スピーカー

  • スピーカー(Speaker,ラウドスピーカー Loudspeaker)とは
 電気信号を物理振動に変えて、音楽や音声などの音を生み出す機械である。
  • エンクロージャー
 スピーカーの振動板が振動する時、その前面と裏面から出た音は逆位相になっている。
 もし振動板の裏面から出た音が前面に回り込むと、音を打ち消し合ってしまう。
 音が回り込む回折効果は低音になるほど大きいので、低音を再生するためには振動板の裏面からでる音を遮断する必要がある。
 エンクロージャーと呼ばれる中空の丈夫な箱にスピーカーを取り付けるのが最もポピュラーな方法である。
 平面バッフル式という、平板に孔を開けてそこにスピーカーを取り付けたものもあるが、十分な低音を再生させようとすると巨大になる。
  • スピーカーユニット
 理想的には、1つのスピーカーで人間の可聴域(およそ20~20kHz)全体をあますことなく再生できることであるが、一般にそれは難しい。
 特定の周波数帯域だけなら良い特性のスピーカーが設計し易いため、帯域に応じてスピーカーが作られている。
サブウーファー(スーパーウーファー) 超低音用 約100Hz以下
ウーファー 低音用 100Hz~5kHz
ミッドバス 中低音用
スコーカー(ミッドレンジ) 中音用 500Hz~5kHz
ミッドハイ 中高音用
ツイーター 高音用 5kHz~24kHz
スーパーツイーター 超高音用 25kHz~100kHz
フルレンジ 全帯域用 低音域から高音域まで
 低音域になるほど振動板の面積は大きくなり、コーン型が多くなる。
 高音域になるほどドーム型やホーン型、および、金属素材の振動板が多くなり、リボン型スピーカーなども使われる。
  • 再生帯域による分類
 1ウェイ(フルレンジ) - 低音から高音まで単一のスピーカーユニットで再生するもの。

 マルチウェイ - 帯域分割し、それぞれ別のスピーカーユニットで再生するもの。
 2ウェイ - ウーファー + ツイーター
 3ウェイ - ウーファー + スコーカー + ツイーター
 4ウェイ - ウーファー + スコーカー + ツイーター + スーパーツイーター または ウーファー + ミッドバス + スコーカー + ツイーターなど
 5ウエイ(以上)
※以上の構成に、超低音再生のため、サブウーファーを追加することもある

最終更新:2009年08月10日 00:34
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