マグニートー (Magneto) / エリック・レーンシャー (Erik Lehnsherr)
本名:マックス・アイゼンハルト(Max Eisenhardt)
通称:エリック・レーンシャー、磁界の帝王、マグナス
概要
X-MENにとって最大の天敵で最強の
ヴィラン。ミュータント・テロリスト。
だが長い歴史の中では共闘したり、あるいはその一員にさえなることもある。
マーベルのみならず、アメコミ史上で最も人気のある悪役の1人。
ユダヤ人で、ナチスに両親を殺された上に自身も強制収容所に収監された。そのため人類に対して復讐心を持つ。
後に
ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツを結成。
『ミュータントこそ人類の進化型であり、ホモ・サピエンスを支配する種である』という信念を持っており、ヴィランとしての行動もそんな彼なりの信念に基づいたものである。
これは
プロフェッサーXの『ヒトとミュータントは共存できる』という信念に相反するものであり、マグニートー自身は迫害の経験から『ヒトはミュータントを絶滅させる』との信念を持つため、二人は袂を分かつことになった。
ナチスの優生思想による人種差別に傷つけられた彼が、長じてミュータントの優生を信じるのは皮肉な結果である。
X-MENとの戦いの中で死んだり記憶を失ったり若返ったり仲間になったり波瀾万丈人生。
時とともにミュータント・テロリストとしての思想は軟化しているように見えるが、未だその真意は計り知れない。
最近は人間としての出自を否定し、「ミュータント」を自らのアイデンティティーにしている。
能力
磁気を操り金属等を操作する。磁界王と呼ばれる。
その規模は他人の体内の鉄分を操作し血液を操ることから、地磁気を利用して浮遊し飛行したり、宇宙の他の恒星系の磁気からパワーを得るにまで強力。
全身を磁気による皮膜で覆うことで、様々な攻撃や能力から身を守ることができる。これにより
ローグに触れても生命力吸収を受けることがない。
また磁力を用いてつくっているヘルメットは、
プロフェッサーXの
テレパシーすら遮ることができるとされている。
家族
子供
孫
経歴
初登場~60年代
ニュー・ミュータンツ
オンスロート
ユートピア
X-MENが
ユートピアを建国すると、そこに身を置き若者たちを見守りながら必要とあれば戦いに参加していた。
Avengers vs. X-MEN
新チャールズ・エグゼビア学園
AXIS
X-MENのリーダーに
ブラザーフッドの再編
ミス・シニスターが
X因子を持たない人間にも能力を発現させる血清「
マザーヴァイン」を開発。これはX因子を持つがまだ能力が発現していない者には能力を発現させ、すでに能力を発現している者には
セカンド・ミューテーションを引き起こすという者だった。
これにより新たなミュータントが大量に出現し、マグニートーは彼らの保護に専念していたのだが、ミス・シニスターによって操られた彼らはマグニートーを襲撃。やむなくマグニートーは身を守るため彼らを殺害するに至った。長年の信念に反して同朋のミュータントを殺害しなくてはならなくなったマグニートーは再び「ミュータントを守るために何でもやる」ことを決意。
アステロイドМを再建し、新たなブラザーフッドを編成した。
実写映画
実写映画ではX-メンから
ファイナルディシジョンまで三部作全てに登場。
ロード・オブ・ザ・リングスでガンダルフ役だったイアン・マッケランが演じた。
また、"
X-MEN:ファースト・ジェネレーション"から始まる新三部作では若かりし頃のマグニートーをマイケル・ファスベンダーが演じた。
尚、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』ではX-MENとマグニートーの訣別が描かれた。この作品は元々、マグニートの単独スピンオフとして企画されたものであった。
最終更新:2024年10月25日 06:42