宇宙船


概要

1980年に朝日ソノラマから季刊誌として創刊された、特撮作品をメインに扱うマニア向け雑誌のはしりといえる存在。
初期は日本国内の作品はもちろんながら、海外作品についても、それなりの割合で紹介されており、過去の作品を多彩なテーマから扱うことも多数見られた。
発売ペースは季刊(80~84)→隔月刊(84~89)→季刊(89~2002)→隔月刊(02~)のペースで変動を繰り返しながら、長きにわたって特撮誌としての地位を保ち続けていた。
関連ムックとしては、創刊前から開始された事実上の前身となる『ファンタスティックコレクション』および、ファンコレと入れ替わるように展開された『宇宙船別冊』の両シリーズに加え、文庫シリーズ『宇宙船文庫』も展開され、いずれも人気を集めた。
しかし、2000年代に入り、イケメンブームの影響を受けて、雨後のたけのこのごとく、後発の特撮誌が増えはじめ、それぞれが勢いを見せた関係から、2005年をもって、いったん25年の歴史に幕を閉じた。
その後、06・07年には『宇宙船別冊』扱いでイヤーブックが発売されたが、07年のソノラマ社の廃業・会社清算を受け、08年からはホビージャパンへと移籍し、季刊として現在も再発されている*1
復刊初期から2010年代中期までは『宇宙船Archives』と題し、過去の作品を取り上げるコーナーも用意されていたが、現在、過去作のコーナーはほとんど見られなくなり、近作*2の特写がメインとなっている。

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最終更新:2025年07月19日 17:55

*1 通巻はソノラマ時代からの起算。

*2 特に東映・円谷両社の作品。