月凶(げっくう)

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yura000

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界異名(月凶)

怒りを見たんだ、あの顔に。その振るう爪に。
─ある祓魔師の報告書─

基本情報

仮想全高 4m
仮想質量 200kg
存在規模 四号級
穢装等級 変動(特殊な為下記参照)

ステータス

存在強度 A
疑似知覚 A
穢装出力 D
空間機動力 A

概要

二年前に突如として出現した二足歩行の獣と人間を掛け合わせたような界異。周辺の界異を喰らい尽くすと去っていくを繰り返していた。交戦した祓魔師がマトモに居ないという稀有な界異であり、一瞥すると逃げられたという報告もある。深紅の髪に全身の所々に散りばめられた赤黒い体毛と、筋骨隆々の女性的な肉体を持っている。

戦闘能力

地を削り、即座に抉り抜く程鋭い鉤爪が五指として機能しており、これを使用して敵対存在を切り裂く或いは叩き潰すといった破壊的な戦闘を行う。時折見られるのが、界異を喰らうように牙を突き立てて貪る、と言ったまるで捕食行動のようなもの。実際この行為で祓われた(餌になったとも考えられる)界異も多い。
また、体毛が陽炎のように揺らめいたかと思えば穢炎を纏い周囲一帯を爆撃の如く焼き尽くすような広範囲攻撃や、五指に穢炎を纏わせて直線上の空間を切り裂き、爆裂させて前方を焦土に変える危険な攻撃も記録されている。
この穢炎は摂氏1500℃の高温、かつその場に留まるだけで対象と周囲を汚染し、形代を短時間で黒く染め上げてしまうほど強力かつ無慈悲なものである。

その真実

+ 概要
その狼は赤く、大きに、人飲み込むべく口を開けたりき。
─平安時代の文献より─
その正体は平安時代の文献にのみ見られる"赤い狼"と呼ばれる界異。資料を解読した結果…獣の四号級界異「一口狼」と大きく関係していることが判明。

どうやら異種として存在していたようで祓われた記録も以降無かったものの…東雲家に縁起として代々当主にのみ受け継がれていた縁起であり、初代当主が祭具を用いて調伏した後、人々を守る為に力を貸すよう説得したらしい。これを飲んだ月凶は以降当主に憑いて従う事になる。

10年前の境界異常に巻き込まれた東雲の母であり当主、夜行が術式を用いて延命のために娘の東雲由羅と融合させた結果生まれてしまったと推測される。現在は縁起として制御されており、被害を及ぼすことはないと報告されている。

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権利情報

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権利者 yura000
コンタクト先 TwitterID(@YURAzasyoku)
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登場作品 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23221492
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