ケイン市長

「大きな権力を欲するのに理由なんて必要あるのかね?」

【名前】 ケイン市長
【読み方】 けいんしちょう
【分類】 登場人物
【所有ナビ】 不明
【登場作品】 「6」
【海外名】 Mayor Cain

【詳細】

才葉シティの市長兼才葉学園の学園長を務める男性。

市民を煽動する術に長け、市長として高い人気を持つ。
しかし、その裏ではWWWのスポンサーとして資金提供を行っていた。

彼がWWWに協力する理由は「祖父の名誉の回復」。

彼の祖父は優れたプログラマーであり、電脳獣グレイガが発生した時期に活躍していた人物。
暴れまわるグレイガに対抗するべく高パワーの鳥型プログラムを開発し戦わせるが、「ファルザー」と名づけられたプログラムは数度の激突を果たした末に原因不明の暴走を始める。

そして2体目の電脳獣と化したファルザー、グレイガはインターネット中を暴れまわり、プロトの反乱からようやく復興しかけていたネットワーク世界に、再び甚大な被害をもたらした。
結果として電脳獣はアンダーグラウンドに封印されたものの、ファルザーを作った祖父は被害拡大の責任を追求され辞職。
この事件で失墜した祖父の名誉を回復させるために、彼は電脳獣の復活を目論んでいた。

だが、口では「祖父の名誉を回復するため」と言っていたが、実際は電脳獣の力を私利私欲のために使おうとしていたらしい。

表向き、万博の開催に伴うネットワーク回線強化のために呼び寄せた光祐一朗から、エクサメモリの一部を受け取りDr.ワイリーに譲渡。
WWWに電脳獣の奪取を任せるものの、失敗しロックマンに電脳獣の片割れが取り込まれたのを知ると、密かに配下の者達を利用してロックマンを奪おうと画策する。

しかし、上手くいかなかったため、同時期にバレルに不信感を抱いていたWWWの構成員達を抱き込み味方につける。
その過程でキャプテン・クロヒゲと接触しているところを、バリアネットを解除するためにやってきた光熱斗に見つかり、口封じしようとする。だが、そこに乱入してきた伊集院炎山によって現行犯で逮捕された。

表で演説する際は伊集院炎山をボディーガードとして傍らに置いていたが、変装した彼がオフィシャルネットバトラーであることは知らなかったらしい。
ボディーガードとして働きつつ、ケイン市長がWWWと繋がる証拠を探していた炎山にクロヒゲと共にいるところを詰問される。
知り合いであることを認めたため、才葉学園警備ロボットらに拘束、逮捕という運びとなった。

ウラインターネットにいた電脳獣を崇める信者達には「教祖様」と呼ばれていることから、かなりの期間、電脳獣の力を手にいれるために動いていたとみえる。

また、才葉シティの市長としての支持率は本物であり、彼が逮捕された事にショックを受けた人々もいたらしい。
いずれにせよ、市長を務められる程には汚名を濯いだ家名に、今度は己の手で泥を塗ってしまったのは皮肉と言う他ない。

モチーフとされる同名のキャラクターは、ロックマンXシリーズ(特にX3)に登場する「ケイン博士」。
だがこちらは、エックス達のサポートを行っている味方側のポジションである。

また、ケイン博士はエックスの情報の一部をもとにして作り上げたロボット・「レプリロイド」を開発した第一人者でもある。
そしてその当時の最高傑作ともいわれ、犯罪を犯して暴れるレプリロイド(イレギュラー)を取り締まるイレギュラーハンターであったレプリロイド「シグマ」が、のちにイレギュラー化して反乱を起こしたという点は、グレイガの鎮圧のためにプログラマーであったケイン市長の祖父が開発した「ファルザー」が暴走化した件によく似ている。
よって、市長の祖父もケイン博士がモチーフになっていると思われる(なお、ロックマンXの方では特にケイン博士の子孫的な存在は登場していない)ことから、「ケイン」はファミリーネームである説が強い。

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最終更新:2023年10月04日 17:22