人化投影機
怪異を人化する霊術具。
基本情報
開発元 |
不明 |
全幅 |
24cm |
全高 |
18cm |
全長 |
16cm |
境界対策課データーベース
この霊術具は呪詛犯罪者を捕獲した際に接収された。
(20■■年■■月■■日 レポート■■■■参照)
カメラのような外見をしており、底面に『番:06』という文字が刻印されている。
この霊術具は複数存在することが推測される。
カメラとしてはやや大きい。
推測される機能から、この霊術具の検証許可は降りていない。
そのため、機能についてはこれを所持していた呪詛犯罪者からの情報であることに留意すべし。
この霊術具には2つの機能があり、1つは怪異を人化する。もう1つは人間から魂を抜き取る。
怪異の人化には人間の魂が使われており、人間から魂を抜き取ることで使用回数を増やす。
左側面のスイッチでモードを変更できる。魂を吸い取った場合は自動で人化モードになる。
人化した怪異は穢と加護両方を持っており、一部の対怪異セキュリティをすり抜ける可能性がある。
人化した怪異は能力の弱体化、または強化が起こる。
ダイヤルにより人化後の性別、年齢をある程度指定できる。
ON/OFFは手に持った状態で加護を流しながら念じると行われる。切り替え時以外は意識する必要がない。手から離れてからある程度時間が経つと自動でOFFになる。
秘匿霊術保管局データベース
[セキュリティクリアランス認証]
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この祭具が使用されたと見られる事例
001-野垂れ鳥-01
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未保護。
呪詛犯罪者によって捕獲された模様。
外見的性別:♀
構造的性別:♀(推定)
見た目年齢:10代
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002-野垂れ鳥-02
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■■■■にて保護。
外見的性別:♀
構造的性別:♀(推定)
見た目年齢:10代
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003-野垂れ鳥-03
+
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秘匿霊術保管局にて保護。
保護観察を■■■■(境界対策課 ■■室 ■■班所属)に一任。
( ノベル/カゴノトリ)
外見的性別:♀
構造的性別:♀
見た目年齢:10代
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004-ジュモ-01
+
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秘匿霊術保管局にて保護。
保護観察を■■■■(境界対策課 ■■室 ■■班所属)に一任。
外見的性別:♀寄り
構造的性別:不明
見た目年齢:10代
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005-夜灯呑-01
+
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未保護。
呪詛犯罪者によって捕獲された模様。
外見的性別:両性的
構造的性別:♂
見た目年齢:10~20代
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006-夜灯呑-02
+
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調査中。
外見的性別:♀
構造的性別:♀(推定)
見た目年齢:-
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007-マヨヒガ-01
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調査中。
外見的性別:♀
構造的性別:♀(推定)
見た目年齢:-
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008-アメコジキ-01
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調査中。
外見的性別:♀
構造的性別:♀(推定)
見た目年齢:-
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009-祓患-01
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秘匿霊術保管局にて保護。
保護観察を■■■■(境界対策課 ■■室 ■■班所属)に一任。
外見的性別:♀寄り
構造的性別:♂
見た目年齢:10代
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010-■■■-01
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調査中。
外見的性別:♀
構造的性別:♀(推定)
見た目年齢:-
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011-夜灯呑-03
011-夜灯呑-04
+
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外見的性別:♀寄り/♀寄り
構造的性別:♀/♂
見た目年齢:10代/10代
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これを作った人は怪異との共存を願ったのか、それとも‥‥
真相
物語開始時点でこの霊術具の完全な仕様を知っている人間は居ません。
境界対策課も呪詛犯罪者も以下の情報を断片的に持っている状態です。
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人化投影機は親機と子機と複数の加護照射機からなるシステムです。
カメラ型の端末が子機です。
③性別傾向ダイヤル
上:性徴が薄くなります。
左:男性的特徴が強くなります。
右:女性的特徴が強くなります。
下:両性の特徴が強くなります。
子機は魂を1つだけチャンバーに保管できます。(チャンバー数が多い子機を出すのは可)
番:06においては左下部の白い筒状構造がチャンバーです。
表示されている魂数は親機を含めた数になります。他の子機のチャンバー内の魂は参照されません。
チャンバー内の魂は転送スイッチ⑤長押し操作で親機への送受信ができます。
送信した場合は親機のチャンバーの最後尾に送られます。
受信した場合は親機のチャンバーの先頭の魂が送られてきます。
2つのモードを持ちます。
どちらのモードであるかはメインディスプレイに表示されます。
どちらも使用時には対象の全身をファインダーに収める必要があります。
複数の対象が写っている場合はファインダーの中心に近いものが優先されます。
チャンバーに魂がなければこのモードになります。
ファインダーに捉えた人間から魂を抜き取ります。
成功率は対象の霊体強度、意識レベル、被呪耐性によります。
形代による無効化が可能です。
チャンバーに魂がある場合このモードになります。
人化シーケンスは以下の通りです。
1.怪異をスキャンし、必要な加護量を表示する
2.必要量が貯まるまで加護を親機に転送し続ける(使用者が制御できるなら穢でもよい)
3.怪異のスキャンデータを親機に送信
4.親機が人化体を生成
5.加護照射機が怪異を消滅させる
2以外のシーケンスは現世時間では一瞬で行われます。
1と3でファインダー内に捕らえる対象が一致している必要があります。異なった場合はシーケンス1が実行されます。差分の加護は返却されません。
シーケンス3では中心に近い対象ではなく、1で対象になったものが優先されます。
シーケンス途中で加護が足りなくなった場合、シーケンスは中断されます。
人化体生成後に怪異を消滅させ切れ無かった場合は、人化体は分解され魂はキューの先頭に戻されます。
人化に必要な総加護量は、通常のやり方で対象を祓滅する方が楽なほどの量を要求されます。
通常の祓滅よりこの霊術具で怪異を無力化する方が難度が高いです。
体が破壊されても蘇る界異に対しては複製を行ってしまう可能性があります。
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■人化した怪異の能力変化■
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その怪異を象徴する能力が受け継がれます。
しかし、人化する関係上弱体化や強化が起こります。
例:
もとは数百メートルの巨体を活かした広範囲攻撃が可能だった怪異は人化により攻撃範囲が縮小する。
もとは数百トンの重量が脅威だった怪異は重量を大きく減らします。人体自体の密度は人間に近くなり、穢による疑似質量によって重量攻撃を発揮します。
もとは不定形であることで物理攻撃が効きにくい怪異だった場合、一時的に不定形化する能力を得ます。
もとは膨大な穢出力で広範囲へ強力な呪術を行使可能だった場合、穢出力は人体が許す範囲まで制限されます。
もとは寄生なしでは現世で長く生存できない怪異だった場合、単独での生存が可能になります。物理的制約から、他の人間の中に寄生することが不可能になります。
もとは水中でのみ生存可能だった怪異は水陸両方での活動が可能になります。
また、怪異によってはこの世界の人間にはない特徴が見られることがあります。
足が獣に近い、体表に鱗、耳が人間型でない、眼の形、尻尾を持つ、卵生になる等。
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黒の欠片カノンで有効になる設定
要点:幽世内で活動できる人間が生成される。
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穢も加護も、それを司るエネルギーは同じものです。
このエネルギーを利用するためには一種のタグ付けが必要になります。
このタグ付けを行う速度が加護生成速度です。
タクティカル祓魔師世界の人間はこのタグ付けを行う能力がありません。
怪異はタグ付けを行う力を持っています。一方でこの世界の法則に合う体を持っていません。
この霊術具の人化はタグ付けを行う能力を持った人間を作り出します。
この人間は生身での幽世での生存が可能になります。
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運用について(メタ話)
人化投影機は06以外にも存在し、形状は同じだったり異なったりします。魂チャンバーの容量も異なります。
以下の追加設定も任意に選択可能です。
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- 界異の強力さに見合う魂が必要である。
- 界異の相性によって合う魂が異なる。
- 魂に残っている記憶が人化後に残ることがある。
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更新履歴
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■2024-11-23 21:02■
投稿。
■2024-11-23 21:07■
画像を追加。
文字を修飾。
■2024-11-23 21:20■
事例に詳細を追記。
■2024-11-23 22:01■
『真相』の脱字を修正。
『真相』の文章表現を一部修正。
■2024-11-27 18:38■
『運用について(メタ話)』の項目を追加。
『秘匿霊術保管局データベース』の事例004~007を追加。
■2024-11-30 20:49■
『秘匿霊術保管局データベース』の事例008~009を追加。
『真相』に界異が複製されてしまう可能性について追記。
■2024-12-01 20:06■
『秘匿霊術保管局データベース』の事例010を追加。
『秘匿霊術保管局データベース』の事例に「外見的性別」「構造的性別」「見た目年齢」を追加。
■2024-12-01 23:14■
『秘匿霊術保管局データベース』の事例011を追加。
■2025-01-27 20:49■
『秘匿霊術保管局データベース』の事例003、009、011の画像を追加。
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権利情報