辺境の勇者と戦女神
"かつてオムイ一族の始祖は大陸の魔物達と戦い続けて、辺境まで追い込み滅ぼさんとしていた。しかし、あと少しというところで教会の裏切りによって勇者達は力尽きることとなる。多くの英雄と勇者が亡くなり、彼らを率いたとされる最古の聖女にして戦女神は最古の迷宮に落とされ、ついに魔を滅ぼす力は大陸から失われた。"
- 辺境はもちろん、王国, 獣人国, 教国, エルフ国と各国で同様の伝承があるのでおそらく正史。
辺境王と王女、辺境姫や黒髪の美姫達
"辺境王メロトーサムと王女シャリセレスを中心に、辺境姫メリエールや黒髪の美姫達も活躍して迷宮の氾濫を抑えたり病に臥せていたディアルセズ王の命を最高級の回復薬で救ったりしたとされる。その舞台裏には黒髪の軍師がいて、真面目で愚かな
ムスジクス王を翻弄していた。それでも愚王は国のために奔走し、軍師も戦場に出るように盟約を取り付ける。軍師は美姫達を戦わせつつ自分は城にいて罠にかけるばかりで、最終的に城まで侵入してきた敵から逃げ回っていたところを先代姫騎士のムリムールに助け出されている。"
- 黒髪の軍師自らが台本をつくった芝居の内容であり、真実とは異なるものの各国へ広まっていく。
最古の神と新たなる神
"かつて世界を最古の神が作られた、そして世界は永い時を終え終焉に向かった。だが最古の神は新たなる神を呼び寄せ、生きとし生けるものをお救いになろうとされた。新たなる神は世界を滅ぼす闇を魔法に変え、世界に魔法を齎された、そして闇と戦う力を与えられた。"
- つまり、魔法もステータスもなかった時代の終焉と、剣と魔法とステータスの世界の始まりの話。
- 大聖堂の封印の堂に描かれていた壁画の内容であり、村人Aさんの日記とも一致する。ディオレール王国の王宮の書物にも、獣人国の語り部の伝承にも残っていなかった。
二人の聖女
"新たなる神に仕える教会は、最古の神に仕える聖女を異端である魔女であるとして迷宮の底に落とした。新たなる神に仕える聖女はそれを聞いてたった一人で迷宮の最下層まで辿り着き、救うことができた代わりに最下層で闇に囚われた。"
- 大聖堂の封印の堂に描かれていた壁画の内容。遥達しか知らない。
治癒の聖女
"歩いているだけで鳥や獣が集まり、怪我をした動物は傷を癒やされて聖女に感謝して跪く"
- 教会が規制しても人々が語り継ぎ伝承され愛されてきた伝説の聖女。
教国の王女
"正教会の大司教でもあった王女は、獣人の奴隷解放と旧き偽りの教会を打ち倒す聖戦に挑み、見事勝利を収めた。"
- 黒髪の軍師自らが台本をつくった芝居の内容であり、真実とは異なるものの各国へ広まっていく。
最終更新:2025年01月17日 10:40