デッドプール Deadpool / ウェイド・ウィンストン・ウィルソン Wade winston Wilson
概要
デッドプールはマーベルコミックのキャラクター。
マーベル・ユニバース でも異彩を放つ特殊なキャラクターで、独特の人気を獲得している。
出身はカナダとも他の場所ともいわれ定かでない。前半生についてはあまり知られていない。
その後傭兵となるが、癌に冒されていることを知り、
ウェポンX計画 の被験者となって
ヒーリングファクター を獲得。命は取り留めたものの副作用で外見は醜くなり(このため普段から
マスク を着けている)、脳が侵された。
この結果、精神は狂気に侵され、いつ何時でも無駄話とギャグを欠かさずしゃべり続けている。さらに狂気故に、冷酷な殺人鬼から愛すべきおバカキャラまで、人格が不安定で何をするか分からない怖さがある。
さらに自分がコミックのキャラクターであることを認識しており、時には編集者やライターにクレームをつけることも(いわゆる
第四の壁 を超えることができる)。またセリフのフキダシが独自の色を持っており、これを自分が読んだりすることができる。
能力は強力で、非常に高い戦闘力を持つ。
なぜか日本を含めた世界中で人気を誇り、日本では次々と翻訳コミックが出版されている。
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能力
銃器からハイテク装備、ナイフ、刀、手裏剣に至るまであらゆる武器を使いこなす戦闘の達人でもある。
一時、テレポーテーションのベルトを使っていた。
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経歴
(NEW MUTANTS#98,1991年1月)
初登場時のデッドプール。右下は不意打ちを受けてダウンしたケーブル。
その他の世界のデッドプール
実写映画
その後、自身が主役となる『デッドプール』が公開。ヒーローブームも相まって好評を博し、続編の『デッドプール2』も制作された。
『デッドプール』では概ね原作通りの背景を得たが、性格は完全な狂人とまでは行かず、不死身であることとヒーローとしての責任感がないのとをいいことに好き放題やる、といった程度に収まっている。画面の外の視聴者に話しかけるなど、第四の壁を越えた演出は健在。コミックスに比べて全体的にマイルドになったものの、特徴はとらえており、むしろこの奔放さと常識加減のバランスが一般層の獲得につながったとの声もある。
主役であるデッドプールの他、
X-MEN シリーズから
コロッサス と
ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド が出演。ネガソニックは原作からほぼ別物となり、小規模な核爆発を起こす能力を扱うようになった。
『2』では劇場版デップーの「不器用だが根はいいヤツ」路線がさらに強調されており、奇天烈な言動とは裏腹におおむね理解できる正義漢と化したウェイドが描かれる。本人曰く「ファミリー映画」だが、演出上R-15指定は外されていない。
X-MENシリーズ作品としての側面が強く打ち出され、前作から続投しているコロッサスやネガソニックの他、原作でも縁の深い
ケーブル とX-Force、
ドミノ や
バニッシャー らミュータント、
ブラック・トム に
ジャガーノート といったヴィランズまで、多彩な面々が登場する。
最終的に子供を救い、家族の大切さを経験し、そしてその行動が他者の心までもを動かす、というまさしく自身が触れ込んだ「ファミリー映画」そのものな結末を迎える。ドギツめなジョークと多文化からのオマージュを絶えず撃ちまくりながらも、ヒーロー映画としての王道ストーリーは丁寧に抑えられており、「続編は1作目よりも劣りやすい」という映画ジンクスを見事に打ち破っての興行的大成功を飾った。
その後
エンド クレジットにて、エネルギー切れを起こしたケーブルのタイムトラベル装置を勝手に修理して持ち出すと、物語冒頭で死んでしまった恋人を救うにとどまらず、『
ウルヴァリン 』の1シーンに乱入して設定違いの自分を消したり、歴史的大コケ作品となってしまったDCユニバース作品『グリーン・ランタン』の主演に抜擢されたライアン・レイノルズ(実写デップーの中の人)を撃ち殺すなど、自身のマンガ・映画キャラとしての立ち位置と人気を強固なものにしようと奔走する。これによりウェポンXIとしてのデッドプールの歴史は公式に書き換えられ、最新版に統合されることとなった。
能力
ヒーリングファクター(超回復力)
クロウ(両手から1本ずつ刀状のクロウが出せる)
オプティックブラスト(破壊光線)
テレポート
超スピード
トリビア
本名のウェイド・ウィルソンは、DCコミックスの
デスストローク (本名 スレイド・ウィルソン)にちなんで付けたもので、
デスストローク の遠縁の親戚という裏設定がある。人気のある
デスストローク にあやかって、デッドプールが人気が出るようにというスタッフのお遊び。
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最終更新:2024年11月16日 07:36