ベイマックス
ストーリー
ヒロは14歳ながら、大学への入学を懸けた大学の発表会に参加させてもらう。タダシや友人たちの協力を得て開発した
マイクロボットが評価されて見事に入学の権利を得る。ヒロは実業家の
アリステア・クレイから技術を売らないか持ちかけられるが、尊敬するキャラハン教授の助言で断る。お祝いムードのヒロたちだが、突如発表会場が火災に見舞われる。中にキャラハン教授が残っていることを知ったタダシは建物の中に飛び込むが、建物は爆発してしまう。
最愛の兄を失って塞ぎ込んだヒロは、たまたまベイマックスを起動してしまう。ベイマックスは人の健康を守るためのロボットで、「ベイマックス、もう大丈夫だよ」と言われるまでそばにいるという。その時、部屋に落ちていたマイクロボットが、火事で燃えたはずの他のマイクロボットに反応し始める。マイクロボットの指す方にあるき出したベイマックスを追ってヒロは町外れの工場に辿り着き、マイクロボットの大群と謎の仮面を付けた人物
ヨウカイに襲われる。何とか逃げ出したヒロは、燃えたはずのマイクロボットが存在していたことから兄の死に不審を抱く。
概要
ディズニー長編アニメーション映画第54作。
マーベル・コミック*の『Big Hero 6』を原作するアニメーションで、2009年にディズニーが買収したマーベルをベースにした初の長編アニメーション映画となる。2008年から展開されている実写映画の
マーベル・シネマティック・ユニバース*との関連性はない。
歴史
制作にはマーベルの
ジョー・ケサダ*や
ジェフ・ローブ*も参加している。ディズニーはタイアップとして原作のコミックを再販しようとしたがマーベルが拒否し、結局日本向けにコミカライズ版を出すことで合意した。原作はありながらも、マーベルはディズニーに自由なストーリー展開を許可し、実写映画で展開されていた
マーベル・シネマティック・ユニバース*からは独立した世界であることも早々に決められた。
カーネギーメロン大学*ロボット工学研究所の膨張するビニールを用いたソフトロボティクスという新しい分野の研究者から提供された、ビニール製のロボットアームがベイマックスのデザインのヒントとなった。今まで見たことのない斬新なロボットを目指し、
リサ・キーン*は抱きしめられるロボットを考案した。日本の作品『
千と千尋の神隠し*』『
風立ちぬ*』『ポケットモンスター』『ショーグン・ウォリアーズ』の影響を受けた。監督の直々のオファーで、『交響詩篇エウレカセブン』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の
コヤマシゲト*がコンセプトデザインを担当した。ベイマックスの顔はホールが神社で見かけた鈴をモチーフにしている。ベイマックスの登場場面は映画の後半になる予定だったが、序盤でヒロと対面する場面を追加したため、ストーリーの前半を大幅に修正することになったという。
2013年5月には
サンフランソウキョウのコンセプト・アートが公開され、
サンフランシスコ*のもう一つの姿として説明された。サンフランシスコをモデルにした理由はマーベルであまり採用されていない場所であったことや、
東京*との親和性があると判断されたため。サンフランソウキョウは1906年の大地震に見舞われたサンフランシスコが日本人移民によって再建された街という設定だが、映画本編では特に触れられていない。ディズニーはサンフランソウキョウのためにサンフランシスコのアセッサー・モデルを購入した。サンフランソウキョウには83,000以上の建物と10万以上の建物が登場しているという。
ベイマックスのビニールのような半透明のオブジェクトから光が射し込むような新しい照明を実現するため、ハイペリオンというレンダリング・システムが採用された。ハイペリオンの開発は2011年から開始した。ハイペリオンの処理得お実現をするため、4箇所のデータセンターに分散する2,300台のLinuxワークステーションで構成されている。
ポスト・クレジット・シーンは特に計画されていなかったが、ホール監督が『
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー*』を観に行った際に、マーベル映画である以上ポスト・クレジットが無いとがっかりされてしまうのではないかと思ったことから追加された。
キャスト
- 吹替版:2014年12月20日公開(10月23日先行公開)。※Blu-ray・DVD収録
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最終更新:2024年09月08日 15:48