良いことが起これば次は悪いことが起こる。
自分の身に降りかかったのは正しくそれだと、伊地知虹夏は心底思う。
虹夏がドラムを担当するグループ、結束バンドの初ライブ。
台風の影響で当初の予定よりも客足は減り、しかも本番の演奏は息の合わないぐだぐだなもの。
冷え切ったスタジオの空気を嫌でも感じ、念願のファーストライブは失敗に終わり苦い後悔の記憶として刻まれるはずだった。
しかし、そんな悪い流れを後藤ひとりが変えてくれたおかげでライブは無事成功。
自分の身に降りかかったのは正しくそれだと、伊地知虹夏は心底思う。
虹夏がドラムを担当するグループ、結束バンドの初ライブ。
台風の影響で当初の予定よりも客足は減り、しかも本番の演奏は息の合わないぐだぐだなもの。
冷え切ったスタジオの空気を嫌でも感じ、念願のファーストライブは失敗に終わり苦い後悔の記憶として刻まれるはずだった。
しかし、そんな悪い流れを後藤ひとりが変えてくれたおかげでライブは無事成功。
そうだ、そこまでなら良かったのだ。
現実は厳しい、というか意地が悪い。
虹夏とてこの先のライブ活動が順風満帆に進むとは思っていない。
きっとここからが苦労の本番でもあるとは、自分なりに分かっていたつもりだ。
でもこれは予想のしようが無いだろう。
身体を全くの別人に変えられ、しかも殺し合いを強要させられる。
二次元の世界ではありふれた悲劇が、一体全体どうして現実の一女子高生である自分の身に降りかかるのか。
虹夏とてこの先のライブ活動が順風満帆に進むとは思っていない。
きっとここからが苦労の本番でもあるとは、自分なりに分かっていたつもりだ。
でもこれは予想のしようが無いだろう。
身体を全くの別人に変えられ、しかも殺し合いを強要させられる。
二次元の世界ではありふれた悲劇が、一体全体どうして現実の一女子高生である自分の身に降りかかるのか。
「はぁ、はぁ、はぁ…!」
他人の体で殺し合いに参加させられただけでも最悪だというのに、虹夏の不幸には続きがある。
やたらと恐ろしい形相の月が見下ろす会場で目を覚まし、夢だと思い込もうとするも五感で感じる全ては現実のもの。
頭を抱えながら自分の体のプロフィールを確認。
前髪をアップにしデコを出したのが特徴の体は、偶然にも虹夏と同じ女子高生であると知った直後だ。
いきなり現れた参加者に襲われたのは。
やたらと恐ろしい形相の月が見下ろす会場で目を覚まし、夢だと思い込もうとするも五感で感じる全ては現実のもの。
頭を抱えながら自分の体のプロフィールを確認。
前髪をアップにしデコを出したのが特徴の体は、偶然にも虹夏と同じ女子高生であると知った直後だ。
いきなり現れた参加者に襲われたのは。
急に出て来て何のつもりだとか、文句をぶつけてやるだけの余裕はない。
問答無用で拳を振り上げた相手の存在に、自分達は殺し合いをさせられていると嫌でも現実を理解させられた。
焦りと恐怖とその他諸々に突き動かされるまま逃走。
息を切らして襲撃者から少しでも遠くへ逃げようとする。
問答無用で拳を振り上げた相手の存在に、自分達は殺し合いをさせられていると嫌でも現実を理解させられた。
焦りと恐怖とその他諸々に突き動かされるまま逃走。
息を切らして襲撃者から少しでも遠くへ逃げようとする。
「うわっ!?」
まだ追いかけて来るのかと背後を見たのは失敗だった。
木の根に躓き転倒してしまう。
切羽詰まったこの状況で子供みたいに転ぶなんて。
悪態が突いて出る筈だった口からは、ヒュッと息を呑む音。
立ち上がりかけた虹夏へ降り注ぐ月光が何かに覆い隠された。
木の根に躓き転倒してしまう。
切羽詰まったこの状況で子供みたいに転ぶなんて。
悪態が突いて出る筈だった口からは、ヒュッと息を呑む音。
立ち上がりかけた虹夏へ降り注ぐ月光が何かに覆い隠された。
見なくても分かる、しかし見ずにはいられない。
恐る恐る顔を上げると案の定、自分を襲った参加者の姿。
恐る恐る顔を上げると案の定、自分を襲った参加者の姿。
「……っ!」
虹夏を見下ろす参加者は男だった。
長身で筋肉質、顔立ちも整っており浅黒い肌と合わせてワイルドな印象。
しかし刃物のように鋭い瞳は、男がカタギの人間では無いとアピールしているかのよう。
外見がどれだけ異性から受けが良さそうでも、虹夏には関係無い。
彼女にとってこの男は、自分を殺そうとする危険人物以外の何者でもないのだから。
長身で筋肉質、顔立ちも整っており浅黒い肌と合わせてワイルドな印象。
しかし刃物のように鋭い瞳は、男がカタギの人間では無いとアピールしているかのよう。
外見がどれだけ異性から受けが良さそうでも、虹夏には関係無い。
彼女にとってこの男は、自分を殺そうとする危険人物以外の何者でもないのだから。
「……」
一言も発さずに男は拳を振り上げる。
ゴツゴツした岩の塊を思わせる拳を叩き込まれたら、虹夏の体は無事では済まない。
きっとこちらが息絶えるまで、何度でも殴り続けるつもりに違いない。
ツンが多量の姉に頭を叩かれるのとは別の、殺意に満ちた暴力だ。
ゴツゴツした岩の塊を思わせる拳を叩き込まれたら、虹夏の体は無事では済まない。
きっとこちらが息絶えるまで、何度でも殴り続けるつもりに違いない。
ツンが多量の姉に頭を叩かれるのとは別の、殺意に満ちた暴力だ。
(嘘…私、死ぬの……?)
ライブが成功して、結束バンドとして本当の意味でのスタートを切った。
なのにこんな、殺し合いなんて意味の分からないもののせいで死ぬのか。
まだ夢を叶えていないのに。
ぼっちちゃんと呼ぶあの娘の、ギターヒーローの音楽を見続ける事も出来ずに。
なのにこんな、殺し合いなんて意味の分からないもののせいで死ぬのか。
まだ夢を叶えていないのに。
ぼっちちゃんと呼ぶあの娘の、ギターヒーローの音楽を見続ける事も出来ずに。
「そんなの嫌…私まだ…皆と一緒に夢を叶えてない……まだ死にたくなんかない……!!」
自らの魂を震わせ死を拒絶する言葉を口に出しても、男の心には微塵も響かない。
つまらないものを見る目のままに拳を振り下ろし、
つまらないものを見る目のままに拳を振り下ろし、
銃声が木霊した。
虹夏を殴り殺す拳は止められ、へたり込んだ虹夏もまた突然の事態に目を白黒させる。
揃って視線を動かした先に立つのは、虹夏殺害を中断させた乱入者。
手には赤い銃。
車のドア部分に似た銃身という奇妙なデザインのそれが、今しがた銃声を響かせた正体。
銃を構えるのは少女。
ブルーのショートヘアに泣きぼくろが特徴の彼女は、虹夏が良く知る人物だった。
揃って視線を動かした先に立つのは、虹夏殺害を中断させた乱入者。
手には赤い銃。
車のドア部分に似た銃身という奇妙なデザインのそれが、今しがた銃声を響かせた正体。
銃を構えるのは少女。
ブルーのショートヘアに泣きぼくろが特徴の彼女は、虹夏が良く知る人物だった。
「リョウ…!?」
山田リョウ。
結束バンドのメンバーであり虹夏の友人は、険しい表情で男へ銃を突き付ける。
結束バンドのメンバーであり虹夏の友人は、険しい表情で男へ銃を突き付ける。
「そいつから離れろ。妙な動きをしたら撃つ」
自分が知っているリョウとは別人のように、殺伐とした空気の彼女に戸惑いを隠せない。
精神は本当に別人なのだが。
困惑する虹夏を尻目に男はじっとリョウを睨み返し、ここでようやく言葉を発した。
精神は本当に別人なのだが。
困惑する虹夏を尻目に男はじっとリョウを睨み返し、ここでようやく言葉を発した。
「リントの戦士か…」
「あ?何の話だ?」
「あ?何の話だ?」
誰かに聞かせる目的で口にしたのではないらしい。
リョウの疑問に答える素振りは見せず、虹夏からゆっくり距離を取ろうと動く。
が、男はリョウの言葉に従ったのではない。
足元を爆発させたが如き勢いでリョウに急接近、真っ直ぐに拳を突き出す。
殺す対象を虹夏からリョウへと変更したのだ。
リョウの疑問に答える素振りは見せず、虹夏からゆっくり距離を取ろうと動く。
が、男はリョウの言葉に従ったのではない。
足元を爆発させたが如き勢いでリョウに急接近、真っ直ぐに拳を突き出す。
殺す対象を虹夏からリョウへと変更したのだ。
「チッ!」
舌打ちと同時に回避へ動き出すリョウ。
銃を撃って動きを止めるには男が一手早く、引き金を引くより先に殴られると察知。
真横に跳び体勢を立て直す暇も無く迫る二撃目、地面を転がりこちらも避ける。
今度こそ立ち上がった位置は虹夏のすぐ近く。
彼女を庇うように前へ出たリョウへ男は攻撃を仕掛けて来ない。
殺す気が失せたからではない、「殺し合い」の本番を始める準備に移る。
銃を撃って動きを止めるには男が一手早く、引き金を引くより先に殴られると察知。
真横に跳び体勢を立て直す暇も無く迫る二撃目、地面を転がりこちらも避ける。
今度こそ立ち上がった位置は虹夏のすぐ近く。
彼女を庇うように前へ出たリョウへ男は攻撃を仕掛けて来ない。
殺す気が失せたからではない、「殺し合い」の本番を始める準備に移る。
剛腕を掲げると手首にブレスレットが装着されているのが見えた。
すると、どこからか飛来して来たカブトムシがブレスレットと合体。
自動で角が上部を向くように作動する不思議な光景も意に介さず、「その言葉」を口にする。
すると、どこからか飛来して来たカブトムシがブレスレットと合体。
自動で角が上部を向くように作動する不思議な光景も意に介さず、「その言葉」を口にする。
「変身」
『HENSHIN』
『CHANGE BEETLE』
右手首のカブトムシ、カブティックゼクターを中心に装甲を身に纏う。
超金属、ヒヒイロカネで覆われた全身は頑強でありながら軽量。
黄金色のアーマーが月光に鈍く反射、青の目で標的を見据える。
超金属、ヒヒイロカネで覆われた全身は頑強でありながら軽量。
黄金色のアーマーが月光に鈍く反射、青の目で標的を見据える。
仮面ライダーコーカサス。
秘密機関ZECTが開発したマスクドライダーシステムの一体である。
秘密機関ZECTが開発したマスクドライダーシステムの一体である。
「えっ、え、え?ちょ、えぇ!?」
自分を殺そうとした男が今度は特撮番組にでも出そうな姿になった。
次から次へと起こる事態に虹夏の困惑はあっという間に頂点へ達する。
虹夏を尻目にリョウは眉をひそめつつも、動揺は面に出さない。
男が使ったブレスレットや昆虫に見覚えは無い、だがああいった「変身」するシステムなら知っている。
次から次へと起こる事態に虹夏の困惑はあっという間に頂点へ達する。
虹夏を尻目にリョウは眉をひそめつつも、動揺は面に出さない。
男が使ったブレスレットや昆虫に見覚えは無い、だがああいった「変身」するシステムなら知っている。
何故ならリョウの体に入った精神もまた、仮面ライダーと呼ばれる戦士。
現在は元々変身していた姿にこそなれないものの、代わりを果たせる道具は手元にある。
敵が仮面ライダーの力を殺しに使う気なら、こっちも同じ力で叩き潰すまで。
現在は元々変身していた姿にこそなれないものの、代わりを果たせる道具は手元にある。
敵が仮面ライダーの力を殺しに使う気なら、こっちも同じ力で叩き潰すまで。
「おい」
その前にまずは傍らの少女を引き離しておかねばなるまい。
短く声を掛けられ反応する虹夏と視線を合わせる。
気の利いた言葉など浮かばない、それでも安心させようと口を開く。
短く声を掛けられ反応する虹夏と視線を合わせる。
気の利いた言葉など浮かばない、それでも安心させようと口を開く。
「あいつは俺がぶっ潰す。だから離れてろ。お前には指一本触れさせねぇ」
「うえっ!?あ、う、うん…」
「うえっ!?あ、う、うん…」
クールなようでいて実際は何も考えていないリョウの口から出るとは思えない言葉。
精神が別人と理解してはいるのだが、どこか上擦った返事になった。
動揺する虹夏に背を向け右手を掲げ、飛来した青いクワガタムシを掴む。
自然界に生きる昆虫とは違う金属の感触が手から伝わる。
背後からは驚き、正面からは興味深気な視線を集め、銀色のバックルにクワガタムシを装填した。
精神が別人と理解してはいるのだが、どこか上擦った返事になった。
動揺する虹夏に背を向け右手を掲げ、飛来した青いクワガタムシを掴む。
自然界に生きる昆虫とは違う金属の感触が手から伝わる。
背後からは驚き、正面からは興味深気な視線を集め、銀色のバックルにクワガタムシを装填した。
「変身!」
『HENSHIN』
バックル部分を中心に展開するのはコーカサスと同じヒヒイロカネの装甲。
両肩に銃口を装備した重厚なアーマーを纏い、真紅の瞳で敵を射抜く。
青い戦士の名は仮面ライダーガタック。
コーカサス同様、マスクドライダーシステムの資格者が変身した姿。
両肩に銃口を装備した重厚なアーマーを纏い、真紅の瞳で敵を射抜く。
青い戦士の名は仮面ライダーガタック。
コーカサス同様、マスクドライダーシステムの資格者が変身した姿。
「さっさと倒させてもらうぞ!」
同じシステムを用いたライダー同士の戦闘、先手を切ったのはガタックだ。
両肩の専用火器、ガタックバルカンが火を吹く。
両肩の専用火器、ガタックバルカンが火を吹く。
四門の砲口が放つは毎分500発の連射が可能なエネルギー弾。
群れで行動するサナギ体のワームを纏めて殲滅する高火力の武装。
此度の標的はコーカサス一体。
過剰とも言える量のエネルギー弾が殺到、夜の森に爆音が響き渡る。
棒立ちのまま生きた的になる趣味をコーカサスは持ち合わせていない。
砲口の照準が向けられた時には既に動き出していた。
エネルギー弾の間を泳ぐかのように軽やかな回避。
時折装甲を掠めるエネルギー弾は捨て置き、瞬く間に急接近を果たす。
群れで行動するサナギ体のワームを纏めて殲滅する高火力の武装。
此度の標的はコーカサス一体。
過剰とも言える量のエネルギー弾が殺到、夜の森に爆音が響き渡る。
棒立ちのまま生きた的になる趣味をコーカサスは持ち合わせていない。
砲口の照準が向けられた時には既に動き出していた。
エネルギー弾の間を泳ぐかのように軽やかな回避。
時折装甲を掠めるエネルギー弾は捨て置き、瞬く間に急接近を果たす。
「フンッ!」
突き出すパンチは強力、それでいて速度も脅威。
ガタックの胸部装甲へヒット。
分厚いアーマーを纏っているにも関わらず、スーツの下の胸まで鈍痛が響く。
ガタックの胸部装甲へヒット。
分厚いアーマーを纏っているにも関わらず、スーツの下の胸まで鈍痛が響く。
「ぐっ…!」
痛みに怯み隙を見せれば、コーカサスの猛攻を許す事に他ならない。
二撃目を待たずに距離を取りながらエネルギー弾を発射。
先程と同じく流水のような動きで回避しつつ接近される。
補助具に覆われた腕部を振るうもあっさり躱され、反対に蹴り飛ばされた。
二撃目を待たずに距離を取りながらエネルギー弾を発射。
先程と同じく流水のような動きで回避しつつ接近される。
補助具に覆われた腕部を振るうもあっさり躱され、反対に蹴り飛ばされた。
(このままじゃサンドバッグだな…)
受け身を取ったガタックは自身の不利を冷静に受け止める。
現在ガタックが変身しているマスクドフォームはパワーと耐久力に優れる形態。
しかしコーカサスを相手取るには圧倒的に速さが足りない。
致命傷こそ無いとはいえ、マスクドフォームの装甲越しでも痛みを感じる打撃を何度も受けては一方的に体力を削られるばかり。
同じ土俵で戦うなら、敵の動きに対応可能な速さを発揮する必要がある。
それを実現させる方法をガタックは持っていた。
現在ガタックが変身しているマスクドフォームはパワーと耐久力に優れる形態。
しかしコーカサスを相手取るには圧倒的に速さが足りない。
致命傷こそ無いとはいえ、マスクドフォームの装甲越しでも痛みを感じる打撃を何度も受けては一方的に体力を削られるばかり。
同じ土俵で戦うなら、敵の動きに対応可能な速さを発揮する必要がある。
それを実現させる方法をガタックは持っていた。
「キャストオフ!」
『CAST OFF』
『CHANGE STAG BEETLE』
バックルに装填されたクワガタムシ、ガタックゼクターの大顎部を操作。
マスクドフォームのアーマーが弾け飛び、コーカサスへと襲い掛かる。
その間にもクワガタムシの大顎をモチーフとしたガタックホーンが持ち上がり固定。
鉄の塊を弾き落としたコーカサスが睨む先で、ガタックはもう一つの変身を完了させた。
同じ青い装甲でも、マスクドフォームよりスマートな印象を与える形態、ライダーフォームだ。
マスクドフォームのアーマーが弾け飛び、コーカサスへと襲い掛かる。
その間にもクワガタムシの大顎をモチーフとしたガタックホーンが持ち上がり固定。
鉄の塊を弾き落としたコーカサスが睨む先で、ガタックはもう一つの変身を完了させた。
同じ青い装甲でも、マスクドフォームよりスマートな印象を与える形態、ライダーフォームだ。
「ほう……」
関心を含めた呟きを漏らすコーカサスへ、ガタックが向けるのは変身前に構えた赤い銃。
開発者曰くドア銃という、見た目通りの名を持つ武器のトリガーを引く。
発射されたエネルギー弾の狙いはマスクドフォーム時の弾幕よりも正確無比。
こういった拳銃タイプの武器は殺し合い以前より使い慣れている。
開発者曰くドア銃という、見た目通りの名を持つ武器のトリガーを引く。
発射されたエネルギー弾の狙いはマスクドフォーム時の弾幕よりも正確無比。
こういった拳銃タイプの武器は殺し合い以前より使い慣れている。
だが飛び道具一つで仕留められる程、コーカサスは甘くない。
エネルギー弾を両腕で弾きながら接近を試みる。
エネルギー弾を両腕で弾きながら接近を試みる。
「っぶねぇ…!」
仮面を叩き割るべく迫った拳を紙一重で避け、銃のドア部分を開閉。
空気中のエネルギーを取り込み、ドア銃内部の装置が新しい弾に変換。
至近距離で撃つも銃身を片手で弾かれ狙いを逸らされた。
次いでガタックの腹部を狙う膝蹴り。
装甲に覆われていない箇所への一撃には肘を振り下ろし対処。
互いの腕と脚が弾かれ合い体勢が崩れ、されど一秒と経てずに復帰。
エネルギー弾がコーカサスの装甲から火花を散らさせ、拳が胸部装甲を強く叩いた。
空気中のエネルギーを取り込み、ドア銃内部の装置が新しい弾に変換。
至近距離で撃つも銃身を片手で弾かれ狙いを逸らされた。
次いでガタックの腹部を狙う膝蹴り。
装甲に覆われていない箇所への一撃には肘を振り下ろし対処。
互いの腕と脚が弾かれ合い体勢が崩れ、されど一秒と経てずに復帰。
エネルギー弾がコーカサスの装甲から火花を散らさせ、拳が胸部装甲を強く叩いた。
「がぁっ…!」
ヒヒイロカネの装甲とはいえマスクドフォームには劣る耐久力だ。
一撃の重さに堪らず呻き殴り飛ばされるも、倒れる前に両足を踏ん張り耐える。
コーカサスから一瞬たりとも意識を逸らせば、あっという間に猛攻の餌食。
予想通り一気に距離を詰め打撃を繰り出す相手に対し、ガタックもまた新たな手に出る。
ドア銃ではなく、ガタックに元々備わった武器を手にした。
一撃の重さに堪らず呻き殴り飛ばされるも、倒れる前に両足を踏ん張り耐える。
コーカサスから一瞬たりとも意識を逸らせば、あっという間に猛攻の餌食。
予想通り一気に距離を詰め打撃を繰り出す相手に対し、ガタックもまた新たな手に出る。
ドア銃ではなく、ガタックに元々備わった武器を手にした。
マスクドフォーム時にガタックバルカンが装備された両肩。
ライダーフォームとなった今は、クワガタムシの大顎を模した双剣、ガタックダブルカリバーがマウントされている。
ライダーフォームとなった今は、クワガタムシの大顎を模した双剣、ガタックダブルカリバーがマウントされている。
「オラァッ!」
「フン…!」
「フン…!」
振るわれる双剣を前にコーカサスが選ぶのは変わらず徒手空拳。
ガタックダブルカリバーは荷電粒子エネルギーを刃に纏わせ、一般的な刃物以上に切れ味を強化する。
だがコーカサスを保護するアーマーとて、同じくZECTが開発した既存の技術を凌駕した性能だ。
ガッタク専用の武器であっても斬られずに、打ち合いが可能だった。
加えて変身者が持つ技量も合わさってか、一撃の破壊力は素手であっても侮れない。
ガタックダブルカリバーは荷電粒子エネルギーを刃に纏わせ、一般的な刃物以上に切れ味を強化する。
だがコーカサスを保護するアーマーとて、同じくZECTが開発した既存の技術を凌駕した性能だ。
ガッタク専用の武器であっても斬られずに、打ち合いが可能だった。
加えて変身者が持つ技量も合わさってか、一撃の破壊力は素手であっても侮れない。
「オオオオオッ!!」
ライダーフォームの俊敏さを活かし、双剣を振るう速度を引き上げる。
パワーでマスクドフォームに劣るなら、速さに物を言わせ手数で攻めるだけ。
しかしライダーフォームのスピードを発揮出来るのはガタックのみに限った話ではない。
速さを増したガタックの双剣を、同じ速さでコーカサスが防ぎ躱す。
刃と腕部装甲により響き合うは戦いの音色、どちらも長々と続けるつもりは無い。
パワーでマスクドフォームに劣るなら、速さに物を言わせ手数で攻めるだけ。
しかしライダーフォームのスピードを発揮出来るのはガタックのみに限った話ではない。
速さを増したガタックの双剣を、同じ速さでコーカサスが防ぎ躱す。
刃と腕部装甲により響き合うは戦いの音色、どちらも長々と続けるつもりは無い。
「ぐぅっ…!」
双剣の間を縫って放たれた一撃が綺麗に命中。
再度ガタックを殴り飛ばしたコーカサスは右手を、自身のベルトのバックル部分に当てる。
それが何を意味する動作なのか、同じ系統のライダーシステムで変身したガタックには即座に察しが付いた。
向こうがそのつもりなら自分も同じ手に出るまで。
再度ガタックを殴り飛ばしたコーカサスは右手を、自身のベルトのバックル部分に当てる。
それが何を意味する動作なのか、同じ系統のライダーシステムで変身したガタックには即座に察しが付いた。
向こうがそのつもりなら自分も同じ手に出るまで。
「クロックアップ」
「クロックアップ!」
「クロックアップ!」
『CLOCK UP』
それぞれのゼクターから流れてくるタキオン粒子を解放、全身にくまなく送る。
成体ワームへの対抗手段としてマスクドライダーシステム全てに備わった共通の機能。
クロックアップが発動され二人の姿が掻き消えた。
常人では目視不可能、同じくクロックアップを使うか、或いは時間そのものを止めなければ対抗はほぼ不可能。
成体ワームへの対抗手段としてマスクドライダーシステム全てに備わった共通の機能。
クロックアップが発動され二人の姿が掻き消えた。
常人では目視不可能、同じくクロックアップを使うか、或いは時間そのものを止めなければ対抗はほぼ不可能。
「ハァッ!」
双剣と拳、斬撃と打撃がこれまで以上のスピードで繰り出される。
木の枝から落ちた葉が地面に到達するまでの僅かな間に、互いが放った攻撃回数は百へ届こうとしていた。
それ程までの攻防を繰り返しながらも、ガタックが敵へ与えたダメージはほとんどない。
ガタックダブルカリバーの猛攻を凌ぐコーカサスから焦りは毛先程も窺えず、敵の余裕もまたガタックの精神に焦りを生じさせる。
精神の僅かな乱れはそのまま現実の動きに繋がった。
木の枝から落ちた葉が地面に到達するまでの僅かな間に、互いが放った攻撃回数は百へ届こうとしていた。
それ程までの攻防を繰り返しながらも、ガタックが敵へ与えたダメージはほとんどない。
ガタックダブルカリバーの猛攻を凌ぐコーカサスから焦りは毛先程も窺えず、敵の余裕もまたガタックの精神に焦りを生じさせる。
精神の僅かな乱れはそのまま現実の動きに繋がった。
「っ!!」
双剣の片方、左手に持ったマイナスカリバーが弾かれた。
手元を放れクルクルと宙を舞う剣に一瞬でも気を取られたのは大失敗もいいところだ。
取りに行くまでコーカサスは待ってくれない、隙を見逃してもくれない。
残る一本を防御に回そうとした時には既に手遅れ。
手元を放れクルクルと宙を舞う剣に一瞬でも気を取られたのは大失敗もいいところだ。
取りに行くまでコーカサスは待ってくれない、隙を見逃してもくれない。
残る一本を防御に回そうとした時には既に手遅れ。
腹部に拳が捻じ込まれ、猛烈な吐き気を覚えると同時に体が宙に浮く。
自然落下は許してもらえず、胸部を蹴り上げられ更に上昇。
頬を殴られ頭の中がシェイクされる、頭部もヒヒイロカネで覆われているにも関わらず冗談のような威力だ。
最後は背中からの衝撃で地面に叩き落とされた。変身していなければ上半身と下半身が真っ二つに引き千切れただろう。
自然落下は許してもらえず、胸部を蹴り上げられ更に上昇。
頬を殴られ頭の中がシェイクされる、頭部もヒヒイロカネで覆われているにも関わらず冗談のような威力だ。
最後は背中からの衝撃で地面に叩き落とされた。変身していなければ上半身と下半身が真っ二つに引き千切れただろう。
「がはっ…」
打撃の嵐で呼吸が止まりかけた。
ヒヒイロカネの装甲で身を守られているとは言っても、女子高生の体には酷な痛み。
このような負担を強いている事を本人には申し訳なく思うが、そういった謝罪は全て後回しにさせてもらう。
今は生き残れるかどうかすら怪しいのだから。
ヒヒイロカネの装甲で身を守られているとは言っても、女子高生の体には酷な痛み。
このような負担を強いている事を本人には申し訳なく思うが、そういった謝罪は全て後回しにさせてもらう。
今は生き残れるかどうかすら怪しいのだから。
『COLCK OVER』
クロックアップの持続時間が切れ、再び常人でも視認可能な状態へと戻る。
倒れ伏すガタックと仁王立ちするコーカサス、どちらが優勢かは明白。
どちらのライダーも本来の変身者こそ違うが、殺し合いの前から戦い慣れているのは同じ。
勝敗を分けたのは主催者から与えられた肉体のスペック差。
男女の違いのみならず、コーカサスの体は生身であっても非常に高い身体能力を持つ。
一方でガタックの体は一般的な10代後半の少女の域を出ない。
身体の能力差が変身後にも影響した結果が今の光景だ。
倒れ伏すガタックと仁王立ちするコーカサス、どちらが優勢かは明白。
どちらのライダーも本来の変身者こそ違うが、殺し合いの前から戦い慣れているのは同じ。
勝敗を分けたのは主催者から与えられた肉体のスペック差。
男女の違いのみならず、コーカサスの体は生身であっても非常に高い身体能力を持つ。
一方でガタックの体は一般的な10代後半の少女の域を出ない。
身体の能力差が変身後にも影響した結果が今の光景だ。
「ライダービート」
『RIDER BEAT』
与えられた肉体の性能を喜びはせず、敵の肉体の脆弱さを嘲笑うでもなく。
ただ敗者に相応しい最期をくれてやるべく、コーカサスはトドメを刺そうとゼクターを操作。
180度回転させタキオン粒子を解放、打撃の威力を最大限に高める。
解放されたタキオン粒子が右腕を覆い、放たれる瞬間を今か今かと待ち侘び輝きを増す。
黄金色の装甲をより際立たせる光も、ガタックには自身の死を予感させる忌々しさしか感じられない。
ただ敗者に相応しい最期をくれてやるべく、コーカサスはトドメを刺そうとゼクターを操作。
180度回転させタキオン粒子を解放、打撃の威力を最大限に高める。
解放されたタキオン粒子が右腕を覆い、放たれる瞬間を今か今かと待ち侘び輝きを増す。
黄金色の装甲をより際立たせる光も、ガタックには自身の死を予感させる忌々しさしか感じられない。
「ど、どうしよう…!このままじゃリョウ…じゃなくて、えっと…とにかくリョウの体の人が…!」
少し離れた物陰から覗く虹夏も、ガタックの絶体絶命の危機には顔が青褪めるばかり。
二体のライダーの戦いはテレビ番組で繰り広げられるものより苛烈で、これは本当に現実なのかと自分の頭を疑いそうになったくらいだ。
この期に及んで現実逃避している場合じゃないとは理解しており、現に離れた場所からでも肌をビシビシ刺激する殺気は紛れも無く本物。
自分に直接向けられたものでは無くとも恐怖で震え上がり、一瞬の内に二人の姿が消えたと思ったら、片方が倒れた状態で現れた。
何が起きたかはともかく、リョウの体に入っている人物がピンチなのは分かる。
自分を助けてくれた人を見殺しに出来るような、恩知らずな奴になったつもりはない。
何より体のみとはいえリョウが殺されそうならば余計に何とかしなくては。
二体のライダーの戦いはテレビ番組で繰り広げられるものより苛烈で、これは本当に現実なのかと自分の頭を疑いそうになったくらいだ。
この期に及んで現実逃避している場合じゃないとは理解しており、現に離れた場所からでも肌をビシビシ刺激する殺気は紛れも無く本物。
自分に直接向けられたものでは無くとも恐怖で震え上がり、一瞬の内に二人の姿が消えたと思ったら、片方が倒れた状態で現れた。
何が起きたかはともかく、リョウの体に入っている人物がピンチなのは分かる。
自分を助けてくれた人を見殺しに出来るような、恩知らずな奴になったつもりはない。
何より体のみとはいえリョウが殺されそうならば余計に何とかしなくては。
問題は虹夏の体は戦う為の力を持たない、至って普通の女子高生であること。
軽音楽部という部活に所属し、ドラムを担当していると知った時はシンパシーを感じた。
本人と直接会えたらドラム担当ならではの苦労を分かち合えるかも、などと呑気に考えたがそれどころじゃない。
このまま何も考えずに飛び出して行ったとて、二人揃って殺される以外の結末が見えない。
軽音楽部という部活に所属し、ドラムを担当していると知った時はシンパシーを感じた。
本人と直接会えたらドラム担当ならではの苦労を分かち合えるかも、などと呑気に考えたがそれどころじゃない。
このまま何も考えずに飛び出して行ったとて、二人揃って殺される以外の結末が見えない。
「あっ、そうだ!リュックの中に何かあれば…」
デイパックの中で確認したのはタブレットのみ。
若しかしたら他にも役に立つ道具が入っているかもしれない。
ひょっとしたらガタックやコーカサスのように、特撮番組のキャラみたいな姿になれるアイテムが支給されてる可能性だってある。
望みを託してデイパックを漁り、手に取ったのは虹夏の予想とまるで違うもの。
若しかしたら他にも役に立つ道具が入っているかもしれない。
ひょっとしたらガタックやコーカサスのように、特撮番組のキャラみたいな姿になれるアイテムが支給されてる可能性だってある。
望みを託してデイパックを漁り、手に取ったのは虹夏の予想とまるで違うもの。
「何これ…杖……?」
ジャラジャラした金属が付いた杖。
時代劇とかで見た事があったかもしれないが、今この状況で役に立つとは思えない。
一応鈍器には使えそうだがと悩み、杖と一緒にいちまいの紙も出てきた。
見てみると杖の説明書らしく、読んで率直な思いが呟きとして漏れる。
時代劇とかで見た事があったかもしれないが、今この状況で役に立つとは思えない。
一応鈍器には使えそうだがと悩み、杖と一緒にいちまいの紙も出てきた。
見てみると杖の説明書らしく、読んで率直な思いが呟きとして漏れる。
「嘘くさい…」
どこのファンタジー出身だと言いたくなる内容。
いやしかし、冷静に考えれば体を別人に変えられてる時点で十分現実離れしてはいないだろうか。
もっと言えばぼっちちゃんことひとりの生態だってミステリーの極みだ。
完全に嘘と決めつけるのは早計、そして今は本当に余裕が無い。
いやしかし、冷静に考えれば体を別人に変えられてる時点で十分現実離れしてはいないだろうか。
もっと言えばぼっちちゃんことひとりの生態だってミステリーの極みだ。
完全に嘘と決めつけるのは早計、そして今は本当に余裕が無い。
「こうなったら、なんとかなれー!!」
半ばヤケクソ気味に杖を思いっきり振るい、説明書に書かれていたのが真実だとすぐに分かった。
虹夏が手に持った杖から電撃が放たれたのだ。
夜闇を切り裂き、右腕を突き出そうとしているコーカサスを光が貫く。
虹夏が手に持った杖から電撃が放たれたのだ。
夜闇を切り裂き、右腕を突き出そうとしているコーカサスを光が貫く。
「ヌゥッ!?」
全く予期せぬ方からの攻撃にはコーカサスも驚愕を抑えられない。
一番の標的と見ているのはガタック、虹夏は後回しにしても問題無い雑魚。
その認識を抱いていたからこそ、眼中になかった小娘の抵抗は予想外だった。
装甲を纏っているとはいえ電撃の威力は侮れない。
全身へ広がる痺れに動きを抑制され、必然的にガタックへ刺す筈だったトドメも防がれる。
一番の標的と見ているのはガタック、虹夏は後回しにしても問題無い雑魚。
その認識を抱いていたからこそ、眼中になかった小娘の抵抗は予想外だった。
装甲を纏っているとはいえ電撃の威力は侮れない。
全身へ広がる痺れに動きを抑制され、必然的にガタックへ刺す筈だったトドメも防がれる。
「う…おおおおおおっ!!」
『ONE・TWO・THREE』
コーカサスはガタックの隙を見逃さなかった。
ならばガタックも同様に、千載一遇のチャンスを逃す真似はしない。
傷を噛み殺して立ち上がり、ガタックゼクターに手を伸ばす。
ボディ後部にあるボタンを3回押してゼクターホーンを操作、こちらも持てる最大威力の技を放つ為だ。
ならばガタックも同様に、千載一遇のチャンスを逃す真似はしない。
傷を噛み殺して立ち上がり、ガタックゼクターに手を伸ばす。
ボディ後部にあるボタンを3回押してゼクターホーンを操作、こちらも持てる最大威力の技を放つ為だ。
「ライダーキック…!」
『RIDER KICK』
ゼクターホーンをもう一度動かしタキオン粒子を解放。
右足に収束され稲妻を散らし、これで全ての準備が整った。
ガタックの様子に気付いたコーカサスも中断された技を以て迎え撃たんとする。
だがやはり痺れに苛まれる影響か、一手先に動くのを敵に許してしまう。
右足に収束され稲妻を散らし、これで全ての準備が整った。
ガタックの様子に気付いたコーカサスも中断された技を以て迎え撃たんとする。
だがやはり痺れに苛まれる影響か、一手先に動くのを敵に許してしまう。
「ぶっ…潰す!!!」
勢いを付けてのジャンプキック。
突き出した右足がコーカサスへ命中し、装甲越しにタキオン粒子に痛め付けられる。
くぐもった悲鳴は大きく蹴り飛ばされ、ガタックはおろか虹夏にも拾われない。
突き出した右足がコーカサスへ命中し、装甲越しにタキオン粒子に痛め付けられる。
くぐもった悲鳴は大きく蹴り飛ばされ、ガタックはおろか虹夏にも拾われない。
「――――ッ!!!」
怨嗟か、或いは苦痛の訴えか。
どちらにせよロケット弾のように吹き飛んで行った相手の声に籠められた感情など、最早知る由も無い。
どちらにせよロケット弾のように吹き飛んで行った相手の声に籠められた感情など、最早知る由も無い。
ガタックの視覚センサーを以てしても姿は捉えられず、一先ず戦いは終わったと判断。
バックルからガタックゼクターが離れ、何処へと去って行く。
何と無しに飛ぶ姿を眺めていると、慌てて駆け寄る気配があった。
バックルからガタックゼクターが離れ、何処へと去って行く。
何と無しに飛ぶ姿を眺めていると、慌てて駆け寄る気配があった。
「リョウ!じゃなかった…と、とにかく大丈夫!?」
隠れていた虹夏も出て来て大丈夫だと分かり、友人の肉体を使っている人物を心配する。
杖を握る両手に力が込められているのが見ても分かった。
杖を握る両手に力が込められているのが見ても分かった。
「無茶しやがって…。だがお陰で助かったぜ。ありがとな」
安心させるように笑いぽんぽんと軽く頭を撫でる。
中身が別人でも知っている姿でやられるもんだから、思わずぎょっとした。
中身が別人でも知っている姿でやられるもんだから、思わずぎょっとした。
我が友ながら顔が良いのは前から知っている。
色んな意味で適当だったり、その場のノリで物事を言ったり、何も考えてなかったり。
そういう残念な内面ではなく、ぶっきらぼうながら優しさを忘れない態度。
この顔と態度を他の誰かが見たらどうなるか、考えるまでも無い。
色んな意味で適当だったり、その場のノリで物事を言ったり、何も考えてなかったり。
そういう残念な内面ではなく、ぶっきらぼうながら優しさを忘れない態度。
この顔と態度を他の誰かが見たらどうなるか、考えるまでも無い。
「第二第三の喜多ちゃんが生まれるやつだこれ」
「は?」
「は?」
○
落ち着いて自己紹介できるだけの余裕が出来、改めて互いに名乗る。
虹夏にとって驚きだったのは、リョウの体に入っている精神は何と男らしい。
口調からしてそんな予感はしていたが、本人の口から言われるとやはり驚くというもの。
また自分の名を伝えた時、結束バンドというガールズバンドのグループを組んでいるとも伝えたが無反応。
余り音楽に興味は無いとのことなので仕方ないと言えば仕方ないし、むしろ知っている方がまだ珍しいだろう。
ちょっぴり残念ではあるものの、後を引き摺るレベルの話でもない。
だが相手の話になった時、不穏な空気が流れた。
虹夏にとって驚きだったのは、リョウの体に入っている精神は何と男らしい。
口調からしてそんな予感はしていたが、本人の口から言われるとやはり驚くというもの。
また自分の名を伝えた時、結束バンドというガールズバンドのグループを組んでいるとも伝えたが無反応。
余り音楽に興味は無いとのことなので仕方ないと言えば仕方ないし、むしろ知っている方がまだ珍しいだろう。
ちょっぴり残念ではあるものの、後を引き摺るレベルの話でもない。
だが相手の話になった時、不穏な空気が流れた。
「伊地知、お前本当に知らないのか?」
「だ、だから知らないってば…。不破さんが言ったの全部初耳だもん」
「だ、だから知らないってば…。不破さんが言ったの全部初耳だもん」
不破諫。
彼の話す内容は虹夏には聞き覚えの無い単語ばかりだった。
ヒューマギア、飛電インテリジェンス、A.I.M.S、ZAIAエンタープライズジャパン、滅亡迅雷.net、デイブレイクタウン。
その全てが虹夏の記憶には存在しない。
「ヒューマギアってなに?」、そう聞いたら不破には信じられないものを見る目をされた。
身体はリョウだからか、絵面だけなら普段のしょうもない雑談の一場面に見えない事もない。
彼の話す内容は虹夏には聞き覚えの無い単語ばかりだった。
ヒューマギア、飛電インテリジェンス、A.I.M.S、ZAIAエンタープライズジャパン、滅亡迅雷.net、デイブレイクタウン。
その全てが虹夏の記憶には存在しない。
「ヒューマギアってなに?」、そう聞いたら不破には信じられないものを見る目をされた。
身体はリョウだからか、絵面だけなら普段のしょうもない雑談の一場面に見えない事もない。
難しい顔で考え込む不破を前に、虹夏はどうにも居心地の悪い思いになる。
別に虹夏だって命の恩人との関係を悪くする気はない。
でも知らないものは知らない、どうにか記憶を絞り出すけどどれも本当に聞いたことが無い。
若しかしてリョウみたいにめんどいオタクっぷりを発揮して、ヒューマギアとか言うのを早口で説明し出すつもりではあるまいか。
少々失礼な予想をして警戒する虹夏だが、そうはならなかった。
別に虹夏だって命の恩人との関係を悪くする気はない。
でも知らないものは知らない、どうにか記憶を絞り出すけどどれも本当に聞いたことが無い。
若しかしてリョウみたいにめんどいオタクっぷりを発揮して、ヒューマギアとか言うのを早口で説明し出すつもりではあるまいか。
少々失礼な予想をして警戒する虹夏だが、そうはならなかった。
「知らないってんなら仕方ねぇ。この話は終わりだ」
「……いやいや、え?私が言うのも何だけど良いの…?不破さんにとって大事なことなんじゃ…」
「ごちゃごちゃ考えんのは苦手なんだよ。その内理由がハッキリするかもしれねぇだろ」
「……いやいや、え?私が言うのも何だけど良いの…?不破さんにとって大事なことなんじゃ…」
「ごちゃごちゃ考えんのは苦手なんだよ。その内理由がハッキリするかもしれねぇだろ」
大らか、というよりは大雑把な返答に肩透かしを食らう。
いや変に言い争って険悪になるよりはずっとマシだけど、でもそれで良いのか。
さっき助けてくれた時はクールな人かと思ったけど、案外そうでもないようだ。
身体の持ち主である友人に少し似ている適当さに、逆に安心している自分がいる。
いや変に言い争って険悪になるよりはずっとマシだけど、でもそれで良いのか。
さっき助けてくれた時はクールな人かと思ったけど、案外そうでもないようだ。
身体の持ち主である友人に少し似ている適当さに、逆に安心している自分がいる。
「俺の事よりお前の話の方が重要だ。この体、友達なんだろ?」
「うん…。それにもしかしたら、ぼっちちゃんと喜多ちゃんまでいるかもしれないし…」
「うん…。それにもしかしたら、ぼっちちゃんと喜多ちゃんまでいるかもしれないし…」
虹夏が参加していて、リョウの体もある。
ならばリョウ本人も参加している可能性は十分考えられるし、最悪の場合は結束バンドのメンバー全員が巻き込まれているかもしれない。
自分は不破が助けてくれたけど、三人も同じように無事とは限らない。
こんな場所で自分が死ぬのは勿論お断りだし、ひとり達が死ぬのだって絶対に嫌だ。
本当に皆が参加しているかを確認できる名簿はまだ見れない。
だがもし参加していて一時間の間に命を落とすようなアクシデントに見舞われていたら?
不安を隠さずに言うと、友の顔をした男が返すのは何とも心強い言葉。
ならばリョウ本人も参加している可能性は十分考えられるし、最悪の場合は結束バンドのメンバー全員が巻き込まれているかもしれない。
自分は不破が助けてくれたけど、三人も同じように無事とは限らない。
こんな場所で自分が死ぬのは勿論お断りだし、ひとり達が死ぬのだって絶対に嫌だ。
本当に皆が参加しているかを確認できる名簿はまだ見れない。
だがもし参加していて一時間の間に命を落とすようなアクシデントに見舞われていたら?
不安を隠さずに言うと、友の顔をした男が返すのは何とも心強い言葉。
「お前が友達を心配してんのはよく分かった。なら探しに行くぞ」
「うん…。って、不破さんもしかして手伝ってくれるの?」
「じゃなかったらこんな事言ってねぇよ。但し無茶な真似はやめとけ。さっきの奴に追いかけられて、まだ疲れてるだろ?」
「それはまぁ…。気を付けます。……ありがとうございます」
「うん…。って、不破さんもしかして手伝ってくれるの?」
「じゃなかったらこんな事言ってねぇよ。但し無茶な真似はやめとけ。さっきの奴に追いかけられて、まだ疲れてるだろ?」
「それはまぁ…。気を付けます。……ありがとうございます」
ぶっきらぼうだけど、やっぱり彼は優しい人だ。
不破への感謝、ひとり達が巻き込まれていないかの心配。
そしてリョウの体が無事に本人の元に戻るよう願いながら、虹夏は不破の背を追いかけた。
不破への感謝、ひとり達が巻き込まれていないかの心配。
そしてリョウの体が無事に本人の元に戻るよう願いながら、虹夏は不破の背を追いかけた。
自分の後ろを付いて来る少女に気を回す不破は、先程の会話で一つだけ明かしていない情報がある。
不破自身にも答えが出せない内容で、虹夏を余計に混乱させると考え黙っていた。
改めて考えても実に不可解だ。
不破自身にも答えが出せない内容で、虹夏を余計に混乱させると考え黙っていた。
改めて考えても実に不可解だ。
(何で俺は生きてる…?)
不破諫という人間は既にこの世にはいない筈。
リオン・アークランドの策略に嵌り、必要悪として人類に討たれる覚悟を決めた滅達4体のヒューマギア。
彼らが変身した仮面ライダー滅亡迅雷との一騎打ちの果てに相打ちとなり、刃唯阿に看取られ不破はこの世を去った。
なのに他人の体という形ではあれど、不破は再び現世に生を受けているではないか。
リオン・アークランドの策略に嵌り、必要悪として人類に討たれる覚悟を決めた滅達4体のヒューマギア。
彼らが変身した仮面ライダー滅亡迅雷との一騎打ちの果てに相打ちとなり、刃唯阿に看取られ不破はこの世を去った。
なのに他人の体という形ではあれど、不破は再び現世に生を受けているではないか。
主催者は死者の蘇生すらも可能にしているのだとしたら、成程強大な敵だ。
人工知能アークにすら不可能だった死者蘇生や月の落下など、体を変えられバルカンに変身できないのもあって、これまで以上に厳しい戦いとなるのは間違いない。
人工知能アークにすら不可能だった死者蘇生や月の落下など、体を変えられバルカンに変身できないのもあって、これまで以上に厳しい戦いとなるのは間違いない。
だが敵が強大=諦める選択は不破の中に最初から存在しない。
チラと背後の少女を見やる。
殺されそうになっている所へ駆け付けた時、虹夏は確かに言った。
まだ夢を叶えていないと。
だったらその夢を殺し合いで失わせる訳にはいかない。
虹夏も、或人も、唯阿も、ついでに天津の奴も。
生きてる誰もが夢に向かって走り続けている。
チラと背後の少女を見やる。
殺されそうになっている所へ駆け付けた時、虹夏は確かに言った。
まだ夢を叶えていないと。
だったらその夢を殺し合いで失わせる訳にはいかない。
虹夏も、或人も、唯阿も、ついでに天津の奴も。
生きてる誰もが夢に向かって走り続けている。
(なら、その夢を邪魔する連中をぶっ潰すのが俺の役目だ)
虹夏や巻き込まれた人々を助け、彼女の友人に体を返す。
それが仮面ライダーという夢を追いかける自分がやるべきことだ。
それが仮面ライダーという夢を追いかける自分がやるべきことだ。
【伊地知虹夏@ぼっち・ざ・ろっく!】
[身体]:田井中律@けいおん!
[状態]:疲労(小)
[装備]:積怒の錫杖@鬼滅の刃
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]
基本方針:殺し合いをする気はない。
1:不破さんと一緒に結束バンドの皆を探す。
2:リョウの体、ちゃんと本人に返るよね…?
[備考]
※参戦時期は初ライブ終了後。(アニメ8話後)
[身体]:田井中律@けいおん!
[状態]:疲労(小)
[装備]:積怒の錫杖@鬼滅の刃
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]
基本方針:殺し合いをする気はない。
1:不破さんと一緒に結束バンドの皆を探す。
2:リョウの体、ちゃんと本人に返るよね…?
[備考]
※参戦時期は初ライブ終了後。(アニメ8話後)
【不破諫@仮面ライダーゼロワン】
[身体]:山田リョウ@ぼっち・ざ・ろっく!
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)
[装備]:ガタックゼクター+ライダーベルト@仮面ライダーカブト、ドア銃@仮面ライダードライブ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを仕組んだ連中をぶっ潰す。
1:伊地知を守りつつ友達探しを手伝う。
2:一般人がいれば保護、協力できる奴も探しておく。
3:何で伊地知はヒューマギアを知らないんだ?
[備考]
※参戦時期はVシネマ『ゼロワンothers 仮面ライダーバルカン&バルキリー』で死亡後。
[身体]:山田リョウ@ぼっち・ざ・ろっく!
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)
[装備]:ガタックゼクター+ライダーベルト@仮面ライダーカブト、ドア銃@仮面ライダードライブ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを仕組んだ連中をぶっ潰す。
1:伊地知を守りつつ友達探しを手伝う。
2:一般人がいれば保護、協力できる奴も探しておく。
3:何で伊地知はヒューマギアを知らないんだ?
[備考]
※参戦時期はVシネマ『ゼロワンothers 仮面ライダーバルカン&バルキリー』で死亡後。
◆
「甘く見ていたか……」
不破達から大きく離れた場所でボソリと呟く。
既にコーカサスの変身は解除され、最初に虹夏を襲った時の姿を晒す男の名はゴ・ガドル・バ。
長野県の古代遺跡に封印されていた古代の種族、グロンギの一体。
その中でも上位の能力を持つゴ集団のリーダー、それがガドルである。
既にコーカサスの変身は解除され、最初に虹夏を襲った時の姿を晒す男の名はゴ・ガドル・バ。
長野県の古代遺跡に封印されていた古代の種族、グロンギの一体。
その中でも上位の能力を持つゴ集団のリーダー、それがガドルである。
人間の体にされ、グロンギの力ではなく奇妙な機械を使って行うゲゲル。
本来のゲゲルとは余りにも違う変則的なルールに、当初は困惑したものだ。
これは自分達にとっても予期せぬ事態、それともバルバは知っていて自分をこのゲゲルに参加させたのか。
殺し合い自体は望む所と言えども疑問は尽きない。
そんな時に見つけたのは、あからさまに怯えているリントの少女。
クウガやクウガと協力関係にあるリントよりも遥かに弱いソレが、よりにもよって最初の標的だとは。
落胆しつつも見逃す気は無いので殺そうとし、それから別のリントが乱入して来た。
身体は同じ小娘でも、中身は戦士としての経験を積んだ者と立ち振る舞いで理解。
支給された道具の試運転がてら戦い、結果はこの通りだ。
本来のゲゲルとは余りにも違う変則的なルールに、当初は困惑したものだ。
これは自分達にとっても予期せぬ事態、それともバルバは知っていて自分をこのゲゲルに参加させたのか。
殺し合い自体は望む所と言えども疑問は尽きない。
そんな時に見つけたのは、あからさまに怯えているリントの少女。
クウガやクウガと協力関係にあるリントよりも遥かに弱いソレが、よりにもよって最初の標的だとは。
落胆しつつも見逃す気は無いので殺そうとし、それから別のリントが乱入して来た。
身体は同じ小娘でも、中身は戦士としての経験を積んだ者と立ち振る舞いで理解。
支給された道具の試運転がてら戦い、結果はこの通りだ。
あのままガドルの勝利で終わる筈の初戦は、予想外の反撃を受けて敗北。
生きてこそいるが、より高威力の一撃だったなら死んでいてもおかしくはない。
グロンギの肉体がうしなわれているから、負けた理由は他にもある。
言い訳はしない、自分の油断があったからだ。
たとえ力で劣ろうとも、突き立てる牙の一本くらいはリントとて持っている。
クウガに協力するリント達が良い例だ。
連中は個々の力こそクウガに大きく劣ってはいれど、クウガとの共闘で幾度も同胞を追い詰めたではないか。
取るに足らないと甘く見て手痛い反撃を食らう。
ならばもう二度と、今回のような失態は犯すまいと戒める。
予想だにしない新ルールのゲゲルへの困惑もあったが、このまま雪辱を晴らさずにいるのは己のプライドに賭けて許せない。
バルバが関わっているにせよいないにせよ、このゲゲルには乗ってやろう。
何でも願いを叶えるとは少々胡散臭いが、事実ならば勝ち残った末に更なる力を得られるかもしれない。
参加者との殺し合いで己を研磨し、最終的に力を得ると考えれば悪い状況でもなかった。
生きてこそいるが、より高威力の一撃だったなら死んでいてもおかしくはない。
グロンギの肉体がうしなわれているから、負けた理由は他にもある。
言い訳はしない、自分の油断があったからだ。
たとえ力で劣ろうとも、突き立てる牙の一本くらいはリントとて持っている。
クウガに協力するリント達が良い例だ。
連中は個々の力こそクウガに大きく劣ってはいれど、クウガとの共闘で幾度も同胞を追い詰めたではないか。
取るに足らないと甘く見て手痛い反撃を食らう。
ならばもう二度と、今回のような失態は犯すまいと戒める。
予想だにしない新ルールのゲゲルへの困惑もあったが、このまま雪辱を晴らさずにいるのは己のプライドに賭けて許せない。
バルバが関わっているにせよいないにせよ、このゲゲルには乗ってやろう。
何でも願いを叶えるとは少々胡散臭いが、事実ならば勝ち残った末に更なる力を得られるかもしれない。
参加者との殺し合いで己を研磨し、最終的に力を得ると考えれば悪い状況でもなかった。
「だが、この肉体だけは気に入らん」
苛立ちを籠めて自分に与えられた体を見下ろす。
リントにしては生身であっても非常に高い身体能力を有する、それは良い。
ガドルが気に入らないのは体の持ち主のプロフィールに記されていた内容。
この男は元々親友の右腕として立ち回っており、本来は既に死んでいるのだという。
実は親友に同性でありながら恋愛感情を抱いており、それをネタにした脅迫に屈したとの記述も見つけたがそこはどうでもよかった。
ガドルが苛立ったのは、男が親友の補佐としてNo.2に徹していた点。
何故リントの中でも強い部類に入る力を持ちながら、もっと上を目指そうとしない。
何故上に立つ者へ力で打ち勝ち、自らが最強になろうとしない。
グロンギの王として君臨するダグバをに勝利し最強になる為に研磨し続けるガドルからしたら、常に右腕である事を望んだ男の生き方は全く理解出来なかった。
リントにしては生身であっても非常に高い身体能力を有する、それは良い。
ガドルが気に入らないのは体の持ち主のプロフィールに記されていた内容。
この男は元々親友の右腕として立ち回っており、本来は既に死んでいるのだという。
実は親友に同性でありながら恋愛感情を抱いており、それをネタにした脅迫に屈したとの記述も見つけたがそこはどうでもよかった。
ガドルが苛立ったのは、男が親友の補佐としてNo.2に徹していた点。
何故リントの中でも強い部類に入る力を持ちながら、もっと上を目指そうとしない。
何故上に立つ者へ力で打ち勝ち、自らが最強になろうとしない。
グロンギの王として君臨するダグバをに勝利し最強になる為に研磨し続けるガドルからしたら、常に右腕である事を望んだ男の生き方は全く理解出来なかった。
「……まぁいい」
気に入らない思いはそう簡単に消えないが、これが与えられた体である以上は仕方あるまい。
リントの体故に傷の治りも遅い事へため息をつきながら歩き出す。
リベンジと、勝利の果てに得る力と、その先に待つ究極の闇をもたらす者を強く意識して。
リントの体故に傷の治りも遅い事へため息をつきながら歩き出す。
リベンジと、勝利の果てに得る力と、その先に待つ究極の闇をもたらす者を強く意識して。
【ゴ・ガドル・バ@仮面ライダークウガ】
[身体]:逆蔵十三@ダンガンロンパ3 The End of希望ヶ峰学園
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中)
[装備]:カブティックゼクター(コーカサス)+ライダーブレス@仮面ライダーカブト
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]
基本方針:ゲゲルに勝ち残る。
1:参加者を探し殺す。
2:青い鎧のリント(不破)とはいずれ決着をつける。リントの小娘(虹夏)も殺す。
3:この体の持ち主は気に入らない。
[備考]
※参戦時期は死亡前のどこか。
[身体]:逆蔵十三@ダンガンロンパ3 The End of希望ヶ峰学園
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中)
[装備]:カブティックゼクター(コーカサス)+ライダーブレス@仮面ライダーカブト
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]
基本方針:ゲゲルに勝ち残る。
1:参加者を探し殺す。
2:青い鎧のリント(不破)とはいずれ決着をつける。リントの小娘(虹夏)も殺す。
3:この体の持ち主は気に入らない。
[備考]
※参戦時期は死亡前のどこか。
【積怒の錫杖@鬼滅の刃】
半天狗の分裂体の一体、積怒が使う錫杖。
雷撃を放つ。
半天狗の分裂体の一体、積怒が使う錫杖。
雷撃を放つ。
【ガタックゼクター@仮面ライダーカブト】
マスクドライダーシステムの心臓部となるクワガタムシ型のメカ。
資格者の意思に応じて姿を現わし、ライダーベルトに装填する事でガタックへ変身する。
マスクドライダーシステムの心臓部となるクワガタムシ型のメカ。
資格者の意思に応じて姿を現わし、ライダーベルトに装填する事でガタックへ変身する。
【ライダーベルト@仮面ライダーカブト】
仮面ライダーガタックに変身する為のベルト。
バックル部分にガタックゼクターを装填し変身する。
変身時はベルトに触れクロックアップを発動させる。
仮面ライダーガタックに変身する為のベルト。
バックル部分にガタックゼクターを装填し変身する。
変身時はベルトに触れクロックアップを発動させる。
【ドア銃@仮面ライダードライブ】
沢神りんなが開発した仮面ライダードライブ専用の拳銃型武器。
ドアパーツの開閉で銃弾の補充を行いエネルギー弾を発射する他、ドアパーツ型のエネルギーシールドを展開する事も可能。
装填したシフトカーの情報を読み取り種類に応じた特殊弾を放つが、今回シフトカーは付属していない。
沢神りんなが開発した仮面ライダードライブ専用の拳銃型武器。
ドアパーツの開閉で銃弾の補充を行いエネルギー弾を発射する他、ドアパーツ型のエネルギーシールドを展開する事も可能。
装填したシフトカーの情報を読み取り種類に応じた特殊弾を放つが、今回シフトカーは付属していない。
【カブティックゼクター(コーカサス)@仮面ライダーカブト】
マスクドライダーシステムの心臓部となるコーカサスオオカブト型のメカ。
資格者の意思に応じて姿を現わし、ライダーブレスに装填する事でガタックへ変身する。
マスクドライダーシステムの心臓部となるコーカサスオオカブト型のメカ。
資格者の意思に応じて姿を現わし、ライダーブレスに装填する事でガタックへ変身する。
【ライダーブレス@仮面ライダーカブト】
マスクドライダーシステムの資格者が右手首に装着するブレスレット型のツール。
各種ゼクターが装填する事で仮面ライダーに変身する。
マスクドライダーシステムの資格者が右手首に装着するブレスレット型のツール。
各種ゼクターが装填する事で仮面ライダーに変身する。
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