エーデマルク王子マクシミリアン
(画像挿入予定)
氏名 |
マクシミリアン・レーヴ |
年齢 |
23歳 |
性別 |
男性 |
身長 |
185センチ |
職業 |
エーデマルク海軍将校 |
出身地 |
エーデマルク王国ルンドホルム北部ソールリュース宮殿 |
現住所 |
エーデマルク王国ルンドホルム海軍施設内宿舎、気が向けばソールリュース宮殿で寝泊まりすることも |
性格の特徴 |
レーヴ兄弟の暴れん坊将軍。言葉遣いも汚く、飲む・食う・打つなどの王子らしからぬ悪さは一通り経験した猛犬。少しでも敵意を感じた相手には喧嘩腰なので、一部では怖がられており、現在彼が王位継承権第一位であることが頭痛の種になっているエーデマルク議会議員も多数。 実は、見た目や表向きの言動に反して、非常に気を遣う性質。8人兄弟の5番目、男きょうだいの中でも3番目で、上からも下からも圧力を感じて調整役・緩衝材として暗躍してきた縁の下の力持ちでもあり、わざと悪ぶって同性にはとっつきやすいように見せ掛けているところも。軍隊に入ったのも、民衆には父である先王に乱暴な性質を矯正する罰として入れられたのだと思われているが、実際はエーデマルクが海軍国であり自分が海軍で地位を築くことがいずれ王となる兄弟たちのうちの誰かの役に立つだろうという判断からだった。今となっては宮殿で兄弟の顔色を窺うより海の上の方が気が楽だと思っている節もある。宮殿にいるとたまに胃が痛い。 海軍では、狭い船内でも案外うまくわたっているところから、上官たちからも部下たちからも、意外と彼がまめな性格で周囲をよく見ていることを察してもらっていて、かなり頼りにされている。 |
外見の特徴 |
ハニーブロンドの髪を常に短く刈っている。オリーブグリーンの瞳。非常にたくましい筋肉質。右肩から右腕にかけてライオンの、左肩から左腕にかけて首長の水竜のタトゥーを入れている。はっきりした眉に高い鼻筋で、ちゃんとしていればいい男に見えるかもしれない。ちゃんとしていれば。兄グスタヴとは瓜二つだとよく言われるが、彼の方が目つきが悪く女性ウケが悪い。 常にエーデマルク海軍の軍服。公的な場では王族としての衣装ではなく海軍の礼装を着用する。宮殿にいる時は勝手にグスタヴの服を着ている。 |
備考 |
レーヴ家三男。通称:マックス。 現在王位継承権第一位だが、月の半分は商船の護衛艦に乗船してエアスター大陸に行ってしまうためエーデマルクを留守にしている。 一人称:俺、二人称:お前・貴様(同年代~年下)、上官は上官、先輩は先輩。外国の要人は貴殿やら貴公やら貴君やら○○様やら。海軍所属のため、海の男同士でのバンカラな口調と上官と話す時の軍人口調とレーヴ家王子として国賓をもてなす時の王子様風の3タイプを使い分けているためものすごく疲れる。普段はレーヴ8兄弟で一番言葉遣いが汚い。 |
人間関係 |
グスタヴやロビンといった男兄弟とは良くも悪くも仲が良く殴り合ったり取っ組み合ったりなんだか語らったりいろいろしている。姉妹たちは怖い本当に怖い、特にエディトとはすごく相性が悪いが、きょうだいとしての愛情は強い。 |
経歴
父グスタヴ1世の三男として
レーヴ家に生まれる。生まれた時から超のつく健康優良児で丈夫なのが取り柄だったらしい。母である先の王妃にはよく「
グスタヴを上回るやんちゃぶりでどうしたものかと思っていたものですよ」と言われていた。
物心がつく頃には早々に姉2人兄2人弟1人妹2人というすさまじく人間関係の面倒臭い立ち位置にいることを悟る。とりあえず気質がよく似ている次兄グスタヴを親分として一緒に悪さをして育つ。大人の言うことは聞いたり聞かなかったりと結構調子が良く、都合が悪いことがあるとグスタヴになすりつけていたこともあったが、いつしかグスタヴが自分を庇っていたずらの罪をかぶってくれていることに気づいてからはちゃんと自分で謝りに行くようになった、案外素直な子。すぐ上の姉である
ハンナには口では勝てないし「女の子に乱暴をしてはいけません」という母の教えも守らないといけないしでなんか今も怖い。
すぐ下の弟である
ロビンが兄弟で唯一先天性の『何か』を背負っていたため、すぐ上の兄として何くれとなく世話を焼く。暴れるロビンを押さえつけたり、怯えるロビンに格闘術を教えたり、泣くロビンを抱き締めてなだめたり、などなどしているうちに、ロビンとの絆は非常に深まる。それに付き合ってくれたグスタヴへの尊敬の念もさらに強くなる。半ば無視していた長兄
ヘンリクへの不満は高まる。
17歳の時海軍へ入隊。同じ年に
スオラ内戦が勃発。当初スオラと交戦していたのは陸軍だったため、海軍は高みの見物を決め込んでいたが、父グスタヴ1世がスオラ属州の港湾都市キルカスリンナを軍艦で砲撃することを思いついたことから、第一艦隊の新兵として動員。初めのうちこそ観光気分だった上、第一艦隊提督オロフ・ヤンソンにも目をかけられていたので、それなりに楽しんでいたが、ヤンソン提督の息子だという
ベルンド・ヤンソンと出会ってから、スオラの行動に違和感を抱き始める。マックスをただのやんちゃ坊主だと決めつけていた父グスタヴ1世は、提督の息子について報告してきたマックスを無視。直後、グスタヴ1世が目の前で
イルタ・ヴァルコイネンに狙撃されて死亡する。
それから数日のうちにキルカスリンナ港に停泊していた軍艦が次々と爆破されたこと、ヤンソン提督も戦死したことから、ベルンド・ヤンソンがスオラで何らかの工作をしていることを確信。次期国王であるヘンリクに直接訴えようと試みるが、ヘンリクは
エーデマルクの誇る海軍がスオラに圧倒されていることを知って衝撃を受け、混乱した結果
クォーテラへ援助を求めてしまう。グスタヴやハンナに相談することなくヘンリクに直訴したことを後悔し、深い罪の意識に苛まれることに。ややして、クォーテラからやってきた使者
ロジオンが末妹
イェルダとクォーテラ王
パーヴェルとの結婚と引き換えに援助をすると提案。安易に承諾したヘンリクに失望、兄弟の数だけピアスをつけていたが、ヘンリクの分を耳たぶから引き千切る。同時にロビンもマックスの目の前で同じピアスを引き千切り、2人で罪の意識やヘンリクへの憎しみを分かち合う。この時苛立ちから
エディトに心無い言葉を投げつけてしまい、すぐに後悔し反省したがエディトにとりつくしまがなくなってしまったので今も途方に暮れている。
19歳の時、乗船していた軍艦の甲板にいる船員が次々とスオラの狙撃兵に殺害された挙句、爆破され撃沈するという事件に巻き込まれる。どうにかエーデマルクの小さな港に泳いで帰ったものの、海軍本部と連絡が取れず生死不明扱いに。この間、グスタヴがスオラに拉致された話とヘンリクが失踪した話を同時に聞いて絶望するが、しばらくしてすべてハンナが一人でとりなしたことも知り、安心するとともにとてつもない無力感を味わう。以後、彼がエーデマルクの政治に関与することは一切なくなる。
現在、王位継承権第一位。何とかして放棄する方法はないか模索しているが、グスタヴが独身でいる限りは王子として生まれた責任から逃れることはできないと考え、重いものを感じながら軍人というより船乗りとしての生活に逃避している。
最終更新:2015年11月02日 15:05