ホームドアとは、鉄道駅において人や物のプラットホームからの転落や接触事故を防止する目的で、プラットホームに設置される可動式の開口部を持つ仕切りのこと。 この界隈でのホームドアの種類は主にフルスクリーン式、可動式、昇降式の3種類が存在する。 それぞれの設置事例について記述する。

フルスクリーンタイプ

天井までを完全にホームを被うもので、狭義のホームドアはこのタイプを指す。フルハイトタイプとも呼ばれる。 完全に天井までを覆う密閉式と、天井との隙間が少し空いている半密閉式がある。 海外のゲームサーバーでは設置実績のある鉄道が存在する一方で、日本のゲームサーバーでは高根鉄道の高根駅など、ほぼ少数にあたる。

設置事例

グループ名 設置駅 密閉 音のタイプ 備考
江州島地方鉄道 戸河駅 密閉式 オリジナル
高根鉄道 高根駅 密閉式 都営三田線(開音)
新咲原風間港都市高速鉄道 咲原医大駅 - 風間工業団地駅 半密閉式 オリジナル
すみれヶ丘地下鉄 すみれヶ丘駅 - 雨ヶ瀬駅 半密閉式 都営地下鉄

過去の設置事例

グループ名 設置駅 密閉 音のタイプ 備考
江州島地方鉄道 栗須町・増筋街駅 密閉式 なし

可動式ホームドア

高さが腰高以下のホームドア。ハーフハイトタイプ、ホームゲートとも呼ばれる。 このタイプの場合、日本のゲームサーバーでは胸の高さまでのものがほとんどである。柵が低くなっているのには様々な理由があり、既存のホームにドアを設置するケースが多いため、ホーム上の群衆がドアを押しても倒壊しないためには高さが低い方が基礎にかかる力が少なく、早期普及を図るためにもシンプルで丈夫な構造が選ばれることが挙げられる。また、社員制の鉄道*1では車掌が乗務する列車もあり、車掌の目視でのホーム監視義務との関係でもホームドアは高くしにくい要因となっている。


品山駅に設置されている可動式ホームドア。

設置事例

グループ名 設置駅 音のタイプ 備考
青急電鉄 天猫駅
夢が丘駅
オリジナル T型専用のホームにも設置済み*2
雨ヶ瀬近郊新鉄道 新雨ヶ瀬駅・雨ヶ瀬ニュータウン駅 オリジナル
SKN鉄道 璃賀駅1・2番ホーム
幼川駅
関の台駅
名川駅4番ホーム
西武鉄道 先行設置型・通常型 4両3ドアにのみ対応
江州島地方鉄道 庵妛堂駅 なし 2両3・4ドアに対応。
大都池電鉄 宮の台駅戸越池駅、大都池駅、海川橋駅 オリジナル 3両3ドア
尾羽急電鉄 梅郷駅 東京メトロ副都心線 2両編成まで対応
新高徳駅 オリジナル 1両2ドア、2・4両4ドアのみ対応。
余美駅金田市駅金田空港駅 7点チャイム 列車の速度を検知して自動で開閉。
四城鉄道 四城市駅 - 三城台二丁目駅
府駅 - 稲生沢駅
オリジナル 連動あり、本線を走るすべての列車に対応
星団地下鉄 青坂見附駅 東京メトロ汎用型 現在故障中
すみれヶ丘地下鉄 菊野駅 - 風間凪町駅
(茜通り菊野線)
オリジナル
高根鉄道 高岡東駅 都営三田線(開音)*3
品山駅
高根臨海ドーム駅1・4番線
東急東横線*4
横浜鉃道 新横浜駅1・4番線 JR東日本
舞山市交通局 舞山駅1~4番線 JR東日本 1200系のドア開閉と連動している。
新舞山駅1番線 JR九州軽量型
新舞山駅2番線 京急線一般型
安小駅1・2番線 JR東日本
鳴田駅 京急羽田空港第3ターミナル駅(開音のみ)
芽蒲駅
安小駅3番線 名古屋市営地下鉄 こちらは連動しない。
飛越鉄道 越沢本町駅 小田急線
未来山鉄道 未来山駅 相鉄線
北部鉄道 此生駅 JR東日本在来線
東州鉄道 渋野駅 不明
柏岡駅
野木町駅
大都モノレール 本山町駅 オリジナル 2~3両対応、発車標付
東阪モノレール 空港線全駅 オリジナル 車両と連動
横浜鉃道 大口駅
横浜ゲートウェイ駅
小机駅3番線
JR東日本 スマートホームドア
流戸平鉄道 路面環状線全駅 都営地下鉄(閉音) 車両に応じてドア位置が自動的に変わる
モノレール宮坂駅、スポーン場駅、病院駅、日島遊園駅
Aikawa Metro 林ノ白駅 Osaka Metro 連動なし

過去の設置事例

グループ名 設置駅 音のタイプ 備考
江州島地方鉄道 樫谷駅 なし 2両3・4ドアに対応。駅リニューアルの際に撤去。
尾羽急電鉄 井口駅 7点チャイム 高架化の際にロープ柵に交換。
雲中駅 駅リニューアル時に撤去。
緑浜電鉄 渋野駅1番線、浦浜駅 みなとみらい線 緑浜線が廃線となったため使用終了。
緑浜駅2・3番線 JR東日本
新緑台駅、永見駅 みなとみらい線
流戸平鉄道 日島駅3・4番線、流戸平空港駅 不明

昇降式ホームドア

ロープやバー、ガラス板などが昇降するタイプである。車両の乗降口の位置が異なる車両でも対応できる。

設置事例(ロープ、バー)

グループ名 設置駅 音のタイプ 備考
雨ヶ瀬近郊新鉄道 新鉄道雨ヶ瀬駅・咲原医大駅 JR西日本
SKN鉄道 須野原駅2番線 JR西日本
尾羽急電鉄 井口駅安越駅 JR西日本
高徳空港駅地上ホーム JR東日本 乗車用ホームのみ設置。
すみれヶ丘地下鉄 風間凪町駅(風間凪町支線) JR西日本
青陽電鉄 東青陽駅
鳥島環状鉄道 鳥環本線全駅 JR東日本
BYKT天原鉄道 北暮御原駅 なし
横浜鉃道 菊名駅 JR東日本
流戸平鉄道 新宮坂駅
有浦守田駅
守岬駅1・2番線
深田駅 - 流戸平3丁目駅
流戸平大橋駅
咲戸駅
八科駅
流浜駅
八内駅
日島駅3・4番線
流戸平空港駅
千ヶ原駅
臨海新野駅
JR西日本
大福急行電鉄 川中駅 オリジナル

設置事例(ガラス壁)

グループ名 設置駅 音のタイプ 備考
高根鉄道 日光台駅 JR西日本
流戸平鉄道 守岬駅5番線、白浜製作所駅 オリジナル

デンホルム式ホームドア

フルスクリーン式とは異なり、高根鉄道でのみ採用されている。imperial,製ホームドアの一種である。型番は SND_Denholm 。 直線タイプの後方部分の裏側にはドア開閉状況で見られる専用モニターがあり、車掌が乗務する列車を中心に扱われている。
ただし、場合によっては故障したり、ドアが挟まれて検知したりするなどで上手く列車が発車できないというデメリットもある。
また、同線の日光台駅の昇降式ホーム柵はデンホルム式には分類されない。
デンホルムは曲線に対応していないため、設置できない。高根駅では1・4番線にカーブがあるためデンホルム式は採用されていない。

設置事例

グループ名 設置駅 音のタイプ 備考
高根鉄道 豹ノ門ヒルズ駅
市役所前駅
JR西日本 フルスクリーン型
(窓部分稼働なし)

市役所前駅に設置されているホームドア。 ドアが4枚扉となっている。

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概念
最終更新:2025年03月25日 13:37

*1 ホームドア設置実績のある鉄道のみ対象

*2 低床用の車両に対応したホームドア設置は天猫駅が初の事例である

*3 2024年4月以前はJR東日本と同じものが使用されていた。

*4 かつては大阪メトロと同じものが使用されていた。