寄生虫パラサイド(遊戯王OCG)

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&font(#6495ED){登録日}:2020/07/24 Thu 03:48:45 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(b,#e9c14a){(ン…! なんだ…!?このカードは!)} &font(b,#e9c14a){(寄生虫パラサイド…!? 何で知らねーカードがオレのデッキに入ってやがるんだ!?)} &font(b,#008000){ヒョヒョ!どうやらラッキーカードを引いたようだな…!} &font(b,#008000){そのカードは手札に引いたら強制的に場に出てしまうんだよ!} &font(b,#008000){そしてお前の場のモンスターすべてに寄生する!} } 《寄生虫パラサイド》とは、『[[遊戯王]]』に登場する[[昆虫族>昆虫族(遊戯王OCG)]]モンスターである。 かの元全日本チャンプである[[HA☆GA>インセクター羽蛾]]がバトルシティにおいて使用した。 **【概要】 【テキスト(原作版)】 #blockquote(){寄生虫パラサイド 星4/攻500/守300 このカードが手札にある時強制的に場に出る。 自軍のモンスターに寄生する。} 特筆すべきはその恐るべき効果で、手札に加わると強制的に召喚され、自分の場のモンスターに寄生して[[昆虫族>昆虫族(遊戯王OCG)]]に種族を変更する。 寄生されたモンスターはかなりグロテスクな姿になる上に、&bold(){生贄召喚(アドバンス召喚)のためにリリースすることができなくなる}。 この生贄封じ効果は生贄召喚が主流のバトルシティにおいては非常に厄介。《人造人間-サイコ・ショッカー》等の強力なモンスターが出せなくなってしまうのは致命的である。 寄生被害に合ったのは比較的下級モンスターの割合が多い[[城之内>城之内克也]]だったが、仮に上級モンスター祭りの重量デッキを使う[[王様>闇遊戯]]がくらっていた場合、城之内以上の苦戦を強いられていたに違いない。 「カードゲームなのに引いたプレイヤーが不利になるカードっておかしくね?」とか言わない。 **【原作での活躍】 前述の通りバトルシティ編で登場。 インセクター羽蛾の策略により、[[レアカード>ゴキボール(遊戯王OCG)]]を餌に手懐けた少年を利用して城之内のデッキに2枚仕込まれた。 その後のデュエルで城之内がドローしてしまい、強制効果で場に召喚され、寄生能力でモンスターを昆虫族に変えてしまう。 自身を含む生贄封じ能力や《虫除けバリアー》((相手の昆虫族モンスターが攻撃を行えなくなる効果を持つ永続魔法))による妨害で城之内を大いに苦戦させるが、 鋼鉄製のモンスター《[[鋼鉄の騎士 ギア・フリード>鉄の騎士 ギア・フリード(遊戯王)]]》には寄生できずコンボをすり抜けられてしまい、それが羽蛾の敗北に繋がってしまった。 梶木vs城之内戦では城之内が&strike(){うっかり抜き忘れて}使用。 やはり強制的に召喚されてモンスターに寄生した。 幸いにも戦局に大きく影響する前に[[梶木>梶木漁太]]からは「気色悪い」と軽蔑され、《[[激流葬>激流葬(遊戯王OCG)]]》で破壊された。 それ以来再登場しなかったので、今度はちゃんとデッキから抜かれた模様。 だが「対戦相手のデッキにカードを仕込む」という羽蛾の&strike(){卑怯じみた}大胆な戦略におけるインパクトから、彼の使用カードの中でも高い知名度を誇っている。 追記・修正は相手のデッキにパラサイドを仕込んでからお願いします。 #include(テンプレ2) #include(テンプレ3) ところで、この有名なカードはもちろん[[OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]でも収録されている。 流石に原作効果ではほぼディスアドしかない[[意☆味☆不☆明なカード>エクゾディア(遊戯王OCG)]]として使うか、リアルイカサマしてジャッジーないしリアルファイトするためだけのカードになりかねないので、 原作再現を踏まえたいくつかの変更が効果に加えられている。 ちなみに初収録時のレアリティは名誉の&color(gold){ウルトラレア}。 加えて当時はウルトラレア以上ならパラレルレア仕様も漏れなく存在しているため、ゴージャスでふつくしい。 それがコチラ #blockquote(){寄生虫パラサイド 効果モンスター 星2/[[地属性>地属性(遊戯王OCG)]]/[[昆虫族>昆虫族(遊戯王OCG)]]/攻 500/守 300 リバース:このカードを相手のデッキに表向きで混ぜて[[シャッフル]]する。 相手がこのカードをドローした時、このカードは相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚され、相手ライフに1000ポイントダメージを与える。 その後、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターは全て昆虫族となる。} テキストが古いので9期以降((パラサイドの再録は7期にあったきり))の体裁に直してみる。 #blockquote(){(1):このカードがリバースした場合に発動する。 フィールドのこのカードを相手のデッキに表側で加えてシャッフルする。 (2):このカードの(1)の効果でデッキに加わったこのカードをドローした場合に発動する。 このカードを手札から表側守備表示で特殊召喚し、自分は1000ダメージを受ける。 (3):このカードの(2)の効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドのモンスターは全て昆虫族になる。 } &color(green){HA☆GA「ギョェェェェェェェェ!!」} 原作効果からして特殊かつ面倒なカードだったが、OCGではOCGで(実用的な意味でも)めちゃくちゃ使いづらい効果に設定されてしまった。 まず原作を踏まえた強制特殊召喚効果。 このカードが相手の手札から特殊召喚されるまでに辿る過程は3つあるのだが、 (1) このカードが戦闘破壊されずに誘発効果(旧:リバース効果)を発動する (2) 相手のデッキに表側表示で加わり、&bold(){デッキトップに置かずシャッフルされる} (3) 加わったカードを相手が&bold(){自力で}引き当てる と、&bold(){とにかく本命の効果が発動するまでにかかる手間が掛かるし手順が長い。長すぎる。} まずセットしたこのカードを[[リバース>リバースモンスター(遊戯王OCG)]]させる必要がある。 「裏守備にしたヤツを相手に殴らせればいいじゃん」と思うかもしれないが、遊戯王にはリバースモンスター共通ルールとして&bold(){リバースモンスターが効果発動後もフィールドに残らなければならない効果は戦闘破壊されると効果が不発になる}というのがあり、 守備力がたった300しかないコイツは攻撃された時点でほぼ墓地行き確定である。 そのためリバースさせるには他のカードの手を借りるか、1ターンこの弱小カードを守り抜かなければならない。 だが100歩譲って、リバース自体は自力で何とかなる範疇なのでまだマシな方だとしよう。 真の地獄は&bold(){相手のデッキに混ぜた後}。 この《寄生虫パラサイド》、&bold(){ドロー以外の方法では効果が発動できない}事に加え&bold(){デッキトップに置かれずランダム}という制約がかなり痛いのだ。 こちらから意図的に引かせようとしても相手のデッキトップに置くのはおろか、そもそも相手のデッキトップ操作カードなぞ遊戯王において殆ど存在しない。 そのため自分に出来ることと言えば、&bold(){いつデッキトップに来るかも分からない《寄生虫パラサイド》を、相手がドローしてくれるまでお祈りしながら待つ}くらいである。 ちなみにデッキに仕込んだ《寄生虫パラサイド》は常に表側表示なので、&bold(){当然デッキトップにあると相手にも存在がバレる}。 そんなわけでせっかくデッキトップにたどり着いても、相手にサーチやリクルート効果あたりでデッキシャッフルをされてしまってはどうしようもない。 さらにサーチを始めドロー以外で手札に加えられたり、デッキから除去されたり、なんだったら特殊召喚できない効果の適用中にドローされても効果が不発に終わると踏んだり蹴ったり。 なお、不発になった《寄生虫パラサイド》は相手にリバース効果を使用されると&bold(){こちらに戻って来る}。どうしろと。 それでも1000歩譲って、やっとこさ相手が引いて場に出てきたとしよう。 与えられるのは1枚だけのドローロックと1000のショボいバーンダメージと昆虫族にする種族変更だけ。…&bold(){効果発動までの労力と比較して、あまりにも割に合わない。} 種族変更が刺さるデッキなんて全体から見れば少数派な割に、この手の[[おジャマ>おジャマ(遊戯王OCG)]]にありがちな&bold(){多くのデッキに刺さり得る汎用的な妨害効果および結果として妨害する誓約効果すらない}。 そのために相手は特殊召喚された《寄生虫パラサイド》を利用して色々できる訳で、&bold(){むしろ敵に塩を送っていることになりかねない。}これじゃドローロックの意味がほぼないじゃないか…。 実際、召喚権を使わずに自動的に特殊召喚してくれるのは現代の価値観からするとむしろありがたいのだ。これで使いものになるかはともかく、いっそ召喚権を強制的に使わせる効果ならせめて「イラッ」とさせるくらいは出来ただろうに…。 それでも後から新ルールとして追加されたS召喚やらX召喚やらL召喚やらetcが行えるのはまぁ仕方ないにしても、 &bold(){原作にすらあった寄生体含めた生け贄召喚(アドバンス召喚)に使用できない制約はどこいった}。 そもそも種族変更なら《DNA改造手術》で十分だし((実際、羽蛾はドーマ編での遊戯戦で「DNA改造手術」と「虫除けバリアー」のコンボを披露している))、1000バーン与えるにしてもそこら辺のバーンカードの方がずっと早いし強い…… おまけに公式戦だとお互いに《寄生虫パラサイド》の位置が確認できないように混ぜ込む時にはスリーブのサイズが相手と同じになるよう変えたり、デッキの枚数を確認する時にはジャッジにやらせたり…… しかも、''シャッフルした時偶然デッキの一番上に来る可能性を排除してはいけない''ので、目を閉じてシャッフルしたり、止めるタイミングを相手やジャッジに任せたりしなければならないことも。 もう相手からしてもめんどくさい。&s(){嫌がらせにはなるからこれが唯一の利用法ではないだろうか} ちなみに同じパックに収録されたウルトラレア以上のカードの中には《[[人造人間-サイコ・ショッカー]]》がいる。 つまりパックから引いてしまうと…… [[「ギョェェェェェェェェ!!」>カスレア]] ちなみに再録時は勿論&bold(){一度レアになった後ノーマルまで格下げ}されている。 ウルトラレアで一緒に初収録されていた《&ruby(チェーン・デストラクション){連鎖破壊}》も同じ経緯を辿っているから寂しくはないだろう、多分。 ……とまぁ使いにく過ぎるカードなのだが侮るなかれ。何とこのカードにはテーマすら持たない単体のモンスターとしては珍しく、専用のサポートカードが存在するのだ。 こんなカードのサポートを貰えるあたり、流石は人気者のHA☆GAである。 &bold(){もっとも使い物になるかは話が別だが}。 #blockquote(){穿孔虫 効果モンスター 星2/地属性/昆虫族/攻1100/守 200 このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、自分のデッキに存在する自分の「寄生虫パラサイド」1枚をデッキの一番上に置く事ができる。} 《寄生虫パラサイド》専用のサーチカードで、相手に戦闘ダメージを与えることで&bold(){自分の}デッキトップに&bold(){任意で}《寄生虫パラサイド》を仕込むことができる。&bold(){自分のデッキトップに持って来てどうする}。 いかんせんコイツの攻撃力自体も低くて頼り無く、サーチなら直接手札に持って来れる《[[クリッター>クリッター/黒き森のウィッチ(遊戯王OCG)]]》なんかの方がよっぽど早くて便利である。 それならばと相手に送り付けて効果を使わせようにも、&bold(){デッキトップサーチ効果は任意なので相手が使ってくれるはずがなく}、そもそも&bold(){自分の}と指定されているため、ルール上&bold(){相手のデッキに仕込んだ自分の(=相手からすると相手の)表側表示の《寄生虫パラサイド》は《穿孔虫》でサーチできない}という2重の罠が待ち受けている始末。 これでも本体丸ごと産廃と断じれるわけではなく、星2モンスターとしては攻撃力が比較的高いので、低レベル昆虫族アタッカーというかなりニッチな需要があればワンチャンあるが、 効果の方はあまりにもちぐはぐすぎて完全な産廃と化している…… しかしその3年後。《寄生虫パラサイド》の身を案じたKONAMIは新たなカードを送り出した。 #blockquote(){翡翠の蟲笛 通常魔法 相手プレイヤーはデッキから昆虫族モンスター1体を選択し、デッキをシャッフルした後そのカードをデッキの一番上に置く。} ほぼ唯一と言っていい程に少ない、「相手のデッキトップに特定のカードを置かせる」という明らかに《寄生虫パラサイド》を意識した魔法カード。事実上の《寄生虫パラサイド》専用カードと言い切っていい。 だが、よりによって《寄生虫パラサイド》指定ではなく&bold(){昆虫族というのはあまりにも範囲が広すぎる}。いくら登場当時の環境にはほぼ昆虫族がいなかったからって…。 それでいて当時と言えど《寄生虫パラサイド》本体がこの体たらくならどうしようもない、コンボ先だった「インセクト・プリンセス」も割とどうしようもない[[カスレア]]だし。 今となっては大抵の場合でデッキトップに汎用昆虫族の《[[増殖するG]]》を置かれて終いだろう。 他にも昆虫族がメインにいる[[蟲惑魔>蟲惑魔(遊戯王OCG)]]、&ruby(インゼクター){[[甲虫装機>甲虫装機(遊戯王OCG)]]}、[[&ruby(ビー・フォース){B・F}>B・F(遊戯王OCG)]]辺りが相手だと敵の手助けをしてしまう困ったカード。 一時は《[[レベル・スティーラー>レベル・スティーラー(遊戯王OCG)]]》とライトロードを組み合わせた友情コンボを相手に成立させる接待カードと一部では言われる始末。 それを逆手に取ってドローロックを仕掛けたり徴兵令で奪うという方法も無いわけではないが、だったら最初からその手のドローロックカードを使えば済む話。 徴兵令で特殊召喚しても効果を使えないことが多いのでやはり使いづらい。 &s(){原作よろしくデッキを盗んで《増殖するG》を抜き《コカローチ・ナイト》(セルフデッキロックの正真正銘の意☆味☆不☆明カード)を仕込むような卑怯な手が使えるならドローロックとして成立するが…} というかこれらのカードがあったとしても、&bold(){《寄生虫パラサイド》を相手のデッキに仕込む作業自体は結局自分がやらなければならない}し、&bold(){そもそもリターンに見合わない効果}という最大級の欠陥がある。 古いカード故に仕方がない部分もあるが、流石にこれらのカードを採用できるのは重度の羽蛾ファンくらいだろう。 しかしカードプールが広がった結果、メリットのあるコンボも見出される様になっている。 その一つとして《洗脳解除》でコントロールを即座に戻すことで相手にダメージを与えつつ相手のリソースに使われない様にすることが可能である。 《聖なる魔術師》と共に《サブテラーマリス・バレスアッシュ》でセット、リバースを繰り返し、《翡翠の虫笛》でデッキトップに固定し続けることでドローロックに使える様になる。 **【アニメでの活躍】 当然ながら[[DM>遊戯王デュエルモンスターズ]]においても羽蛾が使用する。 原作と同じく城之内のデッキに仕込まれるのだが、中途半端に原作の展開とOCGを混ぜてしまったが為にかなりカオスな事になっている。 何をトチ狂ったのか&bold(){相手のデッキに直接仕込んでも意味が無いOCG版の効果をベースとして登場させられてしまい}、機能させるためにアニメオリジナルの&strike(){ピンポイント過ぎる}サポートカード《寄生虫の暴走》の効果で特殊召喚された。 これが&strike(){ピンポイント過ぎる}&bold(){サポートカード《寄生虫の暴走》}の効果だ! #blockquote(){寄生虫の暴走 永続魔法 相手デッキの「寄生虫パラサイド」を相手の場に表向き攻撃表示で特殊召喚する。 場にいるモンスター、召喚されるモンスターに寄生虫トークンを装備魔法カード扱いで取り付ける。 寄生されたモンスターは昆虫族となり生贄にすることはできない。 「寄生虫パラサイド」と「寄生虫の暴走」が場に有る限りこの効果は持続する。} ギア・フリードがOCG版の効果で登場していたので、その辻褄合わせのために、&bold(){モンスタートークンを装備カード扱いで生成してモンスターゾーンを介さず複数のモンスターに装備する(ギア・フリードに対しては強制装備させられたトークンを自身の効果で破壊したため無効)}という凄まじく複雑な効果をあてがわれていた。当時のアニオリテキストな為か「寄生」「取り付ける」と言った今では見られない用語がある。また、トークンカードの体裁がまだ存在していない時期の為、トークンが盤面に表示されなかったり、《寄生虫パラサイド》が魔法&罠カードゾーンに置かれているシーンがある。 原作同様に寄生効果で城之内を苦しめたり、原作にはないサイコロコンボで&bold(){究極完全体グレート・モスを戦闘破壊する}など謎の活躍もしていた。生贄にできない効果でOCG版の「[[漆黒の豹戦士パンサーウォリアー>漆黒の豹戦士パンサーウォリアー(遊戯王)]]」の攻撃宣言も封じた&strike(){(つ虫よけバリアー)}。羽蛾戦では&bold(){効果テキストが原作のまま}になっていた。 梶木戦では完全にOCG効果となって登場し、アニメ内では珍しいセットが行われた。 が、攻撃力800の魚によって普通に戦闘破壊された(このときリバース関連の補足説明もなされた)。 **【[[遊戯王デュエルリンクス]]】 #center(){&color(green){「遊戯くん……僕はずーっとパラサイドを忍び込ませる戦略を考えていたんだ……」}} #center(){&color(green){「でもなかなか見つからなくて……」}} #center(){&color(green){「でもようやく見つけたよ……」}} #center(){&sizex(5){&bold(){&color(green){「こうすればよかったんだ!」}}}} デジタルverの遊戯王ことリンクスでも当然のように登場。…だが相変わらず使い物にならないのは変わらない。 が、注目すべきはそこではない。 なんと原作再現を踏まえた&bold(){デュエル開始時に相手のデッキに発動条件を満たした《寄生虫パラサイド》を仕込む羽蛾専用スキル}「&color(green){フライング寄生}」が存在する。 しかもネタスキルと思いきや&bold(){普通に強い}。 何せ面倒なリバース云々の過程をすっ飛ばして《寄生虫パラサイド》を仕込めるだけでなく、デッキ枚数の少ないリンクスでは単純に相手がドローする確率も高いのである。 ローリスクでドローロックが成立する時点でもなかなかだが、それ以外も悪くはなく1000バーンも初期LP4000の環境では脅威になりうるし、種族変更効果も意外とウザイため、&strike(){スキルとして使う場合なら}OCGよりも格段に使い勝手が良い。 このスキルを主軸に、《[[溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム>溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム(遊戯王OCG)]]》や《[[アマゾネスの剣士>アマゾネス(遊戯王OCG)]]》等を取り入れた【ロックバーン】等の害悪デッキを作ることが可能。 何よりその害悪さから&bold(){このスキルは2度も修正されている}。((1度目は相手のデッキに仕込める枚数が1〜3枚のランダムから1〜2枚のランダムに減少、2度目は自分のデッキに昆虫族モンスターが4種類以上存在するデッキを設定してデュエルを開始した場合のみ適用される、という条件の追加。)) これにより若干使いづらくなったが、それでも特化すれば普通に使いこなせるので、羽蛾ファンはこのスキルの取得と専用構築を検討してみてはいかがだろうか。 &s(){正規の方法でやれとか言うな。} ちなみに1度目の修正の際の公式の説明がこれ↓ 「&bold(){「フライング寄生」はインセクター羽蛾の“勝つためには手段を選ばない性格”をよく再現しているスキルですが原作では2枚の寄生虫《寄生虫パラサイド》を仕組んだだけでも城之内を苦しめたことからも現状の3枚では数が多すぎるであろうと判断し寄生枚数の上限を減らすこととします}」 ……妙に具体的過ぎるのがネタになった。 余談だが羽蛾が城之内のデッキに2枚カードを仕込んだのは原作通りだが、2枚とも《寄生虫パラサイド》だと明言されたのはこの時が初めてである。 またNPCの固定デッキの1つ、【ダメージ特化】にも採用されている。 しかし《寄生虫パラサイド》を活かす手段は一切存在しないので、大抵の場合戦闘破壊されるのがオチ。 NPCが高らかに「モンスター効果発動!」と宣言する際に《寄生虫パラサイド》がパリーンと破壊されてなにもせず墓地にいく様はちょっとシュール。 **【余談】 イラストでは人間の顔から皮膚を突き破って寄生虫の触手が飛び出している。グロテスクなため、海外では修正されて寄生虫のみのイラストに置き換えられている。 #openclose(show=新たな"寄生虫"){ #areaedit() #blockquote(){寄生虫パラノイド 効果モンスター 星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 300 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 このカードを手札から装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。 装備モンスターは種族が昆虫族になり、昆虫族モンスターを攻撃できず、昆虫族モンスターを対象として発動した装備モンスターの効果は無効化される。 この効果は相手ターンでも発動できる。 (2):装備カード扱いのこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。 手札からレベル7以上の昆虫族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。} レジェンドデュエリスト編2で登場した、まさかのリメイクモンスター。 (1)の効果によりフリーチェーンで自分の手札から相手モンスターの装備カードになることができ、 昆虫族専用の《デモンズ・チェーン》のようにして扱うことができる。装備カードになる性質上《超進化の繭》との相性は抜群。 昆虫族変更効果も[[女王様>インセクト女王(遊戯王OCG)]]の攻撃力アップに繋がるので便利。 (2)の効果も強力で、手札から最上級昆虫族モンスターを特殊召喚できる。 装備さえできていればいかなる方法で墓地に送られた場合でも発動でき、また召喚条件を無視するので《[[究極完全体・グレート・モス>究極完全態・グレート・モス(遊戯王OCG)]]》をいきなり出す芸当も可能。 《超進化の繭》とうまく併用することで、羽蛾のエースモンスターを同時に召喚可能など、羽蛾ファンにも嬉しい仕上がりになっている。 #areaedit(end) } 追記・修正は相手にパラサイドを引かせてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - アンデッドをアンデットにしたりパラサイトをパラサイドにしたり。なんかこだわりでも、あったんかね? -- 名無しさん (2020-07-24 04:30:03) - ↑でもそのままだと「寄生虫寄生虫」になってしまうよ -- 名無しさん (2020-07-24 07:31:04) - ペガサス・・・これ作った時期スランプだったのかな -- 名無しさん (2020-07-24 07:40:14) - コイツの再録は一発ノーマルへ格下げじゃなくて一回目はレアに格下げで二回目以降ノーマル…って感じで段階踏んでたりする(連鎖破壊も同様) -- 名無しさん (2020-07-24 07:54:50) - こいつに限らずこいつが初収録されてたパックは回りくどい効果持ってるのが多すぎる -- 名無しさん (2020-07-24 08:06:40) - OCGはまだ分からなくも無いが、原作は何があったってレベルで使い道が思い付かん -- 名無しさん (2020-07-24 08:09:01) - OCG黎明期にこんな複雑なカードよく出せたなって。 -- 名無しさん (2020-07-24 08:20:22) - むしろ黎明期だからこそこんなカードが出せたのかもしれない -- 名無しさん (2020-07-24 11:12:32) - 寄生虫の暴走は(おそらく)モンスターゾーンにいるのに装備カード、しかも一度に複数のモンスターに装備するとか言う複雑過ぎて変な笑いが出るカード。 -- 名無しさん (2020-07-24 11:25:41) - リンクスでは逆にガチスキルで面白かった、翡翠の蟲笛(HAGAのボイス付き!)も採用レベルだったし蟲笛メタに4つ星てんとう虫をデッキ投入したりと悩まされた -- 名無しさん (2020-07-24 12:41:31) - スキルの修正2回されてなかったかな -- 名無しさん (2020-07-24 13:43:15) - 複雑で独特な効果 -- 名無しさん (2020-07-24 14:31:17) - パラサイトフュージョナーもリメイクでは -- 名無しさん (2020-07-24 15:09:21) - ↑寄生虫モチーフ以外一切被ってないからなぁ。アニメ効果の装備カード化が辛うじて同じくパラサイドのアニメ効果に被ってるぐらい?な関係性だから -- 名無しさん (2020-07-24 16:13:36) - クリスマスに1箱買ってもらって出た唯一のウルトラがこいつだった絶望・・・ -- 名無しさん (2020-07-24 18:56:32) - ベテランデュエリストの中にはパックの中のキラキラにワクワクしながらみてみたらグロ画像だった絶望を覚えているものも多いだろう… -- 名無しさん (2020-07-25 01:51:20) - 原作版のパラサイドは決まれば強力なんだから専用サポートカードが別で存在するのか(正攻法で相手デッキに仕込めるけど羽賀はコンボの手間を嫌った)、それともリアルOCGの《闇の芸術家》みたいな雑魚の上にデメリットを背負ったネタカードのどっちなんだろうな -- 名無しさん (2020-07-25 01:55:32) - 原作バトルシティの世界観で「モンスター召喚のための生贄にできない」は現代の俺らの感覚だと「特殊召喚できない」に近いレベルの強力な縛りになるよな。強力なモンスターの展開ができないから低レベルモンスターを補強するタイプのデッキ以外にはだいたい刺さりそう。原作パラサイトは相手に送り付けるサポートがあると考えたほうがつじつまが合いそう。素引きしたときのリスクが怖いが。 -- 名無しさん (2020-07-25 15:09:27) - 『リメイク』という名の強化を施されたカード。 -- 名無しさん (2021-05-19 13:06:59) - 原作で使い道がわからんと言うけど、昆虫族統一デッキに、強力な効果持ちの昆虫族以外のモンスターも入れられる、と考えると有用性はあるかも。恐らく、昆虫族のモンスターには寄生しない(+生贄にもできる)気がするし・・・ -- 名無しさん (2021-05-19 13:47:16) - 原作効果なら強制転移やらでの擦り付けが割と強く働きそうだったのだがな…アドバンス召喚の為のリリース出来ないし。 -- 名無しさん (2021-10-21 01:38:18) - 当時基準でも戦闘破壊されても効果が使えて相手のデッキトップに置かれて生贄にできないくらいあっても全然許されそう -- 名無しさん (2022-08-15 06:21:48) - ちょっと調べたらサブテラーマリス・バレスアッシュと洗脳解除と聖なる魔術師と翡翠の蟲笛で無限にパラサイドを送りつけてドローロックかけるコンボあって笑った。相手が昆虫族採用してたら終わるけど地味にウザいなこれw -- 名無しさん (2022-08-15 08:53:54) - 最近は某オベリスクの巨神兵系Youtuberがウォークライと一緒に推しまくってる印象しかないw -- 名無しさん (2022-09-30 18:00:11) - レガシー産のSRという意味★不明な入手難易度!運があればロイヤルパラサイド入手できるぞ! -- 名無しさん (2022-12-12 19:55:11) - 昔これがあたって絶望した -- 名無しさん (2023-03-06 22:05:49) - 今日こいつのウルパラ買ったけどめっちゃ美しくて震えてる。 -- 人造人間使い (2023-04-16 19:53:08) - 昔から疑問なんだけどなんでこいつとかブレインジャッカーは戦闘破壊されると不発になるんだろう?効果発動時にフィールド上の自分を対象に発動してるから戦闘破壊されると効果対象がいなくなるとかそういう扱い? -- 名無しさん (2023-07-07 17:07:05) - ↑「戦闘破壊が確定」してるので墓地へ行くルール処理が優先されて寄生できない。カオスポッドとかと同じ扱い。 -- 名無しさん (2023-07-07 17:13:27) - ↑へー。じゃあ、人喰い虫とかはなんで戦闘破壊されても発動可能なの? -- 名無しさん (2023-07-18 12:05:31) - ↑パラサイドの場合は効果処理すると場を離れてデッキに行くから「戦闘破壊されてモンスターゾーンから墓地に行く」って処理が出来なくなる。人喰い虫の場合は効果を発動しても他のモンスターが破壊されるだけで人喰い虫自身は場を離れないから効果処理が終わった後で「戦闘破壊されてモンスターゾーンから墓地へ行く」って処理が出来る。(人喰い虫の場合は本来なら自分も破壊対象に出来るけど、戦闘破壊される場合はパラサイドと同じ理屈で自分を選べなくなる) -- 名無しさん (2023-07-18 12:40:11) - 某医学会における穿孔虫の治療で「自分のパラサイドを相手に送りつけてから表側にして自分のデッキにパラサイドを仕込ませ、それを穿孔虫でデッキトップに持って来てからドローし、パラサイドの効果で昆虫族になったテレホン×2を対空砲花で射出&バーン→蘇生のループを決める」とかなっててダメだった。確かに穿孔虫は「自分のパラサイド」をデッキトップに持って来る効果だからこうするのが最も適切とは言えこれパラサイド本来の動きじゃねーよなぁw -- 名無しさん (2023-10-22 14:22:26) - 寄生虫の暴走…こりゃ難しいわな。(生成したトークンを特殊召喚を介さず装備魔法として直接装備させる処理的な意味で) -- 名無しさん (2024-02-09 20:19:58) - ↑でリバース効果が発動できるかどうかについて「戦闘破壊されてモンスターゾーンから墓地へ行く」って処理が出来るかどうか、ってあるけど、それだとサイバーポッドの裁定と矛盾するんじゃない?こっちだと、自身の効果での破壊が優先されてそもそも「戦闘破壊された」という扱い自体にならないんだとか。↑の理屈だと全モンスターを破壊するけどサイバーポッド自身だけは「戦闘破壊された」扱いにならないとまずいのでは? -- 名無しさん (2024-02-26 02:05:57) - 続き:Wikiによると、戦闘破壊が確定したモンスターについては『フィールドに存在するカードとして対象にすることはできない。また、適用される効果は不発となる』というルールがあるらしいので、理屈としては「戦闘破壊が確定したパラサイド自身(テキスト中の『このカード』)に適用される効果なので不発となる」ということなのだと自分は思う -- 名無しさん (2024-02-26 02:15:02) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2020/07/24 Thu 03:48:45 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(b,#e9c14a){(ン…! なんだ…!?このカードは!)} &font(b,#e9c14a){(寄生虫パラサイド…!? 何で知らねーカードがオレのデッキに入ってやがるんだ!?)} &font(b,#008000){ヒョヒョ!どうやらラッキーカードを引いたようだな…!} &font(b,#008000){そのカードは手札に引いたら強制的に場に出てしまうんだよ!} &font(b,#008000){そしてお前の場のモンスターすべてに寄生する!} } 《寄生虫パラサイド》とは、『[[遊戯王]]』に登場する[[昆虫族>昆虫族(遊戯王OCG)]]モンスターである。 かの元全日本チャンプである[[HA☆GA>インセクター羽蛾]]がバトルシティにおいて使用した。 **【概要】 【テキスト(原作版)】 #blockquote(){寄生虫パラサイド 星4/攻500/守300 このカードが手札にある時強制的に場に出る。 自軍のモンスターに寄生する。} 特筆すべきはその恐るべき効果で、手札に加わると強制的に召喚され、自分の場のモンスターに寄生して[[昆虫族>昆虫族(遊戯王OCG)]]に種族を変更する。 寄生されたモンスターはかなりグロテスクな姿になる上に、&bold(){生贄召喚(アドバンス召喚)のためにリリースすることができなくなる}。 この生贄封じ効果は生贄召喚が主流のバトルシティにおいては非常に厄介。《人造人間-サイコ・ショッカー》等の強力なモンスターが出せなくなってしまうのは致命的である。 寄生被害に合ったのは比較的下級モンスターの割合が多い[[城之内>城之内克也]]だったが、仮に上級モンスター祭りの重量デッキを使う[[王様>闇遊戯]]がくらっていた場合、城之内以上の苦戦を強いられていたに違いない。 「カードゲームなのに引いたプレイヤーが不利になるカードっておかしくね?」とか言わない。 **【原作での活躍】 前述の通りバトルシティ編で登場。 インセクター羽蛾の策略により、[[レアカード>ゴキボール(遊戯王OCG)]]を餌に手懐けた少年を利用して城之内のデッキに2枚仕込まれた。 その後のデュエルで城之内がドローしてしまい、強制効果で場に召喚され、寄生能力でモンスターを昆虫族に変えてしまう。 自身を含む生贄封じ能力や《虫除けバリアー》((相手の昆虫族モンスターが攻撃を行えなくなる効果を持つ永続魔法))による妨害で城之内を大いに苦戦させるが、 鋼鉄製のモンスター《[[鋼鉄の騎士 ギア・フリード>鉄の騎士 ギア・フリード(遊戯王)]]》には寄生できずコンボをすり抜けられてしまい、それが羽蛾の敗北に繋がってしまった。 梶木vs城之内戦では城之内が&strike(){うっかり抜き忘れて}使用。 やはり強制的に召喚されてモンスターに寄生した。 幸いにも戦局に大きく影響する前に[[梶木>梶木漁太]]からは「気色悪い」と軽蔑され、《[[激流葬>激流葬(遊戯王OCG)]]》で破壊された。 それ以来再登場しなかったので、今度はちゃんとデッキから抜かれた模様。 だが「対戦相手のデッキにカードを仕込む」という羽蛾の&strike(){卑怯じみた}大胆な戦略におけるインパクトから、彼の使用カードの中でも高い知名度を誇っている。 追記・修正は相手のデッキにパラサイドを仕込んでからお願いします。 #include(テンプレ2) #include(テンプレ3) ところで、この有名なカードはもちろん[[OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]でも収録されている。 流石に原作効果ではほぼディスアドしかない[[意☆味☆不☆明なカード>エクゾディア(遊戯王OCG)]]として使うか、リアルイカサマしてジャッジーないしリアルファイトするためだけのカードになりかねないので、 原作再現を踏まえたいくつかの変更が効果に加えられている。 ちなみに初収録時のレアリティは名誉の&color(gold){ウルトラレア}。 加えて当時はウルトラレア以上ならパラレルレア仕様も漏れなく存在しているため、ゴージャスでふつくしい。 それがコチラ #blockquote(){寄生虫パラサイド 効果モンスター 星2/[[地属性>地属性(遊戯王OCG)]]/[[昆虫族>昆虫族(遊戯王OCG)]]/攻 500/守 300 リバース:このカードを相手のデッキに表向きで混ぜて[[シャッフル]]する。 相手がこのカードをドローした時、このカードは相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚され、相手ライフに1000ポイントダメージを与える。 その後、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターは全て昆虫族となる。} テキストが古いので9期以降((パラサイドの再録は7期にあったきり))の体裁に直してみる。 #blockquote(){(1):このカードがリバースした場合に発動する。 フィールドのこのカードを相手のデッキに表側で加えてシャッフルする。 (2):このカードの(1)の効果でデッキに加わったこのカードをドローした場合に発動する。 このカードを手札から表側守備表示で特殊召喚し、自分は1000ダメージを受ける。 (3):このカードの(2)の効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドのモンスターは全て昆虫族になる。 } &color(green){HA☆GA「ギョェェェェェェェェ!!」} 原作効果からして特殊かつ面倒なカードだったが、OCGではOCGで(実用的な意味でも)めちゃくちゃ使いづらい効果に設定されてしまった。 まず原作を踏まえた強制特殊召喚効果。 このカードが相手の手札から特殊召喚されるまでに辿る過程は3つあるのだが、 (1) このカードが戦闘破壊されずに誘発効果(旧:リバース効果)を発動する (2) 相手のデッキに表側表示で加わり、&bold(){デッキトップに置かずシャッフルされる} (3) 加わったカードを相手が&bold(){自力で}引き当てる と、&bold(){とにかく本命の効果が発動するまでにかかる手間が掛かるし手順が長い。長すぎる。} まずセットしたこのカードを[[リバース>リバースモンスター(遊戯王OCG)]]させる必要がある。 「裏守備にしたヤツを相手に殴らせればいいじゃん」と思うかもしれないが、遊戯王にはリバースモンスター共通ルールとして&bold(){リバースモンスターが効果発動後もフィールドに残らなければならない効果は戦闘破壊されると効果が不発になる}というのがあり、 守備力がたった300しかないコイツは攻撃された時点でほぼ墓地行き確定である。 そのためリバースさせるには他のカードの手を借りるか、1ターンこの弱小カードを守り抜かなければならない。 だが100歩譲って、リバース自体は自力で何とかなる範疇なのでまだマシな方だとしよう。 真の地獄は&bold(){相手のデッキに混ぜた後}。 この《寄生虫パラサイド》、&bold(){ドロー以外の方法では効果が発動できない}事に加え&bold(){デッキトップに置かれずランダム}という制約がかなり痛いのだ。 こちらから意図的に引かせようとしても相手のデッキトップに置くのはおろか、そもそも相手のデッキトップ操作カードなぞ遊戯王において殆ど存在しない。 そのため自分に出来ることと言えば、&bold(){いつデッキトップに来るかも分からない《寄生虫パラサイド》を、相手がドローしてくれるまでお祈りしながら待つ}くらいである。 ちなみにデッキに仕込んだ《寄生虫パラサイド》は常に表側表示なので、&bold(){当然デッキトップにあると相手にも存在がバレる}。 そんなわけでせっかくデッキトップにたどり着いても、相手にサーチやリクルート効果あたりでデッキシャッフルをされてしまってはどうしようもない。 さらにサーチを始めドロー以外で手札に加えられたり、デッキから除去されたり、なんだったら特殊召喚できない効果の適用中にドローされても効果が不発に終わると踏んだり蹴ったり。 なお、不発になった《寄生虫パラサイド》は相手にリバース効果を使用されると&bold(){こちらに戻って来る}。どうしろと。 それでも1000歩譲って、やっとこさ相手が引いて場に出てきたとしよう。 与えられるのは1枚だけのドローロックと1000のショボいバーンダメージと昆虫族にする種族変更だけ。…&bold(){効果発動までの労力と比較して、あまりにも割に合わない。} 種族変更が刺さるデッキなんて全体から見れば少数派な割に、この手の[[おジャマ>おジャマ(遊戯王OCG)]]にありがちな&bold(){多くのデッキに刺さり得る汎用的な妨害効果および結果として妨害する誓約効果すらない}。 そのために相手は特殊召喚された《寄生虫パラサイド》を利用して色々できる訳で、&bold(){むしろ敵に塩を送っていることになりかねない。}これじゃドローロックの意味がほぼないじゃないか…。 実際、召喚権を使わずに自動的に特殊召喚してくれるのは現代の価値観からするとむしろありがたいのだ。これで使いものになるかはともかく、いっそ召喚権を強制的に使わせる効果ならせめて「イラッ」とさせるくらいは出来ただろうに…。 それでも後から新ルールとして追加されたS召喚やらX召喚やらL召喚やらetcが行えるのはまぁ仕方ないにしても、 &bold(){原作にすらあった寄生体含めた生け贄召喚(アドバンス召喚)に使用できない制約はどこいった}。 そもそも種族変更なら《DNA改造手術》で十分だし((実際、羽蛾はドーマ編での遊戯戦で「DNA改造手術」と「虫除けバリアー」のコンボを披露している))、1000バーン与えるにしてもそこら辺のバーンカードの方がずっと早いし強い…… おまけに公式戦だとお互いに《寄生虫パラサイド》の位置が確認できないように混ぜ込む時にはスリーブのサイズが相手と同じになるよう変えたり、デッキの枚数を確認する時にはジャッジにやらせたり…… しかも、''シャッフルした時偶然デッキの一番上に来る可能性を排除してはいけない''ので、目を閉じてシャッフルしたり、止めるタイミングを相手やジャッジに任せたりしなければならないことも。 もう相手からしてもめんどくさい。&s(){嫌がらせにはなるからこれが唯一の利用法ではないだろうか} ちなみに同じパックに収録されたウルトラレア以上のカードの中には《[[人造人間-サイコ・ショッカー]]》がいる。 つまりパックから引いてしまうと…… [[「ギョェェェェェェェェ!!」>カスレア]] ちなみに再録時は勿論&bold(){一度レアになった後ノーマルまで格下げ}されている。 ウルトラレアで一緒に初収録されていた《&ruby(チェーン・デストラクション){連鎖破壊}》も同じ経緯を辿っているから寂しくはないだろう、多分。 ……とまぁ使いにく過ぎるカードなのだが侮るなかれ。何とこのカードにはテーマすら持たない単体のモンスターとしては珍しく、専用のサポートカードが存在するのだ。 こんなカードのサポートを貰えるあたり、流石は人気者のHA☆GAである。 &bold(){もっとも使い物になるかは話が別だが}。 #blockquote(){穿孔虫 効果モンスター 星2/地属性/昆虫族/攻1100/守 200 このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、自分のデッキに存在する自分の「寄生虫パラサイド」1枚をデッキの一番上に置く事ができる。} 《寄生虫パラサイド》専用のサーチカードで、相手に戦闘ダメージを与えることで&bold(){自分の}デッキトップに&bold(){任意で}《寄生虫パラサイド》を仕込むことができる。&bold(){自分のデッキトップに持って来てどうする}。 いかんせんコイツの攻撃力自体も低くて頼り無く、サーチなら直接手札に持って来れる《[[クリッター>クリッター/黒き森のウィッチ(遊戯王OCG)]]》なんかの方がよっぽど早くて便利である。 それならばと相手に送り付けて効果を使わせようにも、&bold(){デッキトップサーチ効果は任意なので相手が使ってくれるはずがなく}、そもそも&bold(){自分の}と指定されているため、ルール上&bold(){相手のデッキに仕込んだ自分の(=相手からすると相手の)表側表示の《寄生虫パラサイド》は《穿孔虫》でサーチできない}という2重の罠が待ち受けている始末。 これでも本体丸ごと産廃と断じれるわけではなく、星2モンスターとしては攻撃力が比較的高いので、低レベル昆虫族アタッカーというかなりニッチな需要があればワンチャンあるが、 効果の方はあまりにもちぐはぐすぎて完全な産廃と化している…… しかしその3年後。《寄生虫パラサイド》の身を案じたKONAMIは新たなカードを送り出した。 #blockquote(){翡翠の蟲笛 通常魔法 相手プレイヤーはデッキから昆虫族モンスター1体を選択し、デッキをシャッフルした後そのカードをデッキの一番上に置く。} ほぼ唯一と言っていい程に少ない、「相手のデッキトップに特定のカードを置かせる」という明らかに《寄生虫パラサイド》を意識した魔法カード。事実上の《寄生虫パラサイド》専用カードと言い切っていい。 だが、よりによって《寄生虫パラサイド》指定ではなく&bold(){昆虫族というのはあまりにも範囲が広すぎる}。いくら登場当時の環境にはほぼ昆虫族がいなかったからって…。 それでいて当時と言えど《寄生虫パラサイド》本体がこの体たらくならどうしようもない、コンボ先だった「インセクト・プリンセス」も割とどうしようもない[[カスレア]]だし。 今となっては大抵の場合でデッキトップに汎用昆虫族の《[[増殖するG]]》を置かれて終いだろう。 他にも昆虫族がメインにいる[[蟲惑魔>蟲惑魔(遊戯王OCG)]]、&ruby(インゼクター){[[甲虫装機>甲虫装機(遊戯王OCG)]]}、[[&ruby(ビー・フォース){B・F}>B・F(遊戯王OCG)]]辺りが相手だと敵の手助けをしてしまう困ったカード。 一時は《[[レベル・スティーラー>レベル・スティーラー(遊戯王OCG)]]》とライトロードを組み合わせた友情コンボを相手に成立させる接待カードと一部では言われる始末。 それを逆手に取ってドローロックを仕掛けたり徴兵令で奪うという方法も無いわけではないが、だったら最初からその手のドローロックカードを使えば済む話。 徴兵令で特殊召喚しても効果を使えないことが多いのでやはり使いづらい。 &s(){原作よろしくデッキを盗んで《増殖するG》を抜き《コカローチ・ナイト》(セルフデッキロックの正真正銘の意☆味☆不☆明カード)を仕込むような卑怯な手が使えるならドローロックとして成立するが…} というかこれらのカードがあったとしても、&bold(){《寄生虫パラサイド》を相手のデッキに仕込む作業自体は結局自分がやらなければならない}し、&bold(){そもそもリターンに見合わない効果}という最大級の欠陥がある。 古いカード故に仕方がない部分もあるが、流石にこれらのカードを採用できるのは重度の羽蛾ファンくらいだろう。 しかしカードプールが広がった結果、メリットのあるコンボも見出される様になっている。 その一つとして《洗脳解除》でコントロールを即座に戻すことで相手にダメージを与えつつ相手のリソースに使われない様にすることが可能である。 《聖なる魔術師》と共に《サブテラーマリス・バレスアッシュ》でセット、リバースを繰り返し、《翡翠の虫笛》でデッキトップに固定し続けることでドローロックに使える様になる。 **【アニメでの活躍】 当然ながら[[DM>遊戯王デュエルモンスターズ]]においても羽蛾が使用する。 原作と同じく城之内のデッキに仕込まれるのだが、中途半端に原作の展開とOCGを混ぜてしまったが為にかなりカオスな事になっている。 何をトチ狂ったのか&bold(){相手のデッキに直接仕込んでも意味が無いOCG版の効果をベースとして登場させられてしまい}、機能させるためにアニメオリジナルの&strike(){ピンポイント過ぎる}サポートカード《寄生虫の暴走》の効果で特殊召喚された。 これが&strike(){ピンポイント過ぎる}&bold(){サポートカード《寄生虫の暴走》}の効果だ! #blockquote(){寄生虫の暴走 永続魔法 相手デッキの「寄生虫パラサイド」を相手の場に表向き攻撃表示で特殊召喚する。 場にいるモンスター、召喚されるモンスターに寄生虫トークンを装備魔法カード扱いで取り付ける。 寄生されたモンスターは昆虫族となり生贄にすることはできない。 「寄生虫パラサイド」と「寄生虫の暴走」が場に有る限りこの効果は持続する。} ギア・フリードがOCG版の効果で登場していたので、その辻褄合わせのために、&bold(){モンスタートークンを装備カード扱いで生成してモンスターゾーンを介さず複数のモンスターに装備する(ギア・フリードに対しては強制装備させられたトークンを自身の効果で破壊したため無効)}という凄まじく複雑な効果をあてがわれていた。当時のアニオリテキストな為か「寄生」「取り付ける」と言った今では見られない用語がある。また、トークンカードの体裁がまだ存在していない時期の為、トークンが盤面に表示されなかったり、《寄生虫パラサイド》が魔法&罠カードゾーンに置かれているシーンがある。 原作同様に寄生効果で城之内を苦しめたり、原作にはないサイコロコンボで&bold(){究極完全体グレート・モスを戦闘破壊する}など謎の活躍もしていた。生贄にできない効果でOCG版の「[[漆黒の豹戦士パンサーウォリアー>漆黒の豹戦士パンサーウォリアー(遊戯王)]]」の攻撃宣言も封じた&strike(){(つ虫よけバリアー)}。羽蛾戦では&bold(){効果テキストが原作のまま}になっていた。 梶木戦では完全にOCG効果となって登場し、アニメ内では珍しいセットが行われた。 が、攻撃力800の魚によって普通に戦闘破壊された(このときリバース関連の補足説明もなされた)。 **【[[遊戯王デュエルリンクス]]】 #center(){&color(green){「遊戯くん……僕はずーっとパラサイドを忍び込ませる戦略を考えていたんだ……」}} #center(){&color(green){「でもなかなか見つからなくて……」}} #center(){&color(green){「でもようやく見つけたよ……」}} #center(){&sizex(5){&bold(){&color(green){「こうすればよかったんだ!」}}}} デジタルverの遊戯王ことリンクスでも当然のように登場。…だが相変わらず使い物にならないのは変わらない。 が、注目すべきはそこではない。 なんと原作再現を踏まえた&bold(){デュエル開始時に相手のデッキに発動条件を満たした《寄生虫パラサイド》を仕込む羽蛾専用スキル}「&color(green){フライング寄生}」が存在する。 しかもネタスキルと思いきや&bold(){普通に強い}。 何せ面倒なリバース云々の過程をすっ飛ばして《寄生虫パラサイド》を仕込めるだけでなく、デッキ枚数の少ないリンクスでは単純に相手がドローする確率も高いのである。 ローリスクでドローロックが成立する時点でもなかなかだが、それ以外も悪くはなく1000バーンも初期LP4000の環境では脅威になりうるし、種族変更効果も意外とウザイため、&strike(){スキルとして使う場合なら}OCGよりも格段に使い勝手が良い。 このスキルを主軸に、《[[溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム>溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム(遊戯王OCG)]]》や《[[アマゾネスの剣士>アマゾネス(遊戯王OCG)]]》等を取り入れた【ロックバーン】等の害悪デッキを作ることが可能。 何よりその害悪さから&bold(){このスキルは2度も修正されている}。((1度目は相手のデッキに仕込める枚数が1〜3枚のランダムから1〜2枚のランダムに減少、2度目は自分のデッキに昆虫族モンスターが4種類以上存在するデッキを設定してデュエルを開始した場合のみ適用される、という条件の追加。)) これにより若干使いづらくなったが、それでも特化すれば普通に使いこなせるので、羽蛾ファンはこのスキルの取得と専用構築を検討してみてはいかがだろうか。 &s(){正規の方法でやれとか言うな。} ちなみに1度目の修正の際の公式の説明がこれ↓ 「&bold(){「フライング寄生」はインセクター羽蛾の“勝つためには手段を選ばない性格”をよく再現しているスキルですが原作では2枚の寄生虫《寄生虫パラサイド》を仕組んだだけでも城之内を苦しめたことからも現状の3枚では数が多すぎるであろうと判断し寄生枚数の上限を減らすこととします}」 ……妙に具体的過ぎるのがネタになった。 一応フォローしておけば、妙に情緒的というかセンシティブ(?)な公式の説明は[[リンクスではよくあること>遊戯王ではよくあること]]。別に羽蛾イジりがメインでこんなわけではない、多分。 余談だが羽蛾が城之内のデッキに2枚カードを仕込んだのは原作通りだが、2枚とも《寄生虫パラサイド》だと明言されたのはこの時が初めてである。 またNPCの固定デッキの1つ、【ダメージ特化】にも採用されている。 しかし《寄生虫パラサイド》を活かす手段は一切存在しないので、大抵の場合戦闘破壊されるのがオチ。 NPCが高らかに「モンスター効果発動!」と宣言する際に《寄生虫パラサイド》がパリーンと破壊されてなにもせず墓地にいく様はちょっとシュール。 **【余談】 イラストでは人間の顔から皮膚を突き破って寄生虫の触手が飛び出している。グロテスクなため、海外では修正されて寄生虫のみのイラストに置き換えられている。 #openclose(show=新たな"寄生虫"){ #areaedit() #blockquote(){寄生虫パラノイド 効果モンスター 星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 300 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 このカードを手札から装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。 装備モンスターは種族が昆虫族になり、昆虫族モンスターを攻撃できず、昆虫族モンスターを対象として発動した装備モンスターの効果は無効化される。 この効果は相手ターンでも発動できる。 (2):装備カード扱いのこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。 手札からレベル7以上の昆虫族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。} レジェンドデュエリスト編2で登場した、まさかのリメイクモンスター。 (1)の効果によりフリーチェーンで自分の手札から相手モンスターの装備カードになることができ、 昆虫族専用の《デモンズ・チェーン》のようにして扱うことができる。装備カードになる性質上《超進化の繭》との相性は抜群。 昆虫族変更効果も[[女王様>インセクト女王(遊戯王OCG)]]の攻撃力アップに繋がるので便利。 (2)の効果も強力で、手札から最上級昆虫族モンスターを特殊召喚できる。 装備さえできていればいかなる方法で墓地に送られた場合でも発動でき、また召喚条件を無視するので《[[究極完全体・グレート・モス>究極完全態・グレート・モス(遊戯王OCG)]]》をいきなり出す芸当も可能。 《超進化の繭》とうまく併用することで、羽蛾のエースモンスターを同時に召喚可能など、羽蛾ファンにも嬉しい仕上がりになっている。 #areaedit(end) } 追記・修正は相手にパラサイドを引かせてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - アンデッドをアンデットにしたりパラサイトをパラサイドにしたり。なんかこだわりでも、あったんかね? -- 名無しさん (2020-07-24 04:30:03) - ↑でもそのままだと「寄生虫寄生虫」になってしまうよ -- 名無しさん (2020-07-24 07:31:04) - ペガサス・・・これ作った時期スランプだったのかな -- 名無しさん (2020-07-24 07:40:14) - コイツの再録は一発ノーマルへ格下げじゃなくて一回目はレアに格下げで二回目以降ノーマル…って感じで段階踏んでたりする(連鎖破壊も同様) -- 名無しさん (2020-07-24 07:54:50) - こいつに限らずこいつが初収録されてたパックは回りくどい効果持ってるのが多すぎる -- 名無しさん (2020-07-24 08:06:40) - OCGはまだ分からなくも無いが、原作は何があったってレベルで使い道が思い付かん -- 名無しさん (2020-07-24 08:09:01) - OCG黎明期にこんな複雑なカードよく出せたなって。 -- 名無しさん (2020-07-24 08:20:22) - むしろ黎明期だからこそこんなカードが出せたのかもしれない -- 名無しさん (2020-07-24 11:12:32) - 寄生虫の暴走は(おそらく)モンスターゾーンにいるのに装備カード、しかも一度に複数のモンスターに装備するとか言う複雑過ぎて変な笑いが出るカード。 -- 名無しさん (2020-07-24 11:25:41) - リンクスでは逆にガチスキルで面白かった、翡翠の蟲笛(HAGAのボイス付き!)も採用レベルだったし蟲笛メタに4つ星てんとう虫をデッキ投入したりと悩まされた -- 名無しさん (2020-07-24 12:41:31) - スキルの修正2回されてなかったかな -- 名無しさん (2020-07-24 13:43:15) - 複雑で独特な効果 -- 名無しさん (2020-07-24 14:31:17) - パラサイトフュージョナーもリメイクでは -- 名無しさん (2020-07-24 15:09:21) - ↑寄生虫モチーフ以外一切被ってないからなぁ。アニメ効果の装備カード化が辛うじて同じくパラサイドのアニメ効果に被ってるぐらい?な関係性だから -- 名無しさん (2020-07-24 16:13:36) - クリスマスに1箱買ってもらって出た唯一のウルトラがこいつだった絶望・・・ -- 名無しさん (2020-07-24 18:56:32) - ベテランデュエリストの中にはパックの中のキラキラにワクワクしながらみてみたらグロ画像だった絶望を覚えているものも多いだろう… -- 名無しさん (2020-07-25 01:51:20) - 原作版のパラサイドは決まれば強力なんだから専用サポートカードが別で存在するのか(正攻法で相手デッキに仕込めるけど羽賀はコンボの手間を嫌った)、それともリアルOCGの《闇の芸術家》みたいな雑魚の上にデメリットを背負ったネタカードのどっちなんだろうな -- 名無しさん (2020-07-25 01:55:32) - 原作バトルシティの世界観で「モンスター召喚のための生贄にできない」は現代の俺らの感覚だと「特殊召喚できない」に近いレベルの強力な縛りになるよな。強力なモンスターの展開ができないから低レベルモンスターを補強するタイプのデッキ以外にはだいたい刺さりそう。原作パラサイトは相手に送り付けるサポートがあると考えたほうがつじつまが合いそう。素引きしたときのリスクが怖いが。 -- 名無しさん (2020-07-25 15:09:27) - 『リメイク』という名の強化を施されたカード。 -- 名無しさん (2021-05-19 13:06:59) - 原作で使い道がわからんと言うけど、昆虫族統一デッキに、強力な効果持ちの昆虫族以外のモンスターも入れられる、と考えると有用性はあるかも。恐らく、昆虫族のモンスターには寄生しない(+生贄にもできる)気がするし・・・ -- 名無しさん (2021-05-19 13:47:16) - 原作効果なら強制転移やらでの擦り付けが割と強く働きそうだったのだがな…アドバンス召喚の為のリリース出来ないし。 -- 名無しさん (2021-10-21 01:38:18) - 当時基準でも戦闘破壊されても効果が使えて相手のデッキトップに置かれて生贄にできないくらいあっても全然許されそう -- 名無しさん (2022-08-15 06:21:48) - ちょっと調べたらサブテラーマリス・バレスアッシュと洗脳解除と聖なる魔術師と翡翠の蟲笛で無限にパラサイドを送りつけてドローロックかけるコンボあって笑った。相手が昆虫族採用してたら終わるけど地味にウザいなこれw -- 名無しさん (2022-08-15 08:53:54) - 最近は某オベリスクの巨神兵系Youtuberがウォークライと一緒に推しまくってる印象しかないw -- 名無しさん (2022-09-30 18:00:11) - レガシー産のSRという意味★不明な入手難易度!運があればロイヤルパラサイド入手できるぞ! -- 名無しさん (2022-12-12 19:55:11) - 昔これがあたって絶望した -- 名無しさん (2023-03-06 22:05:49) - 今日こいつのウルパラ買ったけどめっちゃ美しくて震えてる。 -- 人造人間使い (2023-04-16 19:53:08) - 昔から疑問なんだけどなんでこいつとかブレインジャッカーは戦闘破壊されると不発になるんだろう?効果発動時にフィールド上の自分を対象に発動してるから戦闘破壊されると効果対象がいなくなるとかそういう扱い? -- 名無しさん (2023-07-07 17:07:05) - ↑「戦闘破壊が確定」してるので墓地へ行くルール処理が優先されて寄生できない。カオスポッドとかと同じ扱い。 -- 名無しさん (2023-07-07 17:13:27) - ↑へー。じゃあ、人喰い虫とかはなんで戦闘破壊されても発動可能なの? -- 名無しさん (2023-07-18 12:05:31) - ↑パラサイドの場合は効果処理すると場を離れてデッキに行くから「戦闘破壊されてモンスターゾーンから墓地に行く」って処理が出来なくなる。人喰い虫の場合は効果を発動しても他のモンスターが破壊されるだけで人喰い虫自身は場を離れないから効果処理が終わった後で「戦闘破壊されてモンスターゾーンから墓地へ行く」って処理が出来る。(人喰い虫の場合は本来なら自分も破壊対象に出来るけど、戦闘破壊される場合はパラサイドと同じ理屈で自分を選べなくなる) -- 名無しさん (2023-07-18 12:40:11) - 某医学会における穿孔虫の治療で「自分のパラサイドを相手に送りつけてから表側にして自分のデッキにパラサイドを仕込ませ、それを穿孔虫でデッキトップに持って来てからドローし、パラサイドの効果で昆虫族になったテレホン×2を対空砲花で射出&バーン→蘇生のループを決める」とかなっててダメだった。確かに穿孔虫は「自分のパラサイド」をデッキトップに持って来る効果だからこうするのが最も適切とは言えこれパラサイド本来の動きじゃねーよなぁw -- 名無しさん (2023-10-22 14:22:26) - 寄生虫の暴走…こりゃ難しいわな。(生成したトークンを特殊召喚を介さず装備魔法として直接装備させる処理的な意味で) -- 名無しさん (2024-02-09 20:19:58) - ↑でリバース効果が発動できるかどうかについて「戦闘破壊されてモンスターゾーンから墓地へ行く」って処理が出来るかどうか、ってあるけど、それだとサイバーポッドの裁定と矛盾するんじゃない?こっちだと、自身の効果での破壊が優先されてそもそも「戦闘破壊された」という扱い自体にならないんだとか。↑の理屈だと全モンスターを破壊するけどサイバーポッド自身だけは「戦闘破壊された」扱いにならないとまずいのでは? -- 名無しさん (2024-02-26 02:05:57) - 続き:Wikiによると、戦闘破壊が確定したモンスターについては『フィールドに存在するカードとして対象にすることはできない。また、適用される効果は不発となる』というルールがあるらしいので、理屈としては「戦闘破壊が確定したパラサイド自身(テキスト中の『このカード』)に適用される効果なので不発となる」ということなのだと自分は思う -- 名無しさん (2024-02-26 02:15:02) #comment #areaedit(end) }

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