その魔物は、障害物だった。
英雄が悪を討つ過程に存在する、道端の石ころ。
英雄譚においては、彼の意志も、話した言葉も語られなかった存在。
魔物のエリートと称された天才にとって、そんな目で見られることは屈辱でしかなかった。
英雄が悪を討つ過程に存在する、道端の石ころ。
英雄譚においては、彼の意志も、話した言葉も語られなかった存在。
魔物のエリートと称された天才にとって、そんな目で見られることは屈辱でしかなかった。
■■■
「な、なんだこの生き物はッ!おそろしく腹が減る!それに眠くて敵わん!」
パッショーネのギャング、チョコラータは焦っていた。
彼に与えられた身体はいねむりポケモンのカビゴン。
その不思議な生き物は、
『ねむっているとき いがいは エサを たべつづける。1にちに 400キロ たべないと まんぷくに ならない。』
という性質を持つ。
彼に与えられた身体はいねむりポケモンのカビゴン。
その不思議な生き物は、
『ねむっているとき いがいは エサを たべつづける。1にちに 400キロ たべないと まんぷくに ならない。』
という性質を持つ。
「400キロだとお!?」
カビゴンは460.0kgの体重を誇り。その9割近くの食料を必要とする。
一般的には小さい動物ほど、一日に必要な食料の割合は大きくなる。
モグラなどの小動物は一日に体重の半分ほどの食料を食べねば餓死する。
自然界における最大の動物であるクジラは一日に数トンの食料を食べるが、それでも体重の5%に過ぎない。
この生き物はその比ではない。
身体の大きさに対して必要な食料の割合がめちゃくちゃだった。
モグラなどの小動物は一日に体重の半分ほどの食料を食べねば餓死する。
自然界における最大の動物であるクジラは一日に数トンの食料を食べるが、それでも体重の5%に過ぎない。
この生き物はその比ではない。
身体の大きさに対して必要な食料の割合がめちゃくちゃだった。
「まさか私がカビを使うからこんなに身体したとでも言うのか!」
『カビが はえていても くさっていても だいじょうぶ。カビゴンの いぶくろは なんでも しょうかできるのだ。』
「ええい、眠気が止まらん!」
『まいにち 400キロの エサを くう。 くってるはじから いねむりを はじめ ねむったままでも くっている。』
デイバッグの食料は一瞬で空になった。
人間三日分の食料などなんの足しにもならない。
優れた頭脳を持つチョコラータと言えど、コンディションが完全でなければ最適に回らない。
無駄な肉を切り離すことも考えたが、身体の作りを調べ切れていない現時点では自殺行為だ。
急いでこの場を離れ、食料の補給とスタンドを活かせる場所へと移動せねばいけなかった。
そんなときに、胸部を鎧のように固め、マントを羽織った少年がこちらに向かってくるのが見えた。
人間三日分の食料などなんの足しにもならない。
優れた頭脳を持つチョコラータと言えど、コンディションが完全でなければ最適に回らない。
無駄な肉を切り離すことも考えたが、身体の作りを調べ切れていない現時点では自殺行為だ。
急いでこの場を離れ、食料の補給とスタンドを活かせる場所へと移動せねばいけなかった。
そんなときに、胸部を鎧のように固め、マントを羽織った少年がこちらに向かってくるのが見えた。
「クッ、こんな時に!」
グリーンデイを発現。
しかしチョコラータのスタンド、グリーンデイの強さはロケーションに左右される。
グリーンデイは現在の位置より少しでも低い所に移動させることで、相手を殺人カビに覆わせるスタンド。
高所であるほど効果を発揮するが、チョコラータがいるのは段差の少ない街だ。満足な発動は出来ない。
多少カビが生えても即座にダメージは再生されていく。
すばやさの低いカビゴンでは高所への移動も間に合わない。
しかしチョコラータのスタンド、グリーンデイの強さはロケーションに左右される。
グリーンデイは現在の位置より少しでも低い所に移動させることで、相手を殺人カビに覆わせるスタンド。
高所であるほど効果を発揮するが、チョコラータがいるのは段差の少ない街だ。満足な発動は出来ない。
多少カビが生えても即座にダメージは再生されていく。
すばやさの低いカビゴンでは高所への移動も間に合わない。
ならば、とプロフィールに記載の能力に頼る。
口元にエネルギーを溜める。
身体に溜め込んだエネルギーを「はかいこうせん」として放つワザ。
ヒスイの地において、人々に多くのトラウマを与えたそのワザは、当たればひとたまりもない。
当たればだ。
口元にエネルギーを溜める。
身体に溜め込んだエネルギーを「はかいこうせん」として放つワザ。
ヒスイの地において、人々に多くのトラウマを与えたそのワザは、当たればひとたまりもない。
当たればだ。
「マホトーン」
少年はただ一言呟く。
それだけで口元に溜まっていたエネルギーが消滅した。
ポカンと口をあけたままのチョコラータに対し、もう一言、言葉を紡ぐ。
それだけで口元に溜まっていたエネルギーが消滅した。
ポカンと口をあけたままのチョコラータに対し、もう一言、言葉を紡ぐ。
「ラリホー」
それは、死への導き。
■■■
英雄(ヒーロー)にも思えるその姿。
その実態は、殺した死体の皮を真似て、形を歪めて身に纏うヴァンバイア。
魂として入った者の名前はバズズ。
2度地獄から舞い戻った、暗黒の魂。
その実態は、殺した死体の皮を真似て、形を歪めて身に纏うヴァンバイア。
魂として入った者の名前はバズズ。
2度地獄から舞い戻った、暗黒の魂。
殺した理由など、特にない。しいて言えば試用だ。
今殺した生き物の胸元に手を入れて心臓を取り出し、飲み込む。
今の身体、佐神善の持つ模倣(コピー)の能力の試用。
プロフィールによると本来はヴァンパイアの心臓が変化した遺灰物というものを取り込むことで、相手の能力を模倣する。
ヴァンパイアでない存在の心臓での模倣は可能か試す必要があった。
今殺した生き物の胸元に手を入れて心臓を取り出し、飲み込む。
今の身体、佐神善の持つ模倣(コピー)の能力の試用。
プロフィールによると本来はヴァンパイアの心臓が変化した遺灰物というものを取り込むことで、相手の能力を模倣する。
ヴァンパイアでない存在の心臓での模倣は可能か試す必要があった。
バズズには、邪配合と呼ばれる他の魔物を取り込む事によりその力を増す、禁忌の術の経験がある。
異世界における進化の秘法とも共通するとされ、急激な成長を引き起こす。
この殺し合いに呼ばれる前は、同じロンダルキアの悪魔たちアトラス、ベリアルと融合し、破壊神シドーの力を得た事もある。
身体が変われど、精神はその使い方を覚えている。
異世界における進化の秘法とも共通するとされ、急激な成長を引き起こす。
この殺し合いに呼ばれる前は、同じロンダルキアの悪魔たちアトラス、ベリアルと融合し、破壊神シドーの力を得た事もある。
身体が変われど、精神はその使い方を覚えている。
戦う相手が破壊神すらも上回る化物達(モンスターズ)ならば、その力を上回るほどの力がバズズには必要だった。
2度の死を経験した悪魔は、それしか頭に無かったし。それ以外が残っていなかった。
宿敵の力を恐れ、みっともなく逃げ出そうとした自分の姿を思い出すたびに、はらわたが煮えくり返る。
2度の死を経験した悪魔は、それしか頭に無かったし。それ以外が残っていなかった。
宿敵の力を恐れ、みっともなく逃げ出そうとした自分の姿を思い出すたびに、はらわたが煮えくり返る。
「まあ……悪くねぇか」
模倣は、結果としては成功した。
劣化品ではあるが、チョコラータのスタンド、グリーンディを模倣することが出来た。
バズズは非常に狡猾な魔物だ。
攻撃呪文だけでなく。ラリホー、マホトーン、ザラキと言った絡め手も使える。
その中に織り交ぜるなら、使い勝手がいい。
劣化品ではあるが、チョコラータのスタンド、グリーンディを模倣することが出来た。
バズズは非常に狡猾な魔物だ。
攻撃呪文だけでなく。ラリホー、マホトーン、ザラキと言った絡め手も使える。
その中に織り交ぜるなら、使い勝手がいい。
「……殺し合いねぇ」
2度の地獄を経験した悪魔は油断はしない。
呪文に長けていて、与えられた身体も強いとはいえ慢心しては同じことになる。
英雄を討つのは常に、歪んだ人の憎悪である。
かつて、死の間際にほんのわずかな闇を撒いただけで、人間達は英雄に恐怖を抱いた。
そのことを思い返しながら、悪魔は次なる餌を求める。
呪文に長けていて、与えられた身体も強いとはいえ慢心しては同じことになる。
英雄を討つのは常に、歪んだ人の憎悪である。
かつて、死の間際にほんのわずかな闇を撒いただけで、人間達は英雄に恐怖を抱いた。
そのことを思い返しながら、悪魔は次なる餌を求める。
「待っていろ……ロラン」
【チョコラータ@ジョジョの奇妙な冒険 (身体:カビゴン@ポケットモンスター) 死亡】
※カビゴンの性別はオスでした。
※カビゴンの性別はオスでした。
【バズズ@ドラゴンクエストモンスターズ+】
[身体]:佐神善@血と灰の女王
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:ロランを倒せる力を得て、再び復讐する
1:強者を餌として力を得る。
2:疑念をバラまいて攪乱する。
3:ロラン(ローレシアの王子)がいれば殺す。
[備考]
※参戦時期は死亡後です。ただしアトラスおよびベリアルの魂は宿っていません。
※DQM+およびDQ2で使用した呪文は使えます。他シリーズで使用した呪文についてはお任せします。
※肉体の参戦時期は燦然党の決戦後、堂島正の遺灰物を取り込む前です。
※チョコラータのグリーン・デイを目撃し取り込んだことで、疑似的に使えるようになりました。
カビゴンの技も覚えたかもしれません。
[身体]:佐神善@血と灰の女王
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:ロランを倒せる力を得て、再び復讐する
1:強者を餌として力を得る。
2:疑念をバラまいて攪乱する。
3:ロラン(ローレシアの王子)がいれば殺す。
[備考]
※参戦時期は死亡後です。ただしアトラスおよびベリアルの魂は宿っていません。
※DQM+およびDQ2で使用した呪文は使えます。他シリーズで使用した呪文についてはお任せします。
※肉体の参戦時期は燦然党の決戦後、堂島正の遺灰物を取り込む前です。
※チョコラータのグリーン・デイを目撃し取り込んだことで、疑似的に使えるようになりました。
カビゴンの技も覚えたかもしれません。
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