リウイ・マーシルン

種族:半魔人

登場作品:幻燐の姫将軍Ⅰ、幻燐の姫将軍Ⅱ、戦女神VERITA、封緘のグラセスタ(ゲスト出演)、
             冥色の隷姫(戦闘ユニットとしてのみ)、創刻のアテリアル(戦闘ユニットとしてのみ)



解説

魔神グラザと何の力も持たない唯の人間族であるアリアの間に生まれた半魔人
魔神の血を引いている事から優れた身体能力と魔力を持っているが、半魔人故に人と魔の双方から蔑まれていた。
幼い頃はアリアの希望により人間族の街で暮らしていた。
しかし魔人病を発症した為、人間達から母共々迫害されてしまい、身の安全と魔人病の治療の為に街を離れて父グラザを頼ったが、
迫害によって衰弱していたアリアはそのまま命を落としてしまった。
魔人病を儀式で克服した後は母を殺した人間族への復讐心を糧に鍛錬に励んでいたが、グラザからは復讐に走る事を固く禁じられていた。
しかしそのグラザガーランドの襲撃によって失い、復讐の為にメンフィル王国へ侵攻する事を決意した。
当初は復讐心のみで戦っていたが、自らの身を犠牲にしても村人を守ろうとするティナとの出会いをきっけに人間族に対する考えを改めていき、
また王族の血筋を自分の手札とする為に攫ったイリーナと惹かれ合った事から闇夜の眷属人間族の共存を目標と考えるようになっていった。
グラザの死後、対立していた魔神グレゴール婚約者イリーナを奪われ復讐に燃えるカリアス王子メンフィル守護神シルフィア、立ち塞がる敵を仲間達の協力もあって次々と倒し、
ついに攻め入った王城内で国王レノンを一騎打ちで討ち取り、メンフィルの制圧を成し遂げた。
またその直後、城を強襲してきた勇者ガーランド達を倒した事で当初の目的であった復讐にも決着を付ける形となった。

その後はメンフィル王国の第十一代国王として即位し、イリーナを妃として迎えた。
新国王が王家の血筋でも無い半魔人である事にはじめこそ戸惑った国民だったが、民と共に汗を流して働く姿を見て次第に受け入れていった。
新たな闇国家の誕生を警戒した周辺諸国による大封鎖の中、闇夜の眷属人間族の共存国家を作る為に尽力し、ついにはカルッシャ王国との和平会談を実現させたが、
会談の場において発生したカルッシャ宮廷魔術師テネイラ殺害の濡れ衣を着せられてしまい、自身の汚名を晴らす為、そして何よりメンフィルの民を守る為にカルッシャとの開戦を決意した。
戦いの中で再発した魔人病による破壊衝動に苦しめられながらもそれに耐え、異種族共存の理想を実現させようと行動し続けた事で当初は敵対していた国の者達からも次第に王として認められ、
最終的には国や種族を問わずに集った多くの仲間達の協力もあってカルッシャとの戦争に勝利した。
また戦いの後にはカルッシャ宰相サイモフ達からエクリアに受け継がれたフェミリンスの呪いについて語られ、
自身もまたフェミリンスの末裔である事とリークメイルに残された碑文から呪いを解く鍵でもある事を知った。
全てに決着をつけようとフェミリンス神殿にてエクリアと相対したが、既に呪いで正気を失いつつあった彼女に言葉は届かず、フェミリンス降臨の生贄にイリーナを殺されてしまった。
死闘の末にフェミリンスと化したエクリアを倒したが、セリーヌの静止もあって止めは刺せずに見逃す事となった。

幻燐戦争後はイリーナを失った事を引き摺りながらも国王としてレスペレント地方全土の統治に尽力していたが、
フェミリンスを降臨させたエクリアを倒した事によって封印されていた深凌の楔魔達が復活、また同時にレスペレント地方における闇勢力の台頭を快く思わない光勢力の介入を受ける事となった。
光と闇の両勢力からの干渉に苦悩しつつも自らの理想を貫く事を決意、必要以上の光勢力の介入を拒否すると同時に深凌の楔魔達とも対立する道を選択した。
ベルゼビュード宮殿を巡る戦いでは神殺し達と行動を共にするエクリアと再会、複雑な思いを抱きながらも宮殿制圧の為に彼等と共闘してブレアードネルガルを打ち倒した。
その後は深凌の楔魔と決着をつけるために北ケレース地方に侵攻、彼等の本拠地であるヴェルニアの楼にて楔魔の長であるザハーニウを倒した。
深凌の楔魔との決着後、ザハーニウに後を任されたパイモンからイリーナの魂がブレアード神核に囚われている事、
そして神殺しエクリアを犠牲にすればイリーナの蘇生が可能である事を伝えられて大きく心を揺さぶられたが、
帝政への移行やレスペレント地方全土と新たに領土となった北ケレース地方の安定といった内政に追われた為にイリーナの復活には手を出せず、
国内を安定させた後に帝位を息子シルヴァンに譲り、身軽な立場となるまでに数十年が経過してしまった。
なおこの頃には体内に神核が形成されており、魔神と呼んで差し支えない存在となっている。
その後はブレアード神核を追ってアヴァタール地方への介入を行い、イストの村にてアビルース神核を用いて復活させようとした邪竜アラケールの幼体をセリカと共に倒し、
ついにイリーナの魂が宿る神核を手に入れたが、蘇生させる為には神殺しセリカエクリアだけではなく十万人もの生贄が必要であり、イリーナの復活を望みつつも実行には踏み切れなかった。
しかし新たな主としてリウイが魔王へ覚醒する事を望むパイモンによってシアの街の住人を生贄に邪竜アラケールの復活がなされてしまい、
自身の優柔不断が招いた悲劇を前にしてようやく多大な犠牲を必要とする蘇生手段を完全に拒絶、再びセリカ達と共闘してアラケールを討伐した。
戦闘後にイリーナの魂はセリカエクリアによってアラケール神核より解放されたものの、再び現世を彷徨う状態になってしまっており、
後にナベリウスから彼女の魂が大陸南方に流れた事を教えられ、その行方を追ってカーリアンペテレーネファーミシルスと共に旅に出た。


雑感・考察

幻燐Ⅰではイリーナを失った後に魔王となってしまったり、ティナ・パリエと共に全てを捨てて失踪したり、勇者ガーランドに殺害される展開も存在する。
ただし幻燐Ⅱ以降の設定とは矛盾する為、いずれもIF展開となる。
ゲーム上では「闇子爵」→「闇公爵」→「闇貴公子」の順番でクラスチェンジ可能。

幻燐Ⅱでもカオスルートの場合はやはり闇に堕ちて魔王となる。
一方、ロウルートでは光の道を歩み、結果としてイリーナが死なずに幸せな結末を迎えたりもする。
こちらも戦女神VERITAの設定と矛盾する為、やはりIF展開となる。
ゲーム上では「国王」→「闇王」→「召喚王」→「魔神王」の順番にクラスチェンジ可能。

戦女神VERITAの光ルートでは義姉であるエクリアと和解して親族として受け入れ、孫であるリフィアの後見人とし、
戦いが終わった後は彼女達と共にセリカ達の旅に同行する結末となる。
闇ルートでは割と早い段階で光陣営と決別して深凌の楔魔達を配下に加えた後、イリーナ復活の為にセリカエクリアの身体を狙ってレウィニア神権国への侵攻を行う。
セリカとの決戦に勝利した場合はアストライアの身体を奪い、またエクリアの身体を器としてイリーナの復活を成し遂げる。
ただし女神の身体を得た代償は大きく、性魔術を駆使しないと身体や記憶を維持できなくなってしまっている様子。
セリカとの決戦に敗れた場合はそのまま死亡する。
ゲーム上ではシナリオ進行で「メンフィル国王」、「魔剣を扱う者」、「覇を唱える者」、「謳われる闇王」の称号を獲得する。
またレベルアップ等の条件を達成する事で「蒼の奪還者」、「蒼の破壊者」、「天運の闇王」、「漆黒の神魔王」の称号を獲得可能。

冥色での登場はイリーナと夫婦セットの戦闘ユニットとしての登場。


  • 個人的には幻燐1でイリーナとの交流がもっと丁寧だと嬉しかった - 名無しさん (2020-09-01 21:24:42)
  • 幻燐やVERITA はリウイが一番好きだったな。 - 名無しさん (2021-01-16 21:16:41)
  • VERITA終盤のリウイ(神核持ち)なら、使徒を作れるのかな?(付き合いの長いマーリオンとか) - 名無しさん (2021-06-01 23:22:49)
  • 結局子供や孫はどういう系譜でどれくらいいて皆半魔人なのだろうか - 名無しさん (2021-12-12 20:00:48)
  • そういえば、リウイって刺突剣メインだったな。あまり印象に残らないから忘れがちだった - 名無しさん (2025-04-29 02:02:19)
  • 戦闘モーション的に元々突き技メインのキャラではあったけど刺突剣キャラとなったのはVERITAからみたいな感じだし。幻燐時代は技に説明がなかった - 名無しさん (2025-04-29 09:01:54)
  • フェヒテンってフェンシングのドイツ語だから - 名無しさん (2025-04-29 10:13:40)
  • そうなんだ。じゃあ当時から設定上はレイピアが一番得意だったのね。普通の剣も扱えるってだけで - 名無しさん (2025-04-29 11:08:04)
  • 勝手なイメージだけどマイスターシリーズはハンマー系、それ以外は剣系の主人公が多い気がする。ただし、まおうさまみたいな非戦闘員は除く - 名無しさん (2025-04-29 20:01:32)
  • エウシュリーの主人公は勇者系がいないせいか、いつも回復系の術やスキル持つ仲間が加入するまでの回復手段が羽頼りなのが不便なんだよな、特に序盤は。 - 名無しさん (2025-05-05 14:06:13)
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最終更新:2024年06月13日 17:30