小説版と漫画版の違い

小説版(Web版・書籍版)と漫画版およびアニメでは各場面の描写や物語の進み方に差異がある。
以下、小説版と明確に異なる部分を示す。解釈が分かれるものについては考察で記述する。あくまでも情報の一環であり、一方を否定する意図はない。

漫画版

  • ゴブリンが子豚らしき動物を焼いている。
小説版では森にいる動物はウサギと鳥しか言及されていない。またゴブリンに火を扱う知能はあることも言及されていない。特に矛盾はない。

  • 異世界に召喚された理由がわからない。
    • 小説版でも明確な説明はないが、世界の摂理として必要があったことは爺から教えられている。

  • ステータスにポイント加算時、頭に響く声に意思があり遥に話しかけてくる。

  • 「窮魂の指輪」を「皮のグローブ」の上から身に着けている。
小説版ではグローブの中に指輪が入っていたのでそのまま身に着けた。

  • 単独行動する理由を単に「ぼっち」の効果でパーティが組めないためとしている。
小説版では人間性として信用できない者が多いことを第一の理由としている。

  • 委員長達は無事に遥と合流した。
小説版ではコボルトに襲われていたところを遥に救われている。

  • 遥がオークを物理にしろ魔法にしろ一撃で倒している。強すぎる。
小説版では闇雲に乱撃した結果、いつの間にか倒せている。

  • 森から溢れてきたオークの群れを倒した遥が、そのまま最果ての迷宮に足を運んでしまう。それほど急いで迷宮を調査する理由も示されず、物語を展開するために作られた描写。

  • スタンピードの前兆として最果ての迷宮から魔物の群れが出てきて村を襲っている。
小説版にはない設定。また最果ての迷宮という明確な出口から魔物を逃がすようなことを辺境軍や冒険者ギルドが許すはずがない。

  • 迷宮王さえも従える迷宮皇という存在が知られている。迷宮皇は迷宮のシステムには組み込まれている。
小説版にはない設定。迷宮皇は迷宮にとって後付けの存在なので何の権力も持たない。

  • 最果ての迷宮皇を遥が鑑定したところLv100となっている。
小説版ではLv27とされている。

  • 最果ての迷宮がスタンピードを起こしてしまう。
小説版であればこの世界の終焉。迷宮皇の命令で迷宮内に強制送還できるという設定を追加したことにより解決した。(なお遥が使役したことで迷宮のシステムから解放されたはずなのに権力は持っているという矛盾を孕んでいる。)

  • 遥が温度魔法の派生として氷魔法を獲得している。

  • 「フェロモンの指輪」が近くの迷宮にあるという噂を行商人から聞いて遥は迷宮を目指す。
小説版では行商人が売っているものを遥は買えず、迷宮を目指す理由付けとして挙げたに過ぎない。かつ後々、王国内にはそんなもの存在しないことが判明して新たな展開に繋がる。

  • 女子が日本に帰りたがらないし、遥も女子を日本に帰そうとする様子がない。

  • 川沿いの迷宮の設定変更。
    • 小説版では水攻めしたのに対し、元から水に浸かっているところ水抜きしている。

  • デモン・サイズとのドラマがある
  • 小説版では「デモン・リング」の強制力ですぐ使役していた。
    • ただの「使役」ができなかったので屈服させようと打ち合い、倒しきる前に結局「デモン・リング」を使うことになる。

  • 下流の村の柵を「迷宮王の指輪」で創造したと明記している。

  • 下流の村でお礼に野菜をもらった足で洞窟に帰り、甲冑委員長と2人で鍋を囲む。
    • 小説版ではその日は白い変人に戻ってみんなで鍋を囲んでいる。翌日、2人で洞窟に向かっている。

  • 女子との関係が初心。
    • 甲冑委員長と体を重なることはない
    • 女子は委員長の恋を応援する立場に留まっている。

  • 甲冑委員長のことをアンジェリカさんと名前で呼ぶ。

  • 雑貨屋のお姉さんがただ億万長者になりたがっている。

触手による精密な採寸が行われず、女子が測ったり羅神眼を使ったりする
    • 本当に身体に馴染むものではない代わりに頻繁に採寸する必要も無くなり、エロも無くなる
    • なお「無限の触手」は遥の手元にはあるは変更されていない。

  • 階層を跨いで多様なゴーレムが出てくる表現。

+ 7巻
7巻
  • 尾行っ娘のコードネームは絶対不可視(インビジブル)であり、「隠密(インビジブル)」のスキルを持つ。

  • 48日目にナローギによって流通が止められたことを受けて遥は内職を始めた。

  • 迷宮の魔物は素材を落とさないという設定は生きているのに、魔物を倒した成果として素材が落ちた表現が使われる矛盾。

  • 尾行っ娘の情に訴えかけてナローギへの報告をやめさせようとする遥。

  • 尾行っ娘にプレゼントした指輪の座標をもとに転移を成功させる。

  • 怪我人を出さずに尾行っ娘だけを連れ帰る。ナローギ領民やシノ一族は残留している。
  • ナローギ領主はメロトーサムによって悪事の証拠を掴まれていて処分が下る。
  • ナローギはメロトーサムが預かることで平和になる。
小説版では尾行っ娘の救出とともにシノ一族の手引きで領民は一斉に辺境で受け入れている。

  • 看板娘が美味しい料理を作って尾行っ娘を待ってくれている。
小説版においても白い変人で美味しい料理が提供されていることは確か。しかし看板娘が作れるかどうかは不明。

  • ナローギ領民は辺境への感謝があり、領主の悪事は全く知らなかった。
小説版では見て見ぬふりをしていた。

  • 岩山でつくった巨大ゴーレムを関所に置いて偽迷宮に作り替える。
  • マスターゴーレムは通行証を持った人に迷宮内を案内する小さいゴーレム。 
小説版では関所改め偽迷宮の両脇に聳える岩山をゴーレム化したものがマスターゴーレムであり、ゴーレムメーカーの指輪を与えられたマスターゴーレムが操る一般的なストーン・ゴーレムが迷宮内で案内役などを務める。

+ 8巻
8巻
  • 迷宮では階層を無視したレベルと多様な魔物が出現する。

  • 魔物の素材を使って偽迷宮の罠をつくる。

  • 梱包魔法が結界として使われる。

  • 偽迷宮のギミックはわざわざ起動する必要がある。
  • どうやって連れてきたのか「ウォール・ウツボ Lv20」などの魔物が生息している。

+ 9巻
9巻

+ 10巻
10巻

+ 11巻
11巻


アニメ版

  • 小説家になろう発、オーバーラップ文庫出版、異世界転移系と共通点の多い「ありふれた職業で世界最強」を遥が教室内で読んでいる。
小説版でも異世界転移系のラノベを読んでいた描写はあるので特に矛盾はない。

  • 白い部屋で確認できる能力やアイテムが豊富。「Unknown」と表記されるべき項目が既に「特殊」とされている。
小説版では登場もしていない能力が散見される。
武器・防具・アイテム 武技 スキル 魔法 特殊 称号
手甲, 足甲, ロープ, 傷薬, 腕輪, 首飾り, 剣, 槍, 大剣, 双剣, 日本刀, 大斧, 双斧, ダガー, 楯, 大楯, 杖, 胸当て, ケープ, マント, 聖騎士セット, 大賢者セット, 村人Aセット, 錬金術師セット, コンタクト, 暗黒騎士セット, 重騎士セット, 毒消しなど 居合斬り, 双剣術, 大剣術, 楯術, 流星斬, 短剣術, 杖術, 槍術, 一撃必殺, 弓術, 刀術, 剣術, 鞭術, 十七連斬, 崩壊拳 超加速, 完全回復, 石工, 鍛冶, 幻影, ちょっかい, 鑑定, 木工, 採掘, 限界突破, 必中, 獲得経験値アップ, 千里眼, 強奪, 健康, 歩行, 魔導, 体操, 敏感, 超直感, 剣道, 封印, まねっこ, 傀儡, 反射, 調合, 革工, 漁業, 農業 四大魔法, 炎, 雷, 火, 治癒, 温度, 梱包, 闇, 斤量, 移動, 属性付与, 属性強化, 即死, 魅了, 光, 風, 木, 水, 状態異常付与, 氷, 土 剣の才, 槍の才, 物理無効, 必要経験値ダウン, 魔法無効, 楯の才, 武闘の才, 魔法の才, 弓の才, 報連相, 器用貧乏, 木偶の坊 剣聖, 聖者, 退魔師, 侍, ひきこもり, にーと, 奇術師, 軍師, 守護者, 魔導師, 忍, 預言者

  • 村人Aセットに「知の宝珠」が入っている。

  • ステータス表がとても見やすい。

小田達に教わるどころか、前提となる「魔力纏」を獲得した描写もない。

  • ひとりぼっちで異世界攻略することを目的としている。解放感・孤立感、誰にも口出しされない気ままな生活を堪能するためクラスメイトと合流しない選択をした。
小説版では委員長を信頼しているからこそ関わる必要がないと判断している。

  • 洞窟内で、シーツが敷かれ枕の用意されたベッドに寝ている。
小説版はもちろん、漫画版でもそんな贅沢なものはない。どうやって布製品を作ったのか不明。

  • 福貫に脱衣癖が付与された。

  • 島崎達はギャルという名称に変更。

  • 行方不明になったビッチ(ギャル)B,C、服飾部、美術部、莫迦D。冒頭の教室シーンには映っているのでまさに行方不明。

  • 遥が1人で田中と戦う理由は男子全員が倒れたら女子を守れないため。
小説版では遥が1人で戦うことに意味を見出している。足止めするには遥1人で十分であり、その間に同級生達はLv上げができる。

小説版・漫画版ではアンジェリカをその場から救うために行使した。

  • 遥がアンジェリカを名前で呼ぶ。

  • 最果ての迷宮Lv57にいるスフィンクスがLv100になっている。
小説版では、キリの悪い階層にLv100は迷宮のルールに違反する。
最終更新:2025年07月13日 17:56