ある高さと長さを持ついくつかの楽音が前後に連続して、それがリズムに従って、連続的に進行する(演奏される)ことによって、何らかの音楽的内容をもつもの。
一連の音の高さの比率が同じならば、最初の1音の高さが違っても、同一のメロディーとなる。
最初に現れた音をもとにして、反復または緊張という役割をもつ音が続き、解決をする音で終了すると考える。
数秒または数小節の短いメロディ(楽句、フレーズ)を一つの単位としてとらえ、長いメロディを構成する各単位に反復、緊張、解決という役割を与えることができる。
一般に、メロディは音階や旋法といった音組織の上に成り立つ。
特に西欧の古典音楽においては、音階の選択は調性が強く意識されており、和音進行が重要な意味を持つ。
緊張や解決という役割はハーモニーの考え方からよく理解できる、また反復とはリズムそのものである。
最終更新:2009年08月09日 22:55