野垂れ鳥

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kirishima

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野垂れ鳥(のだ-どり)

「お前、あの祠壊したんか!?」
──事情を知る老人

基本情報

仮想全高 100m前後
仮想質量 不明
存在規模 四号級
穢装等級 等級Ⅴ

ステータス

存在強度 C- / 特別な装甲などは持たない。回避を主な防御手段とする。
疑似知覚 B+ / 頭部はないが鳥類の広い視野を持つ。対象を観察し祟りを積極的にかけに動くこともある。
穢装出力 A+ / 制約を破った者は死ぬ。
空間機動力 A / 移動時は大型旅客機程度の速度で飛行する。目的地に着いた後は停滞していることが多い。
知能 自身の性質を理解しており、効果的に使用する高い知能を持つ。

概要

頭部から尾までが100mを誇る、黒い鷲の界異。ただし、鳥の頭部はなく、首から先は巨大な祠となっている。
祠部分から呪詛を呟きながら、上空を飛行する。

本体に攻撃能力はないが、強力な「祟り」の能力を持っており、制約を守って対処を行わなければ「祟り」によって即死を与えてくる。
制約の内容については下記項目に記載。
基本的に全ての生命体に対して殺意と憎悪の感情を抱いており、出現した際には可能な限り多くの生物の殺害を試みる。

また、野垂れ鳥は現世への出現時に世界中の█0億人からランダムに(特に日本率が相当高い)一人を選び、その人間を「祟り先」としてしつこく追跡する習性を持つ。
この「祟り先」を体内に取り込み殺した時のみ、野垂れ鳥の精神は歓喜に満たされて去るが、この「祟り先」を示す印などはないため発見は困難。

制約

曰く。

影に入ってはならぬ。
見下ろしてはならぬ。
傷を与えてはならぬ。
掟を破ってはならぬ。
祓ってはならぬ。
  • 一つ目、影に入ってはならぬ。この界異は必ず真下に影のようなもの(真下に放たれた強烈な瘴気)ができる。この影の形をした瘴気に踏み入った場合、極濃の穢れにより「溶けて死ぬ」。
  • 二つ目、見下ろしてはならぬ。野垂れ鳥の視界内で野垂れ鳥より上の高度に入った場合、"不敬"と見なされ強力な「祟り」が飛んでくる。「祟り」を受けた場合「弾けて死ぬ」。
  • 三つ目、傷を与えてはならぬ。攻撃してはならない。また、この攻撃は命中した攻撃のみではなく外れた攻撃も含まれる。攻撃をした場合は「祟り」を放たれ「砕けて死ぬ」。
  • 四つ目、掟を破ってはならぬ。野垂れ鳥の祟りは結界で抑えることができるが、結界の設置時に「やってはいけない動作」=「掟破り」が決定される。この「掟破り」の動作はランダムに決定され、実際に破るまで内容は不明。「掟破り」を行ってしまった場合、臓物や血液を「吐いて死ぬ」。
  • 五つ目、祓ってはならぬ。野垂れ鳥は死亡時、最後に害を与えたものに自身の霊力を全てぶつける。野垂れ鳥以上の霊力(=四号級界異の霊力)以上の霊力を持つ者でなければ「狂って死ぬ」。

推奨対処法

最も心掛けるべきことは「制約を守ること」と「民間人を制約破りに巻き込まないこと」。
①一撃の威力が大きいアーミーな祭具を用意し、地上や低空からできるだけ少ない回数で"空中で"仕留める。
②「掟を破ってはならぬ」に最大限注意し、大規模結界で「祟り」を抑制し、短時間で祓滅する。
③「祟り先」を見つける、全住人を避難させるなどして祓滅参加人員以外がいない場所に誘導し、通常通りの祓滅を行う。
といった方法が主に取られる。
生きたまま野垂れ鳥を墜落させることは、周辺の建物の2階以上にいる人間を全て「見下ろしてはならぬ」の制約破りにしてしまうため、基本禁止されている。

発生場所

決まった発生場所はない。ただ、「祟り先」は必ず野垂れ鳥が出現地点から12時間ほど飛行した場の人間が指定されることがわかっている。
海上で出現する頻度も高く、飛行中に「影に入ってはならぬ」の制約破りとなった魚たちが死んでいることが多い。

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随時追加予定...

権利情報

権利者 霧島明
コンタクト先 Twitter:https://twitter.com/museum1127
他作品での使用範囲 自由にご使用ください。縁起としての使用も可。
登場作品 『全屍全膿(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23435985)』
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