Generation X '95(ジェネレーション・X '95)

(シリーズタイトル、マーベル

出版:1995年11月

概要

"Generation X"初のアンニュアル版(年間スペシャル増大号)。全50ページで2部構成。
レギュラーシリーズ"Generation X"の第9話と第10話の間のストーリー。

マサチューセッツの「恵まれし子らの学園」分校で能力の正しい使い方を学ぶ若手ミュータントチームジェネレーションXの活躍を描く。
本作は妹のコーデリア・フロストとその友人のモンドが登場。コーデリアはヘルファイア・クラブの幹部になることを望み強力なミュータントパワーを持つモンドを差し出そうとするが、彼が何者かに誘拐されてしまう。コーデリアは学園の姉を訪ね助けを求めるが…

登場人物

ジェネレーションX

ハスク(ペイジ・ガスリー):皮膚を剥がすことで様々な性質を持つ新たな皮膚に変化できる。
ジュビリー(ジュビレーション・リー):火花を放出する能力者。他のメンバーより先にX-MENと行動していた時期があることが自慢だが、その話をすると嫌がられる。
M(モネ・サンクロワ):飛行能力や怪力など様々な能力を持つ複合能力者。育ちのいいお嬢様ポジションでチームの優等生だがプライドが高く他の生徒との関係は良好とは言えない。
シンク(エヴァレット・トーマス):オーラを発して一時的に他者の能力をコピーする。爽やかジョック的ポジション。
スキン(アンジェロ・エピノーサ):皮膚を伸ばし自在に操る。元ストリートチルドレン。不良っぽいが気のいいやつ。
チェンバー(ジョナサン・スターズモア) :顔の下半分が破裂していて、そこから高エネルギーを放出する。まだ学園に馴染めていない孤高の存在。
ペナンス:学園に突如現れた異形の少女。硬い皮膚と鋭い爪を持つが、言葉を発しない。どこから来たのか、何者なのか謎に包まれている。

共同校長

バンシー(ショーン・キャシディ):口から超音波を発する。攻撃だけでなく飛行にも転用できる。
エマ・フロスト:強力なテレパスで元ヘルファイア・クラブホワイトクイーン

その他

コーデリア・フロスト:エマ・フロストの妹。かつての姉が占めていたポジション、ヘルファイア・クラブのホワイトクイーンの座を狙っている。
モンド:手に触れた物質の特性に体を変化させる能力。水に触れると水のような体に、草原に触れると草原のような体になれる。

結末と影響

ジェネレーションXの活躍によりモンドは取り戻され、学園に身を寄せることになる。コーデリアは去っていく。
後半のストーリーではスキンがMの絵日記を盗み見てしまう。そこには今まで起きたことを彼女自身の目線で描かれているのだが、家族に何らかの秘密があること、第1話に登場した凶悪なミュータントエンプレートやペナンスのことを以前から知っていたと匂わせるような記述があった。果たしてスキンはその意味を理解しているのだろうか?




最終更新:2024年03月24日 07:59