人として生涯を終えた者もいれば、魔物となってしまった者もいる。
冒険者A~F
まだ若過ぎるほどで、装備も貧弱な少年少女たち。辺境の英雄達の代表として取り上げる。元々は、住んでいた村を魔物から守る自警団所属だった。若くしてLv20を超える有望な冒険者だったが依頼で村の周りの魔物を狩っている途中で魔物の群れに囲まれ、嬲り殺しにされた。具体的には魔物の群れに気付き戦い抜きながら村の人達を逃がし、最期は武器も壊れ満足な防具も薬品も無く倒れていった。命こそ助かったものの村を失った村人達が彼らの最期をギルドへ伝えに来てくれて、遺品も亡骸も無い葬儀がギルドの裏庭で執り行われた。
スカル・ロード
アンジェリカのかつての知り合い。おそらくは
ガシャクルスの祖先。
戦女神と共に辺境まで魔を追い詰めながらも「戦乙女は魔の手先ゆえ討ち取れ」との教会の命令に背き聖導騎士から除名され裏切り者と誹られた。
辺境の迷宮で闇に囚われ、96Fの迷宮王として遥の前に現れた。正統派で研ぎ澄まされたものかと思いきや突如軌道を変えてくる千変万化の剣技、そこに予備動作のない吹き矢の技量を加えて後隙を無くしている。闇が祓われ解放された最期には、とっておきの一刀を披露してくれた。遥にとって、アンジェリカという最高峰の剣術の領域に達する前に越えるべき大きな壁として長らく意識されていく。
ザッシモフさん/賢者のおっさん
大賢者であり錬金術師。禁書『魔道具』シリーズの著者。
大聖堂をつくった人。遥が名前を覚えるほどの偉人。
聖女ファレリアを助けるため迷宮最下層を目指した。一度目は迷宮皇の入れ替わりで一時的に迷宮が弱体化していたこともあって身体だけでも回収することに成功して撤退。二度目は魔導の粋を結集し,錬金の秘術を尽くし,稀代の大賢者の全知全能を凝らした機械仕掛けの自動戦闘甲冑でもって挑み、惜しくも100階層で倒れた。それでも聖女を救える何者かを待ち続けるため魂を縛り付け、「ブラックナイト・ガーディアン」と成り果てる。
遥と出会い、何度も切り結ぶなかでその実力を見せつけられ、遥に託して最期は光の粒となって消えた。教会の億行が明るみになってから正式に聖人認定された。その功績は後世まで語り継がれることになるだろう。
ファントム・ナイトA
迷宮80/95Fに現れた。おそらく古の戦女神に付き従った一人。
ステータスも
スキルも特筆するところがないものの、その技量で遥と渡り合った。緩やかに流れるような静かな動きが特徴的で、技量としては兎っ娘お母さんの方が上だが経験値で勝っていると評価されている。
落とした槍が呪わていたため解呪したところ、「ゲイボルグ」だと判明している。
ファントム・ナイトB
迷宮74/78Fに現れた。おそらく古の戦女神に付き従った一人。
凛々しい甲冑の騎士。スカル・ロードを感じさせる剣筋だった。
神剣「草薙の剣」の神威によって成仏した。西風の剣を落とした。
最終更新:2025年04月14日 15:49