Raandreen neet 65 "Iifa"
銃撃型65「緯述」
rāng rēn niēk 65 "hīp-pāt"
RR-65 イーファ(侯式ヴァンジェ語:Raandreen neet 65 "Iifa"、市民ヴァンジェ語:rāng rēn niēk 65 "hīp-pāt"/銃撃型65「緯述」)とは、
エーフ公領騎士団が開発し、主に
ラヴァンジェの騎士団が運用する現象魔法式自動小銃。
概要
現象魔法をあらかじめ記録した銃弾を利用し、弾丸の射出時にその効果を発動する自動小銃である。ラヴァンジェの騎士団の装備として一般的な小銃であり、歩兵小隊の基本的な装備となっている。
歴史
共立機構国際平和維持軍に対する自軍の派遣における供給及び
パルディステル環境協定・
クラック対処協定に基づく装備更新は540年頃に国家造兵局によって企画され、548年に「個人用防護火砲システム入換大綱」が計画された。これによって作られた魔導小銃がイーファであり、それ以降魔導小銃の金字塔として1000年時点に至るまで基礎的な歩兵装備として用いられている。
特徴
それまでの魔導小銃は、銃弾に込める魔法を術者の行使力に頼っていた。
そもそも、ラヴァンジェにおける魔導小銃の歴史としては、先に物理的小銃が産まれてから、それに魔道士が銃弾に魔法を載せて撃つ技術が随伴し、国民軍が出来ていくうちにそのような技術を出来るだけ専門的な鍛錬がなくとも実行できるように発達してきた。そうであったとしても、魔道士にしか使えないという難点やタイプが違いすぎる魔道士では実力を発揮できないという弱点を持っていた。また、旧式魔導小銃は身体から発される魔法行使を弾丸に効率的に伝達するためのパッチケーブルシステムが用いられており、苛烈な白兵戦においては誤作動の原因となりやすかった。これらの弱点はラヴァンジェで用いる以上ではさほど問題とはならなかったが、国際派遣など海外の様々な状況に対応するためには大きな問題となっていた。
国家造兵局の研究者であるアールゲイ・アゲルシ・アレイ・イヴァリハ(Aalgey Agelsi Arey Ivalia)は、これらを解決するために「魔法実包」の開発を目指した。これは雷管をあらかじめ含んだ実包のように魔法を実包に加えておくということを目指した。これによって549年までには「魔法実包」が実用化され、RR-55の弾薬として制式化されたのだった。
最終更新:2025年02月03日 22:33