フラロウス
登場作品:天秤のLa DEA。
解説
ソロモン七十二柱の一柱である豹公。
滅びの力と数多の魔術を操る、神に比肩する力を持った強大な
魔神。
神々や稀代の英雄ですら耐えられずに発狂するという創造神の真実をはじめとする優れた叡智を持つが、
全ての真実を知るが故に世界が単なる演算の結果としか思えず、あらゆる物事が定めに従って進行しているように見えてしまっている。
三神戦争時にその知識を求めた
現神によって捕獲されたが、禁忌の知識である創造神の真実には
現神ですら耐える事ができなかった。
唯一その真実に狂わず笑い飛ばした
軍神マーズテリアに世界の新たな主としての可能性を見出し、
その軍門に降った後は
マーズテリアによって当時敵対していたはずの
機工女神勢力に引き渡され、本来は
機工女神にしか扱えないはずの
シェミハザを取得した。
三神戦争の最中、
古神に変異させられて自動での蘇生も可能となった
黄金樹の谷の力を見て、
神を神足らしめる不可侵の権能を流出させかねない危険性があると判断、取引によって引き出した
マーズテリアの協力と
シェミハザの力を用いての封印を計画した。
その方法とは
シェミハザの力に耐えられる程度に強靭な魂を持ち、かつ自分を信頼している
ヴァレフォルに時限式の
シェミハザを仕込んだ上で一度滅ぼし、
黄金樹の谷で自動的に蘇生させられた後に内部から
シェミハザの力で侵食して無力化するというもの。
掌握すれば唯の
人間ですら神へと変える
黄金樹の谷の力を他の神々から隠す為、
ヴィーンゴールヴ宮殿を封印した後にその中枢である
黄金樹の谷を切り離して歪みの狭間へと隔離し、そのまま同地の守護者となった。
黄金樹の谷を隠しながらも、真実を記した書物によって彼の地に至る道を残すという矛盾した行動をしているが、
それは叡智を欲して真実を求める者にそれを授ける事もまた自身に課せられた使命であると考えている為。
本来はいずれ来る世界戦争とその終結を待って、新たな世界の支配者に
黄金樹の谷を託すつもりであったが、
三神戦争から続く停滞に閉塞感を抱いてもおり、
定められているはずの事象を歪める
神殺しという因子に着目、
セリカが世界の新たな開拓者となるか否か見極めようとした事も彼を
黄金樹の谷へと導いた理由の一つ。
結果として
黄金樹の谷に辿り着き、自分の計算をも超えた力を示した
セリカを認め、彼に
黄金樹の谷の中枢でもある黄金の林檎を託した。
この流れは本来の計画とは異なってはいたものの、結果的には世界にとって最善の選択であると判断した様子。
セリカ達との戦いの後、崩れ落ちる
黄金樹の谷と運命を共にしようとしていたが、かつて利用した
ヴァレフォルに
神核は回収され、完全消滅は免れた。
雑感・考察
EXダンジョンに登場するキャラの為、クリアするだけなら戦う必要は無い。
正史に組み込まれていると解釈する場合、
セリカに託された後に
ヴァレフォルに渡された黄金の林檎の扱いが気になるところである。
イリーナの復活に使われるのではと言われる事も多いが、
エクリアを
使徒に持つ
セリカはともかく
ヴァレフォルには
リウイや
イリーナに対する義理は何も無いと思うがはてさて?
また他にもいずれ起こる世界戦争やら神々ですら発狂する創造神の真実やら気になる設定を幾つも残している。
百千では
魔神オセが自分よりも強い
ソロモン魔神の一人として「色んなことを知っているが故に、未来予知みたいなことできたり」とおそらくフラロウスと思われる
魔神をあげている。
最終更新:2018年12月26日 16:29