自由海洋諸国連合

自由海洋諸国連合(じゆうかいようしょこくれんごう、英語:Nations Union of Liberty Sea)は、統一暦186年8月に発効した、グロティウス条約に基づき設置された国際組織である。過剰な海洋権益の主張に断固として反対し、国際慣習法としての「海洋の自由原則」を堅持しようとする、志を同じくする国を集める。略称はNULS(ニュルズ)。



グロティウス条約

グロティウス条約(Grotius Treaty)は、NULSの設立条約であると共に、海洋に関する慣習国際法を明文化し、公海などの領域使用に関して法的根拠を与える条約である。NULSへの加盟に際して、加盟希望国は条約それ自体と、附属書の一括受諾、批准が義務となる。

【前文】

この条約の締約国は、
海洋の自由使用に関するすべての問題を相互の理解及び協力の精神によって解決する希望に促され、
また、平和の維持、正義及び世界のすべての人民の進歩に対する重要な貢献としてのこの条約の歴史的な意義を認識し、
海洋使用の進展により新たなかつ一般的に受け入れられ得る海洋法に関する条約の必要性が高められたことに留意し、
海洋の諸問題が相互に密接な関連を有し及び全体として検討される必要があることを認識し、
この条約を通じ、すべての国の主権に妥当な考慮を払いつつ、国際交通を促進し、
かつ、海洋の平和的利用、海洋資源の衡平かつ効果的な利用、海洋生物資源の保存並びに海洋環境の研究、保護及び保全を促進するような海洋の法的秩序を確立することが望ましいことを認識し、
このような目標の達成が、人類全体の利益及びニーズを考慮した公正かつ衡平な国際経済秩序の実現に貢献することに留意し、
この条約により達成される海洋法の法典化及び漸進的発展が、正義及び同権の原則に基づくすべての国の間における平和、安全、協力及び友好関係の強化に貢献し並びに世界のすべての人民の経済的及び社会的発展を促進することを確信し、
この条約により規律されない事項は、引き続き一般国際法の規則及び原則により規律されることを確認して、
次のとおり協定する。


【条約本文】
第1~30条:NULSの設置、権限、組織など。航行の自由作戦に際して組織される部隊も規定。

【附属書A - 海洋領域に関する諸規定】
NULS、および部隊はこれに基づいて活動を行う。

  • 第一部(第1条):用語定義
  • 第二部(第2~33条):領海定義、範囲や通航権など
  • 第三部(第34~45条):国際海峡
  • 第四部(第46~54条):群島国
  • 第五部(第55~75条):排他的経済水域、範囲や通航権など
  • 第六部(第76~85条):大陸棚
  • 第七部(第86~120条):公海、範囲や通航権など
  • 第八部(第121条):島の定義
  • 第九部(第122~123条):閉鎖海


【附属書B - NULSによる航行の自由作戦】
航行の自由作戦を行う際の諸規定。部隊運用についても規定、各作戦ごとに派遣国の士官たちからなる合同司令部を設立することを明記。



組織

NULSは以下の組織で構成される。

  • 連合総会(Union General Assembly)
    • 執行理事会(Execution Board)
      • 法技委員会
      • 調査委員会
    • 事務局(Secretariat)
    • 軍事顧問団
    • 作戦合同司令部(Operational Joint Headquarters、臨時)
      • 部隊



過去の作戦実施

前史・海南島沖事件

海南島沖事件
Hainan Island Offshore Incident
関係国
大中華
瑞州合衆国連邦
場所
大中華・海南島沖
日付 統一暦186年4月1日


統一暦186年4月に大中華・海南島付近の南シナ海上空で、「航行の自由作戦」を遂行中であった瑞州国防空軍の戦闘機と、それにスクランブル対応した大中華国軍航空軍の戦闘機が空中衝突した事件。この事件を契機に、瑞州は意向を同じくする国との連帯の必要性を認め、自由海洋諸国連合構想を策定。4か月後にグロティウス条約として同構想は結実した。

第一次航行の自由作戦(FONOP-186)

第一次航行の自由作戦(FONOP-186)
Freedom of Navigation Operation I
関係国 沿岸国
アークランド軍議国
トラキア・ローマ帝国
NULS
  伊予洲国
瑞州合衆国連邦
日ノ出国
毎倉府帝国
場所 地中海
日付 統一暦186年12月14日~

本作戦はアークランド軍議国およびトラキア・ローマ帝国の過剰な海洋権益主張に対して発令され、グロティウス条約に基づき作戦合同司令部OJH186およびその指揮を受ける合同任務艦隊JTF186がNULS加盟4か国によって組織された。

JTF186への参加艦艇は以下の通り。

+ ...
  • 伊予洲国海軍
    • あまぎ型原子力空母「あまぎ」
    • しらつゆ型ミサイル駆逐艦「しらつゆ」
    • 同上「しぐれ」
    • かわかぜ型ミサイル駆逐艦「たにかぜ」
    • あたご型ミサイル巡洋艦「あたご」
    • とわだ型補給艦「とわだ」
  • 瑞州国防海軍
    • しらゆき型ミサイル駆逐艦「DDG-88 はつゆき」
    • いなづま型駆逐艦「DD-93 いかづち」
    • はれぎり型ミサイル駆逐艦「DDG-101 うみぎり」
    • 同上「DDG-112 さぎり」
  • 日ノ出国防海軍
    • 小峰型ミサイル駆逐艦「DDG-114小峰」
    • 同上「DDG-118稲庭」
    • 阿弖流為型ミサイル駆逐艦「DDG-101阿弖流為」
  • 毎倉府帝国海上自衛隊
    • しょうかく型護衛艦「しょうかく」
    • もがみ型護衛艦「もがみ」
    • たかお型護衛艦「あたご」
    • 同上「ちょうかい」
+ 各展開詳細

アドリア・イオニア海域

関係国 沿岸国
トラキア・ローマ帝国
NULS
  伊予洲国
瑞州合衆国連邦
日ノ出国
毎倉府帝国
場所 地中海(アドリア・イオニア海)
日付 統一暦186年12月14日~18日
参加艦艇 なし JTF186
航空母艦2隻
巡洋艦1隻
駆逐艦14隻
補給艦2隻

アドリア海・イオニア海における過剰権益を主張するトラキア・ローマ帝国への対抗として、FONOP-186の一環として策定されたのが、通称「Route 1」と呼ばれる航路である。

統一暦186年12月14日、JTF186はスエズ運河を利用して地中海東岸に展開した。JTF186はまずバルカン半島沖を北上し、イオニア海からアドリア海に進出。そしてトラキア・ローマ帝国の排他的経済水域(EEZ)を航行し、同国北方の他国EEZに差し掛からない内に反転、イオニア海に再進出した。この後、JTF186はシチリア海峡まで進み、アークランド側を北向きに航行した。

北アフリカ沿岸海域

関係国 沿岸国
アークランド軍議国
NULS
  伊予洲国
瑞州合衆国連邦
日ノ出国
毎倉府帝国
場所 地中海・北アフリカ沖
日付 統一暦186年12月18日~24日
参加艦艇 なし JTF186
航空母艦2隻
巡洋艦1隻
駆逐艦14隻
補給艦2隻

アフリカ大陸領土の沿岸から約100kmを自国領域として主張するアークランド軍議国への対抗として、FONOP-186の一環として策定されたのが、通称「Route 1」と呼ばれる航路である。

12月24日、JTF186はRoute 1でシチリア海峡を抜けたのち、同国の領有主張対象となっているEEZを航行。ジブラルタル海峡が近づいてきたところで反転し、シチリア海峡を今度は南向きに抜け、いくつかの湾や半島の沖を航行した後に、JTF186は14日に集合したスエズ運河沖に戻った。



第二次航行の自由作戦(FONOP-191)

第二次航行の自由作戦(FONOP-191)
Freedom of Navigation Operation II

▲「DDG-69 しらくも」から撮影されたエスティナ海軍艦艇。
関係国 沿岸国
エスティナ連合国
NULS
  伊予洲国
瑞州合衆国連邦
日ノ出国
ラティアンス・レフタニア技巧連合
場所 インド洋
日付 統一暦191年3月9日
艦艇 コルベット2隻 JTF191
航空母艦1隻
駆逐艦3隻

本作戦はエスティナ連合国の過剰な海洋権益主張(基線より50km沖合までの領海主張)に対して発令され、グロティウス条約に基づき作戦合同司令部OJH191およびその指揮を受ける合同任務艦隊JTF191がNULS加盟4か国によって組織された。

JTF191への参加艦艇は以下の通り。前回作戦は参加艦艇が過剰に過ぎ、限度を超えた示威行為として外交上受け止められる可能性を排除できなかったこと、また大規模展開による兵站の問題もあり規模は縮小された。

+ ...
  • 伊予洲国海軍
    • そうりゅう型原子力空母「CVN-74 そうりゅう」(第一艦隊第一空母打撃群より抽出)
  • 瑞州国防海軍
    • すじぐも型ミサイル駆逐艦「DDG-69 しらくも」(第1艦隊第11駆逐隊より抽出)
  • 日ノ出国防海軍
    • 小峰型イージス艦「DDG-118弘前」(第2艦隊第3護衛隊より抽出)
  • ラティアンス・レフタニア技巧連合国防海軍
    • ラタキア級大型対潜駆逐艦(艦名不明、中央軍第二艦隊より抽出)

統一暦191年3月9日、JTF191はアフリカ東岸、「いわゆるアフリカの角」の沖合に展開した。艦隊はそこから西進し、エスティナ沖40km程度(21~25海里)の接続水域/EEZを岸辺に沿って南に航行した。この際、エスティナ連合国海軍はHSC2に所属する2隻のコルベットを出撃させ、JTF191が領海主張範囲から出るまで追尾を実施している。



第三次航行の自由作戦(FONOP-196)

第三次航行の自由作戦(FONOP-196)
Freedom of Navigation Operation III

▲JTF196-Iの進路図。

▲JTF196-Bの進路図。
関係国 沿岸国
南ルークリア
アークランド軍議国
NULS
瑞州合衆国連邦
場所 インド洋、黒海
日付 統一暦196年11月26日
艦艇 JTF196
駆逐艦2隻

本作戦はルークリア民主主義共和国(南ルークリア)およびアークランド軍議国の過剰な海洋権益主張(前者:大陸領およびアンダマン諸島領を接続する海域全体、後者:クリミア半島を包む黒海北部の半分以上)に対して発令され [*1] 、グロティウス条約に基づき作戦合同司令部OJH196およびその指揮を受ける合同任務艦隊JTF196が組織された。このうち、インド洋を担当するのがJTF196-I、黒海を担当するのがJTF196-Bである。

JTF196への参加艦艇は以下の通り。今次の作戦は積極的な作戦参加国が少なく、瑞州国防海軍のみが艦艇を派遣している。

  • 瑞州国防海軍
    • しらゆき型ミサイル駆逐艦「DDG-83 おおゆき」(第1艦隊第11駆逐隊より抽出:インド洋配置)
    • いなづま型駆逐艦「DD-99 ゆうなぎ」(第2艦隊第17駆逐隊より抽出:黒海配置)

統一暦196年11月26日、JTF196の2隻はそれぞれ、黒海西岸とインド亜大陸西岸に進出し、おおよそ陸地沿いに過剰領海主張範囲内を航行した。

NULS内で足並みが揃わず、瑞州海軍単独のみでの行動となったことから、当作戦は瑞州内のグローバル化反対論者を中心に論争を巻き起こした。これを受けて瑞州大統領府の報道官は、「NULSを畳むこともオプションの一つ」と明かしつつも「しかし航海の自由はこの先も維持しなければならない」「単独で、瑞州の統合軍が地域別に作戦を遂行することになるかもしれない」と述べた。



参加国(参加順)

国旗 国名 代表者名 条約批准 備考
瑞州合衆国連邦 foxsparrow 統一暦186年8月 発起人
伊予洲国 hakua04181 統一暦186年8月
日ノ出国 sakura 統一暦186年8月
毎倉府帝国 piyoppi 統一暦186年8月
ラティアンス・レフタニア技巧連合 reichdan 統一暦186年9月



参加方法

イデオロギーは問いませんが、グロティウス条約の批准と、自国ページへの明記、discord 当該チャンネルでの宣言をもって加盟とみなします。

コメント欄

その他連絡などにお使いください。

名前:
コメント:
最終更新:2025年04月10日 16:23

*1 特にルークリアは11月16日に同海域において海軍演習を実施し、実効的支配をアピールしている。