特撮ニュータイプ(Newtype THE LIVE)


概要

アニメ雑誌御三家の一つとなる『ニュータイプ(Newtype)*1』を擁する角川書店(現:KADOKAWA)が、同誌の特撮版として、イケメンブームの影響を受けた2001年11月に創刊した特撮専門誌。
タイトルは『Newtype THE LIVE』表記がメインであり、『特撮ニュータイプ』は副題扱いとなっていた。
扱い上はニュータイプ系列誌かつ、特撮専門誌でありながら、同年に創刊したガンダムシリーズ専門誌『ガンダムエース』の増刊的な立ち位置でもあった。
創刊号の発売から約半年後となる2002年5月に2号が刊行され、以降は朝日ソノラマの『宇宙船』同様、季刊ペースでの刊行だったが、再度隔月刊化した宇宙船の影響もあり、翌03年2月発売の5号から隔月刊へと変更した*2
メジャーシリーズを擁する東映・円谷両社の作品や、怪獣映画はもちろんながら、超星神シリーズや牙狼シリーズに代表される当時の次世代の特撮ヒーロー作品の展開にも力を入れていた誌面が特徴であった。
しかし、ネットの情報が主流化した2010年に入り、若干勢いが落ち込んだため、同年9月発売の10月号からは再度季刊へと戻った*3
そして、13年にKADOKAWAグループの再編の影響を受け、同年3月発売の4月号で約11年以上に渡る歴史に幕を閉じた。
翌14年5月に映画『キカイダーREBOOT』公開で、『Newtype THE LIVE』の表記を外した『特撮ニュータイプ』名義で再始動したが、1巻のみで打ち止めとなり、これ以降、KADOKAWAグループから新規の特撮雑誌および、関連書籍が展開されることはなくなった。
他社ほどではないが、関連ムックもいくつか展開されており、これらも密度の濃い内容となっている。

最終更新:2025年06月29日 16:38

*1 本誌の創刊前は、同誌でも特撮関連の情報をたびたび組んだことがある。

*2 隔月刊化の際、ガンダムエース増刊の表記もなくなった。

*3 くしくも、隔月刊から再度季刊への移行の流れは、宇宙船とほぼ同一である。