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ポンゴ

名前:Pongo
デビュー:『101匹わんちゃん』(1961年)

概要

ロジャー・ラドクリフが飼っているオスのダルメシアンで斑点は72個。お互いを相棒と呼ぶ仲である。

メスのダルメシアンパーディタに一目惚れし、公園で飼い主同士を結び付けることに成功。パーディタと結婚し、15匹の子犬をもうける。そこへ、パーディタの飼い主アニータ・ラドクリフの元同級生で毛皮マニアのクルエラ・ド・ビルに子犬を誘拐されてしまう。

ロジャーの仕事が成功し、99匹の子犬を養うために農場へ引っ越すことになる。続編以降では子犬たちや強烈な悪役であるクルエラに焦点が当てられることが多く、ポンゴとパーディタの出番は激減していく。

エピソード

101匹わんちゃん

本作ではポンゴは物語の語り手を務める。作曲家ロジャー・ラドクリフの相棒のダルメシアン、ポンゴは自宅の窓からアニタという女性と散歩をしている美しいダルメシアン、パーディタを見つける。ポンゴはロジャーを散歩に連れ出し、公園でアニタたちとぶつかるアクシデントを起こす。これをきっかけに二人と二匹はそれぞれ結婚し、お手伝いのナニーとともに生活を始める。

ポンゴとパーディタの間に子犬が生まれることを聞きつけたアニタの同級生クルエラ・ド・ビルは毛皮目当てで子犬を買い取りたいと申し出る。10月になり、子犬が生まれるとクルエラが再訪問してくるが、ロジャーはこれを拒否。数ヶ月後、ポンゴとパーディタは15匹の子犬に囲まれて幸せに暮らしていた。ある晩、ロジャーとアニタとポンゴとパーディタが夜の散歩に出てナニーが留守番をしている隙にジャスパー・バダンホーレス・バダンの兄弟が電気工事者を装って家に押し入り、子犬たちを誘拐してしまう。

ポンゴとパーディタは夕暮れの遠吠えを使って、ロンドン中の犬たちに危機を伝える。犬たちの遠吠えリレーは郊外のネコのチブス軍曹の耳に届く。軍曹はシープドッグの大佐と馬の大尉と協力し、ジャスパーとホーレスがクルエラの手先であることを突き止める。軍曹はド・ビル屋敷に忍び込み、ロンドン中からかき集められた99匹の子犬を目撃する。軍曹が子犬を逃しているところをバダン兄弟に見つかってしまうが、駆けつけたポンゴとパーディタの妨害によって子犬たちの逃亡は成功。ポンゴは99匹の子犬を全て連れて帰ることを決意する。

子犬に逃げられたクルエラは激昂し、バダン兄弟とともに犬たちを追う。ポンゴたちはススで黒い犬に変装してロンドン行きのトラックに乗り込もうとするが、クルエラに気づかれてしまう。しかし、まぬけなバダン兄弟の失態のおかげでクルエラの車はクラッシュを起こし、ポンゴたちは無事にロンドンにたどり着く。

ロンドンの家では、ロジャーとアニタとナニーは犬たちのいない悲しいクリスマスを過ごそうとしていた。そこへポンゴとパーディタが99匹の子犬を連れて帰宅するとロジャーたちは大喜び。ロジャーが大ヒット曲「町のクルエラ」で稼いだ印税を使って大きな農場に引っ越すことを提案するのだった。

101匹わんちゃんII パッチのはじめての冒険

オープニングナレーションを担当。

ロンドンからチェリー・ツリー農場への引っ越し前日、ポンゴは息子のパッチから「明日大好きなスター犬、サンダーボルトのオーディションを観に行きたい」と頼まれるが、残念ながら断る。兄弟の中で影の薄いパッチに「僕って101分の1?」と訊ねられると、子犬を数える夢を見ていたポンゴは寝言で「そう、101」と答えてしまう。

翌日、ポンゴは肝心の引っ越し当日に数え間違いをしてしまい、パッチだけをロンドンの家に置き去りにしてしまう。引っ越しを終えて一段落したロジャーは過ちに気付き、アニータ、ポンゴ、パーディタとともにロンドンへ急ぐ。

彼らの留守中に、保釈中のジャスパーとホーレスがナニーから98匹の子犬を再び盗み出していた。ポンゴたちがロンドンに着く頃には、パッチとサンダーボルトがジャスパーとホーレスから子犬を救い出していた。ジャスパーとホーレスを雇っていた黒幕のクルエラが精神病棟送りになり、一家には平和が訪れる。

その他

TVシリーズ『101匹わんちゃん*』では、農場で子犬の救出に協力した仲間たちと暮らしている。

ハウス・オブ・マウス ミッキーとディズニーのなかまたち*』では、家族と一緒に来店している。

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出』では、最後の記念写真の場面のみに登場する。

ディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』では、エンド・クレジットに登場する。

KH

キングダム ハーツ

トラヴァースタウンの2番街に暮らしている。

ミニゲーム「101匹わんちゃん」は、ワールド各地にちらばっている子犬を救出するサブイベントとなっている。子犬は3匹ずつ宝箱に入っているため、33個の宝箱を開けるとコンプリートとなる。一定数の子犬を助けてからトラヴァースタウンの家を訪れると、ポンゴとパーディタがお礼のアイテムをくれる。

オリジナル版 FM版
12匹 ケアルガグミ
21匹 ファイガグミ
30匹 サンダラグミ
42匹 ミスリルのかけら
51匹 ちぎれたページ ちぎれたページ、ミスリル
60匹 ラストエリクサー
72匹 オリハルコン
81匹 アルテマグミ
90匹 リボン テックアップ
99匹 風の力、グミフルセット 風の力、グミきほんセット

テーマパーク

マジック・キングダムの「ソーサラーズ・オブ・ザ・マジック・キングダム*」では、メインストリートUSAで、ゲストと協力してクルエラとの勝負に挑むキャラクターとして登場。犬のポンゴの言葉はマーリンが通訳してくれる。ポンゴのカードは「Pongo's Soot Bucket」。

登場作品

1960年代


1980年代


1990年代


2000年代



2010年代

2015年
サンダーボルトの冒険(ライブラリ出演)

2020年代

2021年
ディズニー マジックキングダムズ ※ver6.2.0:2021年8月追加






実写

実写映画『101』では本物のダルメシアンがポンゴを演じる。鳴き声はフランク・ウェルカー*

ワンス・アポン・ア・タイム*』では、心理カウンセラーのアーチー(ジミニー・クリケット)のペットの犬の名前がポンゴである。

クルエラ』では、最後にクルエラからロジャーに子犬のポンゴが贈られるところで幕を閉じる。

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キャラクター
最終更新:2024年01月02日 23:08