新田義貞(逃げ上手の若君)

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&font(#6495ED){登録日}:2023/07/18 Wed 19:01:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#B1063A,b){…まあいい 二千も来れば俺には充分!} &sizex(6){&font(#B1063A,b){鎌倉攻めにもはや迷いなし!続け者共!}}} &font(#B1063A,b){&ruby(にった){新田}&ruby(よしさだ){義貞}}とは、足利尊氏と並んで南北朝時代を代表する武将の1人。 本項目では、史実を元に創作されている漫画作品『[[逃げ上手の若君]]』におけるキャラクターとしての新田義貞を扱う。 *【データ】 ---- |>|レアリティ&br()(1335年)|☆☆☆☆☆|&font(#FFD700,b){UR}| |>|能力|>|南北朝適正| |武力|&font(red,b){91}|蛮性|&font(red,b){99}| |知力|&bold(){&color(blue){?}}|忠義|67| |政治|35|混沌|41| |統率|&font(red,b){97}|革新|34| |魅力|58|逃隠|&bold(){73}| #openclose(show=※ステータスの詳細){ ・レアリティ:その年代における人物の重要度。なのでステータス数値とレアリティが比例しない場合もある。 ・能力面 武力:刀、[[弓]]、馬術などの個人戦闘力 知力:知識、機転、戦略などの総合力 政治:内政、調略、権力争いを制する力 統率:政治体制や味方の軍をまとめる力 魅力:善悪に拘らず人を引き寄せる力 ・南北朝適正 蛮性:荒々しい時代を戦い抜く生命力 忠義:高すぎるか低すぎる時に力となる能力値 混沌:次々に変わる環境、状況への適応力 革新:古きに拘らず新しい世界を作る意思や発想力 逃隠:人の眼が行き渡らない時代に適応する能力 } ・&bold(){技能:武芸百般(甲)} 剣術・弓術・馬術の複合技能 ・&bold(){技能:疾風怒涛} 平地での武力20%上昇 ・&bold(){技能:戦場のクエスチョン} ?マークがはっきり見えているほど武力上昇、知力下降(完全ランダム) ・&bold(){固有武器:源氏重代太刀「&ruby(おにきり){鬼切}」} 矢弾防御40%上昇 *【概要】 ---- 後醍醐天皇の味方をし、[[足利尊氏>足利尊氏(逃げ上手の若君)]]と共に鎌倉幕府倒幕に力を尽くした東国武士。 尊氏、[[楠木正成>楠木正成(逃げ上手の若君)]]に並ぶ南北朝の花形武将であり、鎌倉攻めの際は自ら全軍の先頭に立って鎌倉を攻め滅ぼした張本人の1人である。 風貌はちょっと浅黒い肌にギザギザのあご髭が特徴のワイルド系[[イケメン]]。ちなみに分家の岩松家も浅黒い肌なので、肌の色は一族の特徴なのだと推察される。 郎党からは&bold(){「覇気に満ち顔も精悍な武士の鑑」}と太鼓判を押されている。 #center(){#bold(){&sizex(2){「けど…」} &sizex(2){「……なあ?」} &sizex(2){「うん…」} &sizex(2){「頭の横に見えるよな常に何か」} &sizex(5){「どうしてだろう」} &sizex(5){「なんとなく…何もわかっていないような気がするのは」} &sizex(7){&font(#B1063A){?}} }} しかしその実態は、&bold(){頭の横に「[[?]]」マークが物理的に具現化する}%%脳筋%%天然キャラ。 なお、この「?」は&bold(){&font(red){実際に頭の横に浮かんでいる}}ようで劇中人物たちにも視認可能。コマや吹き出しに隠されていてわかりづらいが、&bold(){常時「?」は浮かんでいる。} 新田が登場する度にあの手この手で?マークが隠されているため、?マークの扱いはさながらウォーリーを探せのソレ。 花形武将ではあるのだが幕府が第1話であっさり滅んだ本作での出番は遅く、連載1周年目での回想が初登場となった。 おまけに主人公が[[北条時行>北条時行(逃げ上手の若君)]]故にあまり登場回数や主人公と交流する機会に恵まれず、&bold(){「存在感は凄まじいのに中々スポットライトが当たらない哀しい人物」}みたいな独特のポジションになってしまったキャラクター。 作中でも新田の一族は不遇であり、佐々木魅摩には&font(#66cdaa,#ff1493,b){「盆暗」}と小馬鹿にされている。 マーキング・パターンは&bold(){「新田一つ引に戦、百合」}。 *【人物】 ---- 一人称は&font(#B1063A,b){「俺」}。 鎌倉攻めに際しても尊氏の動向がわからず、ほとんどのコマで「?」を浮かべていたものの、天狗衆の報せによって援軍が来ると即座に迷いを捨てて攻め入るなど性格は豪胆にして豪放磊落。 鎌倉陥落後の新政には加われず、郎党と共に不遇を囲っているが本人は&font(#B1063A,b){「心配無い。敵に回れば打ち倒すだけのこと!」}とさして気にしておらず大らかで気風の良い性格であることが窺える。 ……のだが、やはり「?」が浮かんでいるため&bold(){「何もわかっていないだけでは?」と郎党たちからも訝しがられている}。 また天然キャラぶりは戦場でも表れており、鎌倉攻めの際は進軍を邪魔する海に目がけて&font(#B1063A,b){「この刀あげるから浅くなれ」}と唐突にのたまい刀をダメ元感覚で適当に放り投げて&font(#B1063A,b){「…ダメか」}と発言したため、郎党達からは&bold(){「何がしたいのバカ殿!?」}と総ツッコミされた。 そういった点を含めて郎党たちから直接バカ殿呼ばわりされている始末だが、当人は&bold(){&color(red){自分がそのバカ殿であると認識していない。}} 一応海が引いたのを見た部下からは&bold(){「バカ殿やるぅ!」}と評されているため、割と軽口に近い感覚でバカ殿呼ばわりされている様子。 実際京都で尊氏の手下みたいな扱いされている事に対し、郎党達は&bold(){「鎌倉を陥とした殿の功績はあの尊氏より上なのですぞ!」}と愚痴っている辺り、郎党にはきっちり慕われている。 とはいえ流石に湊川の戦いで尊氏が繰り出した「新たな天皇の擁立」という奇策により生まれた2枚目の錦の御旗を目の前にすると困惑しきっていた。 *【能力】 ---- バカ呼ばわりされている上に常に?マークが浮かんでいるため凄まじくシュールだが実力は本物。 11巻現在で、 ・&bold(){武力値及び統率値:2位} ・&bold(){蛮性値:ぶっちぎりの1位} と&bold(){&color(red){あまりにも戦闘に特化した尖った高ステータス}}が特徴。 その勇猛さと豪胆さ、二刀を駆使して矢の雨を悉く斬り落としたという武勇は郎党からの信頼も厚い。 何気に弓の達人[[小笠原貞宗>小笠原貞宗(逃げ上手の若君)]]が放った本気の射撃を真正面から刀で切り払って迎撃した現状唯一のキャラであったりもする。 1336年の尊氏の反乱の際には尊氏軍目がけ二刀を駆使しながら果敢に突撃し、無双ゲーの如く足利の軍勢を薙ぎ払い蹂躙。 師直も&font(b,#000000,#cc66ff){「勢いに乗せると手が付けられない」}とその武勇を危険視したほどである。 しかし敵を蹂躙しながら尊氏に対し投げかけた言葉が&font(#B1063A,b){「決着をつけよう尊氏!どっちが偉くて強いのか!!」}だったため&bold(){アホっぽさに拍車がかかった。}((この時、飛び散る血飛沫が巨大な「?」になっていた)) だが、戦略・軍略にはあまり長けてはいないのか、湊川の戦いでは尊氏軍の見え見えの陽動作戦にあっさり釣られる姿も見せており、正成の弟からは&bold(){「あーもう新田のアホ!」}とキレられていた。 一応 ・鎌倉攻めの際は天狗衆の知らせを受けるまで自軍の戦力を冷静に見て攻めるか否かギリギリまで思案する ・湊川の戦い敗戦後の戦いでは、貞宗の弓術を防いで&font(#B1063A,b){「あの弓は俺以外防げない」}と判断し、自軍の損害が増えるのを忌み冷静に退却する といった場面はあるので、&bold(){大局的な視野は苦手な反面個人の武勇に限れば非常に優秀なタイプ}なのをうかがわせる。 *【余談】 ---- 海目がけて刀を放り投げるシーンの元ネタは新田義貞の代表的エピソード&bold(){「稲村ヶ崎伝説」}。 鎌倉攻めの際、義貞は稲村ヶ崎から海を渡って通るルートで奇襲をかけようとしたが海が深くて渡れなかった。 そこで義貞は海に黄金の太刀を投げ入れて龍神に祈願するとたちまち潮が引いて進軍できるようになった……というもの。 しかし本作では&font(#ff0000,b){神秘性もへったくれもない}天然バカ殿ムーブの逸話として昇華された。 ちなみに[[関東庇番>関東庇番(逃げ上手の若君)]]に属する岩松兄弟は分家だが、作中でも言われている通り新田を見限って義貞の下を去っている。 追記修正よろしくお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,9) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 建て主さん分割提案しました?個人的には本作ではまだ出番の多くないキャラですし、(もう少しで描かれるであろう)彼の結末まで待ってから建てた方が良いと思ったんですが… -- 名無しさん (2023-07-19 20:10:17) - 分割提案は忘れていました。元項目がかなり文量あるのと、登場から時間もそれなりにありステ―タスもあるしで分けて内容を盛れば問題ないかなと思ってました。 -- 名無しさん (2023-07-19 20:15:42) - 武力への信頼はすさまじいが、鎌倉統治に失敗しただの盆暗だから郎党も苦労するだの、あげくにはっきりと馬鹿呼ばわりされるだの、たぶん同作者の三作の登場人物で一番頭が悪い疑惑さえある。 -- 名無しさん (2023-07-19 20:48:22) - 歴史に名高い新田義貞と言われるけども後半の活躍が地味なのはまあ認めざるをえない -- 名無しさん (2023-07-20 01:36:16) - 群馬は有名な武将ほとんどいないんだもん・・・全国区なのはほんとに新田だけっていう -- 名無しさん (2023-07-20 15:01:15) - 尊氏や後醍醐以上にライブ感に身を任せている男 -- 名無しさん (2023-07-20 16:07:51) - ↑2 実は最期を迎える直前は越前をほぼ制圧していた。言われるほど無能でも考えなしでもないんだけど、当人と上司の運とカリスマが微妙に低かったのが致命的だった。 -- (2023-07-21 21:09:56) - 信長の野望だと多分武力だけ100超えで後は壊滅的ってステータスになりそう -- 名無しさん (2024-07-06 20:38:45) - 一応史実だと戦争の巻き添え食らったお寺を再興する為に自腹切ったりしてるから・・・武蔵国分寺って言うんですけど(´・ω・`) -- 名無しさん (2024-08-02 18:39:15) - 主人公の直接的な仇なのに全然絡まないまま何か死んでる…史実だから仕方ないね -- 名無しさん (2024-09-16 17:45:17) - 馬鹿キャラではあるが馬鹿だからこそ常識に囚われず真理を付くタイプだったんだな。場面が場面で無ければ形無しになるが南北朝においては正気に戻るためには重要なのかもしれん…けど乱世になりうる思想ではあるからやはり厄介な奴には違いないか -- 名無しさん (2024-09-16 18:52:08) - 明らかに自分の家より偉くて強くなった足利を倒すことを目標にしたり、北陸に渡った時も後醍醐の皇子をトップにして王朝擁立しようと目論んでいたり「下剋上」と「独立統治」という戦国武将の先駆けみたいなことやってたからな。越前平定しかけてたし、事故みたいな死に方しなけりゃ実は歴史変えてたんじゃないかってくらいの勢いはあった -- 名無しさん (2024-09-17 14:03:44) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2023/07/18 Wed 19:01:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#B1063A,b){…まあいい 二千も来れば俺には充分!} &sizex(6){&font(#B1063A,b){鎌倉攻めにもはや迷いなし!続け者共!}}} &font(#B1063A,b){&ruby(にった){新田}&ruby(よしさだ){義貞}}とは、足利尊氏と並んで南北朝時代を代表する武将の1人。 本項目では、史実を元に創作されている漫画作品『[[逃げ上手の若君]]』におけるキャラクターとしての新田義貞を扱う。 *【データ】 ---- |>|レアリティ&br()(1335年)|☆☆☆☆☆|&font(#FFD700,b){UR}| |>|能力|>|南北朝適正| |武力|&font(red,b){91}|蛮性|&font(red,b){99}| |知力|&bold(){&color(blue){?}}|忠義|67| |政治|35|混沌|41| |統率|&font(red,b){97}|革新|34| |魅力|58|逃隠|&bold(){73}| #openclose(show=※ステータスの詳細){ ・レアリティ:その年代における人物の重要度。なのでステータス数値とレアリティが比例しない場合もある。 ・能力面 武力:刀、[[弓]]、馬術などの個人戦闘力 知力:知識、機転、戦略などの総合力 政治:内政、調略、権力争いを制する力 統率:政治体制や味方の軍をまとめる力 魅力:善悪に拘らず人を引き寄せる力 ・南北朝適正 蛮性:荒々しい時代を戦い抜く生命力 忠義:高すぎるか低すぎる時に力となる能力値 混沌:次々に変わる環境、状況への適応力 革新:古きに拘らず新しい世界を作る意思や発想力 逃隠:人の眼が行き渡らない時代に適応する能力 } ・&bold(){技能:武芸百般(甲)} 剣術・弓術・馬術の複合技能 ・&bold(){技能:疾風怒涛} 平地での武力20%上昇 ・&bold(){技能:戦場のクエスチョン} ?マークがはっきり見えているほど武力上昇、知力下降(完全ランダム) ・&bold(){固有武器:源氏重代太刀「&ruby(おにきり){鬼切}」} 矢弾防御40%上昇 **脳を破壊された新田義貞 |>|レアリティ&br()(1338年)|☆☆☆☆☆|&font(#FFD700,b){UR}| |>|能力|>|南北朝適正| |武力|&font(#FFD700,b){250}|蛮性|&bold(){&color(blue){?}}| |知力|&bold(){&color(blue){?}}|忠義|&bold(){&color(blue){?}}| |政治|&bold(){&color(blue){?}}|混沌|&bold(){&color(blue){?}}| |統率|&bold(){&color(blue){?}}|革新|&bold(){&color(blue){?}}| |魅力|&bold(){&color(blue){?}}|逃隠|&bold(){&color(blue){?}}| ・&bold(){技能:&ruby(にわとり){鶏}の闘魂} 頭部攻撃か首刎ねで死亡した時に発動 脊髄回路と全身の神経だけで思考し、行動できる 上記のステータスになり、盲目状態になり、8回行動でき、1ターン後に完全死亡 ・&bold(){固有武器:源氏重代太刀「&ruby(おにきり){鬼切}」} 武力50%上昇 ・&bold(){固有武器:&ruby(おにまる){鬼丸}(偽)} 鎌倉の蔵に適当にあった刀を某諏訪頼重がすり替えた。武力1%上昇 一回の攻撃につき、0.05%の確率でロストする *【概要】 ---- 後醍醐天皇の味方をし、[[足利尊氏>足利尊氏(逃げ上手の若君)]]と共に鎌倉幕府倒幕に力を尽くした東国武士。 尊氏、[[楠木正成>楠木正成(逃げ上手の若君)]]に並ぶ南北朝の花形武将であり、鎌倉攻めの際は自ら全軍の先頭に立って鎌倉を攻め滅ぼした張本人の1人である。 風貌はちょっと浅黒い肌にギザギザのあご髭が特徴のワイルド系[[イケメン]]。ちなみに分家の岩松家も浅黒い肌なので、肌の色は一族の特徴なのだと推察される。 郎党からは&bold(){「覇気に満ち顔も精悍な武士の鑑」}と太鼓判を押されている。 #center(){#bold(){&sizex(2){「けど…」} &sizex(2){「……なあ?」} &sizex(2){「うん…」} &sizex(2){「頭の横に見えるよな常に何か」} &sizex(5){「どうしてだろう」} &sizex(5){「なんとなく…何もわかっていないような気がするのは」} &sizex(7){&font(#B1063A){?}} }} しかしその実態は、&bold(){頭の横に「[[?]]」マークが物理的に具現化する}%%脳筋%%天然キャラ。 なお、この「?」は&bold(){&font(red){実際に頭の横に浮かんでいる}}ようで劇中人物たちにも視認可能。コマや吹き出しに隠されていてわかりづらいが、&bold(){常時「?」は浮かんでいる。} 新田が登場する度にあの手この手で?マークが隠されているため、?マークの扱いはさながらウォーリーを探せのソレ。 花形武将ではあるのだが幕府が第1話であっさり滅んだ本作での出番は遅く、連載1周年目での回想が初登場となった。 おまけに主人公が[[北条時行>北条時行(逃げ上手の若君)]]故にあまり登場回数や主人公と交流する機会に恵まれず、&bold(){「存在感は凄まじいのに中々スポットライトが当たらない哀しい人物」}みたいな独特のポジションになってしまったキャラクター。 作中でも新田の一族は不遇であり、佐々木魅摩には&font(#66cdaa,#ff1493,b){「盆暗」}と小馬鹿にされている。 マーキング・パターンは&bold(){「新田一つ引に戦、百合」}。 *【人物】 ---- 一人称は&font(#B1063A,b){「俺」}。 鎌倉攻めに際しても尊氏の動向がわからず、ほとんどのコマで「?」を浮かべていたものの、天狗衆の報せによって援軍が来ると即座に迷いを捨てて攻め入るなど性格は豪胆にして豪放磊落。 鎌倉陥落後の新政には加われず、郎党と共に不遇を囲っているが本人は&font(#B1063A,b){「心配無い。敵に回れば打ち倒すだけのこと!」}とさして気にしておらず大らかで気風の良い性格であることが窺える。 ……のだが、やはり「?」が浮かんでいるため&bold(){「何もわかっていないだけでは?」と郎党たちからも訝しがられている}。 また天然キャラぶりは戦場でも表れており、鎌倉攻めの際は進軍を邪魔する海に目がけて&font(#B1063A,b){「この刀あげるから浅くなれ」}と唐突にのたまい刀をダメ元感覚で適当に放り投げて&font(#B1063A,b){「…ダメか」}と発言したため、郎党達からは&bold(){「何がしたいのバカ殿!?」}と総ツッコミされた。 そういった点を含めて郎党たちから直接バカ殿呼ばわりされている始末だが、当人は&bold(){&color(red){自分がそのバカ殿であると認識していない。}} 一応海が引いたのを見た部下からは&bold(){「バカ殿やるぅ!」}と評されているため、割と軽口に近い感覚でバカ殿呼ばわりされている様子。 実際京都で尊氏の手下みたいな扱いされている事に対し、郎党達は&bold(){「鎌倉を陥とした殿の功績はあの尊氏より上なのですぞ!」}と愚痴っている辺り、郎党にはきっちり慕われている。 とはいえ流石に湊川の戦いで尊氏が繰り出した「新たな天皇の擁立」という奇策により生まれた2枚目の錦の御旗を目の前にすると困惑しきっていた。 *【能力】 ---- バカ呼ばわりされている上に常に?マークが浮かんでいるため凄まじくシュールだが実力は本物。 11巻現在で、 ・&bold(){武力値及び統率値:2位} ・&bold(){蛮性値:ぶっちぎりの1位} と&bold(){&color(red){あまりにも戦闘に特化した尖った高ステータス}}が特徴。 その勇猛さと豪胆さ、二刀を駆使して矢の雨を悉く斬り落としたという武勇は郎党からの信頼も厚い。 何気に弓の達人[[小笠原貞宗>小笠原貞宗(逃げ上手の若君)]]が放った本気の射撃を真正面から刀で切り払って迎撃した現状唯一のキャラであったりもする。 1336年の尊氏の反乱の際には尊氏軍目がけ二刀を駆使しながら果敢に突撃し、無双ゲーの如く足利の軍勢を薙ぎ払い蹂躙。 師直も&font(b,#000000,#cc66ff){「勢いに乗せると手が付けられない」}とその武勇を危険視したほどである。 しかし敵を蹂躙しながら尊氏に対し投げかけた言葉が&font(#B1063A,b){「決着をつけよう尊氏!どっちが偉くて強いのか!!」}だったため&bold(){アホっぽさに拍車がかかった。}((この時、飛び散る血飛沫が巨大な「?」になっていた)) だが、戦略・軍略にはあまり長けてはいないのか、湊川の戦いでは尊氏軍の見え見えの陽動作戦にあっさり釣られる姿も見せており、正成の弟からは&bold(){「あーもう新田のアホ!」}とキレられていた。 一応 ・鎌倉攻めの際は天狗衆の知らせを受けるまで自軍の戦力を冷静に見て攻めるか否かギリギリまで思案する ・湊川の戦い敗戦後の戦いでは、貞宗の弓術を防いで&font(#B1063A,b){「あの弓は俺以外防げない」}と判断し、自軍の損害が増えるのを忌み冷静に退却する といった場面はあるので、&bold(){大局的な視野は苦手な反面個人の武勇に限れば非常に優秀なタイプ}なのをうかがわせる。 *【余談】 ---- 海目がけて刀を放り投げるシーンの元ネタは新田義貞の代表的エピソード&bold(){「稲村ヶ崎伝説」}。 鎌倉攻めの際、義貞は稲村ヶ崎から海を渡って通るルートで奇襲をかけようとしたが海が深くて渡れなかった。 そこで義貞は海に黄金の太刀を投げ入れて龍神に祈願するとたちまち潮が引いて進軍できるようになった……というもの。 しかし本作では&font(#ff0000,b){神秘性もへったくれもない}天然バカ殿ムーブの逸話として昇華された。 ちなみに[[関東庇番>関東庇番(逃げ上手の若君)]]に属する岩松兄弟は分家だが、作中でも言われている通り新田を見限って義貞の下を去っている。 追記修正よろしくお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,9) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 建て主さん分割提案しました?個人的には本作ではまだ出番の多くないキャラですし、(もう少しで描かれるであろう)彼の結末まで待ってから建てた方が良いと思ったんですが… -- 名無しさん (2023-07-19 20:10:17) - 分割提案は忘れていました。元項目がかなり文量あるのと、登場から時間もそれなりにありステ―タスもあるしで分けて内容を盛れば問題ないかなと思ってました。 -- 名無しさん (2023-07-19 20:15:42) - 武力への信頼はすさまじいが、鎌倉統治に失敗しただの盆暗だから郎党も苦労するだの、あげくにはっきりと馬鹿呼ばわりされるだの、たぶん同作者の三作の登場人物で一番頭が悪い疑惑さえある。 -- 名無しさん (2023-07-19 20:48:22) - 歴史に名高い新田義貞と言われるけども後半の活躍が地味なのはまあ認めざるをえない -- 名無しさん (2023-07-20 01:36:16) - 群馬は有名な武将ほとんどいないんだもん・・・全国区なのはほんとに新田だけっていう -- 名無しさん (2023-07-20 15:01:15) - 尊氏や後醍醐以上にライブ感に身を任せている男 -- 名無しさん (2023-07-20 16:07:51) - ↑2 実は最期を迎える直前は越前をほぼ制圧していた。言われるほど無能でも考えなしでもないんだけど、当人と上司の運とカリスマが微妙に低かったのが致命的だった。 -- (2023-07-21 21:09:56) - 信長の野望だと多分武力だけ100超えで後は壊滅的ってステータスになりそう -- 名無しさん (2024-07-06 20:38:45) - 一応史実だと戦争の巻き添え食らったお寺を再興する為に自腹切ったりしてるから・・・武蔵国分寺って言うんですけど(´・ω・`) -- 名無しさん (2024-08-02 18:39:15) - 主人公の直接的な仇なのに全然絡まないまま何か死んでる…史実だから仕方ないね -- 名無しさん (2024-09-16 17:45:17) - 馬鹿キャラではあるが馬鹿だからこそ常識に囚われず真理を付くタイプだったんだな。場面が場面で無ければ形無しになるが南北朝においては正気に戻るためには重要なのかもしれん…けど乱世になりうる思想ではあるからやはり厄介な奴には違いないか -- 名無しさん (2024-09-16 18:52:08) - 明らかに自分の家より偉くて強くなった足利を倒すことを目標にしたり、北陸に渡った時も後醍醐の皇子をトップにして王朝擁立しようと目論んでいたり「下剋上」と「独立統治」という戦国武将の先駆けみたいなことやってたからな。越前平定しかけてたし、事故みたいな死に方しなけりゃ実は歴史変えてたんじゃないかってくらいの勢いはあった -- 名無しさん (2024-09-17 14:03:44) #comment(striction) #areaedit(end) }

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