暗闇の市街地、がしゃん、がしゃんと音を立て歩く者がいる。その身体は甲冑。オーガヘッドという銘の鎧はこの殺し合いの舞台、『アルフォンス・エルリック』という人物の肉体として扱われている。
アルフォンス・エルリック、愛称アル。アルフォンスは本来は若き少年の肉体を持つ人間だったが、過去に行った人体錬成の対価としその肉体を『真理の扉』へと『持って行かれ』てしまい失った。しかしアルフォンスの兄であるエドワード・エルリックにより魂は取り返され、緊急で兄弟の父であるコレクションの鎧、オーガヘッドに定着させられた。
だが魘夢達はこの鎧を『アルフォンス・エルリック』の肉体として扱い他者の精神を入れ込んだ。
空の鎧に精神を入れられた者。偶然か意図されたものなのか、その者の名も『アル』と呼ばれる者であった。
フルネーム、陸八魔アル。キヴォトスにて便利屋68という組織を率いる自称社長。肉体の入れ替え、殺し合いの宣言、アウトローを志す彼女でも困惑するしかない状況であるが、なんとか行動しようと歩き出していた――
アルフォンス・エルリック、愛称アル。アルフォンスは本来は若き少年の肉体を持つ人間だったが、過去に行った人体錬成の対価としその肉体を『真理の扉』へと『持って行かれ』てしまい失った。しかしアルフォンスの兄であるエドワード・エルリックにより魂は取り返され、緊急で兄弟の父であるコレクションの鎧、オーガヘッドに定着させられた。
だが魘夢達はこの鎧を『アルフォンス・エルリック』の肉体として扱い他者の精神を入れ込んだ。
空の鎧に精神を入れられた者。偶然か意図されたものなのか、その者の名も『アル』と呼ばれる者であった。
フルネーム、陸八魔アル。キヴォトスにて便利屋68という組織を率いる自称社長。肉体の入れ替え、殺し合いの宣言、アウトローを志す彼女でも困惑するしかない状況であるが、なんとか行動しようと歩き出していた――
「(……動きづらいわ!!)」
だが超銃社会に身を置く陸八魔アルにとって鎧を纏う経験なんてものはない。これから物騒な出来事が起こる事が決定づけられているこの状況、少しでもこの身体に慣れようとそこらを動き回ってみたはいいもののやはり慣れない。歩く動作もだが、何より身体のゴツさ。普段は狙撃銃を扱う身だが、この身体ではどうも楽に扱えそうにない。鎧である以上弾丸のダメージも普段以上に軽減できるだろう、やら利点も考えつくが。
だがめげずに身体を動かすアル。その意識は突如として現れた少女に奪われることとなった。
だがめげずに身体を動かすアル。その意識は突如として現れた少女に奪われることとなった。
「(……あら?)」
自らも気づかないうちに側に居た少女。桃色の長髪に、同じく桃色のジャージ。暗闇の中では顔色が窺えない程に俯いており、耳を澄ませてみれば何かぶつぶつと呟いている。
「えっと……あなたも殺し合いとやらに巻き込まれたクチよね?あっ、大丈夫よ!私はあなたに危害を加えたりは――」
「――さい――ださい――ください……」
「へ?」
「――でくださいしんでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでくださいぅあああああああああああぁっ!!!!」
「ぎゃあぁっ!?」
「――さい――ださい――ください……」
「へ?」
「――でくださいしんでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでください死んでくださいぅあああああああああああぁっ!!!!」
「ぎゃあぁっ!?」
アルが歩み寄ろうと話しかけた直後……少女は物騒な言葉を並べながらその手に持っていた銃を発砲した。アルは間一髪の所で避け切るも、バランスを崩し地面へと倒れ込んでしまった。弾丸の跳んでいった先を振り返ってみると、ビルの壁にめり込み大きなヒビを生み出している。いくら鎧の身体とはいえアレが直撃してはたまったものではないと即座に判断する。
「まっ、待って!ちょっと話を!!」
「うわああああああ殺します!殺します!殺します!!!!」
「ぎゃあああぁああ!!!!」
「うわああああああ殺します!殺します!殺します!!!!」
「ぎゃあああぁああ!!!!」
ゴロゴロと転がりながらも器用に弾丸を避けるアル。だが数発避け切った所で、弾丸が止んだ。様子を見てみると膝をつきぜえぜえと息を切らしている。
チャンス!と考え逃亡を図ろうとする――が、どうもアルには引っかかるものがあった。物騒な言葉を何度も呟く、銃を乱射する。少女の言動がどうも馴染みのあるものなのだ。
もしやと思い念の為逃げる準備はしながら少女へと近づく。
チャンス!と考え逃亡を図ろうとする――が、どうもアルには引っかかるものがあった。物騒な言葉を何度も呟く、銃を乱射する。少女の言動がどうも馴染みのあるものなのだ。
もしやと思い念の為逃げる準備はしながら少女へと近づく。
「……えっと、まず名乗らせていただくわ。私は陸八魔アル。この身体はアルフォンス・エルリックっていう人のものみたい」
「…………えっ?あ、アルるっ、アル……さま……?」
「…………えっ?あ、アルるっ、アル……さま……?」
その反応、そして様を付けて自らを呼ぶ人物。アルの疑問は確信へと変わった。
「あなたっ、ハルカよね!あなたも巻き込まれていたのね……っでも良かったわ!こうしてすぐに出会えて!」
「あ、あ、アル様……っ!はいっ、ハルカです……!」
「あ、あ、アル様……っ!はいっ、ハルカです……!」
アルの予想通り、少女の精神は便利屋68の仲間、伊草ハルカのものであった。仲間も巻き込まれていた事は喜ばしくない事だが、最初にハルカと出会えた事は大きい。アルもハルカも安心した表情を浮かべ――
「…………ということは、私はアル様に向かって……撃っ……て……」
なんとなく、なんとなくアルはハルカの次の行動を予想していたが、やはり現実のものとなった。
「ぁああああああああぁぁぁぁあぁぁっ!!!!!!私がアル様をっっっアル様を殺そうとしてたぁっ!!!!????ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい死にます!死にます!死んで詫びます!死にます!今すぐ死にます!死にます!死にます!死にます!死にます!死にます!死にます!死にます!死にます!死にますうあああああ!!!!!!!!!」
「お、落ち着いて……」
「お、落ち着いて……」
ハルカはどうも少しでも非があると思い込めばすぐに自害しようと暴走する、アルは若干困りはするもののそれもハルカの個性だと無理に抑えたりはしない。身体が溶けていると錯覚するくらいには錯乱しているハルカ。銃を自身の顎に当て引き金を引こうとしているのでいつも通りなんとか落ち着かせようとする――
だが、今はどうも事情が違うことを思い出した。
アル自身に与えられた身体、アルフォンスはプロフィールを見るにおそらくキヴォトスの人間ではない。それは見た目からの判断だがハルカの身体の少女もそうであろう。ならば、この状態でハルカが自爆でもしてしまえば――ハルカが、本当に死んでしまうかもしれない。
アル自身に与えられた身体、アルフォンスはプロフィールを見るにおそらくキヴォトスの人間ではない。それは見た目からの判断だがハルカの身体の少女もそうであろう。ならば、この状態でハルカが自爆でもしてしまえば――ハルカが、本当に死んでしまうかもしれない。
「――待ちなさい!ハルカっ!!」
「っ!えっ、はっアル様っ」
「今は……今は絶対そんなことしちゃダメよ!ハルカが本当に死んでしまうわっ!」
「し、死にます……」
「そうなったら、私本気で怒るわ!別に他のことなら何をやっても問題ないけれど、本当に死ぬ様な真似は……絶対にダメよ」
「っ!えっ、はっアル様っ」
「今は……今は絶対そんなことしちゃダメよ!ハルカが本当に死んでしまうわっ!」
「し、死にます……」
「そうなったら、私本気で怒るわ!別に他のことなら何をやっても問題ないけれど、本当に死ぬ様な真似は……絶対にダメよ」
肩を掴み説得する。身体の心配はもしかしたら杞憂であるかもしれない、しかし少しでも、ハルカを失ってしまう可能性があるなら絶対に止めなくてはならない。ハルカは、大切な仲間なのだから。
「……ごめんなさい。アル様に迷惑ばかりかけて……」
「迷惑なんて思ってないわよ!それに、お詫びがしたいのだったら私にいつも通りついてきて欲しいわ」
「へっ?そ、そんなの当然ですっ」
「そうよね、安心したわ!」
「迷惑なんて思ってないわよ!それに、お詫びがしたいのだったら私にいつも通りついてきて欲しいわ」
「へっ?そ、そんなの当然ですっ」
「そうよね、安心したわ!」
落ち着いた様子のハルカを見てアルはほっ、と息をついた。
ハルカは未だ息を切らしている。
「……そういえば、ハルカはその身体について何か知ってるかしら?」
「あっ何も……知りません……この銃しか取り出してなかったので……」
「だったら今プロフィールを見ておきましょう。身体のことは知っておかないと」
「あっ何も……知りません……この銃しか取り出してなかったので……」
「だったら今プロフィールを見ておきましょう。身体のことは知っておかないと」
そう言ってアルはハルカのデイパックからタブレットを取り出し、プロフィールの欄へと操作していく。
「……えっと、後藤……『後藤ひとり』っていうらしいわ。今のハルカの身体」
「そ、そうなんですねっ」
「そ、そうなんですねっ」
アルは後藤ひとりのプロフィールを読み進めていく。最初は 『ギターヒーロー』という名義で動画サイトで人気を誇るギタリスト、だとか『結束バンド』というバンドのギターを担当している、だとか書いていたが途中から陰キャ、コミュ障、友達0人、承認欲求モンスターなんて単語が飛び出しまくった為アルは後藤ひとり本人が心配になってきたがどうしようもなかった。
「…………えっと、その身体、やっぱりあまり強くないらしいから無理しちゃあダメよ。銃を撃ちすぎても普段とは違ってさっきみたいに疲れちゃうと思うし……」
「はっ、はい了解ですアル様っ」
「はっ、はい了解ですアル様っ」
アルはタブレットをハルカへ返すと立ち上がる。
「ハルカ、立てるかしら?」
「は、はい。アル様の為ならばっ」
「は、はい。アル様の為ならばっ」
そしてアルは思惑する。自分とハルカ、2人がこの場所に居る以上同じ便利屋68のメンバーであるムツキとカヨコが居る可能性も大いにあるはずだ。
「ムツキとカヨコ……2人も巻き込まれている可能性が高いわ」
「たっ確かに……お二人とも、早く見つけないとですね……」
「そうよ!早く見つけないとだわ。でも!それさえ済めばこの事件は解決も同然!例えどんな姿であろうとも私達4人が集えば百人力だわ!」
「たっ確かに……お二人とも、早く見つけないとですね……」
「そうよ!早く見つけないとだわ。でも!それさえ済めばこの事件は解決も同然!例えどんな姿であろうとも私達4人が集えば百人力だわ!」
だから名簿も見れない間、例え1時間だけでも便利屋のメンバーを探す時間に割くのは正しい判断の筈だ。何せ日常のほとんどを共に過ごす仲。側にいるだけでも安心感が変わる。
「そうと決まれば、2人を探しに行くわよ!ハルカ!」
「はいっお供します……!!」
「はいっお供します……!!」
目指すは便利屋68再集結。4人の中でも特にトラブルメーカーである2人が最初に出会ってしまったが、そこには確かな信念があった。
【陸八魔アル@ブルーアーカイブ -Blue Archive-】
[身体]:アルフォンス・エルリック@鋼の錬金術師
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]基本方針:殺し合いなんてしないわ!
1:ハルカと会えて良かった、他のメンバーもいる筈、探さなきゃ
2:ハルカの身体の人はあまり強くないから、守らないと
[備考]
※参戦時期は対策委員会編2章終了後です。
※アルフォンスの本当の肉体ではなく、鎧の姿が『アルフォンス・エルリックの肉体』として設定されています。
[身体]:アルフォンス・エルリック@鋼の錬金術師
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]基本方針:殺し合いなんてしないわ!
1:ハルカと会えて良かった、他のメンバーもいる筈、探さなきゃ
2:ハルカの身体の人はあまり強くないから、守らないと
[備考]
※参戦時期は対策委員会編2章終了後です。
※アルフォンスの本当の肉体ではなく、鎧の姿が『アルフォンス・エルリックの肉体』として設定されています。
【伊草ハルカ@ブルーアーカイブ -Blue Archive-】
[身体]:後藤ひとり@ぼっち・ざ・ろっく!
[状態]:健康、疲労(小)、アルを撃った事の罪悪感
[装備]:ジャンボガン@ドラえもん
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜2
[思考・状況]基本方針:アル様に着いていきます
1:ムツキさんとカヨコさんを探します
2:アル様、やっぱり優しい……
[備考]
※参戦時期は対策委員会編2章終了後です。
※後藤ひとりの身体が溶けたり崩壊したり顔のパーツが落ちる等の描写が実際に起こっているものかどうかは後の書き手さんにお任せします。
[身体]:後藤ひとり@ぼっち・ざ・ろっく!
[状態]:健康、疲労(小)、アルを撃った事の罪悪感
[装備]:ジャンボガン@ドラえもん
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜2
[思考・状況]基本方針:アル様に着いていきます
1:ムツキさんとカヨコさんを探します
2:アル様、やっぱり優しい……
[備考]
※参戦時期は対策委員会編2章終了後です。
※後藤ひとりの身体が溶けたり崩壊したり顔のパーツが落ちる等の描写が実際に起こっているものかどうかは後の書き手さんにお任せします。
【ジャンボガン@ドラえもん】
伊草ハルカに支給。
戦車を一撃で吹き飛ばせるほどの威力を持つひみつ道具。
この殺し合いにおいては威力は本来の戦車を撃ったとしても戦車がほんの少し凹む程度の威力に制限されている。普通の人間に撃てば一撃で瀕死に出来る。
伊草ハルカに支給。
戦車を一撃で吹き飛ばせるほどの威力を持つひみつ道具。
この殺し合いにおいては威力は本来の戦車を撃ったとしても戦車がほんの少し凹む程度の威力に制限されている。普通の人間に撃てば一撃で瀕死に出来る。
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