前杜村の永いその後
「おてんとさま、おてんとさま、どうか我らの罪業をお赦しください」 ──────生き残ってしまったある少年
概要
中部地方のY県F市の山奥に存在する(もしくは存在した)前杜村に関する風習や界異、人物などに関するカノンとなっています。
カノン名通り、前杜村が滅んだ後の"永いその後"が主軸となります。
それでは、どうぞご覧ください。
カノン名通り、前杜村が滅んだ後の"永いその後"が主軸となります。
それでは、どうぞご覧ください。
用語集
前杜村
中部地方Y県F市の山中に存在していた集落。
住民達は『おてんとさま』と呼ばれる存在を信仰していたようで、前杜村の神社ではその使いとされる狼や狐と共に祭られていた。
境界異常なのかなんなのか、年に数回という頻度で日蝕を観測することができた。
2002年の集団自決事件が発生するまでは200人ほどの住民が定住していたが、事件発生と同時に住民がほぼ全員死亡した。
尚、日向家の長男のみ遺体が見つかっておらず、今まで消息不明となっている。
集団自決事件以降は常に日蝕を観測できる様だが……?
住民達は『おてんとさま』と呼ばれる存在を信仰していたようで、前杜村の神社ではその使いとされる狼や狐と共に祭られていた。
境界異常なのかなんなのか、年に数回という頻度で日蝕を観測することができた。
2002年の集団自決事件が発生するまでは200人ほどの住民が定住していたが、事件発生と同時に住民がほぼ全員死亡した。
尚、日向家の長男のみ遺体が見つかっておらず、今まで消息不明となっている。
集団自決事件以降は常に日蝕を観測できる様だが……?
彼岸返し
前杜村に存在していた祭り、又は儀式の総称。
毎年8月中旬になると賑やかな祭りが行われ、この時期には観光客もいたようだ。
……ただ、ある条件が満たされた際には余所者は締め出され、葬式の様な祭りが行われる。
条件とは『日蝕の日に生まれた赤子がいること』
その日に生まれた赤子には死者が憑くとされ、村では不吉の象徴とされる。
よって村人達は祝詞の書かれた和紙に石と赤子を包み、村の中心にある井戸へ向かう。
そこから何が起こるかを語る者は少ない。
ただその赤子の名がつけられた小石を白木の箱に入れ、その子が生きているかのように毎日が過ぎていった。
毎年8月中旬になると賑やかな祭りが行われ、この時期には観光客もいたようだ。
……ただ、ある条件が満たされた際には余所者は締め出され、葬式の様な祭りが行われる。
条件とは『日蝕の日に生まれた赤子がいること』
その日に生まれた赤子には死者が憑くとされ、村では不吉の象徴とされる。
よって村人達は祝詞の書かれた和紙に石と赤子を包み、村の中心にある井戸へ向かう。
そこから何が起こるかを語る者は少ない。
ただその赤子の名がつけられた小石を白木の箱に入れ、その子が生きているかのように毎日が過ぎていった。
前杜村集団自決事件
2002年8月16日、本来であれば彼岸返しが執り行われていたであろうその日の夕方に発生した凄惨な事件。
村民ほぼ全員が鉈や縄、ガラス片、兎も角道具を問わずに自殺した事件。
彼岸返しの観光の為に訪れていた数少ない人々の精神に多大なダメージを与え、しかしその人々によって外部に伝えられた。
原因は未だ定かではなく、憶測や都市伝説が飛び交っている。
村民ほぼ全員が鉈や縄、ガラス片、兎も角道具を問わずに自殺した事件。
彼岸返しの観光の為に訪れていた数少ない人々の精神に多大なダメージを与え、しかしその人々によって外部に伝えられた。
原因は未だ定かではなく、憶測や都市伝説が飛び交っている。
勾津家/マガツ
前杜村の指導者的一族の片割れ。
霊的資質に優れ、特に独自の呪術を扱っていた。
その源流は前杜村以前の先住民であるが、その事実を覚えているものは現代には存在しない。
先住民である『マガツ』は死後の世界を司る猿の神を信仰していたようだが、それすらも早くに失われている。
現代での生き残りは境対課祓魔隊第四班班長である勾津日乃ただ1人である。
霊的資質に優れ、特に独自の呪術を扱っていた。
その源流は前杜村以前の先住民であるが、その事実を覚えているものは現代には存在しない。
先住民である『マガツ』は死後の世界を司る猿の神を信仰していたようだが、それすらも早くに失われている。
現代での生き残りは境対課祓魔隊第四班班長である勾津日乃ただ1人である。
日向家/ヒムカ
前杜村の指導者的一族のもう片割れ。
勾津家同様霊的資質に優れ、特に独自の祓魔術を扱っていた。
『おてんとさま』の信仰を前杜村となる場所に持ち込んだ一族であり、伝承曰く「一族の始祖はおてんとさまが授けてくださった神託の為、移民団を率いて前杜村に辿り着いた」とされている。
現代での生き残りはミワシ部隊第四部隊隊長である日向直毘人ただ1人である。
勾津家同様霊的資質に優れ、特に独自の祓魔術を扱っていた。
『おてんとさま』の信仰を前杜村となる場所に持ち込んだ一族であり、伝承曰く「一族の始祖はおてんとさまが授けてくださった神託の為、移民団を率いて前杜村に辿り着いた」とされている。
現代での生き残りはミワシ部隊第四部隊隊長である日向直毘人ただ1人である。
五号級界異『大壇猿/■■より■る■』
太平洋戦争の終戦直前に顕現した五号級界異。
当時の祓魔師達に多大な出血を与えながらも無事に祓滅された。
周囲、あるいは自身から溢れ出す穢れを武装に成形し振るう。
単純だが高い穢装等級、身体強度を持っていたようだ。
当時の祓魔師達に多大な出血を与えながらも無事に祓滅された。
周囲、あるいは自身から溢れ出す穢れを武装に成形し振るう。
単純だが高い穢装等級、身体強度を持っていたようだ。
勾都家/外勾津
[現在ロック中]
日迎家/外日向
[現在ロック中]
"彼岸より孵る神"
[封印]
年表
B.C.484/XX/XX 現T県南部に住むある男に神託が下り、移住の為の一団を結成して東へ旅立つ。
B.C.486/XX/XX 一団が現Y県F市の山中に辿り着き、先住民の一族『マガツ』と接触し集落を形成。後の前杜村となる。
A.D.1867/11/9 大政奉還。
A.D.1937/7/7 盧溝橋事件が発生、それを引き金として日中戦争が勃発する。
A.D.1941/12/8 真珠湾攻撃、太平洋戦争が勃発する。
A.D.1945/8/10 ポツダム宣言の受諾
A.D.1945/8/12 五号級界異『大壇猿』が顕現。
A.D.1945/8/15 祓魔師達の尽力により『大壇猿』が祓滅される。同日、玉音放送。第二次世界大戦が終戦を迎える。
A.D.2002/8/16 前杜村集団自決事件
A.D.2022/8/12 五号級界異『痾修羅僧』が顕現、祓魔隊第四班が祓滅の為投入される。
A.D.2022/8/15 五号級界異『痾修羅僧』が祓滅される。
B.C.486/XX/XX 一団が現Y県F市の山中に辿り着き、先住民の一族『マガツ』と接触し集落を形成。後の前杜村となる。
A.D.1867/11/9 大政奉還。
A.D.1937/7/7 盧溝橋事件が発生、それを引き金として日中戦争が勃発する。
A.D.1941/12/8 真珠湾攻撃、太平洋戦争が勃発する。
A.D.1945/8/10 ポツダム宣言の受諾
A.D.1945/8/12 五号級界異『大壇猿』が顕現。
A.D.1945/8/15 祓魔師達の尽力により『大壇猿』が祓滅される。同日、玉音放送。第二次世界大戦が終戦を迎える。
A.D.2002/8/16 前杜村集団自決事件
A.D.2022/8/12 五号級界異『痾修羅僧』が顕現、祓魔隊第四班が祓滅の為投入される。
A.D.2022/8/15 五号級界異『痾修羅僧』が祓滅される。
関連ページ
"彼岸の徒"
キャラクター/勾津日乃(まがつ・ひの)
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"監視者"
キャラクター/日向直毘人(ひむか・なおびと)
キャラクター/日向直毘人(ひむか・なおびと)
権利情報
権利情報は全ての項目を必ず記入するようにしてください。
代表権利者 | ふむゆる |
---|---|
権利者 | 浜地 |
コンタクト先 | Xアカウント→@kkfumuyu22 |
連絡不要の使用範囲 | 基本的に制限は設けていません、ご自由にお使いください。 |