エーデマルク王グスタヴ2世
(画像挿入予定)
氏名 |
グスタヴ・カール・レーヴ |
年齢 |
27歳 |
性別 |
男性 |
身長 |
187センチ |
職業 |
エーデマルク連合王国国王、エーデマルク国王、インレ大公 |
出身地 |
エーデマルク王国ルンドホルム北部ソールリュース宮殿 |
現住所 |
エーデマルク王国ルンドホルム北部ソールリュース宮殿 |
性格の特徴 |
キング・オブ・能天気。ポリシーは一応「成せば成る」らしいが、よく聞くと「今日できることは明日もできる」「生きてさえいれば何とかなる」が本音らしく、兄弟たちがケツを叩いて仕事をさせている。基本的に焦るということがない。 弟妹たちやかつての部下たちにとっては面倒見の良い兄貴分でもあり、ひとの話は案外ちゃんと聞く方。なんだかんだ甘えられているうちに気がついたらいろんなことを頼まれていてすごく忙しくなっていた、ということもしばしば。でも、「こつこつやっていけばいつかは終わるだろ」と言って焦らない。肝が据わっていると好意的な解釈をすることもできなくはない。 基本的には平和主義の穏健主義。対立を避けるためならば積極的に膝を折るタイプで、王としても兄としても威厳がない。人生とは助け合っていくもの。即位する前は陸軍に属していたが、積極的に交戦しなかったため、父グスタヴ1世の不興をかって前線送りにされたこともある(で、スオラ人に捕まったりする。後述)。彼が専守防衛に努め兵士と糧食の温存に努めていたことが発覚し将として再評価されるのはたぶん当時の彼の部下だった者たちが陸軍幹部になってからのことかと思われる。 何事にも前向き。膝を屈することはあっても心が折れることはない。彼の「何とかなる」という根拠のない台詞が兄弟たちや民衆を安心させている、のだといいな。 |
外見の特徴 |
ハニーブロンドの髪をオールバックにして撫でつけている(下ろすと首が隠れる程度の長さだが、お洒落ではなく散髪師を呼ぶ時間がないだけ)。オリーブグリーンの瞳。非常にたくましい筋肉質。右肩から右腕にかけてライオンの、左肩から左腕にかけてドラゴンのタトゥーを入れている。はっきりした眉に高い鼻筋で、ちゃんとしていればいい男に見えるかもしれない。ちゃんとしていれば。 国王としての正装や王冠の重量が半端ないので、普段は宮殿の庭師に借りた作業着や陸軍所属時代の体操用の略装を着ていることの方が多い。 |
備考 |
スオラ内戦の最中にルスカに撃たれた後遺症で、今も右足を引きずって歩いている。よく見なければ分からない程度ではあるが、実は走ったり長距離を歩いたりすることができない。心配されたくないので、自分からは言わない。同じ理由で左肩もある程度までしか上がらない。とは言え8兄弟物理最強だった頃の昔取った杵柄のようなもので、今でも暴漢を殴り倒すくらいのことは簡単で、殴り合ったら護衛官たちより強い。 一人称:俺、二人称:お前(同い年~年下、民衆含む)、あんた(年上、民衆含む)、名前が分かるひとは呼び捨て、外国の要人は貴殿やら貴公やら貴君やら○○殿やら。陸軍の荒くれ者だったため、普段の言葉遣いは弟のマックスの次くらいに汚いが、公的な場では美しいエーデマルク語やエアスター語をぺらっぺらと喋る。腐っても王子様育ち。 |
人間関係 |
ルスカに100回くらい「女性化して王妃になってくれ」というプロポーズをしてはフラれているが、めげない。姉妹たちには勝てない。姉妹たちには勝てない。(大事なことなので2回言いました) |
経歴
父グスタヴ1世の次男として
レーヴ家に生まれる。生まれた時から超のつく健康優良児で丈夫なのが取り柄だったらしい。母である先の王妃にはよく「歩く前は乳母によく『乳首を噛み千切られるかと思った』と言われたものですよ」と言われていた。
小さい頃から座学より体を動かす方が好き。剣術と馬術が得意で、球技も好きだったため、貴族の子弟たちがしょっちゅう付き合わされていた。ガキ大将。兄である長男
ヘンリクが物腰穏やかで成績優秀で真面目な少年だったので、民衆は「ヘンリク王子がいてくださればエーデマルクは安泰だわ、グスタヴ坊やはのびのびやんちゃにやっていればいいわ」みたいな感じで眺めていた。エーデマルクは男女ともに王位継承権があり、当人も「
テレサかヘンリクが父さまのあとをついで王さまになるんだろー」と思っていたので当時は何とも思っていなかった。
アホでもなかったので、エーデマルク語・スオラ語・エアスター語・ステラクス語など、7ヶ国語くらいはできるようになっている。あと一応ルンドホルム大学で地政学の学位を取得しており、政治・経済・軍事にも明るい。実は。
17歳の時、エーデマルク軍に入隊。大学に通いながらも、権力ではなく腕力に物を言わせてのし上がる。肉弾戦だけは強い(物理でしか勝てない)。
21歳の時、
スオラ内戦が勃発。親父の悪政のせいだなーこれはすごいツケ払わされることになるなーと思ってはいたが、エーデマルク国軍の統帥権がグスタヴ1世にあるためしぶしぶ出陣。
翌年、グスタヴ1世が前線でスオラ人兵士
イルタ・ヴァルコイネンに超遠距離狙撃にて眉間を撃ち抜かれ戦死を遂げるというまさかの事態が発生。急遽ヘンリクが4代目の王として即位する。が、ヘンリクでは軍をうまく統率できなかった上、荒ぶるスオラ人やスオラ人に武器を横流しする
この辺とか
この辺とかともまったくやり取りできず、王としては全然お話にならなかった。エーデマルク民衆の方が生活を圧迫する軍事費と治安の悪化に耐え切れず、首都ルンドホルムにて暴動を起こし、退位を迫ってくる始末。ヘンリクはたった1年で王冠を投げ捨てて逃走。突然回ってきた玉座を「あああああああ要らないいいいいいい」と思いながらも誰かがやらねばならないということで仕方なく、レーヴ王朝第5代目国王グスタヴ2世として即位。当時23歳。
それと前後しての話。軍人として小隊を率いて最前線で戦っていたグスタヴは、
スオラ人の小隊と全面衝突した経験があり、その際一度スオラ人兵士
ルスカ・トゥリネンに捕縛され拉致される。この時グスタヴはスオラ人との対話のコツを得たらしく、解放と引き換えにヘンリクへ停戦を呼び掛けるよう約束しているが、まさかそのヘンリクが逃げていて自分が直接スオラ人たちとの和平交渉をするはめになるとは思っていなかった。交渉の場にグスタヴと生で会話したことのあるスオラ人が結構いたので、「まあグスタヴがクソ親父の代わりに土下座してくれるならいいけど……」とか言ってきて、クソ親父の代わりに土下座をしました、めでたしめでたし。
3年前、スオラ人に自治を認めてスオラ属州をスオラ自治州に格上げし、何とか独立だけは踏みとどまってもらうことに成功。民衆も内戦を終わらせたこととスオラ人に独立を撤回させたことと親父や兄貴の尻拭いに奔走したことを評価して「あのグスタヴも大人になったな、頑張った頑張った」的な評価を下している。首都の暴動も自然鎮火。
以後、一時的に荒れた国内をどうにか取りまとめるためにあっちで頭を下げこっちで頭を下げしながら頑張って王様業を続けている。100年くらい後には「王とは国家第一のしもべである」という名言を遺したと歴史書に書かれている(予定)が、本当に国で一番立場が弱い国王なのではないか。いろいろ皆さんのおかげです。
民衆は子供の頃からやんちゃなガキ大将だったことを知っていることもあり、公的な場では一応『グスタヴ陛下』と呼んでいるが、巷では平気で「うちのグスタヴが」と話している。しかし親しみやすいからか人気はわりとあるので、支持率は案外高い。カリスマとは何か違う気もするけど、エーデマルク人やスオラ人の一部には結構好かれている。たまに公的な場でも「グスタヴ」と呼び捨てにされている。グスタヴの方は王としての威厳とか尊厳とかは諦めた。そんなものは最初からなかったのだ。
最終更新:2015年10月16日 15:03