禰雅(みたまや・みやび)

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kirishima

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禰雅(みたまや・みやび)

※本キャラクターは「呪詛犯罪者」のキャラクターです。
「この禰雅は同志の想いには応えるとも」
──#39『マガラナイガ。』


使用メーカー:えもめん

基本情報

所属 禰派
誕生日 11月16日
血液型 O型
性別 男性
身長 192cm
体重 不明(若干筋肉質に見受けられる)
好きなもの 幽世、界異、混沌、秩序の破壊、呪詛兵器
嫌いなもの 正義、倫理、リスキル
天敵・弱点 不明

ステータス

身体強度 B
霊体強度 A
瘴気出力 A+
被呪耐性 A+
祭具運用 A+
総合能力 存在規模五号程度
※呪詛犯罪者であり加護を使用しないため、「加護出力」を「瘴気出力」にて対応しています。

概要①

呪詛犯罪者「有得流我」の複製前(オリジナル)であり、「有得他我」の沼の底に存在する遺体。
19██年に境界対策課が討伐に成功しており、現在は故人である。
境界異常との間に絆?らしきものを持ち、高号級の界異でも難なく味方としていたことから「百鬼を統べる者」の異名を持つ。
彼の派閥である禰派の中では「永き覇道を歩む者」と形容されることもある。

かつて『幽世門開禰之鬼夜行事件』と呼ばれる大規模呪詛犯罪を発生させ、世界を転覆させたことから、祓魔師・神祇官は"神による世界線の書き換え"という世界の根底を変える大事態を発生させざるを得なくなった。
その活動の目的は「幽世に現世を飲み込ませる」こと。
「幽世とそこから生まれ出る界異こそが存在として正しい」という独特の思想を持ち、現世を界異のための"正しい"世界にすることを目論む。

界異や呪詛犯罪者を惹きつける邪なカリスマ性を持ち、「禰派」と呼ばれる派閥も組まれていた。
情報に関わる術式を持ち、亡くなった現在でも情報公開が制限されていることから、彼の存在を知る者は少ない。
また、顔写真なども存在しておらず、資料と振る舞いが全く違うことから、未だ有得流我が禰であるという特定には(一部を除いて)至っていない。

過去 / 一部境界対策課資料

指定呪詛犯罪者。過去██████人の死傷者を出す大型呪詛犯罪、通称『幽世門開禰之鬼夜行事件』を発生させた。
討伐隊が組まれるも、当時禰及び彼の従える界異・呪詛犯罪者を抑えるに至らず。世界そのものが破壊されかけたことから、祓魔師や神祇官によって最終手段として神が召喚され世界線が書き換えられる事態となった(詳しくは『最悪の祓魔師 Ⅳ -禰 雅に関する話-』)。

書き換えられた世界線(現在の世界線)においては境界対策課によって事前に計画を阻止され、『幽世門開禰之鬼夜行事件』は発生しなかった。
しかしそれでも、19██年代では最悪の呪詛犯罪者と呼ばれるまでに脅威を拡大していた。
19██年、祓魔師の奮闘により、多くの犠牲を出しながらも境界対策課は禰の討伐に成功。遺体は文字通りの八つ裂きとなり、戦闘の余波により行方不明となる(詳しくは『マガラナイガ。』)。

概要② 性格等

起こした事態は深刻であるものの、性質としては下衆あるいは外道というわけではなく、仰々しさと気さくさが同居する性格の持ち主。
自身の「格」に対して自覚的であり、他者に対しては高慢ともいえるラスボス的態度を取る。
しかし、中身はあの有得と同一人物であるため、実際はコミュニケーションへの隔たりは低く親しみやすいタイプの人物である。
新しいものや知らない文化が大好きで好奇心が旺盛。聡明だがどことなく子どもっぽい。

そういった親密な精神性に反し、思想は「幽世こそ正しい世界である」「界異こそ正しい存在である」という非常に過激なもの。
幽世ファーストと周りから形容され、幽世や境界異常のためならば手段を問わず行動を起こす狂人である。
その目的のためであれば、自身の肉体や尊厳をリソースとすることも厭わない。

また、その性格のためか境界異常に好かれやすく、敵対していない状態の界異であれば簡単に友好関係になることができる。
術式や調伏によるものではない、ただの本人のコミュニケーション能力によるもののため縛りは緩いが、逆に術式の解除が有効でないというメリットもある。

有得と異なる点として、禰は感情が希薄である。
喜怒哀楽の、特に怒りや悲しみの情が薄く、激情を見せることがほとんどない。
界異や仲間に対する情はあるものの、彼らの死に喪失の悲しみを感じず、生死に頓着しないというある意味ではドライな姿勢。
有得状態では感情を脊髄反射で出しているようであり、理性・思考を挟むと禰のように感情が薄くなるようだ。

使用祭具・儀式技術

  • 境界異常の使役
禰の最大の特徴にしてメインウェポン。禰と友好関係にある境界異常を自在に指示し、その能力を行使する。
五号級界異「時留め」による時間停止など、中には絶対的・致命的な力を振るうものもあり、非常に危険。
一部の親交の深い界異について⇒有得の主な契約界異

  • ミーム術式
自身に関する情報を制限、または情報に霊力を結びつける術式。
特に「"みたまやみやび"の名が広まると禰が完全に復活する」という名前に結びつけた術式は、境界対策課では『みたまや事案』と称される(下記項目参照)。

  • 古代祭具
平安時代に出生してから現代まで、保管を続けてきた祭具のコレクション類。

みたまや事案

禰が生前、自身が死んだときの保険として敷いていた術式と、それに関する影響のこと。
端的には「"みたまやみやび"の名が広まると禰が完全に復活する」というものであり、境界対策課が禰の情報公開を制限する最大の理由である。
現状、黒の柘榴やC.C.S.による拡散活動などにより、術式は後半段階まで進行している。
その影響で(境界対策課にて因果関係は検知されていないが)有得の四号級の強化個体の発生頻度増加と、五号級の強化個体の出現を招いている。

来歴

9██年に貴族・曲原家の男子として誕生する。本名は「曲原禰雅(まがはらの・ないが)」。貴族であった頃の最高位は正█位。
30代の頃に五号級界異「時留め」と契約し、肉体・霊体の不老を手に入れる。
以来、境界異常を祓魔の手から守るため、一定の権力を保ち続け現代へと至る。
※その間の活動については随時追記予定。

[活動の一部]
  • 9██年:本名「曲原禰雅(まがはらの・ないが)」にて貴族として京に生きる。
  • 16世紀:ポルトガルに渡り、ポルトガル人商人「Basílio・Serra・Caio(バジーリオ・セラ・カイオ)」として活動。現在も親交を結ぶ界異である、穢耳のポムュ・アワルプフェルと友好を結ぶ。
  • 1770~1800年代:浮世絵師・鳥山石燕に弟子入りし、画家「矢江春喜(やこう・はるのぶ)」として活動。妖怪画や怪談の挿絵などを描いた。
  • 1860〜1890年代:国学者「曲原照駕(まがはら・しょうが)」として廃仏毀釈を積極的に推し進める。この頃は曲原家の末裔であると名乗っていた。
  • 1910~1940年代:政治家「曲井礼二(まがい・れいじ)」として『卜号作戦』の妨害、及び寺社仏閣の破棄に奔走。裏で世界動乱期における界異の保護に尽力した。
  • 1950〜1960年代:活動家「釜田孝之助(かまた・こうのすけ)」として共産主義派閥に協力し、"第三の幽世"を隠れ蓑として境界災害拡大を進める。
  • 20██年:祭具鍛冶師「東雲飛天(しののめ・ひてん)」を名乗り、東雲家であると偽ってフランスに入国。澱之帝を使役し、700人以上の犠牲者を出すテロを行う。通称『ゾーンノワール事件』

人間としての寿命を大幅に超えて生きている関係上、偽名や偽の個人情報が多く存在する。

台詞

一人称 私、俺
二人称 貴殿、貴君、貴様、お前、○○(呼び捨て)
「祓魔の手を逃れ、よく我が元まで来てくれた。この時より貴殿は私の新たなる友だ」
「この術式を退けるか、祓魔師よ。いやはや見事。……皮肉ではないぞ、純粋なる賞賛の言葉だ」
「██神祇官…ああ、あの家柄の縁の者か。貴殿の家系には兼ねてより随分と苦労させられた。今の代の者がどれほどやれるのか、見せてもらおうか」
「よせ、██。お前が憤る必要はない。……私を心配してくれたのだろう?つくづく優しい子だ」
「現世とは幽世の上に仮置かれた、不完全で不安定な世界に過ぎない。理解せよとも言わないが、わからぬのならば潰すまで」

メタ的な使用用途

『その敵、呪詛犯罪者。』シリーズにおけるラスボス的存在となります。
カースクライムカノンにおける根幹であり最強格の呪詛犯罪者の一人でもあるため、(他のカノンとの整合性の観点から)権利者側から別キャラクターに繋がりを持たせることは少ないです。
作品内に起用いただくことに関しては、下記権利情報に則ったものであれば全く問題ございません。

関連ページ

有得他我によって複製された肉体。肉体こそ沼の穢れで構成されておりスペックは異なるものの、精神は同一であり完全に本人。

禰を慕う呪詛犯罪者集団。

権利情報

権利者 霧島明
コンタクト先 Twitter:https://twitter.com/museum1127
他作品での使用範囲 過去編かつIFであれば自由使用可能。それ以外では噛ませ表現を避けてくださると幸いです(希望の場合は権利者まで)。
R18作品での使用範囲 女性攻め・ふた攻め以外、かつ過去時系列でしたらご自由にお使いください。関係のある呪詛犯罪者であれば現代時系列でも可能です。
登場作品 『その敵、呪詛犯罪者。(https://www.pixiv.net/novel/series/11696691)』
※wikiページ⇒https://w.atwiki.jp/nandayo/pages/186.html
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