地下妄の手記
その蓋は何を物語っているのか?
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その蓋は何を物語っているのか?
ある日、日本橋の南詰め(関西人にしか分からん表現か?南側袂のことです)から昭和通に抜けようとして、野村證券本社横の道を何気なく歩いていると、

おやこれは?このマークにちなんで(誰がちなむんやろね?)ヘトヘト証券とか、社名からノルマ証券とか言われる野村證券、野村財閥の社紋──野村建設工業の工事現場で良く見かけますね。──ではありませんか?
このビルは昭和5年(1930年)安井武雄設計、当時の財閥ビルは、マンホールの蓋まで、鋳込ませて別誂えしたもの(マンホール自体世の中にそうは無かったのかな?)だったんでしょうか?ある意味凄いモンですね。
面白そうなので、他に同様のものが無いか?このビル南側の歩道を探索してみました。電々コーシャ、ミカカ、水道、下水、ヘトヘトマークのマンホールの蓋 は もう一箇所で見かけただけですが、管渠と言うんでしょうか?、通信回線の管路の蓋、角蓋とでも言うんでしょうか?にも色々なマークが入っているのに気付き ました。
これは野村證券前交番横歩道の蓋電々公社マークです。

ほかにも、光ケーブルの、WORLD-COMとかKVH-TELECOMとかの蓋、


そして昭和通り側にこんなものが、

これはひょっとして、郵便洞道?
昭和通りを渡り江戸橋一丁目、日本橋郵便局と三菱倉庫の間の道にどう言う訳か、ヘトヘトマークの蓋が、マークは所有を意味してるのではなくて、どうやら 幾つかは工事業者によって短い旅をさせられるようです。まぁ、マンホールのある場所は公道ですからしょうがないのかも知れません。
さてこの江戸橋一丁目辺りでは、江戸橋ビルディングの前、藍澤証券の前でこんなのも

「話」、「はなし」?何の話なんでしょうね?「〒洞道」が「ゆうびんとうどう」ならば、これは差し詰め「話洞道」、株屋さんのビルが建ち並ぶ場所だけに、この下にはどんな洞道があるんでしょうか?

「〒」マークの角蓋は証券取引所の東日本橋茅場町一丁目「国際日本橋ビル」(日本証券代行が入居)横にもありましたよ。
秋庭先生も折角マンホールの蓋を飛び石にして本郷だか、白山だかの駅まで行けることを実証されたのですから、このマンホールが何なのか?を確認された方がよろしいのかもしれません。大好きな「〒洞道」の隠された秘密が暴けるかもしれませんよ。
なお、非妄想系の方には以下の書籍を参考資料として挙げておきます。
「マンホールのふた 日本篇」 林丈二著1984サイエンティスト社刊