ショウ・タッカー

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&font(#6495ED){登録日}:2016/02/04 Thu 19:07:42 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 16 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[漫画]]『[[鋼の錬金術師]]』の登場人物。 CV: 永井誠([[2003年版>鋼の錬金術師(2003)]]、FA版共通) 演: [[大泉洋]] ---- 目次 #contents ---- *◆原作 &ruby(キメラ){合成獣}錬成の分野で有名な[[国家錬金術師]]。銘は『&ruby(ていめい){&font(red){綴命}}』。 人語を解する合成獣の錬成を成功させたことで国家錬金術師の資格を得た錬金術師であり、見た目は丸眼鏡のくたびれたおじさんといった風貌。 以前は結婚していたが2年前に妻に逃げられ、それからは一人娘のニーナと愛犬のアレキサンダーと共に暮らしているが、国家錬金術師として研究に没頭するあまり、娘たちに思うようには構えないでいる。 国家錬金術師の資格を取得する以前は、生活が貧しく苦しいもので、妻が出て行ってしまったのはその生活苦に耐えられなかったからだとの事。 列車ジャック事件を解決したことで[[エドワード・エルリック]]が[[ロイ・マスタング]]に見返りとして生体錬成に詳しい錬金術師の紹介を頼み、合成獣の分野で有名だったタッカーが紹介されることとなった。 しかし、この頃のタッカーはなかなか研究成果が振るわず、前年の査定では厳しい結果に終わり、資格剥奪の瀬戸際に立たされていた。 とはいえエルリック兄弟を無下にすることはなく、自身の研究室にある蔵書を彼らに開放して自由に読んでいいと告げ、エルリック兄弟もその言葉に甘えて蔵書を読み耽る傍ら、父親にかまってもらえないニーナの遊び相手を務めることにした。 その後、再び『人語を理解する合成獣』の錬成に成功し、その成果をエルリック兄弟に披露した。 ---- &font(#000,#EE0,b,u){/!\} &font(#F80,b){以下ネタバレ} &font(#000,#EE0,b,u){/!\} ---- #CENTER{ &font(#994c00){見ててごらん} &font(#994c00){いいかい? この人はエドワード} &font(#ff7800){えど…わーど?} &font(#994c00){そうだ、よくできたね} &font(#ff7800){よく…でき…た?} &font(#e6b422){信じらんねー 本当にしゃべってる…} &font(#994c00){あー、査定に間に合ってよかった これで首がつながった} &font(#994c00){また当分、研究費用の心配をしなくてすむよ} &font(#ff7800){えどわーど、えどわーど、えど…わーど、えどわーど、} &font(#F00,b){お…にぃ…ちゃ…} } 初めはタッカーが練成したキメラに目を輝かせていたエドだったが、自身の名前に続いてキメラが話した単語を聞き、何かに気付いたかのように硬直する。 そして、硬直が解けたエドは、静かにタッカーに問いかけた。 #CENTER{ &font(#e6b422){タッカーさん…人語を理解するキメラの研究が認められて資格をとったのはいつだったっけ?} &font(#994c00){ええと、2年前だね} &font(#e6b422){奥さんがいなくなったのは?} &font(#994c00){…2年前だね} &font(#e6b422){もうひとつ、質問していいかな……} &font(#e6b422,24,b){ニーナとアレキサンダー どこに行った?} &font(#F00,24,b){……君のような勘のいいガキは嫌いだよ} } そう。思うような研究成果が得られずに焦ったタッカーは、&font(#F54738,b){ニーナとアレキサンダーを使って人語を話す合成獣を錬成した}のである。 人語を解する合成獣という多大な成果も、ある意味では当たり前である。&bold(){人語を解する人間}を材料に使ったのだから。 また、エドの質問内容とタッカーの返答から、タッカーが国家資格を取るきっかけとなった「最初に錬成した人語を解する合成獣」も、彼が「逃げた」と言っている自身の妻を材料にして錬成したことが察せられる。 件の合成獣は、ただ一言「死にたい」とだけ呟くと、その後一切食事を摂ろうとせずに衰弱死したという。 おそらくは自身の意思を無視して無理矢理合成獣に錬成され、自らが人ならざる存在に変えられたことに絶望し、死を選んだのだろう。 今回合成獣の材料とされたニーナは、まだ幼い故か自分が合成獣にされたという現実を理解できていないようだった。 こうしてタッカーの研究の真実に思い至ったエドは、家族を実験材料のように扱ったタッカーに怒りを爆発させる。 #CENTER{&font(#e6b422){そうだよな、動物実験にも限界があるからな! 人間を使えば楽だよなぁ、あぁ!?} &font(#994c00){は…何を怒ることがある? 医学に代表されるように人類の進歩は無数の人体実験のたまものだろう? 君も科学者なら…} &font(#e6b422){ふざけるな! こんな事が許されると思ってるのか? こんな…人の命をもてあそぶような事が!} &font(#994c00){人の命? はは! そう! 人の命ね! 鋼の錬金術師!} &font(#994c00,b){君の手足と弟のそれも君が言う“人の命をもてあそんだ”結果だろう?} } 激昂したエドはタッカーに手を上げ、怒りのままに拳を叩きつける。 タッカーを殺してしまいかねないエドを見かねたアルが兄を制止するも、タッカーは反省する様子もなく、乾いた笑いをあげる。 #CENTER{&font(#994c00){はは…きれい事だけで、やっていけるかよ…} &font(#808080,b){タッカーさん。それ以上喋ったら今度は僕がブチ切れる} } 静かながら渾身の殺意がこもったアルの言葉にぐっと声も出ず、タッカーはようやく黙った。 その後、エドかアルが通報したのかタッカーは資格を剥奪され、ニーナと共に自宅に拘留される。 今回の一件を&color(darkkhaki){「悪魔の所業」}と断じるホークアイに対し、マスタングは&color(blue){「人の命を奪うという点では我々軍人もタッカーも大差ない」}と否定する。 同時に落ち込むエドに対し&color(blue){「これしきのことで立ち止まってるヒマがあるのか?」}と発破をかける。 #CENTER{&font(#e6b422){「これしき」……かよ。ああそうだ…狗だ悪魔だとののしられてもアルと二人元の身体に戻ってやるさ}} #CENTER{&font(#e6b422){だけどな オレたちは悪魔でもましてや神でもない}} #center(){&sizex(6){&bold(){&font(#e6b422){人間なんだよ!!!}}}} #CENTER{&font(#e6b422){たった一人の女の子さえ助けてやれない ちっぽけな人間だ‥‥‥!!}} 己の無力さに憤るエドとは逆にタッカーは自分の研究が認めてもらえないことを嘆いていた。 #CENTER{&font(#994c00){何で誰も分かってくれないんだろうな…なぁニーナ…}} そう寂しげにニーナに話しかけるタッカーの前に現れたのは&ruby(スカー){[[傷の男>傷の男(鋼の錬金術師)]]}。 傷の男はタッカーを容赦なく殺害した後、事切れた父に呼びかけるニーナが人と動物を錬成して出来た合成獣であることを察し、人の心を持ちながら永遠に人間に戻ることは出来ない(分離させる術がない)彼女を哀れみ、冥福を祈りながらその命を奪った。 タッカーの狂気の研究の犠牲となったニーナは、エルリック兄弟にとって忘れがたい[[トラウマ]]となった。 エドは「最後の錬成」で真理からの「錬金術の使えないただの人間に成り下がるか」という問いかけに、&font(#e6b422){「成り下がるも何も、自分はただの無力な人間だ」}と言いながらこの一件を引き合いに出し、 アルは最終回で&font(#808080){「僕達が助けられなかった女の子がいます。その子をずっと忘れる事ができません」}と、お互い名前は挙げていないがニーナについて言及している。 **◆研究成果について 表向きの成果は「人語を理解するキメラ」であり、猿やオウムなどを素材に知能の高いキメラを作り出したものと思われていた。 しかし、実際には人語を元から理解可能な人を素材にした&font(#F00,b){捏造}であり、人としても研究者としても失格である。 なお、「[[人と獣の合成獣>合成獣人間(鋼の錬金術師)]]」といえば、[[グリード>グリード(鋼の錬金術師)]]一味や[[キンブリー隊>キンブリーの元部下(鋼の錬金術師)]]なども後で登場するが、そちらは「人語を理解する」どころか「人間の理性と獣の特性の両立」に成功している。 一方、タッカーのキメラは彼らに比べて明らかに完成度が低く、(人間を材料にしたことを露見しないようにするためもあったのだろうが)見た目もほぼ獣寄りになっている。 ちなみに、グリード一味とキンブリー隊は元々軍人であり、公には死亡宣告がなされながらも秘密裏に軍に拘束され、合成獣の材料とされた経緯を持つ。 つまるところ軍は、タッカーよりも何歩も先を行っていながら、彼に国家資格を持たせていたことになる。 この点については、公式ガイドブックにてエドとマスタングによって考察がなされており、軍主導による非人道的な実験の隠蔽と、キメラ研究の程度を実際より低く周知させるための「表向きの権威者」に仕立て上げられた、という結論に至っている。 これを正しいとするなら、タッカーが国家資格を得るきっかけとなったキメラを、軍は最初から「人間を使ったもの」と把握していたことになる。 査定としてこの合成獣を鑑定した人物が、そういった軍の暗部に関する知識を持っていたのかどうか定かではないが、知っていたのなら人間の合成獣だと見抜いた上で「利用できる」と判断して軍上層部に具申したのだろうし、知らなかったのなら査定そのものは恙無くパスされ、その上で軍上層部の判断で資格が与えられたという事で、どちらでもつじつまは合う。 いずれにせよ、世間的には合成獣の錬成の分野においては「人語を解する合成獣」という時点で国家クラスである事は間違いないため、合成獣の分野だけハードルが異様に高い…なんて噂が立ったら逆に怪しまれてしまう。 なお、軍のやっていた「人に動物の能力を付与するキメラ」と、タッカーの表向きの研究である「動物の知能を向上させ言語を理解するキメラ」では方向性が違うため、一概にタッカーの研究は無意味だったとは言い切れない。 だが真相がどうであれ、本当にどうしようもないのが&font(b){家族を犠牲にしてまでやったことが高尚な理想の追求でもなんでもなく、ただ「査定をパスするため」というその場しのぎの動機だった}ことである。 肝心の出来上がった合成獣も前回(妻)から劇的な進歩があったとは言い辛く、ほぼ&font(#F00){単なる焼き直しでしかない}のが更にやるせない。 万が一本当にパス出来ても、いつかは「錬金術師としては発展の見込み無し」と弾かれることが容易に想像できる。あるいは性懲りもなく、家族以外の他人にまで手を出していた可能性はあり得る……。 また、先述のグリード一味の生き残りであるトカゲ人間のビドーが、軍によって拉致されたグリードを追って軍用車に張り付き、中央司令部にもぐりこんだ際に地下室の番犬合成獣たちに襲われかけるが、「合成獣である=仲間である」と誤認識され、見逃されるというシーンがある。 この時番犬たちが「ナカマ?」「ナカマ。」「ナカマ!」と発言しているが、こちらは飽くまでマンガ的なデフォルメ表現であり、実際に発声しているものではないと思われる。&font(12,l){敵味方の区別がつく辺り、知能が高いのは間違いなさそうではあるが} 余談だが、原作コミックのカバー裏の背表紙ではその巻で死亡したキャラが天に召される姿が描かれており、ホムンクルスや[[キンブリー>ゾルフ・J・キンブリー]]、地下研究所の番人たちのような極悪人も天に召されていたのだが、彼のみ地獄に堕ちている。 落ちたキャラはマリア・ロス少尉もいるが、彼女は死んだとされながらも実は生きていたためであり、ついでに言うとロス少尉は叫び声を上げながらフェードアウトしているだけなのに対し、タッカーは血の池地獄のようなところに堕とされている。 *◆鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST アルを怒らせるシーンがカットされた他、多少台詞の違いはあるものの、ほぼ原作通りである。 オリジナルのシーンとして、エドに殴られた後に国家錬金術師の証である銀時計を払い飛ばされ、それを這い進んで拾い上げるタッカーの姿が描写され、『国家錬金術師』の権威に執着し続けて道徳を失っていたという部分が強調されている。 #CENTER{&font(#994c00){間に合ったんだ…これでまた…国家錬金術師に…}} *◆赤きエリクシルの悪魔 序盤のエピソードが再現されているが、タッカー自身はすぐに傷の男に殺されてしまう。 タッカー邸には失敗作のキメラが解き放たれており、火を吹いたりしていて危険。止めろよ、軍。 *◆[[2003年版アニメ>鋼の錬金術師(2003)]] 序盤の展開が変更されており、エドが国家錬金術師試験を受験する前(リオール大暴動事件の2年前)にタッカー邸で研究資料を閲覧し、居候していた設定になっている。 また、ニーナとはこの時に面識があり、兄弟とニーナはグレイシア婦人(ヒューズの妻)の出産に立ち会っている。 ちなみにこの事件の時にエドはニーナから指摘されて手合せ錬成に気付いている。 原作通りにニーナをキメラに練成するのだが、キメラを披露した際には原作よりも早いタイミングでキメラの正体をエドにニーナの書いた絵が燃やされていたことを機に気づかれてしまう。 その為、エドの台詞がアルの台詞にされており、「奥さんに…今でも手紙は届いているのか?」「何が言いたい?」という台詞が追加されている。 おまけにニーナをキメラに練成した理由が原作とは異なっており、マッドサイエンティストの部分がより強調されたキャラとなっている。 #CENTER{&font(#808080){何故です、タッカーさん! あなたはニーナとの生活を続けるために査定に通らなければいけないんじゃなかったんですか!?} &font(#994c00){キメラを作る理由などない。目の前に可能性があったからそれを試した。人の言葉を理解するキメラ…それを作ってみたかっただけだ} &font(#994c00){禁忌とは知ってはいても人の錬成を試さずにはおれなかった。君も私も同じだよ…} &font(#994c00){科学者の、いや人間の…己の知識を実践したいという欲望に限りなどない} &font(#994c00){自分に与えられた力がどれほどのものかを、この世界に隠れた秘密の全てを知り尽くし試してみたい…それが錬金術の本質だ} } 原作同様にエドに散々殴られた後、キメラとなった二ーナを再練成で元に戻そうと試みるエドに対し、 #CENTER{&font(#994c00){ハハハハハ、私のキメラは完璧に練成されている! 誰にも元に戻せんよ! 気をつけろよ、母親みたいにしないようにな!}} ……と、罪悪感どころか人体練成の失敗を引き合いに出した罵倒でエドを嘲笑した直後に[[バスク・グラン]]率いる軍が現れ、ニーナと共に連行されてしまった。 ちなみにニーナの方はエドの妨害で逃がされるのだが、逃げた先の路地裏で運悪く傷の男に出会ってしまい、&font(#F00){錬金術で肉体を分解され木端微塵になる}という原作以上に悲惨な死を遂げた。このシーンはかなりグロい。 傷の男が去った後、原型をとどめない遺体となったニーナを最初に発見したのはエルリック兄弟だった事が悲劇に、更なる拍車をかけてしまった。 一方、軍に移送されたタッカーは上層部の一存で処刑が執行されたとの事。 ---- &font(#000,#EE0,b,u){/!\} &font(#F80,b){以下ネタバレ} &font(#000,#EE0,b,u){/!\} ---- #CENTER{&font(#994c00){ひさしぶりだね、エドワード君}} 処刑されたとされていたタッカーだったが、第21話にて生きていたことが判明。 だが、第5研究所でエドと再会した時のタッカーは以前のタッカーではなかった。 面影こそあるものの、熊のような獣の胴体に、頭部から背面にかけて上下逆さの人間の身体が組み込まれているという[[異形のキメラ>SMILE(ONE PIECE)]]と化していた。 おまけに肉体の構造が変化したせいなのか、声が人間だった頃よりも低くかすれている。 表向きは死亡した事にされて第5研究所で研究を続けており、そこに侵入して来たエドと再会した際には、 #CENTER{&font(#e6b422){ニーナは…ニーナは…あの子はあんたのせいで死んだのにッ! 何であんたがまだ生きている!?} &font(#994c00){ニーナのためだ。今なら君の気持ちがよくわかるよ} } エドを研究室に案内するとそこには、その部屋にはニーナやアレキサンダーに似たキメラが隠されていた。 現在に至るまで失敗を繰り返しながらキメラの練成を続けていたらしく、その過程で自身もキメラになってしまった模様。 そして、さらに奥の扉の向こうには[[ティム・マルコー]]が所持していた赤い液体…[[賢者の石]]の試作品が大量に保存されていた。 実はホムンクルスと密かに結託してエドに賢者の石を作らせようと目論んでおり、その見返りとしてニーナを蘇らせようとしていたのである。 #CENTER{&font(#e6b422){姿だけ蘇らせてどうする!? そこにニーナの魂は無い!}} ニーナ似のキメラを抱きかかえたタッカーは、エドに答えを教えるかのごとく自分の頭に指を差した。 #CENTER{&font(#994c00){魂ならあるさ…ここに} &font(#994c00){私の記憶の中のニーナ…その全てをホムンクルスのニーナに植え付ける} &font(#994c00){そうすれば本当に完璧な私の望むニーナが生まれる} } 当然エドからは「そんなのニーナじゃねえ!」と否定された。 結局エドはアルを人質にされても人間を犠牲にしてまで賢者の石を作る事ができず、後から現れた軍や傷の男の介入により、計画は失敗に終わってその場から逃走した。 その後は他の合成獣人間や[[ゾルフ・J・キンブリー]]と共にグリードに拾われ、デビルズネストに潜伏していたが、キンブリーが[[フランク・アーチャー]]から軍復帰の話を持ちかけられた際に一緒に誘われ、再び軍に戻る。 軍に戻った後はアーチャーの部下として極秘に生物兵器としてのキメラの制作を行なっていたが、リオール消滅後は再度姿をくらます。 終盤ではアルが賢者の石そのものに練成された事を知り、彼を騙した上で賢者の石を使わせて人体練成を行なった。 その結果、生前と全く同じ&font(12,l){全裸の}ニーナを練成する事に成功した。 #CENTER{&font(#994c00){いやぁ、アルフォンス君ありがとう!} &font(#994c00){ニーナだ。ほら、私の言うことがわかるんだ。ねえニーナ、パパと呼んでおくれ} } タッカーは練成の成功に喜んでいたが、それを見ていたアルは薄々気づいていた。…&font(#F00){そのニーナには魂が無い。} するとそこへ[[スロウス>スロウス(鋼の錬金術師)]]が現れ、彼女の登場に怯えるタッカーに対し、残酷な事実を告げた。 #CENTER{&font(#0000ff){大丈夫よ。そんな魂の無い人形に興味は無いわ} &font(#0000ff){魂を繋ぎとめる事が出来るのは、強力な意志だけ…あなたには無理だったわね} } タッカーが練成したニーナは見た目こそニーナそのものだが、常に無表情で話しかけたタッカーの声に無反応であり、ニーナの魂が宿っているかどうかというレベルではなく、もはや「生きている」と言えるかどうかすらわからない人形そのものであった。 スロウスの言う「魂を繋ぎとめる強力な意志」が無かった事を突きつけられたタッカーはその事実を認めることができずに動揺し、賢者の石をもう一度使わせるよう頼み込むのだが、タッカーに失望したホムンクルス達からは用済み扱いされ、最終的に切り捨てられてしまう。 その後、ニーナを抱えて彷徨っていたところ、偶然エド達と鉢合わせになるのだが… #CENTER{&font(#994c00){ハハ…ニーナ、ご挨拶なさい。ハハハ…どうした? 恥ずかしいのか、そうか} &font(#994c00){ニーナ、遊ぼうか? そうだ、アレキサンダーは? アレキサンダーはどこだ? しょうがないやつだなあ、ニーナ…} } 既に精神崩壊を起こしていたタッカーは、エド達には一瞥したのみで&font(12,l){ダッチドールに成り果てた}ニーナに話しかけてばかりであった。 そんな彼の姿を目の当たりにしたエドは哀れむような表情を見せつつ、イズミと共に立ち去った。 #CENTER{&font(#800080){いいのか?} &font(#e6b422){魂の無い人形…それがあの人の罪の形です。それを抱いて生きていくんです。…それでいい} } 最後まで自らの過ちを認めず、独善的な理想ばかりを求め続けてきた彼に待っていたのは、[[思いあがった報いと呼ぶべき絶望>お父様(鋼の錬金術師)]]という因果応報の末路だった。 傷の男にあっさり殺された原作及びFAとどちらがマシだと感じるかは視聴者次第。 エピローグでは、人知れず廃墟の地下で練成陣をあたり一面に描いているタッカーの姿が確認できる。 劇場版には登場しない。まだ、どこかでニーナと共にひっそりと生きているのかもしれない。 なお、序盤のコーネロ司教は恋人が生き返ったと[[ロゼ・トーマス]]を騙すために、オウムなどを素材に「ロゼ…ロゼ…」とうわごとの様に話せるキメラを作っている。 人を素材にしたかは不明。 *◆その他、余談 ・2003年版アニメでのタッカーの結末について、少なくとも[[會川昇]]氏は「タッカーの犯した罪は、現実の人間でも規模の大小・事案か否かに関わらず、誰でもやってしまうこと。原作の様にあっさり退場してしまったら、『向こう側の出来事』としてすぐに消費されてしまう。あの事件の後も生き続けることが、彼に最も相応しい罰」と述べている。 ・永井氏は2003年版アニメでのキメラ化してからの演技は、常に喉を開きながら台詞を発していた。そこからは囁くように台詞を言うシーンで肉体的に負担がかかり、音響監督の三間雅文氏に「無理です」と苦情をいうも、三間氏は「お願いします」と何度も頭を下げた。 ・2003年版アニメにて、タッカーが賢者の石を用いてニーナを人体錬成して出来た魂の無い人形に関する解説。&br()&br()まず、原作の設定では死者はこの世に存在しないものであり、この世に等価交換で払えるものが無いのでどうやっても錬成のキャパシティを超えてしまう。賢者の石を使っても同様。&br()&br()その為、錬金術師としては最高峰とも言える実力を持つホーエンハイムや「お父様」でさえ、&font(#F80,b){死者を蘇らせる人体錬成は絶対に不可能((ただし、「神」を手に入れた「お父様」は取り込んでいたクセルクセス人の魂の情報を用いて擬似的な形ながら死者の蘇生を成功させていた。もっとも、ホーエンハイムらの虚を衝く為に軽く錬成した使い捨てレベルの代物であり、対象者本人の肉体を錬成した訳でもないからか歩くたびに肉体が崩れていってしまっていた上に、肉体と魂を紐付ける精神は存在しない為殆ど自我を失っていた。))。}&br()&br()対する2003年版アニメでは、絶対的原則である「死者を蘇らせる人体錬成は不可能」「異なる人物の肉体と魂を紐付けるとどうしても拒絶反応が発生する」という設定が語られる前に放送されたものであり、死んだ者の魂は原作の真理の扉に相当する「門」の中に送られて保存される。&br()&br()なので、「賢者の石」という強力なエリクサーを使うことが前提となるが、&font(#080,b){死者を蘇らせる人体錬成が可能。}&br()&br()ゆえに、彼がニーナを蘇らせる事が出来なかったのは、単純にタッカーの力量不足((タッカーがニーナの人体錬成に用いた錬成陣は、かつてエドが第5研究所で賢者の石を錬成しようとした際に独自考案した七つの角を持つ錬成陣をほとんど流用したものだった上、そもそもの錬金術師としての自力もエドとタッカーでは比較にならないレベルであることが明言されている。))に加えて、スロウスの言うところの「魂を繋ぎとめる強力な意志」が無かったためなのだろう。 ・2003年版アニメのオマケ四コマでは、かなりファンシーな犬っぽい姿のタッカーが登場している。あと、かなりかわいい猫耳ニーナも出ている。&br()&br()ナンバー48「キメラになって生きているものも……」&br()&br()&font(#e6b422){い、イヤそこに突っ込むんじゃなくて!}&br()&br()&font(#994c00){ちなみにニーナ}&br()&br()&font(#ff7800){おにーちゃん!}&br()&br()&font(#e6b422){悪魔めえぇぇ!!}ナデナデ ・FAのオマケ四コマでは妻の尻に敷かれていた、というか&font(b){鬼嫁}だった事がニーナから語られている。&br()&br()&font(#994c00){そんで妻をその辺の犬っコロと合成してキメラにしちまいました!!}&br()&br()&font(#e6b422){タッカーさん、あんたよく耐えたよ…!}&br()&br()……が、実写映画版公開記念で配布された単行本0巻で明らかになったタッカーの奥さんはニーナ似の美人で良妻だったため、&font(b){結果的に甚だしい風評被害みたいになってしまった。}&br()もっとも、オマケ四コマはあくまで本編とは離れたセルフパロディギャグなので、本編とは別物として捉えて見た方が良いと言える。 ・「……君のような勘のいいガキは嫌いだよ」までの一連のやり取りは、しばしばパロディ・コラージュのネタにされる。&br()元々印象的なシーンであったことに加え、エドのセリフを「……〇〇〇と×××どこに行った?」といった具合に、少し書き換えるだけでお手軽にパロディが成立する汎用性の高さが人気の秘訣。 ・実写映画版ではタレントの大泉洋氏が担当。……しているのだが、宣伝ポスターでは他のキャストが原作の衣装や髪型を再現している中で、タッカーの姿は&b(){どう見ても普段着姿の大泉洋そのもの}であった。&br()そのため&b(){「大泉君だけ衣装もらえなかったの?」「スタイリスト仕事しろ」「むしろ仕事した結果がコレ」「大泉洋役の大泉洋です」}など大いにネタにされた。 追記・修正は、自分の妻と娘とペットの犬をキメラに練成してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,71) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 外道度ならエンヴィーとかのが遥かに上なハズなのに、こいつの方がよっぽど外道に感じてしまう不思議… -- 名無しさん (2016-02-04 19:19:38) - 中途半端に才能あっても抜きんでたものじゃない錬金術しか縋る物が無く、そこから道を踏み外してしまったんじゃないかとも思える。 -- 名無しさん (2016-02-04 19:22:25) - コイツだけ地獄行きしてんだよな -- 名無しさん (2016-02-04 19:33:55) - ↑1,3 キンブリーすら天国行ったのにね しかしエドとの例のシーン、こうして文字だけで見ると余計怖いな -- 名無しさん (2016-02-04 19:35:36) - 一期の末路は原作よりエグいねえ…同情はせんが。 -- 名無しさん (2016-02-04 19:38:57) - 一応これでも人柱候補に選ばれるくらいだからなあ。軍もキメラの開発に成功してタッカーは必要ないみたいなことをホムンクルスたちは言ってたけど、後のゴリさんなどといったキンブリーの部下たちが登場するくらいキメラ部門において影響を与えてるとなると地味にすごい -- 名無しさん (2016-02-04 19:42:49) - ↑4,6 エンヴィーは土壇場で自分の精神の弱さを認めたからかもね。タッカーは最期まで「自分は正しいのにわかってもらえない」と思っていたから地獄へ行ったんじゃないかな? -- 名無しさん (2016-02-04 19:57:08) - まあ地獄行きはニーナとアレキサンダーとの対比なんだろうとは思う。しかし1期アニメでは凄い事になってたんだなこいつ -- 名無しさん (2016-02-04 20:11:21) - 国家錬金術師って戦闘もできるってイメージ持ってたけど、この人だけ唯一(?)戦闘しない国家錬金術師なんだよね -- 名無しさん (2016-02-04 20:13:17) - ↑4 どっこいこいつが試験に受かったときはとっくにゴリさんとか作れるレベルになってて、こいつを合格させたのは対外的な技術力にカモフラージュ&こいつの人格ならそのうち人体錬成に手を出すんじゃね?という思惑かららしい。 -- 名無しさん (2016-02-04 20:36:12) - 許される奴ではないと思うが「いるんですよね、天才って奴は」って台詞には物悲しさがある -- 名無しさん (2016-02-04 21:17:21) - 物悲しさをにじませ、なおかつ赦してはならないと感じさせる。絶妙なキャラ造形だと思う。作品の主題のひとつである「罪」とも密接に関わっているしね -- 名無しさん (2016-02-04 21:27:01) - 物語初期に登場したゲストキャラだが、その後の兄弟の生き方にいろいろと影響を残した人物(まあ悪い意味で) -- 名無しさん (2016-02-04 21:30:04) - 盲目の錬金術師と同じく、錬金術にも負の側面があるということを分からせた人物 -- 名無しさん (2016-02-04 21:31:33) - アニメ一期ではニーナが死んだ話が特殊EDになってたんだよな… -- 名無しさん (2016-02-04 21:36:22) - アニメ一期だと悪人寄りな性格だったグラン准将にエドと比較されて圧力をかけられたのも凶行に走った理由の一つになってて哀れな感じがあったな -- 名無しさん (2016-02-04 21:44:18) - 人として最低だと思うが、同じ状況に置かれたら自分も同じことをするかもしれないと感じさせられる人物 -- 名無しさん (2016-02-04 22:01:53) - 「君のような~」の台詞のやり取りはパロディでの使い勝手がいいよね -- 名無しさん (2016-02-04 22:07:58) - 本人は国家錬金術師の地位を保つ為に必死だったんだろうけど、はなから軍に利用される為の人員だった事を考えると、いずれ切り捨てられる運命だったんだよな… -- 名無しさん (2016-02-04 22:34:56) - >アニメ1期では~ サビの部分はいつもの組手じゃなくて兄弟とニーナのふれあうカットが数枚、最後のエドが顔を上げるカットはいつもと違って泣き笑い、ラストカットはニーナとアレキサンダーが寄り添って眠るものと…今も忘れられんよ、このED。 -- 名無しさん (2016-02-04 23:44:11) - 一期は原作より兄弟とニーナの付き合いが長い、遺体は原作より幼い兄弟が発見してしまった、移送されるニーナを兄弟が逃がしてしまったため間接的に兄弟にも責任がある、このすぐ後エドがバリーに殺されかかる、一連の事件で軍の黒い部分を知ってしまったため鋼の二つ名を頂戴する時も原作と違ってかなり弱々しい感じと兄弟と視聴者の心を本気で折りに来てる・・・ -- 名無しさん (2016-02-05 00:24:12) - 人型キメラの伏線になっていると言われたときはああなるほどねと思った。そういう意味でも哀れな存在だよ。あと、荒川氏のおまけ4コマで犬っぽさが増したのと猫耳ニーナが出てきた事には笑ったw -- 名無しさん (2016-02-05 00:47:44) - ↑1期特典の4コマは癒しだよホント… なおFA特典4コマではニーナが母親の愚痴を全部暗記して兄弟に話した模様www -- 名無しさん (2016-02-05 13:33:13) - ちょ、ちょっとエドのセリフの文字色は読みづらくないかい?汗 -- 名無しさん (2016-02-05 17:25:26) - ↑テンプレには無い文字色だけど変更してみた。 -- 名無しさん (2016-02-05 18:49:51) - 国家錬金術師はあくまで「戦争に駆り出される」だけで誰もが戦闘技術持ちとは限らない。それこそマルコ先生のような形で現場での実験に付き添うこともあるんだろう多分。大佐も大総統の前でわざわざ「武闘派錬金術師」って表現使ってたし。 -- 名無しさん (2016-02-05 19:33:51) - コイツはヒューイと同類な気がする -- 名無しさん (2016-02-06 00:02:40) - ↑風の人? -- 名無しさん (2016-03-24 00:25:42) - ↑ バッカーノに出てくる不死者だと思われ。あっちも自分の娘を道具にしてる -- 名無しさん (2016-05-24 10:57:14) - 最初に貰ったポケモンとメタモン、どこいった? -- 名無しさん (2016-05-24 11:19:03) - 一期でのエドのキメラの正体に気付くまでの過程がちょっと違うな。 -- 名無しさん (2016-06-02 16:49:21) - ↑3 ボートを用意される人じゃない?マッドな所は似てるし -- 名無しさん (2016-06-03 04:31:05) - ブレイブオブファイアのユンナは権力を得てさらにエゴを肥大化したこいつのようなもの -- 名無しさん (2016-07-27 09:29:10) - 「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」は迷言。 -- 名無しさん (2016-09-30 19:00:12) - 人間誰しも大なり小なりこいつのような弱さや甘えを持ってる。キンブリーやエンヴィーよりも彼が外道に感じてしまうのは「強さ故の傲慢」じゃなく「弱さ故の焦燥」によって罪を犯した彼に心の何処かで共感すると共に己の弱さを見せ付けられる気がするから。 -- イキーダ (2016-10-17 18:00:00) - ぼくぁねぇ、君みたいなカンの良いヒゲは嫌いなんだよぉ~~ -- 名無しさん@どうヲタ (2016-10-30 03:04:42) - ↑2 それを、キンブリーみたく「自分自身をやりきった」わけでもなく、エンヴィーみたく「自分に納得して粛々と死んだ」わけでもない、ある意味モブ並みに自我のない無様な死に方って意味で体現したともとれる -- 名無しさん (2016-12-06 20:47:32) - 発狂してもはやそこにいない子供を追い求めるという末路は、巌窟王のヴィルフォール検事を思い出すな -- 名無しさん (2017-02-04 10:40:21) - この人の名前は概ね忘れられたけど君のような~ってフレーズは定着したよね -- 名無しさん (2017-02-26 17:07:34) - FA4コマのタッカーはちょっとだけ可哀想だった トリカブトで自分の殺害を目論んでくる嫁なんてそりゃキメラにしますわ -- 名無しさん (2017-03-02 16:37:15) - 人間を材料にするとしても、赤の他人、浮浪者とかを使えばいいのに何故家族を使ったのか…… -- 名無しさん (2017-06-09 15:34:00) - ↑ エドがアルの魂を練成できたみたいに血縁者なら練成しやすいんじゃないかな -- 名無しさん (2017-06-09 15:47:43) - 実写での演者決定後に「君のような〜」のどうでしょうフォントのテロップ出来てて吹いた -- 名無しさん (2017-06-09 16:13:53) - 大泉洋タッカー -- 名無しさん (2017-09-07 18:15:37) - ↑君のような勘のいいガキは嫌いだよ、ぼかぁ -- 名無しさん (2017-11-23 18:50:31) - ↑安田さんキメラ「俺だって別にやりたくてやってる訳じゃねぇんだよ。査定ギリギリの日、夜中に呼び出してよぉ」 -- 名無しさん (2017-11-23 20:16:40) - [] -- 名無しさん (2017-11-27 10:50:11) - ↑ミスったすみません、消せる人消しといてください もし仮に獣×獣で完全な人語を解する合成獣が作れたとしても、素材の獣を飼育するよりも犯罪者や軍人を神隠しする方がコスト低そうなのがなんともなぁ。1から10までカモフラだったんだろうな… -- 名無しさん (2017-11-27 10:59:13) - ご兄弟にセイ・タッカーとソレミ・タッカーがいらっしゃる。 -- 名無しさん (2019-04-27 07:30:49) - 1期のキメラタッカーがあんなしゃべりにくそうなのは、常にブリッジ状態だからかなw -- 名無しさん (2019-11-20 17:24:13) - ↑の方、逆に誰でも良かったからこそ「一番近くにいて、捕まえやすい」妻子を使ったんだよ。浮浪者だって誘い込んで捕まえようとしても暴れられたり反撃されるかもで大変だし足がつく危険がある。近くにいたから使われただけ。もし研究が滞ったら、その時はまた近くの誰かを使ったろうさ -- 名無しさん (2019-11-21 19:09:04) - こんな事書いたら不謹慎だけど君のような勘の~のくだり、地味にテンポ良いよね -- 名無しさん (2019-12-16 19:07:58) - 「もうひとつ質問いいかな……○○ どこに行った?」 「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」 これのパロディは赤ずきんが一番わかりやすかった -- 名無しさん (2019-12-19 16:12:30) - 実写映画のポスターの彼はどこからどう見ても普段着の大泉洋。なので「大泉さんだけ衣装もらえてなくてかわいそう」とか言われた -- 名無しさん (2019-12-19 16:49:29) - 「あのおっさん、勘の悪いガキも嫌いそう」って書き込みを見てすげぇ納得をした -- 名無しさん (2020-01-31 15:22:46) - <勘の悪いガキ>「ニーナとアレキサンダーどこに行った?」「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」「いや、だからニーナとアレキサンダーどこ行ったんや……」 -- 名無しさん (2020-01-31 15:57:59) - 原作しか知らないけれど、読んでいんて扱いに疑問を持ったキャラだった。罪悪感がないから罪を犯してしまうサイコパス的な描かれ方だったけれど、特に掘り下げもなく死んで単行本のオマケで地獄行きの扱いには首をひねった。「サイコパスは死んで地獄行き」では少し乱暴すぎやしないか -- 名無しさん (2020-03-05 07:20:54) - 続き:器質性のサイコパスは生まれつきで本人にもどうしようもないし、更生は望めないという事ならばせめて死後に家族に謝罪とかのフォローがあったら個人的には嬉しかった -- 名無しさん (2020-03-05 07:27:02) - ↑サイコパスだと明言されてるわけじゃないしタッカーさんの家族は皆キメラにしちゃってるから謝罪のしようもなくない? -- 名無しさん (2020-03-11 03:56:34) - ↑4勘の悪いガキは、その質問の前に「資格取ったのと奥さんがいなくなったのはいつか」なんて質問はしないはずから、罪がバレたなんて思われないだろう -- 名無しさん (2020-03-13 13:16:03) - ↑2もちろん明言はされてないけど、キメラニーナに「何で誰も分かってくれないんだろう」と話しかけてるシーンがあるので、本人的には本当に罪悪感なくやった事だと思う。こういう罪悪感の欠如ゆえに反社会的パーソナリティを持ってしまった人は周囲も自分も不幸にするし、更正も難しいので哀れと言う他ない。なので死後くらいは障害から解放されて救われて欲しいなと思った。ニーナも父親を嫌っているわけでもなさそうだったし本当に悲しい。あとおまけページではニーナの魂も昇天してたので、キメラも死後は魂は分離されるらしい -- 名無しさん (2020-03-13 13:50:08) - ↑ いや、「綺麗事だけでやっていけるかよ」というあの捨て台詞こそが本音で、あれは生来の障害の結果ではなく、自分の意志でやった確信犯だと思う。そうでないとあの台詞は出てこない。ただキメラに語り掛けるあたり、遅くとも資格剥奪後は狂っていたと思うが。 -- 名無しさん (2020-03-13 14:13:42) - もし今ハガレンがアニメ化してたら声優は飛田展男さんがやってたのではと思う時ある -- 名無しさん (2020-04-22 03:43:45) - ふと思ったが、誰もが一度は思いつくが倫理的にアウトなのでしなかったことを試して、何を証明したかったのだろう? 人間と合成させたら人並みの知性があるのは簡単に予測できるが、やってみなければ分からないのはそうだが。更に言うと査定の為に作った娘とペットのキメラは前の作品から何が進歩したのかも不明 -- 名無しさん (2020-07-24 14:24:23) - 小学生の頃は1期のこいつのキメラ化した姿が怖くて仕方なかったが、改めてみると何故か上下逆さまのままキメラ化しているのが突っ込みどころ満載で笑えてくる -- 名無しさん (2020-07-24 14:27:38) - ↑2発表したかったのは「人語を解するキメラ」だから製法は動物同士でも動物×人間でも極秘扱いできるのよ。多分行き詰まっていたのは動物×動物だと喋る事ができないからだろうね。あと妻製のキメラは「人語を話すキメラ」として一言しか喋らなかったけど、ニーナ×アレキサンダー製は「人語を解するキメラ」として会話ができる -- 名無しさん (2020-07-24 15:19:06) - 「奇麗事だけで~」なんて言っているが、その奇麗事を捨てて禁忌を犯して作れたのはただ一言喋るだけのキメラ一匹。勿論バレないようにしたのも理由だろうが、翌年の査定は全然だったそうだしタッカーに錬金術師としての才能は大して無かったのだろう。奇麗事だけでやっていけないどころか、奇麗事を捨ててでもその程度の物しか作れないというタッカーという男の限界だったんじゃないのか? とするとタッカーの愚行は、身の丈に合わない国家錬金術師という名誉だけ求めた結果禁忌を犯した愚かな男が、結局自分が無能だと世間に晒しただけだったのかもしれない -- 名無しさん (2020-10-10 19:23:54) - タッカーは、「きれい事だけでやっていけるかよ」がこの男のすべてでしょ。科学の発展なんて抜かしているが、実際は単に国家錬金術師の名誉と権威が欲しかっただけ。例えるなら、有名大に合格したくてカンニングやったのと一緒。ルール違反犯して合格してもすぐ追いつかなくなってまた違反犯すのも同じ。人間どころか科学者としても失格な愚か者でしかなかったんだよこいつは -- 名無しさん (2020-12-12 08:12:55) - ニーナはエドたちと一緒に旅をして最後に元に戻る展開にしてほしかったな。小学生の時に吐くほどトラウマになって今でもここの単行本だけ読めない -- 名無しさん (2021-01-12 21:41:46) - ↑気持ちは痛いほどわかるが、この話は錬金術の恐ろしさと人間の狂気を兄弟(と読者)に思わせる話だからそんな都合のいい展開には出来ない。ラストで持ってきたところといい、作者としてもこの救いようのない悲劇はストーリー上重要と位置していたに違いないし -- 名無しさん (2021-01-12 22:09:53) - > アニメ二期のオマケでは妻の尻に敷かれていた、というか鬼嫁だった事がニーナから語られている。←これあくまで円盤とかでの特典のおまけアニメのネタであって、本編とはなんも関係無いんだよなぁ...。コレを記事に書いてるヤツは確実に勘違いしてると思う。 -- 名無しさん (2021-04-02 01:46:26) - ハガレンにおける絶対悪の象徴と言えるキャラだけど同時に兄弟のバックボーンやハガレンの世界観を掘り下げるのには必要な存在って言う位置とキャラ造形が絶妙なキャラ -- 名無しさん (2021-04-27 18:11:29) - エルリック兄弟は勿論、同じ「錬金術があっても無敵でも完璧でもない。だからこそ足掻け」と同じこと感じたからマスタングも叱責した訳だし。そして同様にニーナ達に安楽死させたスカーも無念さがあっただろうよ -- 名無しさん (2021-04-27 19:26:26) - 奥さんキメラ、黙ってても良かったのに公の場で一言だけ喋ってみせたのは色々考えた結果なんだろうなと思うとえげつないキャラ造形してる -- 名無しさん (2021-06-14 13:59:42) - ニーナ&アレキサンダーの死後、彼女(彼?)よりも高性能な、しかも悪い奴じゃないキメラがたくさん出てきたのが一番キツかった -- 名無しさん (2021-06-14 14:29:59) - ↑わかる。タヒ体撃ち感あったよね。タッカーには才能がなかったと裏付けられたもんだもの。 -- 名無しさん (2021-09-01 16:20:40) - ↑そしてそんな無能にキメラにされた挙句死んだニーナとアレキサンダーが余計に悲しく思えたよ -- 名無しさん (2021-09-01 21:40:20) - 饒舌で口悪い関西弁アレキサンダーとスカーの分まで謝る底辺の低賃金穀潰しすこ(某動画を見つつ)。 -- 名無しさん (2021-10-08 05:12:59) - FAのニーナ(&キメラ)役は諸星すみれさん(当時9歳)。その芝居には内海賢二さんも度肝を抜かれた。 -- 名無しさん (2021-10-27 20:01:29) - 軍が表向きの権威者に仕立て上げたというのが事実なら、たいした研究成果がなくても査定を通ってたりしたんだろうか・・・。それならニーナとアレキサンダーの犠牲はなんだったんだろうってことになるけど・・・ -- 名無しさん (2021-10-27 21:21:36) - 「人間以外の動物から、人語を解する知能を持つキメラを作った」というのが表向きの成果。軍が人を素材にキメラを作っていたことは最後まで公にはなっていない。 -- 名無しさん (2021-11-18 01:06:27) - あのまま野放しにされたら査定のたびに他所から人を攫ってはキメラを作るゲス野郎になってたのかな?そうゆう意味では勘のいいガキとスカーはgj。 -- 名無しさん (2022-06-06 20:07:49) - ↑しかし「事情が事情だけにバレかけても軍が介入して有耶無耶になる」のか「いくらなんでも人間拐って出来損ない提出するしか能のない奴は庇いきれんで軍に消される」のか……取り返しが付かないことになってしまったが、エドのおかげで犠牲者が「2人だけで済んだだけマシ」かもしれないのひでえな -- 名無しさん (2022-11-20 10:36:33) - 国家錬金術師の査定って、エドからすれば移動中の列車内ででっち上げたものでパスできる程度のものなんだよね…。それがまた皮肉。 -- 名無しさん (2022-11-20 23:24:28) - ↑エドは人柱確定だから確保しときゃなきゃならないっていう事情もあるけど -- 名無しさん (2022-12-21 21:06:35) - アニメ一期のオリキャラであるマジハールも愛する者に似せたホムンクルスモドキを錬成しようとしてたけど、当の愛する者が実は生きてて長年行方不明になってたせいで再会した時には年老いて見た目が変わってて本人と認められずに拒絶したオチが後味悪かった -- 名無しさん (2022-12-27 11:01:17) - 4コマみたいに犬耳ニーナを産み出していたら読者からは許されてたと思われる -- 名無しさん (2022-12-27 12:52:16) - つまり愛玩用キメラの錬金術師という道が…? -- 名無しさん (2023-03-22 13:37:14) - というか最初から人目につかない孤児とか誘拐しとけばいいのになんで唯一の妻と娘から順番に手を出したんですかね -- 名無しさん (2023-03-31 20:43:25) - ↑それができるほどの度胸と力が無かったんじゃない?結果、身近にいて簡単に寝込みを襲える家族に手を出したと。 -- 名無しさん (2023-03-31 21:07:45) - 孤児誘拐するより身内を使った方が遥かに労力と手間がかからんからな -- 名無しさん (2023-03-31 21:17:31) - スマホゲーム版だと経験値素材用周回ステージのボスとして登場しているのでタッカーさんを毎日ボコボコにできる -- 名無しさん (2024-02-18 03:11:59) - ↑タッカーさん、道場の師範になっていたのか… -- 名無しさん (2024-06-01 06:49:09) - 卒論が上手くいかないけど、何とか合格したいからデータ不正しちゃうダメ学生みたいなもんだよね マッドサイエンティストですらない -- 名無しさん (2024-07-31 00:38:11) - 「素人質問で申し訳ないのですが前回のキメラからどこが進歩したのですか?」「君のような勘のいい教授は嫌いだよ」 -- 名無しさん (2024-07-31 00:47:26) - 宇宙人狼のMOD役職にまでなった男… -- 名無しさん (2024-11-16 23:36:14) - グッスマがフィギュア化!やったね!ニーナ()とアレキサンダー()もついてくるよ! -- 名無しさん (2025-03-28 13:44:44) - 人体錬成並に業が深いフィギュア化 -- 名無しさん (2025-03-28 14:05:24) - 演技かもしれないけど最初にエドから人体錬成の件について聞かされた時は同情寄りだったんだよね。「母親に逃げられた」ニーナのいい遊び相手になるかもとか思ったのかもしれないけど -- 名無しさん (2025-05-30 20:11:01) - 真面目に人語を解するキメラを作るなら知能の高い動物同士を掛け合わせていって言葉を後天的に学習させるくらいかなぁ。声帯は生体錬成で人語に適した物に作り替えて。……めんどくせぇな、最初から人語を解する脳みそ持ってて話せる声帯もある人間と合成した方が早えわ -- 名無しさん (2025-05-30 20:15:22) - 筆舌に尽くしがたい諸行をした外道。スカーに処断された漫画、新アニメ版はまだ優しい終わりだった。(最初のアニメで○ぬより重い罰を受けてたので) -- 名無しさん (2025-05-30 20:22:20) - 倫理的なことを抜きにしても、人語を解する人間を材料にして人語を解するキメラを作る必要性が無さすぎるっていうのがね……獲得した能力が片方の材料より劣化してるから材料の無駄遣いでしかない。犬を基準に見れば喋れるようになってプラスだけど元々喋れる人間を基準にしたら片言にまで劣化してるわけで…… -- 名無しさん (2025-07-05 09:46:40) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2016/02/04 Thu 19:07:42 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 16 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[漫画]]『[[鋼の錬金術師]]』の登場人物。 CV: 永井誠([[2003年版>鋼の錬金術師(2003)]]、FA版共通) 演: [[大泉洋]] ---- 目次 #contents ---- *◆原作 &ruby(キメラ){合成獣}錬成の分野で有名な[[国家錬金術師]]。銘は『&ruby(ていめい){&font(red){綴命}}』。 人語を解する合成獣の錬成を成功させたことで国家錬金術師の資格を得た錬金術師であり、見た目は丸眼鏡のくたびれたおじさんといった風貌。 以前は結婚していたが2年前に妻に逃げられ、それからは一人娘のニーナと愛犬のアレキサンダーと共に暮らしているが、国家錬金術師として研究に没頭するあまり、娘たちに思うようには構えないでいる。 国家錬金術師の資格を取得する以前は、生活が貧しく苦しいもので、妻が出て行ってしまったのはその生活苦に耐えられなかったからだとの事。 列車ジャック事件を解決したことで[[エドワード・エルリック]]が[[ロイ・マスタング]]に見返りとして生体錬成に詳しい錬金術師の紹介を頼み、合成獣の分野で有名だったタッカーが紹介されることとなった。 しかし、この頃のタッカーはなかなか研究成果が振るわず、前年の査定では厳しい結果に終わり、資格剥奪の瀬戸際に立たされていた。 とはいえエルリック兄弟を無下にすることはなく、自身の研究室にある蔵書を彼らに開放して自由に読んでいいと告げ、エルリック兄弟もその言葉に甘えて蔵書を読み耽る傍ら、父親にかまってもらえないニーナの遊び相手を務めることにした。 その後、再び『人語を理解する合成獣』の錬成に成功し、その成果をエルリック兄弟に披露した。 ---- &font(#000,#EE0,b,u){/!\} &font(#F80,b){以下ネタバレ} &font(#000,#EE0,b,u){/!\} ---- #CENTER{ &font(#994c00){見ててごらん} &font(#994c00){いいかい? この人はエドワード} &font(#ff7800){えど…わーど?} &font(#994c00){そうだ、よくできたね} &font(#ff7800){よく…でき…た?} &font(#e6b422){信じらんねー 本当にしゃべってる…} &font(#994c00){あー、査定に間に合ってよかった これで首がつながった} &font(#994c00){また当分、研究費用の心配をしなくてすむよ} &font(#ff7800){えどわーど、えどわーど、えど…わーど、えどわーど、} &font(#F00,b){お…にぃ…ちゃ…} } 初めはタッカーが練成したキメラに目を輝かせていたエドだったが、自身の名前に続いてキメラが話した単語を聞き、何かに気付いたかのように硬直する。 そして、硬直が解けたエドは、静かにタッカーに問いかけた。 #CENTER{ &font(#e6b422){タッカーさん…人語を理解するキメラの研究が認められて資格をとったのはいつだったっけ?} &font(#994c00){ええと、2年前だね} &font(#e6b422){奥さんがいなくなったのは?} &font(#994c00){…2年前だね} &font(#e6b422){もうひとつ、質問していいかな……} &font(#e6b422,24,b){ニーナとアレキサンダー どこに行った?} &font(#F00,24,b){……君のような勘のいいガキは嫌いだよ} } そう。思うような研究成果が得られずに焦ったタッカーは、&font(#F54738,b){ニーナとアレキサンダーを使って人語を話す合成獣を錬成した}のである。 人語を解する合成獣という多大な成果も、ある意味では当たり前である。&bold(){人語を解する人間}を材料に使ったのだから。 また、エドの質問内容とタッカーの返答から、タッカーが国家資格を取るきっかけとなった「最初に錬成した人語を解する合成獣」も、彼が「逃げた」と言っている自身の妻を材料にして錬成したことが察せられる。 件の合成獣は、ただ一言「死にたい」とだけ呟くと、その後一切食事を摂ろうとせずに衰弱死したという。 おそらくは自身の意思を無視して無理矢理合成獣に錬成され、自らが人ならざる存在に変えられたことに絶望し、死を選んだのだろう。 今回合成獣の材料とされたニーナは、まだ幼い故か自分が合成獣にされたという現実を理解できていないようだった。 こうしてタッカーの研究の真実に思い至ったエドは、家族を実験材料のように扱ったタッカーに怒りを爆発させる。 #CENTER{&font(#e6b422){そうだよな、動物実験にも限界があるからな! 人間を使えば楽だよなぁ、あぁ!?} &font(#994c00){は…何を怒ることがある? 医学に代表されるように人類の進歩は無数の人体実験のたまものだろう? 君も科学者なら…} &font(#e6b422){ふざけるな! こんな事が許されると思ってるのか? こんな…人の命をもてあそぶような事が!} &font(#994c00){人の命? はは! そう! 人の命ね! 鋼の錬金術師!} &font(#994c00,b){君の手足と弟のそれも君が言う“人の命をもてあそんだ”結果だろう?} } 激昂したエドはタッカーに手を上げ、怒りのままに拳を叩きつける。 タッカーを殺してしまいかねないエドを見かねたアルが兄を制止するも、タッカーは反省する様子もなく、乾いた笑いをあげる。 #CENTER{&font(#994c00){はは…きれい事だけで、やっていけるかよ…} &font(#808080,b){タッカーさん。それ以上喋ったら今度は僕がブチ切れる} } 静かながら渾身の殺意がこもったアルの言葉にぐっと声も出ず、タッカーはようやく黙った。 その後、エドかアルが通報したのかタッカーは資格を剥奪され、ニーナと共に自宅に拘留される。 今回の一件を&color(darkkhaki){「悪魔の所業」}と断じるホークアイに対し、マスタングは&color(blue){「人の命を奪うという点では我々軍人もタッカーも大差ない」}と否定する。 同時に落ち込むエドに対し&color(blue){「これしきのことで立ち止まってるヒマがあるのか?」}と発破をかける。 #CENTER{&font(#e6b422){「これしき」……かよ。ああそうだ…狗だ悪魔だとののしられてもアルと二人元の身体に戻ってやるさ}} #CENTER{&font(#e6b422){だけどな オレたちは悪魔でもましてや神でもない}} #center(){&sizex(6){&bold(){&font(#e6b422){人間なんだよ!!!}}}} #CENTER{&font(#e6b422){たった一人の女の子さえ助けてやれない ちっぽけな人間だ‥‥‥!!}} 己の無力さに憤るエドとは逆にタッカーは自分の研究が認めてもらえないことを嘆いていた。 #CENTER{&font(#994c00){何で誰も分かってくれないんだろうな…なぁニーナ…}} そう寂しげにニーナに話しかけるタッカーの前に現れたのは&ruby(スカー){[[傷の男>傷の男(鋼の錬金術師)]]}。 傷の男はタッカーを容赦なく殺害した後、事切れた父に呼びかけるニーナが人と動物を錬成して出来た合成獣であることを察し、人の心を持ちながら永遠に人間に戻ることは出来ない(分離させる術がない)彼女を哀れみ、冥福を祈りながらその命を奪った。 タッカーの狂気の研究の犠牲となったニーナは、エルリック兄弟にとって忘れがたい[[トラウマ]]となった。 エドは「最後の錬成」で真理からの「錬金術の使えないただの人間に成り下がるか」という問いかけに、&font(#e6b422){「成り下がるも何も、自分はただの無力な人間だ」}と言いながらこの一件を引き合いに出し、 アルは最終回で&font(#808080){「僕達が助けられなかった女の子がいます。その子をずっと忘れる事ができません」}と、お互い名前は挙げていないがニーナについて言及している。 **◆研究成果について 表向きの成果は「人語を理解するキメラ」であり、猿やオウムなどを素材に知能の高いキメラを作り出したものと思われていた。 しかし、実際には人語を元から理解可能な人を素材にした&font(#F00,b){捏造}であり、人としても研究者としても失格である。 なお、「[[人と獣の合成獣>合成獣人間(鋼の錬金術師)]]」といえば、[[グリード>グリード(鋼の錬金術師)]]一味や[[キンブリー隊>キンブリーの元部下(鋼の錬金術師)]]なども後で登場するが、そちらは「人語を理解する」どころか「人間の理性と獣の特性の両立」に成功している。 一方、タッカーのキメラは彼らに比べて明らかに完成度が低く、(人間を材料にしたことを露見しないようにするためもあったのだろうが)見た目もほぼ獣寄りになっている。 ちなみに、グリード一味とキンブリー隊は元々軍人であり、公には死亡宣告がなされながらも秘密裏に軍に拘束され、合成獣の材料とされた経緯を持つ。 つまるところ軍は、タッカーよりも何歩も先を行っていながら、彼に国家資格を持たせていたことになる。 この点については、公式ガイドブックにてエドとマスタングによって考察がなされており、軍主導による非人道的な実験の隠蔽と、キメラ研究の程度を実際より低く周知させるための「表向きの権威者」に仕立て上げられた、という結論に至っている。 これを正しいとするなら、タッカーが国家資格を得るきっかけとなったキメラを、軍は最初から「人間を使ったもの」と把握していたことになる。 査定としてこの合成獣を鑑定した人物が、そういった軍の暗部に関する知識を持っていたのかどうか定かではないが、知っていたのなら人間の合成獣だと見抜いた上で「利用できる」と判断して軍上層部に具申したのだろうし、知らなかったのなら査定そのものは恙無くパスされ、その上で軍上層部の判断で資格が与えられたという事で、どちらでもつじつまは合う。 いずれにせよ、世間的には合成獣の錬成の分野においては「人語を解する合成獣」という時点で国家クラスである事は間違いないため、合成獣の分野だけハードルが異様に高い…なんて噂が立ったら逆に怪しまれてしまう。 なお、軍のやっていた「人に動物の能力を付与するキメラ」と、タッカーの表向きの研究である「動物の知能を向上させ言語を理解するキメラ」では方向性が違うため、一概にタッカーの研究は無意味だったとは言い切れない。 だが真相がどうであれ、本当にどうしようもないのが&font(b){家族を犠牲にしてまでやったことが高尚な理想の追求でもなんでもなく、ただ「査定をパスするため」というその場しのぎの動機だった}ことである。 肝心の出来上がった合成獣も前回(妻)から劇的な進歩があったとは言い辛く、ほぼ&font(#F00){単なる焼き直しでしかない}のが更にやるせない。 万が一本当にパス出来ても、いつかは「錬金術師としては発展の見込み無し」と弾かれることが容易に想像できる。あるいは性懲りもなく、家族以外の他人にまで手を出していた可能性はあり得る……。 また、先述のグリード一味の生き残りであるトカゲ人間のビドーが、軍によって拉致されたグリードを追って軍用車に張り付き、中央司令部にもぐりこんだ際に地下室の番犬合成獣たちに襲われかけるが、「合成獣である=仲間である」と誤認識され、見逃されるというシーンがある。 この時番犬たちが「ナカマ?」「ナカマ。」「ナカマ!」と発言しているが、こちらは飽くまでマンガ的なデフォルメ表現であり、実際に発声しているものではないと思われる。&font(12,l){敵味方の区別がつく辺り、知能が高いのは間違いなさそうではあるが} 余談だが、原作コミックのカバー裏の背表紙ではその巻で死亡したキャラが天に召される姿が描かれており、ホムンクルスや[[キンブリー>ゾルフ・J・キンブリー]]、地下研究所の番人たちのような極悪人も天に召されていたのだが、彼のみ地獄に堕ちている。 落ちたキャラはマリア・ロス少尉もいるが、彼女は死んだとされながらも実は生きていたためであり、ついでに言うとロス少尉は叫び声を上げながらフェードアウトしているだけなのに対し、タッカーは血の池地獄のようなところに堕とされている。 *◆鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST アルを怒らせるシーンがカットされた他、多少台詞の違いはあるものの、ほぼ原作通りである。 オリジナルのシーンとして、エドに殴られた後に国家錬金術師の証である銀時計を払い飛ばされ、それを這い進んで拾い上げるタッカーの姿が描写され、『国家錬金術師』の権威に執着し続けて道徳を失っていたという部分が強調されている。 #CENTER{&font(#994c00){間に合ったんだ…これでまた…国家錬金術師に…}} *◆赤きエリクシルの悪魔 序盤のエピソードが再現されているが、タッカー自身はすぐに傷の男に殺されてしまう。 タッカー邸には失敗作のキメラが解き放たれており、火を吹いたりしていて危険。止めろよ、軍。 *◆[[2003年版アニメ>鋼の錬金術師(2003)]] 序盤の展開が変更されており、エドが国家錬金術師試験を受験する前(リオール大暴動事件の2年前)にタッカー邸で研究資料を閲覧し、居候していた設定になっている。 また、ニーナとはこの時に面識があり、兄弟とニーナはグレイシア婦人(ヒューズの妻)の出産に立ち会っている。 ちなみにこの事件の時にエドはニーナから指摘されて手合せ錬成に気付いている。 原作通りにニーナをキメラに練成するのだが、キメラを披露した際には原作よりも早いタイミングでキメラの正体をエドにニーナの書いた絵が燃やされていたことを機に気づかれてしまう。 その為、エドの台詞がアルの台詞にされており、「奥さんに…今でも手紙は届いているのか?」「何が言いたい?」という台詞が追加されている。 おまけにニーナをキメラに練成した理由が原作とは異なっており、マッドサイエンティストの部分がより強調されたキャラとなっている。 #CENTER{&font(#808080){何故です、タッカーさん! あなたはニーナとの生活を続けるために査定に通らなければいけないんじゃなかったんですか!?} &font(#994c00){キメラを作る理由などない。目の前に可能性があったからそれを試した。人の言葉を理解するキメラ…それを作ってみたかっただけだ} &font(#994c00){禁忌とは知ってはいても人の錬成を試さずにはおれなかった。君も私も同じだよ…} &font(#994c00){科学者の、いや人間の…己の知識を実践したいという欲望に限りなどない} &font(#994c00){自分に与えられた力がどれほどのものかを、この世界に隠れた秘密の全てを知り尽くし試してみたい…それが錬金術の本質だ} } 原作同様にエドに散々殴られた後、キメラとなった二ーナを再練成で元に戻そうと試みるエドに対し、 #CENTER{&font(#994c00){ハハハハハ、私のキメラは完璧に練成されている! 誰にも元に戻せんよ! 気をつけろよ、母親みたいにしないようにな!}} ……と、罪悪感どころか人体練成の失敗を引き合いに出した罵倒でエドを嘲笑した直後に[[バスク・グラン]]率いる軍が現れ、ニーナと共に連行されてしまった。 ちなみにニーナの方はエドの妨害で逃がされるのだが、逃げた先の路地裏で運悪く傷の男に出会ってしまい、&font(#F00){錬金術で肉体を分解され木端微塵になる}という原作以上に悲惨な死を遂げた。このシーンはかなりグロい。 傷の男が去った後、原型をとどめない遺体となったニーナを最初に発見したのはエルリック兄弟だった事が悲劇に、更なる拍車をかけてしまった。 一方、軍に移送されたタッカーは上層部の一存で処刑が執行されたとの事。 ---- &font(#000,#EE0,b,u){/!\} &font(#F80,b){以下ネタバレ} &font(#000,#EE0,b,u){/!\} ---- #CENTER{&font(#994c00){ひさしぶりだね、エドワード君}} 処刑されたとされていたタッカーだったが、第21話にて生きていたことが判明。 だが、第5研究所でエドと再会した時のタッカーは以前のタッカーではなかった。 面影こそあるものの、熊のような獣の胴体に、頭部から背面にかけて上下逆さの人間の身体が組み込まれているという[[異形のキメラ>SMILE(ONE PIECE)]]と化していた。 おまけに肉体の構造が変化したせいなのか、声が人間だった頃よりも低くかすれている。 表向きは死亡した事にされて第5研究所で研究を続けており、そこに侵入して来たエドと再会した際には、 #CENTER{&font(#e6b422){ニーナは…ニーナは…あの子はあんたのせいで死んだのにッ! 何であんたがまだ生きている!?} &font(#994c00){ニーナのためだ。今なら君の気持ちがよくわかるよ} } エドを研究室に案内するとそこには、その部屋にはニーナやアレキサンダーに似たキメラが隠されていた。 現在に至るまで失敗を繰り返しながらキメラの練成を続けていたらしく、その過程で自身もキメラになってしまった模様。 そして、さらに奥の扉の向こうには[[ティム・マルコー]]が所持していた赤い液体…[[賢者の石]]の試作品が大量に保存されていた。 実はホムンクルスと密かに結託してエドに賢者の石を作らせようと目論んでおり、その見返りとしてニーナを蘇らせようとしていたのである。 #CENTER{&font(#e6b422){姿だけ蘇らせてどうする!? そこにニーナの魂は無い!}} ニーナ似のキメラを抱きかかえたタッカーは、エドに答えを教えるかのごとく自分の頭に指を差した。 #CENTER{&font(#994c00){魂ならあるさ…ここに} &font(#994c00){私の記憶の中のニーナ…その全てをホムンクルスのニーナに植え付ける} &font(#994c00){そうすれば本当に完璧な私の望むニーナが生まれる} } 当然エドからは「そんなのニーナじゃねえ!」と否定された。 結局エドはアルを人質にされても人間を犠牲にしてまで賢者の石を作る事ができず、後から現れた軍や傷の男の介入により、計画は失敗に終わってその場から逃走した。 その後は他の合成獣人間や[[ゾルフ・J・キンブリー]]と共にグリードに拾われ、デビルズネストに潜伏していたが、キンブリーが[[フランク・アーチャー]]から軍復帰の話を持ちかけられた際に一緒に誘われ、再び軍に戻る。 軍に戻った後はアーチャーの部下として極秘に生物兵器としてのキメラの制作を行なっていたが、リオール消滅後は再度姿をくらます。 終盤ではアルが賢者の石そのものに練成された事を知り、彼を騙した上で賢者の石を使わせて人体練成を行なった。 その結果、生前と全く同じ&font(12,l){全裸の}ニーナを練成する事に成功した。 #CENTER{&font(#994c00){いやぁ、アルフォンス君ありがとう!} &font(#994c00){ニーナだ。ほら、私の言うことがわかるんだ。ねえニーナ、パパと呼んでおくれ} } タッカーは練成の成功に喜んでいたが、それを見ていたアルは薄々気づいていた。…&font(#F00){そのニーナには魂が無い。} するとそこへ[[スロウス>スロウス(鋼の錬金術師)]]が現れ、彼女の登場に怯えるタッカーに対し、残酷な事実を告げた。 #CENTER{&font(#0000ff){大丈夫よ。そんな魂の無い人形に興味は無いわ} &font(#0000ff){魂を繋ぎとめる事が出来るのは、強力な意志だけ…あなたには無理だったわね} } タッカーが練成したニーナは見た目こそニーナそのものだが、常に無表情で話しかけたタッカーの声に無反応であり、ニーナの魂が宿っているかどうかというレベルではなく、もはや「生きている」と言えるかどうかすらわからない人形そのものであった。 スロウスの言う「魂を繋ぎとめる強力な意志」が無かった事を突きつけられたタッカーはその事実を認めることができずに動揺し、賢者の石をもう一度使わせるよう頼み込むのだが、タッカーに失望したホムンクルス達からは用済み扱いされ、最終的に切り捨てられてしまう。 その後、ニーナを抱えて彷徨っていたところ、偶然エド達と鉢合わせになるのだが… #CENTER{&font(#994c00){ハハ…ニーナ、ご挨拶なさい。ハハハ…どうした? 恥ずかしいのか、そうか} &font(#994c00){ニーナ、遊ぼうか? そうだ、アレキサンダーは? アレキサンダーはどこだ? しょうがないやつだなあ、ニーナ…} } 既に精神崩壊を起こしていたタッカーは、エド達には一瞥したのみで&font(12,l){ダッチドールに成り果てた}ニーナに話しかけてばかりであった。 そんな彼の姿を目の当たりにしたエドは哀れむような表情を見せつつ、イズミと共に立ち去った。 #CENTER{&font(#800080){いいのか?} &font(#e6b422){魂の無い人形…それがあの人の罪の形です。それを抱いて生きていくんです。…それでいい} } 最後まで自らの過ちを認めず、独善的な理想ばかりを求め続けてきた彼に待っていたのは、[[思いあがった報いと呼ぶべき絶望>お父様(鋼の錬金術師)]]という因果応報の末路だった。 傷の男にあっさり殺された原作及びFAとどちらがマシだと感じるかは視聴者次第。 エピローグでは、人知れず廃墟の地下で練成陣をあたり一面に描いているタッカーの姿が確認できる。 劇場版には登場しない。まだ、どこかでニーナと共にひっそりと生きているのかもしれない。 なお、序盤のコーネロ司教は恋人が生き返ったと[[ロゼ・トーマス]]を騙すために、オウムなどを素材に「ロゼ…ロゼ…」とうわごとの様に話せるキメラを作っている。 人を素材にしたかは不明。 *◆その他、余談 ・2003年版アニメでのタッカーの結末について、少なくとも[[會川昇]]氏は「タッカーの犯した罪は、現実の人間でも規模の大小・事案か否かに関わらず、誰でもやってしまうこと。原作の様にあっさり退場してしまったら、『向こう側の出来事』としてすぐに消費されてしまう。あの事件の後も生き続けることが、彼に最も相応しい罰」と述べている。 ・永井氏は2003年版アニメでのキメラ化してからの演技は、常に喉を開きながら台詞を発していた。そこからは囁くように台詞を言うシーンで肉体的に負担がかかり、音響監督の三間雅文氏に「無理です」と苦情をいうも、三間氏は「お願いします」と何度も頭を下げた。 ・2003年版アニメにて、タッカーが賢者の石を用いてニーナを人体錬成して出来た魂の無い人形に関する解説。&br()&br()まず、原作の設定では死者はこの世に存在しないものであり、この世に等価交換で払えるものが無いのでどうやっても錬成のキャパシティを超えてしまう。賢者の石を使っても同様。&br()&br()その為、錬金術師としては最高峰とも言える実力を持つホーエンハイムや「お父様」でさえ、&font(#F80,b){死者を蘇らせる人体錬成は絶対に不可能((ただし、「神」を手に入れた「お父様」は取り込んでいたクセルクセス人の魂の情報を用いて擬似的な形ながら死者の蘇生を成功させていた。もっとも、ホーエンハイムらの虚を衝く為に軽く錬成した使い捨てレベルの代物であり、対象者本人の肉体を錬成した訳でもないからか歩くたびに肉体が崩れていってしまっていた上に、肉体と魂を紐付ける精神は存在しない為殆ど自我を失っていた。))。}&br()&br()対する2003年版アニメでは、絶対的原則である「死者を蘇らせる人体錬成は不可能」「異なる人物の肉体と魂を紐付けるとどうしても拒絶反応が発生する」という設定が語られる前に放送されたものであり、死んだ者の魂は原作の真理の扉に相当する「門」の中に送られて保存される。&br()&br()なので、「賢者の石」という強力なエリクサーを使うことが前提となるが、&font(#080,b){死者を蘇らせる人体錬成が可能。}&br()&br()ゆえに、彼がニーナを蘇らせる事が出来なかったのは、単純にタッカーの力量不足((タッカーがニーナの人体錬成に用いた錬成陣は、かつてエドが第5研究所で賢者の石を錬成しようとした際に独自考案した七つの角を持つ錬成陣をほとんど流用したものだった上、そもそもの錬金術師としての自力もエドとタッカーでは比較にならないレベルであることが明言されている。))に加えて、スロウスの言うところの「魂を繋ぎとめる強力な意志」が無かったためなのだろう。 ・2003年版アニメのオマケ四コマでは、かなりファンシーな犬っぽい姿のタッカーが登場している。あと、かなりかわいい猫耳ニーナも出ている。&br()&br()ナンバー48「キメラになって生きているものも……」&br()&br()&font(#e6b422){い、イヤそこに突っ込むんじゃなくて!}&br()&br()&font(#994c00){ちなみにニーナ}&br()&br()&font(#ff7800){おにーちゃん!}&br()&br()&font(#e6b422){悪魔めえぇぇ!!}ナデナデ ・FAのオマケ四コマでは妻の尻に敷かれていた、というか&font(b){鬼嫁}だった事がニーナから語られている。&br()&br()&font(#994c00){そんで妻をその辺の犬っコロと合成してキメラにしちまいました!!}&br()&br()&font(#e6b422){タッカーさん、あんたよく耐えたよ…!}&br()&br()……が、実写映画版公開記念で配布された単行本0巻で明らかになったタッカーの奥さんはニーナ似の美人で良妻だったため、&font(b){結果的に甚だしい風評被害みたいになってしまった。}&br()もっとも、オマケ四コマはあくまで本編とは離れたセルフパロディギャグなので、本編とは別物として捉えて見た方が良いと言える。 ・「……君のような勘のいいガキは嫌いだよ」までの一連のやり取りは、しばしばパロディ・コラージュのネタにされる。&br()元々印象的なシーンであったことに加え、エドのセリフを「……〇〇〇と×××どこに行った?」といった具合に、少し書き換えるだけでお手軽にパロディが成立する汎用性の高さが人気の秘訣。 ・実写映画版ではタレントの大泉洋氏が担当。……しているのだが、宣伝ポスターでは他のキャストが原作の衣装や髪型を再現している中で、タッカーの姿は&b(){どう見ても普段着姿の大泉洋そのもの}であった。&br()そのため&b(){「大泉君だけ衣装もらえなかったの?」「スタイリスト仕事しろ」「むしろ仕事した結果がコレ」「大泉洋役の大泉洋です」}など大いにネタにされた。 追記・修正は、自分の妻と娘とペットの犬をキメラに練成してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,71) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 外道度ならエンヴィーとかのが遥かに上なハズなのに、こいつの方がよっぽど外道に感じてしまう不思議… -- 名無しさん (2016-02-04 19:19:38) - 中途半端に才能あっても抜きんでたものじゃない錬金術しか縋る物が無く、そこから道を踏み外してしまったんじゃないかとも思える。 -- 名無しさん (2016-02-04 19:22:25) - コイツだけ地獄行きしてんだよな -- 名無しさん (2016-02-04 19:33:55) - ↑1,3 キンブリーすら天国行ったのにね しかしエドとの例のシーン、こうして文字だけで見ると余計怖いな -- 名無しさん (2016-02-04 19:35:36) - 一期の末路は原作よりエグいねえ…同情はせんが。 -- 名無しさん (2016-02-04 19:38:57) - 一応これでも人柱候補に選ばれるくらいだからなあ。軍もキメラの開発に成功してタッカーは必要ないみたいなことをホムンクルスたちは言ってたけど、後のゴリさんなどといったキンブリーの部下たちが登場するくらいキメラ部門において影響を与えてるとなると地味にすごい -- 名無しさん (2016-02-04 19:42:49) - ↑4,6 エンヴィーは土壇場で自分の精神の弱さを認めたからかもね。タッカーは最期まで「自分は正しいのにわかってもらえない」と思っていたから地獄へ行ったんじゃないかな? -- 名無しさん (2016-02-04 19:57:08) - まあ地獄行きはニーナとアレキサンダーとの対比なんだろうとは思う。しかし1期アニメでは凄い事になってたんだなこいつ -- 名無しさん (2016-02-04 20:11:21) - 国家錬金術師って戦闘もできるってイメージ持ってたけど、この人だけ唯一(?)戦闘しない国家錬金術師なんだよね -- 名無しさん (2016-02-04 20:13:17) - ↑4 どっこいこいつが試験に受かったときはとっくにゴリさんとか作れるレベルになってて、こいつを合格させたのは対外的な技術力にカモフラージュ&こいつの人格ならそのうち人体錬成に手を出すんじゃね?という思惑かららしい。 -- 名無しさん (2016-02-04 20:36:12) - 許される奴ではないと思うが「いるんですよね、天才って奴は」って台詞には物悲しさがある -- 名無しさん (2016-02-04 21:17:21) - 物悲しさをにじませ、なおかつ赦してはならないと感じさせる。絶妙なキャラ造形だと思う。作品の主題のひとつである「罪」とも密接に関わっているしね -- 名無しさん (2016-02-04 21:27:01) - 物語初期に登場したゲストキャラだが、その後の兄弟の生き方にいろいろと影響を残した人物(まあ悪い意味で) -- 名無しさん (2016-02-04 21:30:04) - 盲目の錬金術師と同じく、錬金術にも負の側面があるということを分からせた人物 -- 名無しさん (2016-02-04 21:31:33) - アニメ一期ではニーナが死んだ話が特殊EDになってたんだよな… -- 名無しさん (2016-02-04 21:36:22) - アニメ一期だと悪人寄りな性格だったグラン准将にエドと比較されて圧力をかけられたのも凶行に走った理由の一つになってて哀れな感じがあったな -- 名無しさん (2016-02-04 21:44:18) - 人として最低だと思うが、同じ状況に置かれたら自分も同じことをするかもしれないと感じさせられる人物 -- 名無しさん (2016-02-04 22:01:53) - 「君のような~」の台詞のやり取りはパロディでの使い勝手がいいよね -- 名無しさん (2016-02-04 22:07:58) - 本人は国家錬金術師の地位を保つ為に必死だったんだろうけど、はなから軍に利用される為の人員だった事を考えると、いずれ切り捨てられる運命だったんだよな… -- 名無しさん (2016-02-04 22:34:56) - >アニメ1期では~ サビの部分はいつもの組手じゃなくて兄弟とニーナのふれあうカットが数枚、最後のエドが顔を上げるカットはいつもと違って泣き笑い、ラストカットはニーナとアレキサンダーが寄り添って眠るものと…今も忘れられんよ、このED。 -- 名無しさん (2016-02-04 23:44:11) - 一期は原作より兄弟とニーナの付き合いが長い、遺体は原作より幼い兄弟が発見してしまった、移送されるニーナを兄弟が逃がしてしまったため間接的に兄弟にも責任がある、このすぐ後エドがバリーに殺されかかる、一連の事件で軍の黒い部分を知ってしまったため鋼の二つ名を頂戴する時も原作と違ってかなり弱々しい感じと兄弟と視聴者の心を本気で折りに来てる・・・ -- 名無しさん (2016-02-05 00:24:12) - 人型キメラの伏線になっていると言われたときはああなるほどねと思った。そういう意味でも哀れな存在だよ。あと、荒川氏のおまけ4コマで犬っぽさが増したのと猫耳ニーナが出てきた事には笑ったw -- 名無しさん (2016-02-05 00:47:44) - ↑1期特典の4コマは癒しだよホント… なおFA特典4コマではニーナが母親の愚痴を全部暗記して兄弟に話した模様www -- 名無しさん (2016-02-05 13:33:13) - ちょ、ちょっとエドのセリフの文字色は読みづらくないかい?汗 -- 名無しさん (2016-02-05 17:25:26) - ↑テンプレには無い文字色だけど変更してみた。 -- 名無しさん (2016-02-05 18:49:51) - 国家錬金術師はあくまで「戦争に駆り出される」だけで誰もが戦闘技術持ちとは限らない。それこそマルコ先生のような形で現場での実験に付き添うこともあるんだろう多分。大佐も大総統の前でわざわざ「武闘派錬金術師」って表現使ってたし。 -- 名無しさん (2016-02-05 19:33:51) - コイツはヒューイと同類な気がする -- 名無しさん (2016-02-06 00:02:40) - ↑風の人? -- 名無しさん (2016-03-24 00:25:42) - ↑ バッカーノに出てくる不死者だと思われ。あっちも自分の娘を道具にしてる -- 名無しさん (2016-05-24 10:57:14) - 最初に貰ったポケモンとメタモン、どこいった? -- 名無しさん (2016-05-24 11:19:03) - 一期でのエドのキメラの正体に気付くまでの過程がちょっと違うな。 -- 名無しさん (2016-06-02 16:49:21) - ↑3 ボートを用意される人じゃない?マッドな所は似てるし -- 名無しさん (2016-06-03 04:31:05) - ブレイブオブファイアのユンナは権力を得てさらにエゴを肥大化したこいつのようなもの -- 名無しさん (2016-07-27 09:29:10) - 「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」は迷言。 -- 名無しさん (2016-09-30 19:00:12) - 人間誰しも大なり小なりこいつのような弱さや甘えを持ってる。キンブリーやエンヴィーよりも彼が外道に感じてしまうのは「強さ故の傲慢」じゃなく「弱さ故の焦燥」によって罪を犯した彼に心の何処かで共感すると共に己の弱さを見せ付けられる気がするから。 -- イキーダ (2016-10-17 18:00:00) - ぼくぁねぇ、君みたいなカンの良いヒゲは嫌いなんだよぉ~~ -- 名無しさん@どうヲタ (2016-10-30 03:04:42) - ↑2 それを、キンブリーみたく「自分自身をやりきった」わけでもなく、エンヴィーみたく「自分に納得して粛々と死んだ」わけでもない、ある意味モブ並みに自我のない無様な死に方って意味で体現したともとれる -- 名無しさん (2016-12-06 20:47:32) - 発狂してもはやそこにいない子供を追い求めるという末路は、巌窟王のヴィルフォール検事を思い出すな -- 名無しさん (2017-02-04 10:40:21) - この人の名前は概ね忘れられたけど君のような~ってフレーズは定着したよね -- 名無しさん (2017-02-26 17:07:34) - FA4コマのタッカーはちょっとだけ可哀想だった トリカブトで自分の殺害を目論んでくる嫁なんてそりゃキメラにしますわ -- 名無しさん (2017-03-02 16:37:15) - 人間を材料にするとしても、赤の他人、浮浪者とかを使えばいいのに何故家族を使ったのか…… -- 名無しさん (2017-06-09 15:34:00) - ↑ エドがアルの魂を練成できたみたいに血縁者なら練成しやすいんじゃないかな -- 名無しさん (2017-06-09 15:47:43) - 実写での演者決定後に「君のような〜」のどうでしょうフォントのテロップ出来てて吹いた -- 名無しさん (2017-06-09 16:13:53) - 大泉洋タッカー -- 名無しさん (2017-09-07 18:15:37) - ↑君のような勘のいいガキは嫌いだよ、ぼかぁ -- 名無しさん (2017-11-23 18:50:31) - ↑安田さんキメラ「俺だって別にやりたくてやってる訳じゃねぇんだよ。査定ギリギリの日、夜中に呼び出してよぉ」 -- 名無しさん (2017-11-23 20:16:40) - [] -- 名無しさん (2017-11-27 10:50:11) - ↑ミスったすみません、消せる人消しといてください もし仮に獣×獣で完全な人語を解する合成獣が作れたとしても、素材の獣を飼育するよりも犯罪者や軍人を神隠しする方がコスト低そうなのがなんともなぁ。1から10までカモフラだったんだろうな… -- 名無しさん (2017-11-27 10:59:13) - ご兄弟にセイ・タッカーとソレミ・タッカーがいらっしゃる。 -- 名無しさん (2019-04-27 07:30:49) - 1期のキメラタッカーがあんなしゃべりにくそうなのは、常にブリッジ状態だからかなw -- 名無しさん (2019-11-20 17:24:13) - ↑の方、逆に誰でも良かったからこそ「一番近くにいて、捕まえやすい」妻子を使ったんだよ。浮浪者だって誘い込んで捕まえようとしても暴れられたり反撃されるかもで大変だし足がつく危険がある。近くにいたから使われただけ。もし研究が滞ったら、その時はまた近くの誰かを使ったろうさ -- 名無しさん (2019-11-21 19:09:04) - こんな事書いたら不謹慎だけど君のような勘の~のくだり、地味にテンポ良いよね -- 名無しさん (2019-12-16 19:07:58) - 「もうひとつ質問いいかな……○○ どこに行った?」 「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」 これのパロディは赤ずきんが一番わかりやすかった -- 名無しさん (2019-12-19 16:12:30) - 実写映画のポスターの彼はどこからどう見ても普段着の大泉洋。なので「大泉さんだけ衣装もらえてなくてかわいそう」とか言われた -- 名無しさん (2019-12-19 16:49:29) - 「あのおっさん、勘の悪いガキも嫌いそう」って書き込みを見てすげぇ納得をした -- 名無しさん (2020-01-31 15:22:46) - <勘の悪いガキ>「ニーナとアレキサンダーどこに行った?」「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」「いや、だからニーナとアレキサンダーどこ行ったんや……」 -- 名無しさん (2020-01-31 15:57:59) - 原作しか知らないけれど、読んでいんて扱いに疑問を持ったキャラだった。罪悪感がないから罪を犯してしまうサイコパス的な描かれ方だったけれど、特に掘り下げもなく死んで単行本のオマケで地獄行きの扱いには首をひねった。「サイコパスは死んで地獄行き」では少し乱暴すぎやしないか -- 名無しさん (2020-03-05 07:20:54) - 続き:器質性のサイコパスは生まれつきで本人にもどうしようもないし、更生は望めないという事ならばせめて死後に家族に謝罪とかのフォローがあったら個人的には嬉しかった -- 名無しさん (2020-03-05 07:27:02) - ↑サイコパスだと明言されてるわけじゃないしタッカーさんの家族は皆キメラにしちゃってるから謝罪のしようもなくない? -- 名無しさん (2020-03-11 03:56:34) - ↑4勘の悪いガキは、その質問の前に「資格取ったのと奥さんがいなくなったのはいつか」なんて質問はしないはずから、罪がバレたなんて思われないだろう -- 名無しさん (2020-03-13 13:16:03) - ↑2もちろん明言はされてないけど、キメラニーナに「何で誰も分かってくれないんだろう」と話しかけてるシーンがあるので、本人的には本当に罪悪感なくやった事だと思う。こういう罪悪感の欠如ゆえに反社会的パーソナリティを持ってしまった人は周囲も自分も不幸にするし、更正も難しいので哀れと言う他ない。なので死後くらいは障害から解放されて救われて欲しいなと思った。ニーナも父親を嫌っているわけでもなさそうだったし本当に悲しい。あとおまけページではニーナの魂も昇天してたので、キメラも死後は魂は分離されるらしい -- 名無しさん (2020-03-13 13:50:08) - ↑ いや、「綺麗事だけでやっていけるかよ」というあの捨て台詞こそが本音で、あれは生来の障害の結果ではなく、自分の意志でやった確信犯だと思う。そうでないとあの台詞は出てこない。ただキメラに語り掛けるあたり、遅くとも資格剥奪後は狂っていたと思うが。 -- 名無しさん (2020-03-13 14:13:42) - もし今ハガレンがアニメ化してたら声優は飛田展男さんがやってたのではと思う時ある -- 名無しさん (2020-04-22 03:43:45) - ふと思ったが、誰もが一度は思いつくが倫理的にアウトなのでしなかったことを試して、何を証明したかったのだろう? 人間と合成させたら人並みの知性があるのは簡単に予測できるが、やってみなければ分からないのはそうだが。更に言うと査定の為に作った娘とペットのキメラは前の作品から何が進歩したのかも不明 -- 名無しさん (2020-07-24 14:24:23) - 小学生の頃は1期のこいつのキメラ化した姿が怖くて仕方なかったが、改めてみると何故か上下逆さまのままキメラ化しているのが突っ込みどころ満載で笑えてくる -- 名無しさん (2020-07-24 14:27:38) - ↑2発表したかったのは「人語を解するキメラ」だから製法は動物同士でも動物×人間でも極秘扱いできるのよ。多分行き詰まっていたのは動物×動物だと喋る事ができないからだろうね。あと妻製のキメラは「人語を話すキメラ」として一言しか喋らなかったけど、ニーナ×アレキサンダー製は「人語を解するキメラ」として会話ができる -- 名無しさん (2020-07-24 15:19:06) - 「奇麗事だけで~」なんて言っているが、その奇麗事を捨てて禁忌を犯して作れたのはただ一言喋るだけのキメラ一匹。勿論バレないようにしたのも理由だろうが、翌年の査定は全然だったそうだしタッカーに錬金術師としての才能は大して無かったのだろう。奇麗事だけでやっていけないどころか、奇麗事を捨ててでもその程度の物しか作れないというタッカーという男の限界だったんじゃないのか? とするとタッカーの愚行は、身の丈に合わない国家錬金術師という名誉だけ求めた結果禁忌を犯した愚かな男が、結局自分が無能だと世間に晒しただけだったのかもしれない -- 名無しさん (2020-10-10 19:23:54) - タッカーは、「きれい事だけでやっていけるかよ」がこの男のすべてでしょ。科学の発展なんて抜かしているが、実際は単に国家錬金術師の名誉と権威が欲しかっただけ。例えるなら、有名大に合格したくてカンニングやったのと一緒。ルール違反犯して合格してもすぐ追いつかなくなってまた違反犯すのも同じ。人間どころか科学者としても失格な愚か者でしかなかったんだよこいつは -- 名無しさん (2020-12-12 08:12:55) - ニーナはエドたちと一緒に旅をして最後に元に戻る展開にしてほしかったな。小学生の時に吐くほどトラウマになって今でもここの単行本だけ読めない -- 名無しさん (2021-01-12 21:41:46) - ↑気持ちは痛いほどわかるが、この話は錬金術の恐ろしさと人間の狂気を兄弟(と読者)に思わせる話だからそんな都合のいい展開には出来ない。ラストで持ってきたところといい、作者としてもこの救いようのない悲劇はストーリー上重要と位置していたに違いないし -- 名無しさん (2021-01-12 22:09:53) - > アニメ二期のオマケでは妻の尻に敷かれていた、というか鬼嫁だった事がニーナから語られている。←これあくまで円盤とかでの特典のおまけアニメのネタであって、本編とはなんも関係無いんだよなぁ...。コレを記事に書いてるヤツは確実に勘違いしてると思う。 -- 名無しさん (2021-04-02 01:46:26) - ハガレンにおける絶対悪の象徴と言えるキャラだけど同時に兄弟のバックボーンやハガレンの世界観を掘り下げるのには必要な存在って言う位置とキャラ造形が絶妙なキャラ -- 名無しさん (2021-04-27 18:11:29) - エルリック兄弟は勿論、同じ「錬金術があっても無敵でも完璧でもない。だからこそ足掻け」と同じこと感じたからマスタングも叱責した訳だし。そして同様にニーナ達に安楽死させたスカーも無念さがあっただろうよ -- 名無しさん (2021-04-27 19:26:26) - 奥さんキメラ、黙ってても良かったのに公の場で一言だけ喋ってみせたのは色々考えた結果なんだろうなと思うとえげつないキャラ造形してる -- 名無しさん (2021-06-14 13:59:42) - ニーナ&アレキサンダーの死後、彼女(彼?)よりも高性能な、しかも悪い奴じゃないキメラがたくさん出てきたのが一番キツかった -- 名無しさん (2021-06-14 14:29:59) - ↑わかる。タヒ体撃ち感あったよね。タッカーには才能がなかったと裏付けられたもんだもの。 -- 名無しさん (2021-09-01 16:20:40) - ↑そしてそんな無能にキメラにされた挙句死んだニーナとアレキサンダーが余計に悲しく思えたよ -- 名無しさん (2021-09-01 21:40:20) - 饒舌で口悪い関西弁アレキサンダーとスカーの分まで謝る底辺の低賃金穀潰しすこ(某動画を見つつ)。 -- 名無しさん (2021-10-08 05:12:59) - FAのニーナ(&キメラ)役は諸星すみれさん(当時9歳)。その芝居には内海賢二さんも度肝を抜かれた。 -- 名無しさん (2021-10-27 20:01:29) - 軍が表向きの権威者に仕立て上げたというのが事実なら、たいした研究成果がなくても査定を通ってたりしたんだろうか・・・。それならニーナとアレキサンダーの犠牲はなんだったんだろうってことになるけど・・・ -- 名無しさん (2021-10-27 21:21:36) - 「人間以外の動物から、人語を解する知能を持つキメラを作った」というのが表向きの成果。軍が人を素材にキメラを作っていたことは最後まで公にはなっていない。 -- 名無しさん (2021-11-18 01:06:27) - あのまま野放しにされたら査定のたびに他所から人を攫ってはキメラを作るゲス野郎になってたのかな?そうゆう意味では勘のいいガキとスカーはgj。 -- 名無しさん (2022-06-06 20:07:49) - ↑しかし「事情が事情だけにバレかけても軍が介入して有耶無耶になる」のか「いくらなんでも人間拐って出来損ない提出するしか能のない奴は庇いきれんで軍に消される」のか……取り返しが付かないことになってしまったが、エドのおかげで犠牲者が「2人だけで済んだだけマシ」かもしれないのひでえな -- 名無しさん (2022-11-20 10:36:33) - 国家錬金術師の査定って、エドからすれば移動中の列車内ででっち上げたものでパスできる程度のものなんだよね…。それがまた皮肉。 -- 名無しさん (2022-11-20 23:24:28) - ↑エドは人柱確定だから確保しときゃなきゃならないっていう事情もあるけど -- 名無しさん (2022-12-21 21:06:35) - アニメ一期のオリキャラであるマジハールも愛する者に似せたホムンクルスモドキを錬成しようとしてたけど、当の愛する者が実は生きてて長年行方不明になってたせいで再会した時には年老いて見た目が変わってて本人と認められずに拒絶したオチが後味悪かった -- 名無しさん (2022-12-27 11:01:17) - 4コマみたいに犬耳ニーナを産み出していたら読者からは許されてたと思われる -- 名無しさん (2022-12-27 12:52:16) - つまり愛玩用キメラの錬金術師という道が…? -- 名無しさん (2023-03-22 13:37:14) - というか最初から人目につかない孤児とか誘拐しとけばいいのになんで唯一の妻と娘から順番に手を出したんですかね -- 名無しさん (2023-03-31 20:43:25) - ↑それができるほどの度胸と力が無かったんじゃない?結果、身近にいて簡単に寝込みを襲える家族に手を出したと。 -- 名無しさん (2023-03-31 21:07:45) - 孤児誘拐するより身内を使った方が遥かに労力と手間がかからんからな -- 名無しさん (2023-03-31 21:17:31) - スマホゲーム版だと経験値素材用周回ステージのボスとして登場しているのでタッカーさんを毎日ボコボコにできる -- 名無しさん (2024-02-18 03:11:59) - ↑タッカーさん、道場の師範になっていたのか… -- 名無しさん (2024-06-01 06:49:09) - 卒論が上手くいかないけど、何とか合格したいからデータ不正しちゃうダメ学生みたいなもんだよね マッドサイエンティストですらない -- 名無しさん (2024-07-31 00:38:11) - 「素人質問で申し訳ないのですが前回のキメラからどこが進歩したのですか?」「君のような勘のいい教授は嫌いだよ」 -- 名無しさん (2024-07-31 00:47:26) - 宇宙人狼のMOD役職にまでなった男… -- 名無しさん (2024-11-16 23:36:14) - グッスマがフィギュア化!やったね!ニーナ()とアレキサンダー()もついてくるよ! -- 名無しさん (2025-03-28 13:44:44) - 人体錬成並に業が深いフィギュア化 -- 名無しさん (2025-03-28 14:05:24) - 演技かもしれないけど最初にエドから人体錬成の件について聞かされた時は同情寄りだったんだよね。「母親に逃げられた」ニーナのいい遊び相手になるかもとか思ったのかもしれないけど -- 名無しさん (2025-05-30 20:11:01) - 真面目に人語を解するキメラを作るなら知能の高い動物同士を掛け合わせていって言葉を後天的に学習させるくらいかなぁ。声帯は生体錬成で人語に適した物に作り替えて。……めんどくせぇな、最初から人語を解する脳みそ持ってて話せる声帯もある人間と合成した方が早えわ -- 名無しさん (2025-05-30 20:15:22) - 筆舌に尽くしがたい諸行をした外道。スカーに処断された漫画、新アニメ版はまだ優しい終わりだった。(最初のアニメで○ぬより重い罰を受けてたので) -- 名無しさん (2025-05-30 20:22:20) - 倫理的なことを抜きにしても、人語を解する人間を材料にして人語を解するキメラを作る必要性が無さすぎるっていうのがね……獲得した能力が片方の材料より劣化してるから材料の無駄遣いでしかない。犬を基準に見れば喋れるようになってプラスだけど元々喋れる人間を基準にしたら片言にまで劣化してるわけで…… -- 名無しさん (2025-07-05 09:46:40) - 捏造でしかないから、研究者の倫理的にアウト -- 名無しさん (2025-07-05 10:04:48) #comment #areaedit(end) }

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