ロフィルナ語:gezassel
ナシーシャク語:egzəsal
| 神性 |
善神 |
| 居場所 |
アルテューネの都 |
| 武器 |
なし |
名称
ゲザッセルという名前は古典
ロフィルナ語に由来するため、現在に至ってはその語源は不詳である。
古典ツォルマ語ナシーシャク方言(ナシーシャク語)に訳された際には、
エグザサル(egzəsal)と表記されたが、これはナシーシャク語における異分析である。「恭しく食べる」を表す √gesal という語根の第29派生形であり、「神々へ献上するための儀式の対象」を意味する。
神話
ゲザッセルは古くからの神であるために由来がはっきりとは分かっていないとされているのが特徴的な神格である。
アルヴェファーンと同じように善神として対立関係の一角に位置するものの、普遍的な狩猟などや人間同士の決着関係にまつわる呪術的ななりゆきや秩序を説明するために現れた神であるとされている。
ティラスト派ではその戦闘面での性格が強く反映されているところがあるが、その他の派閥ではそこまで影が濃い神格であるという訳では無い。
祭祀
ゲザッセルに関係する祭祀は犠牲獣の存在が重要視されており、また犠牲として儀式的に殺された獣を集まった信徒たちで分け合って食べることで一つの行事としての祭りを完結するという体系にまとめられているという点は他の祭祀と比較して特徴的である。
テラソルカトル王政連合の西方諸国の一部地方村落に残る祭りでは、そのような犠牲の習慣が発達して美食文化に繋がっていることから、ゲザッセルは調理師などの職業の守護神と捉えられることもある。
関連項目
最終更新:2025年10月15日 21:20