オートピア
アトラクション:Autopia
世界中のディズニーパークにある、ガソリンで走るゴーカートタイプのアトラクション。「オートピア」とは、
イギリス*の建築評論家レイナー・バンハムがロサンゼルスのことを「automobile utopia」と呼称した言葉に由来している。
オープン:1955年7月17日
所要時間:約5分
定員:2名
スポンサー:リッチフィールド(1955年~1970年)
シェブロン(2000年~2012年)
本田技研工業(2016年~)
所属:
トゥモローランド
1955年の開園当初から存在するアトラクション。当時は多車線の高速道路が存在しておらず、このライドで描かれている道路は未来を象徴するような世界観であった。自動車のデザインは
イマジニア*の
ボブ・ガー*によるもの。
当初はガイドレールがなく自由に運転できたため、開園前のテストでは自動車同士の衝突が多発し、車体の周囲にバンパーが取付けられた。それでも開園からわずか3年の間に全車両の総取り替えが三回も行われたという(マークI~IV)。1959年には周囲の新アトラクション「
ディズニーランド・モノレール」「
サブマリン・ヴォヤッジ*」「
マッターホーン・ボブスレー」に合わせてデザインを一新したマークVが導入された。1967年には耐久性・持続性を向上したマークVIIが1999年まで、30年以上も稼働した。
2000年にはシェブロンがスポンサーとなり、トゥモローランドのオートピアとファンタジーランドのオートピアを撤去しより大きなオートピアを製作した。自動車はオフロードスタイルのダスティ、スポーツカーのスパーキー、ビートルのスージーの3種類になった。シェブロンのアニメ『Chevron Cars』とのタイアップが行われており、オープン当初はオートピアのミニカーが全国のシェブロン・ステーションで販売されていた。シェブロンは2012年に撤退した。
2016年からはホンダがスポンサーとなり、車体がリニューアルされ、エンブレムもホンダ仕様となった。2017年3月からはホンダ製のロボット「ASIMO」もキューラインやコース上に登場する。
乗車前に乗車証明書を発行してもらえる。出口で5ドル払うと、乗車証明書に自分の顔写真を入れることもできる。
名前:トゥモローランド・スピードウェイ
原題:Tomorrowland Speedway
オープン:1971年10月1日
所属:
トゥモローランド
開園と同時にオープンしたアトラクション。近未来をイメージしていたアナハイム版に対し、フロリダ版では国際的なカーレースグランプリのコースをイメージしたものとなっている。当初のスポンサーはグッドイヤーが担当しており、マークVIIのタイヤをすべて提供していた。
1994年、
トゥモローランドの改装の際に「Tomorrowland Indy Speedway」に改称され、1999年にはトラックのテーマがリニューアルされた。2008年には元の名前に戻された。
名前:グランドサーキット・レースウェイ
原題:Grand Circuit Raceway
オープン:1983年4月15日~2017年1月11日
所要時間:約5分
定員:1台2名(コース上に車イス2台まで)
スポンサー:株式会社ブリヂストン(1983年4月15日~2016年4月15日)
所属:
トゥモローランド
開園と同時にオープンしたアトラクション。最高時速は約12km。
提供はブリヂストンで、開園当初から2016年まで23年間務めた後、撤退した。
名前:オートピア
原題:Autopia
オープン:1992年4月12日
スポンサー:フォード
所属:
ディスカバリーランド*
開園と同時にオープンしたアトラクション。アストロクーペと呼ばれるレトロ・フューチャーをテーマにした自動車を運転し、
ディスカバリーランド*の近くにあるソラリアを巡る。世界中のオートピアタイプのアトラクションの中では唯一ストーリー性があったが、2012年にはソラリアの設定が削除され他国版同様の標準的なドライブコースとなっている。
他国版とは異なり開園当時には存在しなかったゴーカートで、2006年夏の最初の拡張工事の際にオープンした。
照明効果やオーディオシステムを備えた電気自動車を運転することができる。
ゲーム
銀の鍵を探すためのアトラクションとして登場。障害物を避けながら、
ピートとのレースを制するステージ。