中臣家

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hamachi

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東雲家

基本情報

略称 中臣家
代表者 中臣藤之慎 中臣千萱
規模 概ね30人?
本部 東京都港区・三重県伊勢市

概要

 ヤマト朝廷の時代から続く歴史の長すぎる神祇官家。律令制の時代には神祇大副、江戸時代を通じて伊勢神宮の神主の長などを歴任してきた家であり、現在でも政権中枢への食い込みが多い。
 現在では衆議院の怪物にしてキングメーカー、現内閣府特命担当大臣(境界防災担当)、中臣藤之慎が当主。御年80歳を超える老人であるが、まだ現役。とはいえ祓魔師としては正直中の上くらいらしく、むしろ衆議院という政治権力に全振りしている。
 代わりに中臣千萱、そうして中臣家お抱え神祇官衆“間人”の長である中臣紫苑が祓魔師としての戦力をやってる。

術式について

“縁を切る神の加護”を代々受け継ぐ。「縁を切る」という一点だけが出来る式法であるが、これは実のところ遺伝するものではなく、また後天的に成長するものではない。また縁を切る範囲や深さなども各個人に生得的に与えられる。

 そのため中臣家の神祇官たちは術式頼りの戦い方というより呪具や祭具、武術や儀式によって統一された戦闘を行うことが多い。

間人

 中臣家のお抱え神祇官衆。「はしひと」と読む。
 雑面で顔を隠した神主/巫女装束の神祇官であり、それぞれの"加護”に適した武器を持つ。
 神道由来の儀式と共に“加護”や汎用祓魔術、古流式法をフルで使いながら近接戦闘を仕掛けてくる恐るべき猛者たち。更に伝統的祭具や呪具によって武装することによって、たった一人で五号級界異と相打ちになるほどの戦力となっていた。
 1995年ごろ、タクティカル2.26事件によって最精鋭の13名が死亡したため戦力が極めて下がった。

中臣家祓勢法

 中臣家に伝わる剣術。片手で下段の構えを取るのが基本姿勢。鍔迫り合いや剣戟の中で、いつでも走り出せる状態から技につなげる。

  • 花祓
 片手抜刀などから繋がるワザ。ド基本。だいたいは単純な逆胴・逆袈裟・逆真向のいずれかに派生するが、その真価は踏み込みの角度による9通りの斬撃への変化。花びらのようなので花祓と呼ばれる。

  • 鳥祓
 突きを基準としたワザ。半身を前において突きを繰り出しながら手首だけで切り返しを行う。花祓(通常の剣術通りの唐竹割りや袈裟懸け、胴打ちなど)と風祓のつなぎとして用いられる。練度が足りない剣士が用いるか、練度がある場合でも攻撃回数の上乗せに使われる。

  • 風祓
 逆胴を基準としたワザ。基本のキの字。相手の防御ごと断ち切るようにただ振り抜くだけ。踏み込みを重ねて二の太刀三の太刀をカマすこともある。

  • 月祓
 唐竹割を基準としたワザ。上から下への斬撃から、踏み込みに合わせた胴打ち、袈裟懸け、胴打ち、袈裟懸け……と連続で斬撃を仕掛けるもの。相手が避けられる範囲を広く切り裂きながら突進しているので、地味に回避困難。

  • 雨祓
 逆袈裟(右斬上)斬りを基準としたワザ。基本のホの字。逆袈裟というなかなか珍しい角度で相手の反応の外側から振り抜き、反応させないワザ。回避のため飛び退いたところを突きで仕留めることも多い。

  • 雲祓
 逆真向斬りを基準としたワザ。基本のンの字。下から上への斬撃と同時に相手を打ち上げ、そのまま空中で斬りつけてから打ち下ろすワザ。回避も反応も出来ぬ速度で、防御も出来ぬ必殺の嵐を叩きつける。

  • 天祓 
 奥義。構えから振り抜く瞬間に縁を祓い、自らを祓い、その場自体を祓い、踏み込みと合わせた前後今の3地点への9つの軌道を同時に振るって敵を祓う。神事をもって瞬間的に増幅された"加護"で多重の術理を展開し、如何なる回避も防御も妨害も行わせないワザ。


1990年代までは、最低でも13人は天祓を使える人間がいたらしい。しかしそれらは全て死亡しているため、現代では2-3人くらいしかいない。

中臣十三宝

 中臣家の最も新しい呪具。タクティカル2.26事件で死亡した中臣家の精鋭たちが呪具になったもの。
 これらのすべてに適合できるものだけが間人の長――連*1になることが出来る。

  • “ファンデルワールス力の縁を切る太刀”:中臣理仁(りひと)
  • “現世と周囲の縁を切る薙刀”:中臣虚保(うつほ)
  • “摩擦との縁を切る足駄”:中臣渚(なぎさ)
  • “音との縁を切る大袖”:中臣乙葉(おとは)
  • “死にゆく縁を切る狩衣”:中臣郁流(いくる)
  • “繋ぎ目の縁を切る小太刀”:中臣唯折(いのり)
  • “衝撃との縁を切る弦走”:中臣総(そう)
  • “幻との縁を切る右目”:中臣小朧(おぼろ)
  • “消耗との縁を切る草摺”:中臣枯乃(かの)
  • “罪業との縁を切る錫杖”:中臣治郎(じろう)
  • “衆目との縁を切る裏頭の袈裟”:中臣天兎(あもう)
  • “未来との縁を切る絶縁状”:中臣史麿(ふみまろ)
  • “変化との縁を切る盾”:中臣毅(つよし)

主な所属者

中臣喜三郎(故人)
中臣藤之慎(当主 現内閣府特命担当大臣(境界防災担当))
中臣鹿波(現在幽閉中)
中臣冀実(故人)
中臣茅花(存在抹消)
中臣伊楔
中臣紫苑(間人連)
中臣千萱(環境参事官補佐)
中臣孝生(故人 元神祇庁長官・元内閣官房長官)

その他間人のみなさま(故人)

関連ページ

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権利情報

権利情報は全ての項目を必ず記入するようにしてください。
代表権利者 浜地
コンタクト先 TwitterID(@Hamachi_writer)
他作品での使用範囲 ご自由にどうぞ!
登場作品 https://syosetu.org/novel/370926/
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注釈

*1 ムラジ