+ | 目次 |
概要
このページでは建国以来ウマムスタンを支えている各氏族について解説する(112-121)。
+ | 大まかな分類 |
八氏族/八芒星/八旗
ウマムスタン連合共和国を事実上統治している有力氏族の総称、俗称。八芒星は啓示教のシンボルとの重ね合わせ、八旗はそれぞれの氏族旗から由来する。
八氏族の成り立ちは旧王家分流から傭兵部隊、三女神教団、国外からの漂着者と様々だが、いずれも建国から現代に至るまで、政官財軍に絶大な影響力をを持ち、権勢を振るっている。
そのため、諸外国、特に自由主義を掲げる国家群からは「旧態然とした権威主義の残滓」、「悪徳の集い」などと言われている。
八氏族の成り立ちは旧王家分流から傭兵部隊、三女神教団、国外からの漂着者と様々だが、いずれも建国から現代に至るまで、政官財軍に絶大な影響力をを持ち、権勢を振るっている。
そのため、諸外国、特に自由主義を掲げる国家群からは「旧態然とした権威主義の残滓」、「悪徳の集い」などと言われている。
ヘイロー氏族
コーカンド・ハン国の君主を源流とする氏族。ウマルカンド・カガン国、コーカンド・ハン国、ブハラ・ハン国、ヒヴァ・ハン国、西カザフハン国の南半分を支配圏としている。
初代カガンであるサンデーサイレンスを始めとして、現代に至るまでカガンを送り出し続けている氏族。事情を知るものからは『三女神に選ばれた氏族』と呼ばれている。
氏族はその巨大さからスズカ支族、ダンス支族、アドマイヤ支族など幾つかの氏族に分かれており、氏族長は実力主義によって決まるが、大体はその時代のカガンが氏族長に就任する。
スズカグループやダンスグループといった企業集団を経営している他、内務省、司法省、国防省に大きな影響力を持っている。
初代カガンであるサンデーサイレンスを始めとして、現代に至るまでカガンを送り出し続けている氏族。事情を知るものからは『三女神に選ばれた氏族』と呼ばれている。
氏族はその巨大さからスズカ支族、ダンス支族、アドマイヤ支族など幾つかの氏族に分かれており、氏族長は実力主義によって決まるが、大体はその時代のカガンが氏族長に就任する。
スズカグループやダンスグループといった企業集団を経営している他、内務省、司法省、国防省に大きな影響力を持っている。
サンデー支族
二代目カガン、フジキセキ及び初代カガンの長男の血筋から成るコーカンド王家直系の支族。
ヘイロー氏族の本流にあたり、他の支族との明確な違いとして、この支族出身のヘイロー氏族長(当代カガン)のみフェルガナの名を名乗ることが許される(59-93)。
首都ウマルカンドを含むフェルガナ盆地一帯の大地主であり、初代が立ち上げた企業や国営企業、国策銀行や主要な国内インフラの大株主でもあるため政財界に強い影響力を持つ(119-60)。
ヘイロー氏族の本流にあたり、他の支族との明確な違いとして、この支族出身のヘイロー氏族長(当代カガン)のみフェルガナの名を名乗ることが許される(59-93)。
首都ウマルカンドを含むフェルガナ盆地一帯の大地主であり、初代が立ち上げた企業や国営企業、国策銀行や主要な国内インフラの大株主でもあるため政財界に強い影響力を持つ(119-60)。
五将家
かつてコーカンド王家(現サンデー支族)に仕える将軍を伝統的に輩出してきた五つの家のこと。
ウマムスタン連合共和国以前からコーカンド王家の譜代として活躍していたが、ウマムスタン連合共和国成立後に
初代カガンの息子達と婚姻関係を形成することによって、ヘイロー氏族内の一支族という形で王家と一体化した。
現在のダンス、アドマイヤ、スズカ、ダイワ、アグネス支族の源流。
ウマムスタン連合共和国以前からコーカンド王家の譜代として活躍していたが、ウマムスタン連合共和国成立後に
初代カガンの息子達と婚姻関係を形成することによって、ヘイロー氏族内の一支族という形で王家と一体化した。
現在のダンス、アドマイヤ、スズカ、ダイワ、アグネス支族の源流。
- ダンス支族
初代カガンの息子がカガンの側近であるダンスリムリックの娘を娶り、その家の勢力を基盤に築いた支族。
初代カガンと皇婿ソフラーブの縁組、二代目カガン、フジキセキとの血の繋がりなど、ヘイロー氏族の中でも主家であったサンデー支族に次ぐ地位を手に入れた。
カガンとしての業務が忙しいヘイロー氏族長に代わって、ダンス支族長が氏族長代行を務めるなど摂政としての役割を押し付けられた(111-137)持つ。また、建国以来ウマムスタンのプロパガンダ活動の元締めでもある(112-100)。
初代カガンと皇婿ソフラーブの縁組、二代目カガン、フジキセキとの血の繋がりなど、ヘイロー氏族の中でも主家であったサンデー支族に次ぐ地位を手に入れた。
カガンとしての業務が忙しいヘイロー氏族長に代わって、ダンス支族長が氏族長代行を務めるなど摂政としての役割を
- アドマイヤ支族
初代カガンの息子が東部総督グローリアスソングの側近であるベガの娘を娶り、その家の勢力を基盤に築いた支族。
建国期にクルグズ地域の街道整備を成し遂げ、ヘラート建設と並ぶ巨大建設会社を保有している以外の情報は不明(112-106)。
ハープアルファがおそらくアドマイヤ支族本流の跡取りに嫁いだ自らを冗談めかして「貴婦人」と称した(64-35)ことから十代目カガンの治世になっても、一定の勢力を保有している模様。
建国期にクルグズ地域の街道整備を成し遂げ、ヘラート建設と並ぶ巨大建設会社を保有している以外の情報は不明(112-106)。
ハープアルファがおそらくアドマイヤ支族本流の跡取りに嫁いだ自らを冗談めかして「貴婦人」と称した(64-35)ことから十代目カガンの治世になっても、一定の勢力を保有している模様。
- スズカ支族
初代カガンの息子がカガンの側近であるコマンダーインチーフの娘を娶り、その家の勢力を基盤に築いた支族。
伝統的にブハラ・シオン人と繋がりが深く(24-68,86-50)、軍需産業に大きな影響力を持つ。
先祖をさかのぼれば「蒼き狼」に連なる由緒ある血筋(2-42)だが、建国期にはコーカンド・ハン国に従属して五将家となっていた。一方で支族の始祖であるコマンダーインチーフに関しては支族内ですら情報が伏せられており、謎が多い(97-59)。
ブハラ・シオン人との関係を活かした『シオン人義勇航空部隊』(86-50)といった表向きの組織とは別に、アキツ-ウマムスタン親善連合会(M資金を運用する財団)(39-179)やサイレンスセキュリティ社といった秘密工作に関する組織とも繋がりが深く、カガンの影としての役割も担っている。
三人のスズカもこの支族の出身であり、スズカガンは本流に近く、ラスカルスズカとコマンドスズカは傍流にあたる。
伝統的にブハラ・シオン人と繋がりが深く(24-68,86-50)、軍需産業に大きな影響力を持つ。
先祖をさかのぼれば「蒼き狼」に連なる由緒ある血筋(2-42)だが、建国期にはコーカンド・ハン国に従属して五将家となっていた。一方で支族の始祖であるコマンダーインチーフに関しては支族内ですら情報が伏せられており、謎が多い(97-59)。
ブハラ・シオン人との関係を活かした『シオン人義勇航空部隊』(86-50)といった表向きの組織とは別に、アキツ-ウマムスタン親善連合会(M資金を運用する財団)(39-179)やサイレンスセキュリティ社といった秘密工作に関する組織とも繋がりが深く、カガンの影としての役割も担っている。
三人のスズカもこの支族の出身であり、スズカガンは本流に近く、ラスカルスズカとコマンドスズカは傍流にあたる。
- ダイワ支族
初代カガンの息子が東部総督グローリアスソングの側近であるスカーレットインクの娘を娶り、その家の勢力を基盤に築いた支族。
建国期にクルグズ地域の森林資源を含む天然資源開発によって国内最大の林業会社を保有している以外の情報は不明(112-106)。
建国期にクルグズ地域の森林資源を含む天然資源開発によって国内最大の林業会社を保有している以外の情報は不明(112-106)。
- アグネス支族
初代カガンの息子がカガンの科学顧問であるアグネスレディーの娘を娶り、その家の勢力を基盤に築いた支族。
ディニズグループの他、建国期にタシュケント繊維工業、ウマムスタン軍事工業などの創設に関わり、ディニズ設計局はディニズグループの兵器部門が国有化された結果独立したものであるため、現在も強い影響力を持つとされる(編集者妄想)。
ディニズグループの他、建国期にタシュケント繊維工業、ウマムスタン軍事工業などの創設に関わり、ディニズ設計局はディニズグループの兵器部門が国有化された結果独立したものであるため、現在も強い影響力を持つとされる(編集者妄想)。
そのほかのヘイロー氏族、サンデー支族分流
これらの有力な支族の他にクム支族(有力分流)、ダリヤ支族(有力分流)、ヤイラック支族(分流)、キシュラク支族(分流)、アノール支族(末流)、アンジル支族(末流)がある。いずれも初代カガンの息子達が遠征先で現地妻を作って生まれた子(庶子)が祖となり興された(95-102)。
ロベルト氏族
コーカンドハン国の君主の妹であるタシュケントの豪商ロベルトを源流とする氏族。タシュケント・ハン国、南カザフ・ハン国の西半分を支配圏としている。
ブライアンフーズやロベルト・シルクロード社といった巨大穀物メジャー、巨大物流会社を有する他、農業省や運輸省に大きな影響力を持つことで国内の食料と物流を完全に掌握している。
ヘイロー氏族とはコーカンド・ハン国時代から深く結び付き、『ヘイロー氏族が皇帝ならば、ロベルト氏族は副帝である』とまで言われている。
ブライアンフーズやロベルト・シルクロード社といった巨大穀物メジャー、巨大物流会社を有する他、農業省や運輸省に大きな影響力を持つことで国内の食料と物流を完全に掌握している。
ヘイロー氏族とはコーカンド・ハン国時代から深く結び付き、『ヘイロー氏族が皇帝ならば、ロベルト氏族は副帝である』とまで言われている。
バヤト支族
おそらくはロベルト氏族の本流。
ロベルトの末子ブライアンズタイムが母の後を継いでロベルト商会をロベルトグループと呼ばれる氏族企業群に成長させたことで成立。
現代でも元氏族長であるナリタブライアンが他氏族を含めた最長老ということで政財界に大きな影響力を持っている。
ロベルトの末子ブライアンズタイムが母の後を継いでロベルト商会をロベルトグループと呼ばれる氏族企業群に成長させたことで成立。
現代でも元氏族長であるナリタブライアンが他氏族を含めた最長老ということで政財界に大きな影響力を持っている。
ドドゥルガ支族
ロベルトの長子で初代カガンの側近であったシルヴァーホークがシムケントのホージャの跡継ぎを婿に迎え、その間に産まれた長女が興した支族(125-198)。
代々、優秀な軍人を輩出している一族で、スレ内で士官学校の入学生代表として挨拶をしている(49-104)グラスワンダーもこの支族出身である(126-7)。
代々、優秀な軍人を輩出している一族で、スレ内で士官学校の入学生代表として挨拶をしている(49-104)グラスワンダーもこの支族出身である(126-7)。
ミスタープロスペクター氏族
ホジェンドの両替商を源流とする氏族。タシュケント・ハン国(ホジェンド一帯)を支配圏としている。
ゴールドディガーグループという世界有数の巨大金融グループを有し、多数の財務官僚を輩出することから、タシュケント証券取引所と財務省庁舎こそが彼の氏族の本丸と言われている。
建国時代、両替商の他に武器商人として19世紀中は世界各地の戦争に関与し、その知見を活かして兵器研究所、後のイルドゥルム設計局を設立している。
その噂に違わず、財務省の4割、通信省の3割、文教省のURAの4割の関係者を影響下においている(57-55)。
ゴールドディガーグループという世界有数の巨大金融グループを有し、多数の財務官僚を輩出することから、タシュケント証券取引所と財務省庁舎こそが彼の氏族の本丸と言われている。
建国時代、両替商の他に武器商人として19世紀中は世界各地の戦争に関与し、その知見を活かして兵器研究所、後のイルドゥルム設計局を設立している。
その噂に違わず、財務省の4割、通信省の3割、文教省のURAの4割の関係者を影響下においている(57-55)。
ネヴァーベンド氏族
ドゥッラーニー朝の王家分流、宰相家を源流とする氏族。カブール・ハン国、ヘラート・ハン国、カンダハール・ハン国を支配圏としている。
その複雑な政治的背景から『禁衛』と呼ばれる大隊規模の私兵団を保有し、氏族支配圏の民衆から尊敬を集めている他、南部系有力企業の大株主であることや、ドゥッラーニー朝王家分流という血筋を利用して中東湾岸諸国の幾つかの首長家と結びついていることから、その経済力は八氏族の中でも屈指のものである。
世界の芥子栽培の53%を占める生産量を誇っており、世界中の麻酔医療を支えている(55-156)。
なお、ネヴァーベンド氏族が地盤を置いている南部は山がちな地形であり地域ごとの独立性が高かった歴史から、婚姻を結んで名目上ネヴァーベンド氏族となっている准氏族がそれなりの数存在する(114-153)。
その複雑な政治的背景から『禁衛』と呼ばれる大隊規模の私兵団を保有し、氏族支配圏の民衆から尊敬を集めている他、南部系有力企業の大株主であることや、ドゥッラーニー朝王家分流という血筋を利用して中東湾岸諸国の幾つかの首長家と結びついていることから、その経済力は八氏族の中でも屈指のものである。
世界の芥子栽培の53%を占める生産量を誇っており、世界中の麻酔医療を支えている(55-156)。
なお、ネヴァーベンド氏族が地盤を置いている南部は山がちな地形であり地域ごとの独立性が高かった歴史から、婚姻を結んで名目上ネヴァーベンド氏族となっている准氏族がそれなりの数存在する(114-153)。
ミルリーフ支族
ミホノブルボン国防大臣などの出身支族(55-123)。
ローマン支族
グレイソヴリン氏族 (95-95でフォルティノから変更)
大ジュズ(部族連合)を源流とする氏族。北カザフ・ハン国、南カザフハン国の東半分を支配圏としている。
カザフ地域の鉱物資源開発を一手に引き受けていることから、過去に5回ほど企業解体命令を出すか真剣に検討されるほどの経済力を有し、工業に関しては北のグレイソヴリン、南のネヴァーベンドとまで言われている。
建国時代、初代カガンと友誼を結び、数多くの戦場を駆け抜け、北方の守護者と讃えられた大将軍『白い稲妻』を輩出した氏族として有名であり、その名誉を汚さぬため、多くの軍人を輩出している。
20世紀以降は色々あってロベルト氏族と急速に接近し、現在のロベルト氏族最長老を経由して、多少は中央政府に配慮した立ち回りをするようになったとか。
カザフ地域の鉱物資源開発を一手に引き受けていることから、過去に5回ほど企業解体命令を出すか真剣に検討されるほどの経済力を有し、工業に関しては北のグレイソヴリン、南のネヴァーベンドとまで言われている。
建国時代、初代カガンと友誼を結び、数多くの戦場を駆け抜け、北方の守護者と讃えられた大将軍『白い稲妻』を輩出した氏族として有名であり、その名誉を汚さぬため、多くの軍人を輩出している。
20世紀以降は色々あってロベルト氏族と急速に接近し、現在のロベルト氏族最長老を経由して、多少は中央政府に配慮した立ち回りをするようになったとか。
フォルティノ支族
支族名ボズ。
(95-95)でフォルティノはグレイソヴリン氏族の支族に変更。
変更後も最本流と考えられ、タマモクロスやビワハヤヒデなどの人物を輩出した名門。
コマンドスズカの夫アダラト、娘ユラクイロがこの支族の出身。
(95-95)でフォルティノはグレイソヴリン氏族の支族に変更。
変更後も最本流と考えられ、タマモクロスやビワハヤヒデなどの人物を輩出した名門。
コマンドスズカの夫アダラト、娘ユラクイロがこの支族の出身。
ソブリンパス支族
支族名アク。(136-156)
中ジュズを中心とした支族。旧カザフ王家も所属するフォルティノ支族と並ぶ最本流。第二次大戦中、ウマムスタン東部義勇軍団を率いたテムロフなどが有名
中ジュズを中心とした支族。旧カザフ王家も所属するフォルティノ支族と並ぶ最本流。第二次大戦中、ウマムスタン東部義勇軍団を率いたテムロフなどが有名
ゼダーン支族
支族名クムシュ。
言及時の文脈から、二次大戦時のウマムスタン義勇軍団が捕らえたロマーニャ人捕虜と結婚した(予定の)トニビアンカの祖先がこの支族の者である可能性がある。
サンバイザーがこの支族の出身。
(135-192)
言及時の文脈から、二次大戦時のウマムスタン義勇軍団が捕らえたロマーニャ人捕虜と結婚した(予定の)トニビアンカの祖先がこの支族の者である可能性がある。
サンバイザーがこの支族の出身。
(135-192)
レッドゴッド氏族
カスピ海の一部を支配していた部族を源流とする氏族。カルムイク・ハン国、西カザフ・ハン国の北半分を支配圏としている。
ガリアからの漂着者集団を取り込むことで、急速に軍事・経済力を付け、諸部族が入り乱れていたカスピ海、アラル海をレッドゴッド氏族のバスタブに変え、海軍をレッドゴッド氏族そのものにした。
経済面では国内水産業市場を独占する他、海運業と造船業ではテュルキイエ、ルブナーン、ガリア、ウマエトなど黒海と地中海を中心に幾つかの国外拠点を構え、そこから派生して保険会社も経営している。
また、他よりもやや後発の氏族であることから中央政府に影響力を持つため、官僚を送り出すことにも熱心であり、運輸省の海運関連部署や外務省のウマーロッパ方面部署の有力なポストを保持している。
ガリアからの漂着者集団を取り込むことで、急速に軍事・経済力を付け、諸部族が入り乱れていたカスピ海、アラル海をレッドゴッド氏族のバスタブに変え、海軍をレッドゴッド氏族そのものにした。
経済面では国内水産業市場を独占する他、海運業と造船業ではテュルキイエ、ルブナーン、ガリア、ウマエトなど黒海と地中海を中心に幾つかの国外拠点を構え、そこから派生して保険会社も経営している。
また、他よりもやや後発の氏族であることから中央政府に影響力を持つため、官僚を送り出すことにも熱心であり、運輸省の海運関連部署や外務省のウマーロッパ方面部署の有力なポストを保持している。
プリンスリーギフト氏族
三女神教団を源流とする氏族。トルクメン・ハン国を支配圏としている。
遥か昔、アルボルズ山脈に拠点があったとされる伝説的な暗殺教団から離れ、カラクム砂漠に辿り着き、三女神教アハルテケ派の神秘主義教団を立ち上げたことが氏族の原点とされている。
従属順としてはミスタープロスペクター氏族の次であり、1800年のウマルカンド・ハン国の成立後に氏族長自ら従属を申し出たとされているが、不明瞭な点が多く、初代カガン戦記にも詳しく記述されていない。
というのが通説であったが、近年進んだ初代カガン期の研究(96スレから始まった建国期編)により、通説を覆す新事実が明らかになり(後付けされた設定(PoE)とサンデーが所持しているブツ的に接触方法と関係が少し変わる予定110-85)今後の研究が俟たれる。
氏族の特徴としては尚武の気風が強く、軍人を多数輩出している他、官僚も多く輩出し、殆どの官庁の中堅どころのポストには必ず一人か二人は彼の氏族の者がいると言われている。
部族間調整会議のカガン選定会議議長を務める他、軍の兵站を起源とする企業を幾つか有していたり、生物毒や植物毒を利用した暗殺術を継承していたりする。
遥か昔、アルボルズ山脈に拠点があったとされる伝説的な暗殺教団から離れ、カラクム砂漠に辿り着き、三女神教アハルテケ派の神秘主義教団を立ち上げたことが氏族の原点とされている。
従属順としてはミスタープロスペクター氏族の次であり、1800年のウマルカンド・ハン国の成立後に氏族長自ら従属を申し出たとされているが、不明瞭な点が多く、初代カガン戦記にも詳しく記述されていない。
というのが通説であったが、近年進んだ初代カガン期の研究(96スレから始まった建国期編)により、通説を覆す新事実が明らかになり(後付けされた設定(PoE)とサンデーが所持しているブツ的に接触方法と関係が少し変わる予定110-85)今後の研究が俟たれる。
氏族の特徴としては尚武の気風が強く、軍人を多数輩出している他、官僚も多く輩出し、殆どの官庁の中堅どころのポストには必ず一人か二人は彼の氏族の者がいると言われている。
部族間調整会議のカガン選定会議議長を務める他、軍の兵站を起源とする企業を幾つか有していたり、生物毒や植物毒を利用した暗殺術を継承していたりする。
ペチェネグ支族
プリンスリーギフト氏族本流。初代カガンに従属した時の氏族長サクラユタカオーを始祖とする。
スレ内ではサクラバクシンオーやその孫であるキタサンブラックが登場。
この二名は、世界線変動によってγ世界の人物が基準世界に取り込まれた存在であり、彼女らの混入は過去改変を伴っている。
そのため、氏族の中核たる本流でありながら、変動前のウマムスタンの歴史に存在していたのか不明な支族でもある。
スレ内ではサクラバクシンオーやその孫であるキタサンブラックが登場。
この二名は、世界線変動によってγ世界の人物が基準世界に取り込まれた存在であり、彼女らの混入は過去改変を伴っている。
そのため、氏族の中核たる本流でありながら、変動前のウマムスタンの歴史に存在していたのか不明な支族でもある。
ゴレスターン支族
ボールドルーラー氏族
クルグズ・ハン国の傭兵部隊を源流とする氏族。クルグズ・ハン国を支配圏としている。
国土の大半が山地で、目ぼしい産業が無かったクルグズの傭兵部隊は精強で規律正しく、更に砲の扱いに長けていたことから、初代カガンに重用され、その武功と忠誠心によって八氏族に列せられた。
経済力はカラコル電子工業の株をそこそこ持っている程度で他の氏族と比較すると見るべきものはないが、内務省、国境警備隊、国防省、科学省に食い込んでいることで政治的影響力はかなり高い。
…と思われていたのだが、カラコル電子産業の創設者はボールドルーラーの本家筋の人間であり、ボールドルーラーがカラコルの経営に深く関わっていることがわかった。ボールドルーラー経済弱者概念は荼毘に付したよ。(78スレ104)
つい最近、ビシュケクに競馬場や競走馬関連の牧場が造られたことで経済力が伸びた。
国土の大半が山地で、目ぼしい産業が無かったクルグズの傭兵部隊は精強で規律正しく、更に砲の扱いに長けていたことから、初代カガンに重用され、その武功と忠誠心によって八氏族に列せられた。
経済力はカラコル電子工業の株をそこそこ持っている程度で他の氏族と比較すると見るべきものはないが、内務省、国境警備隊、国防省、科学省に食い込んでいることで政治的影響力はかなり高い。
…と思われていたのだが、カラコル電子産業の創設者はボールドルーラーの本家筋の人間であり、ボールドルーラーがカラコルの経営に深く関わっていることがわかった。ボールドルーラー経済弱者概念は荼毘に付したよ。(78スレ104)
つい最近、ビシュケクに競馬場や競走馬関連の牧場が造られたことで経済力が伸びた。
その他の氏族
インテント氏族(カラート王家)
かつてウマムスタンの属領であったカラート・ハン国の王族。
ユーラシア戦争の結果、ウマムスタンがカラート・ハン国への影響力を失うと王族の一部がウマムスタンに亡命、ハン国国主相当の地位としてウマムスタン政府に遇されたのが起源。アルビオン派の王族が存続させていたカラート・ハン国がパークスターナ独立で亡びると残っていた王族も合流した(92-197)。
他の氏族と違い、権力や財力の基盤となる領土を持たない(?)がパークスターナ国内の独立派に小さくない影響力を持ち、ウマムスタン国内の法曹界にも影響力を持つなど隠然たる勢力を持っている。
(114-153)にてアフガン地域に亡命後の地盤が置かれていることが判明。
現代ではカルストンライトオが王太子である。
ユーラシア戦争の結果、ウマムスタンがカラート・ハン国への影響力を失うと王族の一部がウマムスタンに亡命、ハン国国主相当の地位としてウマムスタン政府に遇されたのが起源。アルビオン派の王族が存続させていたカラート・ハン国がパークスターナ独立で亡びると残っていた王族も合流した(92-197)。
他の氏族と違い、権力や財力の基盤となる領土を持たない(?)がパークスターナ国内の独立派に小さくない影響力を持ち、ウマムスタン国内の法曹界にも影響力を持つなど隠然たる勢力を持っている。
(114-153)にてアフガン地域に亡命後の地盤が置かれていることが判明。
現代ではカルストンライトオが王太子である。
モスボロー氏族
19世紀末から20世紀初頭において八氏族にも匹敵する権勢と財力を誇った氏族(56-93)。
シルヴァーホークの次女の系譜にあたり、ロベルト氏族の分流にあたる。父方の勢力があったシムケント周辺を地盤とした(125-198)。
権勢の絶頂期にはロベルト、グレイソヴリンの二氏族の長者を縁者から出し、他の有力氏族とも婚姻を通して結びついた(56-115)。
その後、各氏族に散らばった縁者によってロベルト氏族本流に再合流する形で発展的解散をした。
現在のウマムスタンでは独立した氏族として残っていないが、氏族系企業の名称にかつての名残が見える(56-116)。
シルヴァーホークの次女の系譜にあたり、ロベルト氏族の分流にあたる。父方の勢力があったシムケント周辺を地盤とした(125-198)。
権勢の絶頂期にはロベルト、グレイソヴリンの二氏族の長者を縁者から出し、他の有力氏族とも婚姻を通して結びついた(56-115)。
その後、各氏族に散らばった縁者によってロベルト氏族本流に再合流する形で発展的解散をした。
現在のウマムスタンでは独立した氏族として残っていないが、氏族系企業の名称にかつての名残が見える(56-116)。
パンジシール氏族
カブール・ハン国パンジシール渓谷周辺を地盤とする独立氏族。氏族名は「5頭の獅子」を意味する。
質の高いエメラルドが産出する鉱山を経営しており、地元の有力者として知られる。
代々優秀な軍人を輩出する家系であり、WW2時に連合軍西部戦線ウマムスタン義勇軍を率いたドースト・ムハンマド・パンジシール、2031年のカシミール侵攻を指揮した現当主の子息(60-19~25)などがいる。
ネヴァーベンド、ミスタープロスペクターの両氏族と関係が深く、両氏族の仲介役を担っている(60-25)。
また、著名な人物として同氏族出身の建築家アフマド氏がおり、カブール新市街の高層建築や核シェルター建設(59-133)に携わるなど南部では有名な建築家だったが、α世界との『門』が繋がった際、向こうの世界に同一人物が存在し、ウマエトや啓示教過激派からの侵攻を撃退し「獅子」と讃えられた英雄だったことから、彼の名も一躍全国区となった。なお、現在は文化財や史跡の修復作業に関する仕事に多く関わっている(59-135)。
パンジシールはまだ二頭の獅子を隠している
質の高いエメラルドが産出する鉱山を経営しており、地元の有力者として知られる。
代々優秀な軍人を輩出する家系であり、WW2時に連合軍西部戦線ウマムスタン義勇軍を率いたドースト・ムハンマド・パンジシール、2031年のカシミール侵攻を指揮した現当主の子息(60-19~25)などがいる。
ネヴァーベンド、ミスタープロスペクターの両氏族と関係が深く、両氏族の仲介役を担っている(60-25)。
また、著名な人物として同氏族出身の建築家アフマド氏がおり、カブール新市街の高層建築や核シェルター建設(59-133)に携わるなど南部では有名な建築家だったが、α世界との『門』が繋がった際、向こうの世界に同一人物が存在し、ウマエトや啓示教過激派からの侵攻を撃退し「獅子」と讃えられた英雄だったことから、彼の名も一躍全国区となった。なお、現在は文化財や史跡の修復作業に関する仕事に多く関わっている(59-135)。
ハイペリオン氏族
一般にウマグル人、あるいは北方にある中山の新疆自治区の存在から南ウマグル人とも呼ばれる独立氏族。
グルジャを中心とした南カザフ・ハン国(と思われる)のイリ盆地近辺を地盤としていると思われる。
グルジャを中心とした南カザフ・ハン国(と思われる)のイリ盆地近辺を地盤としていると思われる。
新疆の人間としては代々この地を治めてきた旧ホージャ家(アファキ・ホージャなど)を中心とする白山派勢力と見られている。
また、願いを力に変える資質(因子継承遺伝子?)に富んだ「天駆翔」の血を持つ氏族とも伝わる。
それゆえにその血を入れたい主要氏族の利害上で独立を保ったり、中山に最近まで苛烈な扱いをされたりしたのだとする説もある。
また、願いを力に変える資質(因子継承遺伝子?)に富んだ「天駆翔」の血を持つ氏族とも伝わる。
それゆえにその血を入れたい主要氏族の利害上で独立を保ったり、中山に最近まで苛烈な扱いをされたりしたのだとする説もある。
ダイサンゲンがこの氏族出身であり、実馬ネタからセイウンスカイが本流的背景を持つ可能性もある。
氏族登録簿
部族間調整会議が管理し、会議に出席する資格のある人間のみ閲覧が許されている八氏族の本流から分流の人間を網羅した人名年鑑。
生年月日、出身地といった情報は勿論、現住所、経歴、職業、年収、資産、納税額、趣味、家族関係などといった個人情報も記載されている。
また、各氏族ごとの氏族名、支族名の命名規則などといった氏族の基本的な情報も記載されている。
生年月日、出身地といった情報は勿論、現住所、経歴、職業、年収、資産、納税額、趣味、家族関係などといった個人情報も記載されている。
また、各氏族ごとの氏族名、支族名の命名規則などといった氏族の基本的な情報も記載されている。
氏族、支族の命名規則
氏族名(氏族の本拠地によって定められる)
氏族名(通称) | ヘイロー | ロベルト | ミスタープロスペクター | グレイソヴリン | ネヴァーベンド | レッドゴッド | プリンスリーギフト | ボールドルーラー | インテント |
氏族名(正式) | コーカンド、フェルガナ(※) | タシュケント | ホジェンド | アルマトイ | カンダハール | アクタウ | メルヴ | カラコル | カラート |
※フェルガナはヘイロー氏族長且つサンデー支族長のみ名乗ることが許される。
支族名(ヘイロー氏族)
支族名(通称) | サンデー | ダンス | アドマイヤ | スズカ | ダイワ | アグネス |
支族名(正式) | ギュン | アイ | ユルドゥズ | ゴク | ダグ | ディニズ |
支族名(意味) | 日 | 月 | 星 | 空 | 山 | 海 |
支族名(ヘイロー氏族、サンデー支族分流)
支族名(家格) | 有力分流 | 有力分流 | 分流 | 分流 | 末流 | 末流 |
支族名(正式) | クム | ダリヤ | ヤイラック | キシュラク | アノール | アンジル |
支族名(意味) | 砂 | 川 | 牧草地(夏) | 牧草地(冬) | ザクロ | イチジク |
支族名(八大氏族その他)
氏族名 | ロベルト1 | ロベルト2 | グレイソヴリン1 | グレイソヴリン2 | グレイソヴリン3 | プリンスリーギフト1 | プリンスリーギフト2 |
支族名 | バヤト | ドドゥルガ | ボズ | アク | クムシュ | ペチェネグ | ゴレスターン |
支族名(意味) | 裕福 | 領有者 | 灰色 | 白色 | 銀色 | 熱意 | 花園 |
氏族名 | ミスタープロスペクター | ネヴァーベンド | レッドゴッド | ボールドルーラー | インテント |
支族名 | イルディリム | アフシャール | ドゥーガ― | サリル | オクラル |
支族名(意味) | 稲妻 | 従順 | 収集者 | 武力 | 矢 |