませんか。
 また、本年1月から3か月放送された続編「けものフレンズ2」の製作は本来前作から引き続いて尾本達紀さんに依頼されていたのですが、尾本達紀さんが所属するアニメスタジオの福原慶匡(よしただ)プロデデューサーによれば、制作途上の2017年8月、テレビ東京も参加している製作委員会から、具体的理由の告知なしに突然降板を宣告されたそうです。このように一方的な「けものフレンズ2」製作からの解任は独占禁止法禁止条項の「優越的地位の濫用」や、下請法禁止条項の「不当な給付内容の変更」等に該当していませんか。
 尾本達紀さんに対するテレビ東京の処遇は妥当なのか、違法性の有無も含めて見解を御教示願います。
 このような質問をさせて頂いた理由を補足させて下さい。今、アニメ番組の制作現場は著しく劣悪な環境におかれています。先ほどの尾本達紀さんのように、ろくな報酬も与えられず、突然仕事を取り上げられたりする。後任のアニメ製作所も納期を繰り上げられ連日連夜の激務の末に病気で入院した社員もいたと聞き及んでおります。
【アニメのテレ東】と呼ばれるほどアニメ番組を大事に守ってきたはずのテレビ東京が、クリエイターを搾取し、使い捨てている事実は遺憾という他ありません。
 尾本達紀さんは「けものフレンズ2」の仕事を打ち切られた後、失意のあまり筆を折ろうかとすら思ったそうですが、外資系企業のアマゾンと協力して「ケムリクサ」というアニメを「けものフレンズ2」と同時期に放送配信しました。アニメ番組の人気の尺度のひとつにブルーレイディスクの売り上げがありますが、「ケムリクサ」の1枚目はヒット作と言っていい水準の15000枚以上売れています。対して尾本達紀さんが抜けた「けものフレンズ2」はオリコンチャートによれば1枚目第1週が僅か458枚、ここに計上されない枚数もあるそうですがあきらかに大差がついた。実力ある尾本達紀さんを「けものフレンズ2」から追放したテレビ東京の経営判断には到底共感できかねますが、それより私が懸念するのは、才能ある日本のクリエイターが今後外資系企業に流出するのではないかということです。正当な地位や対価を与えられなかった研究者や技術者が海外へ引き抜かれ、日本の工業界が技術開発力を失い始めているのと構図が似てはいないでしょうか。このままでは日本のアニメ産業が空洞化しないでしょうか。そうなればテレビ東京の経営にも関わります。「けものフレンズ2」事案でテレビ東京への信頼感が揺らいでいる視聴者も少なからず存在します。【アニメのテレ東】だからこそ、クリエイターをもっと大事にして下さい。


質問全文が書かれた紙


なお、Crystal_14氏のブロマガに実際に書き起こされた質疑応答は以下である。


該当部分のみ抜粋

【文字起こし】テレ東HD株主総会2019【質疑応答】(Crystal_14のブロマガ)より(魚拓)

株主(180番):
二年前に放送されましたけものフレンズという番組があってそこで監督を務めた尾本達紀が昨年九月に脚本料や脚本印税を一円ももらっていないと発言しています。けものフレンズの脚本担当者は、放送開始時には田辺茂範さん名義でしたが、二年前2017年5月26日にたつき名義に変更されています。脚本担当者と認めたにもかかわらず脚本料や、2017年8月の再放送やあにてれの配信などの二次仕様にかかる脚本印税等について、報酬を支払わないのは、下請法に違反していないでしょうか。
また、本年一月から三ヶ月間放送された続編のけものフレンズ2の制作は本来前作から引き継いでこの尾本達紀さんが依頼されていたんですが、この所属されているアニメーションスタジオの福原慶匡プロデューサーによると、制作途上の2017年8月テレビ東京も参加している製作委員会から、具体的理由の告知なしに突然降板が宣告されたという事です。
このように一方的なけものフレンズ2制作からの介入は、独占禁止法禁止事項の優越的地位の乱用、とか下請法禁止事項の不当な給付内容の変更等に該当していないでしょうか。
ともかく、尾本達紀さんに対するテレビ東京の処遇が妥当なものなのか、違法性の部分も含めて見解をお願い、ご教示願います。
あとあの、こんな質問をさせていただいた理由、説明させてください。
今アニメ番組の制作現場は著しく劣悪な環境にあります。先ほどの尾本達紀さんのように、報酬も与えられず、突然仕事を取り上げられたりする、後任のアニメ制作プロも納期を切り上げられ、連日連夜の激務の末に、深く体調を崩し、入院した社員も居たと聞き及んでおります。
アニメのテレ東と呼ばれるほどにアニメ番組を大事に大事に保ってきたはずのテレビ東京が、クリエイターを酷使し、使い捨てている現状は、遺憾と言うほかございません。
尾本達紀さんはけものフレンズ2の仕事を打ち切られた後に、失意の後に筆を折ろうかとすら思ったという話なんですけれども、その後外資系企業のAmazonと協力してケムリクサっていうアニメを、けものフレンズ2と同時期に放送を最近しました。アニメ番組の人気の尺度の一つにBlu-ray Discの売り上げがあると思うんですけれども、
(※尾本達紀:アニメーション監督「たつき」の本名。けものフレンズ(1期)では監督・シリーズ構成・脚本を担当)
(※田辺茂範:Age Global Networks社所属の脚本家)

議長:
株主様、失礼致します。

株主(180番):
はい。

議長:
先ほど、申し上げましたように、株主様以外にも大勢お見えでございますので、

株主(180番):
失礼しました。

議長:
質問は承りました。

株主(180番):
じゃあ、最後に一つだけ。
クリエイターのことを大事にしてあげてください。
以上です。

議長:
勿論、大事にしているつもりでございますが、今の質問、2つありました先ほど私お一人一回一問と言うことを申し上げましたので、今の質問、前半を中心に、けものフレンズについての私どもの見解ということで、一つの質問としてお受け致します。
それでは、この質問に関しましては田村専務からご回答申し上げます。

田村明彦専務:
担当の田村です。議長の指名によりお答え申し上げます。
まず最初の、脚本印税の件についてなんですが、
弊社の処理、失礼、二次利用の発生、そういったものすべて、契約書に則って支払いをしております。
それから、監督の交代につきましてはですね、製作委員会の総意、まあアニメの制作においてはですね、ままあることであるとそういうふうに聞いておりますが、製作委員会の一人と言うことで、関係~(?)で承っております。
以上報告申し上げました。

また、連帯労働組合関西地区生コン支部(通称・関西生コン)の活動家が逮捕された事件をテレビ東京が報道しなかったことは忖度ではないかという質問に対して、専務取締役(当時)でジャーナリストの石川一郎が、政治勢力に忖度して報道しないことはなく、社会に必要なことを報道していくと答えた。

議長の小孫茂が、10時49分に質問をあと一問でどうかと問うたが、延長動議の声が上がった。それに対して議長は、声が上る前に多数決で過半数を確認したとして、動議を退けた。

質疑応答の最後には修正動議が提出されたが、その後の採決では原案が可決され修正案は否決された。

反応
総会に参加したすずき氏は、質疑応答が20分程であり短かったとして、十分に質問を受け付けたとは言い難いと評した。

また、監督解任について、KADOKAWAと同様に製作委員会の総意との見解を示し、これが2017年の「けものフレンズ」の映像化プロジェクトに関するご報告でヤオヨロズの方から辞退したと発表したことと矛盾しているという指摘がKFPアンチよりされた。

総会の直後、IRサイトに質疑応答の概要が掲載されたが、6問中2問が未掲載であり、掲載されていたものも内容を省いたものであったためKFPアンチを中心に批判を浴びた。

第9回定時株主総会の概要(魚拓)の2ページ目より

Q1.アニメ「けものフレンズ」の監督が⼆次利⽤の印税を受け取っていないと主張しているが︖
脚本料や⼆次利⽤の印税は契約書にのっとってすべて⽀払っている。

Q2.報道について、特定の圧⼒などを受けて偏った報道をしていないか︖
特定の団体や圧⼒に忖度せず、社会に必要とされると判断したものを放送している。報道機関として様々な社会現象・経済政策を⾊々な⾓度から幅広く報道し、視聴者の皆様に考えていただける材料を提供している。放送法に基づき政治的中⽴を守っている。

Q3.放送法改正に関連して、NHKの同時配信は⺠業圧迫なのではないか︖
NHKの肥⼤化は脅威だが、⺠放として引き続き努⼒し、視聴者の皆様からのご⽀持をいただいた上で⺠放の存在を理解していただく。NHKに関する議論についてはいろいろな場で話されるべきだと思う。

Q4. 2018年度決算では先⾏投資で利益が伸びなかったが、先⾏投資とは具体的に何か︖
例えば新本社移転やBS4K開始に関わるスタジオ・新しい技術などの設備投資、競争が激化しているアニメの競争⼒強化のために投資した。

その後、すずき氏が、上記概要で省かれていることや、それに対する批判からガバナンスに疑問があり議事録を確認して公開することを理由として、テレビ東京ホールディングスに議事録の閲覧を請求して、実際にテレビ東京ホールディングスの本社に赴き議事録を確認した。これによると、議事録には修正動議の提出も含めてすべての質問と回答が掲載されていた模様。

すずき氏が担当者に聞いたところ、株主総会概要は総会終了から2時間を目安に公開しているもので、毎年4~5問を取り上げており取捨選択に他意はないとした。また、質疑応答を早く打ち切ったことについて、議長の判断であるとした。*4

なお、関西生コンの件については、KFPアンチの一部がテレビ東京の追求材料として取り上げた他、反マスメディア的思想を持つ動画投稿者のワイトキングが動画で取り上げて騒動とともにお問い合わせを呼びかけた。

盗撮

なお、この回の株主総会は上記関西生コン疑惑関係で隠し撮りされた物がYouTubeにアップロード*5されており、KFPアンチによってニコニコ動画に転載されている。

株式会社KADOKAWA 第6期定時株主総会

後述ピョコタン氏によるレビュー(2:15より)



株式会社KADOKAWA 第7期定時株主総会

2021年6月22日開催の株主総会内での騒動に関する情報を記す。
株主総会直後の報告では「社長が騒動の件で他の株主にも責められて逃げた」とされていたが、その後漫画家兼YouTuberのピョコタンによって実際の状況は異なっていた事がわかった。
(9:20より)


ピョコタンについて


漫画家。副業としてYouTuberをやっている。
月刊コロコロコミックやゲームラボで連載をもっていた。
自称任天堂信者。20代の頃から任天堂の株を持っており、同社の株主総会にも出席している。
一部のゲームファンの間では5ちゃんねるのハード・業界板のノリを漫画の作風などに持ち込む人物として認知されており、ハード・業界板でもピョコタンの名前があがることがある。
ゲームライターのジャンクハンター吉田やオレ的ゲーム続報@JINのJINと交流があり、任天堂へのネガティブキャンペーンを行う彼らとの親交があるため、本当に任天堂信者なのか疑問視する人も。
漫画家としてより奇行の目立つ人物として話題に上がることの方が多い。
SONYの株主総会にマリオのコスプレをする、スーパーマリオメーカーでランキング上位を目当てにコースを作成しアカウントがBANされる、2002年8月に多摩川に現れたタマちゃんがブームになった当時にタマちゃんになる会を友人と結成してタマちゃんを守る会と揉める、Wiiリモコン騒動を起こして自著をPRしようとする…など。
漫画家としてよりYouTuberとしての月収の方が多いらしく、動画や生配信での活動の方に精力的。
ピョコタンチャンネル、ピョコタンのポーカーチャンネル、ピョコタンの株チャンネルと複数のYouTubeチャンネルを運営している。
動画内での反応から、ピョコタンのけものフレンズに関する騒動への知識は皆無に等しいと思われる。

犯人を追い詰める鋭い指摘、というイメージとは程遠い要領を得ない質問、膨大な原稿を全て読もうとしていた神経を批判され、「数年前の事を未だ引きずっているやばい奴」として晒し上げを受けてしまう。
後日当月株主総会のまとめ動画*6内でも彼は名指しで「貴重で有意義な質問の機会を潰すな」と批判されている。


有志による質問シーンの文字起こし


丸かっこ内はよく聞き取れなかった箇所、角かっこは補足
質問者「えーと去年吉崎先生が」
社長「番号を…すいません」
質問者「ああ、えーと、えーと番号が00101です」
社長「はい、ありがとうございました」
質問者「えーと去年吉崎先生が著作、著作者人格権の履行契約を…、について質問した者なんですけど、その時に株主総会中に…えー口をふさいで、えーと守秘義務を言えっていうかたがいらっしゃったので、今日株式…、えー、吉崎先生が嫉妬したほうが…(よろし)ったほうが…、えー、いいかたがいらっしゃるようで…、
今回は、えーとえーと、誰がやったのかをはっきりさせたほうがいいかなあと思いまして、えーと、誰のしわざ…、誰がやったの…、誰が降板させたのかを説明してから…質問ということになります。
えーと、まず、吉崎先生が嫉妬したっていう記事におかしな…ことを書かせた人物がいましてテレビ東京のかたなんですけど…」
社長「あ、株主様申し訳ございません」
質問者「はい」
社長「ご質問のご趣旨をちょっと絞って…お願いいたします」
質問者「えーと、誰の仕業かを言ってから…、質問ということにさせて(いただいていいですか)」
社長「はい。手短にお願いしたします」
質問者「手短に……、[紙をめくる音]ちょっと指摘するところが多いんですが…、えーーっと…………えーと、記事内でえーと放送終了後のトラブルで降板したと一般的に思われているんですけど、このかたテレビ東京のかたが無罪を主張したときに、委員会入り前の出来事を…言い出して無罪と言い出したんですねー。
犯行時間外のアリバイの前に言い出したようなもんで、なぜ証言が無罪の主張になる…、えーなぜこのような証言をして無罪の主張を(しちゃう)…と思ったのかというと、えーと……」
社長「すいません、今一度ご質問の趣旨だけお願いいたします。ご質問内容だけお願いいたしたいんです」
質問者「(質問の内容…〇〇〇これかなあ)[紙をめくる音]では質問のほうを…[長い沈黙]」
社長「どうぞ」
質問者「[長い長い沈黙と紙をめくる音]」
社長「あ、101番のかた、あの、いったんお席にお戻りになられますか?」
質問者「あ…あー、じゃここのぶんだけ言います」
社長「はい」
質問者「えーと、2017年4月15日のけものフレンズの最終話見逃しイベントというのがありまして、おかしな出来事がありまして、えーと、制作側のプロデューサーが「Eテレで再放送するんじゃ」という発言をして、テレビ東京のかたが止めるっていう一幕があったんですけど、これっておかしいですよね?
KADOKAWAがIP戦略だったらテレビ東京は囲い込み戦略してますので、テレビ東京は他局での再放送を認めてないわけです」
社長「[沈黙]株主様?」
質問者「はい」
社長「あのー、なぜ再放送がされなかったのかというご質問でよろしゅうございますか?」
質問者「え、NHKで再放送をされる、という発言をしててそれを止めるって一幕があったんですけど」
社長「[さえぎって]それがなぜなのかというご質問でよろしゅうございますか?」
質問者「えーとかこい、囲い込み戦略が破綻し…したのが(原因)、囲い込み戦略がテレビ東京のほうで破綻したのを止めようとして……のではないか?」
社長「あの、テレビ東京様の囲い込み戦略が破綻したのではないか(というご意見…)」
質問者「[さえぎって]破綻したのを隠そうとしてーー降板ということになったんじゃないか(っていう)」
社長「[さえぎって]はい、申し訳ございません、あのー他社様のことについて私どもであのー言う立場…何かコメントする立場にはございませんので、これでご回答とさせていただき…、すいません、お席の方にお戻りください。はい。ありがとうございます。」

質問者の登場

ピョコタンの動画投稿後、けもちゃんの該当記事にて質問者本人と思わしき人物が登場。
本人証明としてピョコタンに渡したとされる質問全文をネット上にアップするが、第三者からの忠告を受けた事でKFPアンチは彼を総会屋、真フレ、工作員としてパージする事を決めていた。


質問全文 改行以外原文ママ。長文注意


どうも去年の株式総会を見るに吉崎先生が嫉妬していたことにした方が都合の良い方がいるようですな。
株式総会中にずかずか上がり込んで経営者の方の口をふさいで守秘義務いえですか?自分の行動が怪しいと思われなかったのですかねえ?
では誰が降板させたかはっきりさせた方がいいでしょうかね?事前情報を話てからの質問になるので長くなるのをご了承ください
まず吉崎先生が嫉妬したとした記事でおかしなことを書かせた人物がいます。 テレビ東京の方ですな
一般的に放送終了後のトラブルで降板したと思われてるが、この方はテレビ東京の無罪を主張したできごとがなぜか放送前の委員会入りの出来事。放送前の出来事をいいだして無罪だといいだしたのですよ。
犯行時間外のアリバイなぜかをいいだしたようなものですね。なぜこの証言が無罪の主張になると思ったのか?逆に主張どうり無罪になるのはどういう状態かを考えて見ると記事で主張してることは 「テレビ東京は放送予定のアニメが中止になったためかわりにけものフレンズを放送した」と述べている。つまりテレビ東京の委員会への参入は途中からってことになる。
なら降板の原因が放送前のテレビ東京が委員会に参入前ならテレビ東京のアリバイは成立する。つまりこの人物は「テレビ東京のいない時期に降板の原因が起こったから無罪だ!」といいたかったってわけですな。
しかしそれだと放送前に吉崎先生が嫉妬したわけがわからん状態になりますね。つまりこの方は降板の原因を隠して無罪を主張したが降板の原因の発生した時間の方を正直に言ってしまったってことですな。
放送前に嫉妬などできないからこの記事は虚偽ってことになる。
さらにこの段階が容疑者が絞られますな。記事が虚偽なら記事内で無罪を主張してるものが怪しいってことになる。
記事内で無罪であると言い出した人物は2人。テレビ東京の人物ともう一人この記事は作家が悪いと主張してる記事だ。部署でたとえるなら出版部門が悪いといってるわけですな。
この作品にたずわってる部署はアニメを本来売らないはずなのに売った出版部門と本来アニメを売るはずなのに売らなかったアニメ事業部がかかわってると。
つまりこの記事は「カドカワのアニメ事業部は悪くない!出版部門が悪いのだ」主張してる記事でもあると。そんな記事が虚偽なら怪しいのはカドカワアニメ事業部の人物ってことですな。
テレビ東京の人物とカドカワのアニメ事業部の人物に疑いが発生しますな。それに俺は悪くない!お前が悪いって記事なのですから記事を書かせた疑いもあると。
といってもまだ疑いですな。証拠と動機と利益もわからない。では調べてみましょう。
とはいえ放送前の出来事が放送後の降板の関係あるのか?一つだけ心当たりがあります。
匿名掲示板でこんな告発が書き込まれたことがありまして。
二期に制作会社が変更されるのは契約書の書き換えのためであると。値下げ交渉をするより制作会社を降板させて白紙の契約書
を手に入れて書き替えたほうか早いと。まあそんなやり方がアニメ業界で蔓延してるとの書き込みでした。モラルはともかくたしかに理にはかなった方法ですな。
契約書が原因ならたしかに放送前、テレビ東京が委員会入りするより前の出来事だから条件にはあいますな。そしてもう
一つの可能性があることにきがつきますね。
監督降板などない可能性です。監督の所属する一期の制作会社を降板させても監督を降板させるのと同じ状況になりますから
告発どうりなら一期と二期の監督との契約か制作会社の契約が変更されてるはずだ。また変更された部分が社名ならずばり犯人
が誰かもわかるかけです。契約書に手を入れる役職はプロデューサーですから社名がわかればその会社のプロデューサーが降板させた犯人ってことですな。しかし普通契約書を一般人が手に入れることなどできませんからここで手詰まり…のはずなのですかどういうわけか変更した部分の情報だけが洩れるできごとがあったりましてね。
JACCRサーチによれば一期のライセンサーの項目がたつき監督の所属する制作会社、二期は…カドカワとなってるわけですが?たしかに契約内容は変更されている。出版部門は販売を降ろされてるのでライセンサーの項目を書き換えたのはアニメ事業部のプロデューサー ってことになりますまね。
そしてもう一つ判明した事実は変更した二期の契約書そのものを書いた人物はテレビ東京のプロデューサーってことです。二期の
制作会社を選んだのは俺だと各記事に書いてるわけなので間違いありませんな。
制作会社を降板させねば変更できない契約書にかかわったのがテレビ東京のプロデューサーさんとアニメ事業部のプロデューサーさんってことですな。そしてたつき監督降板はなかった。制作会社降板であったと判明しましたね。
たとえるなら制作会社の首しかはねられない契約変更って凶器にはカドカワって指紋べったりが付いてたと。凶器を用意したのが
テレビ東京のPである証拠付でどう見てもあなた方二人が降板させた人物だと思うのですが?
さらに吉崎先生が嫉妬した記事内で無罪を主張した人物の社名と部署が一致しますね。ってことは吉崎先生が嫉妬したとする記事
はあなたがた二人が書かせた疑いがありますな。
そして嫉妬記事のテレビ東京のアリバイはアリバイになってなかったとわかる。原因は一期の契約書だが契約を守りたくない人物
は一期の契約書を書いたわけではないわけですし
いわば犯人が包丁作った奴が先だからそいつが悪いといいだすようなものだ。
さて凶器と指紋に該当するものは見つかったが、まだ動機と利益がわからりませんな。 とわいえ変更したライセンサー関する出来事が起きてないかを調べばわかりますね。
降板前にライセンサーにまつわる3つのおかしな出来事が起きてますね。
一つはアニメの絵を使った商品が極端にでなかった。当時のファンはずいぶん首を傾げたものだがライセンサーが制作側にあった
なら説明がつきますな。
ただ本当の問題は3つ目の理由
ここでようやく質問です。といっても経営者のみなさんに返答していただくのではなくアニメ事業部の一期のプロデューサー
に質問を1つしていたがきたい。返答内容ははそれこそ守秘義務になると思うのでいりません。経営者の方が確認取った方が
いいという話なので
聞きたいのはテレビ東京のプロデューサーの制作会社を降板させたい理由、ライセンサーを制作以外に変更したい理由を知
っていたのか?です。つまり…NHKをコケにするのが目的だと知っていたのか?ですな。
NHKにケンカ売るような真似を知ったうえで降板させたのかがはなはだ疑問に思いましてな。ライセンサーを得れれる
程度ではわりにあわないと思うのだが?
種あかしますと公衆の面前で降板させないとまずい状況になったって話ですな。
2017年4月15日にけものフレンズ』最終回見逃し上映会というイベントがありましてその会場でおなかしな出来事があったのです。
制作側のPが「Eテレで再放送するんじゃ」と発言してテレビ東京のPが止めるって一幕あったのです。この発言おかしいですよねえ?
カドカワがIP戦略ならテレビ東京は囲い込み戦略。テレ東は他局での再放送等認めていないでしょう?
この発言にライセンサーが制作側にあるって事実をあてはめればテレビ東京のPにとって非常にまずい状態になってるのでは?ってことになる。
囲い込み戦略以前のテレ東のヒットアニメのエヴァンゲリオンやタツノコさんのタイムボカン等と同じように制作側がライセンサーを使って再放送で資金の回収といった手段が使える状態なのでは?ってことになる
ライセンサーを制作から取り上げないとNHKの再放送が現実にものとなり囲い込み戦略の破綻をテレビ東京のPは追及される
ことになる。
まとめると
たつき監督降板事件の真相は
たつき監督降板は起きてなかった起きたのは制作会社降板だった 制作会社降板は契約書の書き換え、ライセンサーの項目書き換え目的だった
契約書き換えと吉崎先生嫉妬記事を書かせたのはテレビ東京Pとカドカワアニメ事業部のPの可能性が高く利益も動機も存在する
カドカワアニメ事業部のPはライセンサーの支払いを避けたい動機があり、テレビ東京のPはライセンサーが原因のNHKの再放送
による囲い込み破綻をなんとかしたいという動機があった
ライセンサーを制作から取り上げることで問題が解消する利益が生じると
質問内容は経営者の皆さんがアニメ事業部のPの対して行っていだだいて内容は「テレビ東京PのNHKの再放送の契約の反故って
目的を知ってライセンサーの書き換えを行ったのか?」
と以上まとめおもって質問を終了したいとおもいます。

株式会社KADOKAWA 第8期定時株主総会

2022年6月24日に開催された。
今回でついにけものフレンズに関する質問をする人がいなくなり、株主総会においてけものフレンズの話題が出ることはなくなった。
その件について2018年からけものフレンズについての株主質問をKADOKAWAの株主総会でツイッターで報告していた人がいたが、リプではけものフレンズの株主質問の人が現れなかったことはけものフレンズがどうでもいいコンテンツになったと解釈するKFPアンチの意見があった。
三崎尚人氏の2022年6月24日のツイート(魚拓)

三崎尚人
@nmisaki
20時間
【速報】KADOKAWAの株主総会終了。ついに株主質疑で、『けものフレンズ』についての言及なし。
|
じゅに
@saunawizdolls
18時間
数多ある取引先の中のたかだが一社の雇われに金が払われたの払われなかったの…でガタガタやってたほうがおかしな話ですよねえ( ´ー`)
|
ガギグゲ・ガンダム
@gagigugegunchan
返信先:
@saunawizdolls
さん
まぁ今のけもフレというコンテンツそのものが棒にも箸にも引っかからない程度のものになってしまいましたからねぇ……。

あっても無くてもどうでもいいコンテンツなんて今更質問に取り上げる物好きなんて株主に居ないでしょうし、社長人事絡みの方がやっぱり話題になりますからね。
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最終更新:2024年09月05日 17:21