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宗教
三女神教アハルテケ派
「宇宙の始まりに『黄金のウマ娘(アハルテケ)』があり、天地を創造し、更にそれらを彩るものを創り、最後に自らに似せた人類『ウマ娘』とそれを支え導く人類『ヒト』を創り、生命を吹き込んだ」という感じの神話を基に成り立っている宗教ね
三女神は三大天使だったり、オルコックアラビアンを加えて四女神(四天使)になったりするわ
ただ、他の一神教と大きく違うのは『この世界の全ては神の側面』とされている点ね
人間も家畜も、有機物も無機物も、神を構成する要素の一つであり、そこに優劣は存在しないの(65-166)
三女神信仰のもっとも古い形式であり、カラクム砂漠のアハルテケ神殿(カガン選定の神託の場)もこの形式に則って建てられている(8-153)。
プリンスリーギフト氏族の原点でもある神秘教団が信仰していた(56-21)。
初代カガンを含む歴代カガンのウマ娘たちが信仰しており、国家上層部である八氏族も公に宗教的行事に参加することから実質的なウマムスタン連合共和国の国教であるが、宗教的には少数派にあたる。
三女神は三大天使だったり、オルコックアラビアンを加えて四女神(四天使)になったりするわ
ただ、他の一神教と大きく違うのは『この世界の全ては神の側面』とされている点ね
人間も家畜も、有機物も無機物も、神を構成する要素の一つであり、そこに優劣は存在しないの(65-166)
三女神信仰のもっとも古い形式であり、カラクム砂漠のアハルテケ神殿(カガン選定の神託の場)もこの形式に則って建てられている(8-153)。
プリンスリーギフト氏族の原点でもある神秘教団が信仰していた(56-21)。
初代カガンを含む歴代カガンのウマ娘たちが信仰しており、国家上層部である八氏族も公に宗教的行事に参加することから実質的なウマムスタン連合共和国の国教であるが、宗教的には少数派にあたる。
カガン信仰
初代カガンを崇める民間信仰。
1910年に接近したハレー彗星の近日点通過の翌日の朝に初代カガンが安楽椅子に座りながら亡くなっている姿が発見されたことがWWⅠ後に情報公開されると、ハレー彗星と初代カガンを同一視する動きが広まり、現代でも熱心な信者はハレー彗星に祈りを捧げている(80-18)。
また、コーカンドのアハルテケ神殿内には初代カガンを祀る祠がある(81-10)。
初代カガンの教え(毎日、僅かに己の限界を超える)(92-181)
初代カガン戦記初版が広まっていた時代の国民に広まったので、初代カガンを預言者と見做す表現をする信者が時折問題となっている(125-67)。
『門』が出現しα世界と繋がった際、並行世界の自国の惨状(列強の遊び場、汚職蔓延、過激派による支配or独裁状態の各地域、後進国)を見た国民の間で初代カガンの有難みを再認識する動きが起き、国内各地の教団事務所(黒連盟連絡所)に寄進が相次いでいる。
一方で「三女神に選ばれた初代カガンに導かれた自分たちは選ばれた人間」という危険思想(65-145)も広まり始めており、国家保安委員会や国家保安総局、文教省の三者による対策委員会の設置も検討されている。
1910年に接近したハレー彗星の近日点通過の翌日の朝に初代カガンが安楽椅子に座りながら亡くなっている姿が発見されたことがWWⅠ後に情報公開されると、ハレー彗星と初代カガンを同一視する動きが広まり、現代でも熱心な信者はハレー彗星に祈りを捧げている(80-18)。
また、コーカンドのアハルテケ神殿内には初代カガンを祀る祠がある(81-10)。
初代カガンの教え(毎日、僅かに己の限界を超える)(92-181)
初代カガン戦記初版が広まっていた時代の国民に広まったので、初代カガンを預言者と見做す表現をする信者が時折問題となっている(125-67)。
『門』が出現しα世界と繋がった際、並行世界の自国の惨状(列強の遊び場、汚職蔓延、過激派による支配or独裁状態の各地域、後進国)を見た国民の間で初代カガンの有難みを再認識する動きが起き、国内各地の教団事務所(黒連盟連絡所)に寄進が相次いでいる。
一方で「三女神に選ばれた初代カガンに導かれた自分たちは選ばれた人間」という危険思想(65-145)も広まり始めており、国家保安委員会や国家保安総局、文教省の三者による対策委員会の設置も検討されている。
啓示教
ウマムスタンが存在する中央アジア周辺で広く広まっているアラビア発祥の世界宗教。
ウマムスタンでは国教ではないが、国内に多くの信者がおりモスクもある程度の町であれば一つは存在する。
二十世紀においては、唯一列強に数えられる啓示教の影響が強い国だったため、政府も啓示教諸国との政治・経済面での結びつきを重要視しており、産業指導、人材育成の面から多くの留学生を受け入れ、氏族企業を中心とした啓示教諸国への経済進出も盛んである(65-65)。
一方でウマムスタンでは各宗教が信徒確保のためかなり世俗化し、啓示教も例外ではないためそのカルチャーショックに驚く敬虔な外国人信者も珍しくない。
ウマムスタンでは国教ではないが、国内に多くの信者がおりモスクもある程度の町であれば一つは存在する。
二十世紀においては、唯一列強に数えられる啓示教の影響が強い国だったため、政府も啓示教諸国との政治・経済面での結びつきを重要視しており、産業指導、人材育成の面から多くの留学生を受け入れ、氏族企業を中心とした啓示教諸国への経済進出も盛んである(65-65)。
一方でウマムスタンでは各宗教が信徒確保のためかなり世俗化し、啓示教も例外ではないためそのカルチャーショックに驚く敬虔な外国人信者も珍しくない。
テングリ
遊牧民たちの間で広く信じられてきた「天」を信仰する宗教。
かつて遊牧生活を送っていた北部のカザフ地域を中心に今でも多くの信者がいる。
世界的に見てもテングリの教えが広く残った珍しい地域であるため、世界中の宗教研究者、民俗学者たちが訪れたがったが21世紀に開放政策が取られるまで許可されず、謎が多かった。
かつて遊牧生活を送っていた北部のカザフ地域を中心に今でも多くの信者がいる。
世界的に見てもテングリの教えが広く残った珍しい地域であるため、世界中の宗教研究者、民俗学者たちが訪れたがったが21世紀に開放政策が取られるまで許可されず、謎が多かった。
御子教(62-71)
聖油教をベースに神の御子を救世主と信じるオリエント発祥の世界宗教。
「跛者」による弾圧が存在したためウマムスタンの領域では少数派だが、ウマムスタン成立以前に奴隷として連れてこられたヴォルガ・ゲルウマン人を先祖に持つ国民(114-168)や、様々な理由で定住したウマシア系の住民、WW2後にウマムスタンに移民した旧枢軸国出身者(85-89)を中心に各地にコミュニティが存在した。クリスマスなどのお祭りはお祭り好きな国民性もあって広く受け入れられている。
「跛者」による弾圧が存在したためウマムスタンの領域では少数派だが、ウマムスタン成立以前に奴隷として連れてこられたヴォルガ・ゲルウマン人を先祖に持つ国民(114-168)や、様々な理由で定住したウマシア系の住民、WW2後にウマムスタンに移民した旧枢軸国出身者(85-89)を中心に各地にコミュニティが存在した。クリスマスなどのお祭りはお祭り好きな国民性もあって広く受け入れられている。
聖油教(62-71)
シオン人が信仰するオリエント発祥の民族宗教。
ウマムスタンにもブハラ・シオン人が存在し、建国期からミスタープロスペクター氏族やスズカ支族とのつながりが深く、財政面や金融面で初代カガンを支援したことから国民として一定の地位を築いており、シオン運動にはあまり関与しなかった(60-25)。
しかし、ペリシテ問題で国外のシオン人が問題を起こす度に同族扱いされることを危険視し、積極的に政府の対メノーラー向けのプロパガンダに協力したりと気苦労が絶えない。
ウマムスタンにもブハラ・シオン人が存在し、建国期からミスタープロスペクター氏族やスズカ支族とのつながりが深く、財政面や金融面で初代カガンを支援したことから国民として一定の地位を築いており、シオン運動にはあまり関与しなかった(60-25)。
しかし、ペリシテ問題で国外のシオン人が問題を起こす度に同族扱いされることを危険視し、積極的に政府の対メノーラー向けのプロパガンダに協力したりと気苦労が絶えない。
マーベラス論(1-60)
六代カガン、マーベラスサンデーが提唱した汎神論。
初代カガンの唱えた「皆仲良く」の理念を体系化、理論化したもので、一部の宗教学者、法学者以外は雰囲気で理解している。
大雑把に言えば「世界は奇跡的で素晴らしいもので溢れている。あらゆる思想、規範、宗教はそこに帰結する。つまりマーベラス☆」というものであり、アキツの本地垂迹説に似た内容であり「多神教の神も一神教の神もそこら辺の石も我々人間も全て神の一側面であり、全て同じ神である。そこに優劣は存在しない」として、各宗教の融和と団結を図るものである。
ウマムスタンでは提唱した六代カガン自らが国内の各宗派の指導者と会談し、この理論の普及に努めたことで、互いに互いの宗教を尊重する土壌が形成されたことで多宗教国家でありながら宗教紛争とは無縁の国となった(1-60,174)。
『人間一人一人が己の中のマーベラス☆(光、可能性)に気付き、より良い方向へと前進するような世界になりますように』という善なる祈り(71-22)に基づく思想であるが、他に採用している国はパカンダ諸王国連合(21-70)ぐらいしか存在せず、世界的に見れば体制保持のための一種のカルト宗教、異端と見做されていた。
しかし、『門』によって並行世界の惨状を知った各国の中で再評価が行われ、2026年頃から徐々に世界に広まりだした(5-186)。
初代カガンの唱えた「皆仲良く」の理念を体系化、理論化したもので、一部の宗教学者、法学者以外は雰囲気で理解している。
大雑把に言えば「世界は奇跡的で素晴らしいもので溢れている。あらゆる思想、規範、宗教はそこに帰結する。つまりマーベラス☆」というものであり、アキツの本地垂迹説に似た内容であり「多神教の神も一神教の神もそこら辺の石も我々人間も全て神の一側面であり、全て同じ神である。そこに優劣は存在しない」として、各宗教の融和と団結を図るものである。
ウマムスタンでは提唱した六代カガン自らが国内の各宗派の指導者と会談し、この理論の普及に努めたことで、互いに互いの宗教を尊重する土壌が形成されたことで多宗教国家でありながら宗教紛争とは無縁の国となった(1-60,174)。
『人間一人一人が己の中のマーベラス☆(光、可能性)に気付き、より良い方向へと前進するような世界になりますように』という善なる祈り(71-22)に基づく思想であるが、他に採用している国はパカンダ諸王国連合(21-70)ぐらいしか存在せず、世界的に見れば体制保持のための一種のカルト宗教、異端と見做されていた。
しかし、『門』によって並行世界の惨状を知った各国の中で再評価が行われ、2026年頃から徐々に世界に広まりだした(5-186)。
その他の宗教
自然崇拝(1-60)や拝火教などの信者も国内に存在する。