キャプテン・マーベル(Captain Marvel)/ キャロル・ダンヴァース(Carol Danvers)
概要
地球出身では最強クラスの能力を誇るスーパー・ヒーロー。
元空軍パイロットで、四次元キューブの影響を受け能力を得た。
能力
自力飛行、生身で大気圏を離脱・突入、恒星間飛行もできるレベル
超人的な身体能力、耐久力など
両手からフォトン・ブラストを発する
ストーリー
キャロル・ダンヴァースは幼い頃から負けず嫌いでカートレース、野球、またパイロットなど何でも挑戦を続ける性格だった。やがてアメリカ空軍に入隊すると、まだ女性がパイロットとしては認められない時代に挑戦を続け"アベンジャー"のコールサインを持つ戦闘機乗りになる。
1989年、ウェンディ・ローソン博士(実は
クリー人の
マー・ベル)が
ライトスピード・エンジン搭載の新型機を開発すると、そのテストパイロットとしてテスト飛行に搭乗。
しかしライトスピード・エンジンの動力源となるエネルギーコア(その正体はインフィニティストーンを内包する四次元キューブ)を狙うクリーの司令官
ヨン・ロッグに撃墜され、ローソン博士は射殺されてしまう。キャロルはライトスピード・エンジンを戦争の道具にされたくなかったローソン博士の遺志を尊重し、銃で破壊するが、その爆発をまともに浴びてしまい、エネルギーを吸収。膨大なパワーを持つ体になるが、記憶を失ってしまう。
ヨン・ロッグはキャロルがエネルギーコアの鍵を握る人物として連れ帰り、クリー人としての偽の記憶を植え付けてスター・フォースの一員にしてしまう。
それから6年後、地球の西暦では1995年頃、キャロルは誰だかわからないローソン博士の夢をよく見るようになり、眠れぬ日々を過ごしていた。そんなある日、クリー国境の惑星トルファでのミッションで
スクラル人と交戦。スクラルの
タロス将軍に捕らえられる。
実はスクラルはクリーに母星を破壊され、既に難民と化していて、ローソン博士はスクラルが安住の地にたどり着けるための手段としてライトスピード・エンジンを開発していたのだが、それを知っていたタロス将軍はキャロルにエネルギーコアに似たエネルギーを感じ、記憶を探ってエネルギーコアを探し出そうとしていただけだった。
しかしクリーの記憶によりスクラルを敵だと認識しているキャロルは拘束具を自力で破壊して脱出。
地球に落下する。
地球では落下したビデオ店で
S.H.I.E.L.D.のエージェントだった
ニック・フューリーや新人の
フィル・コールソンと出会う。
フューリーとともに記憶に眠るキーワードを探ることになったキャロルはNASAのペガサス計画基地に到着。資料を調べ6年前にローソン博士と出会っていたことを知る。
しかしスクラルが追いいたため新型機クワッドジェットを奪って逃亡。
墜落事故の直前の目撃者マリア・ランボーを訪ねてルイジアナの自宅へとたどり着く。
マリアの自宅にはタロス将軍が現れるが、彼がスクラル難民のためにライトスピード・エンジンのエネルギーコアを探していることなどの事情を説明し和解。タロス将軍がペガサス計画の施設で入手した撃墜事件のブラックボックスを聞き、またマリアの発言やマリアの娘
モニカが見せた昔の写真などでキャロルは地球人として記憶を取り戻していった。
エネルギーコアが地球軌道上のローソン博士のラボにあると判明すると、キャロルはクリーとの決別を決め、モニカのアドバイスでクリー兵のコスチュームのカラーリングを変更。これが後にキャプテン・マーベルとしてのコスチュームとなる。
ローソン博士のラボではエネルギーコア(四次元キューブ)と6年間匿われていたスクラルの難民たちを発見。その中にはタロス将軍の家族、妻の
ソレンや娘も発見。さらにエネルギー・コアを狙うクリー指令官ヨン・ロッグの部隊も現れる。
ヨン・ロッグに囚われたキャロルはクリーを支配するAI
スプリーム・インテリジェンスに邂逅し、過去の何度も失敗した記憶を見せつけられる。しかしキャロルは同時にあらゆる失敗から自力で立ち上がり、前進してきた記憶を蘇らせると能力を覚醒。
戦闘の末にクリーの母星から参戦してきた
ロナンの艦隊を撃退、またヨン・ロッグを倒して母星ハラに小型宇宙艇の自動操縦で強制送還させる。
戦いを終えたあと、マリアの自宅に戻り、フューリーやタロスと今後を話し合う。キャロルはスクラル難民の安住の星を探すことを約束。フューリーに緊急時の呼び出し用の改造ポケットベルを手渡すと、マリアやモニカに見送られながら、銀河へと飛び去っていくのだった。
最終更新:2023年07月23日 00:36