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ニエルブ・ストマック - (2025/07/28 (月) 09:47:02) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:&bold(){&color(orange,black){約 4 分で読めるよ…}}
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&tags()
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#center(){&bold(){&color(orange,black){企むだなんて嫌だな。僕は面白い実験をしたいだけ。}}}
#center(){&bold(){&color(orange,black){改造したバイト君達の性能を試すのに赤ガヴ達は丁度いいのさ。}}}
ニエルブ・ストマックとは特撮テレビドラマ『[[仮面ライダーガヴ]]』の登場人物である。
#openclose(show=●目次){
#contents}
*【データ】
身長:207.0cm
体重:80.8kg
特色/力:毒/弓
演:滝澤諒
スーツアクター(怪人態):中田裕士
キャラクターソング:&bold(){&color(orange,black){「The Formula」}}
*【概要】
本作の異種族である[[グラニュート>グラニュート(仮面ライダーガヴ)]]で、[[ストマック家>ストマック家(仮面ライダーガヴ)]]の次男。
[[デンテ・ストマック]]の研究を引き継いだ技術者で、ストマック社においては技術開発を担当している。
バイトのグラニュート達が人間に擬態できるよう生体改造を施したのもニエルブの仕業である。
人間態は、丸眼鏡をかけた茶髪の青年。オーディオコメンタリーによると、眼鏡は伊達。
本来の姿では全身が蛇のような鱗で覆われており、さらに首回りや肩などに牙状の追加武装をチューブで接続するなど自分自身の肉体まで改造している。
*【人物像】
一人称は&bold(){&color(orange,black){「僕」}}。
職務より知的好奇心を優先する&bold(){マッドサイエンティスト}気質。普段は軽く飄々とした口調で話すが、&bold(){常に浮かべた不敵な笑みの裏には悪意が見え隠れする。}
模範にならなくてはいけないだろう創業者一族でありながら、機密エリアで怪人態になることを始め違反行為を繰り返すといった素行不良が目立ち、また[[ショウマ>ショウマ/仮面ライダーガヴ]]の生存を知っても見逃しつつ密かに配下のエージェントを動かすなどして独自に暗躍してもおり、その本心や考えを推し量ることは難しい。
一方、血の気自体は薄いため、[[シータ>シータ・ストマック]]達からは&u(){[[ランゴ>ランゴ・ストマック]]や[[グロッタ>グロッタ・ストマック]]と比べれば}話しやすい相手と思われている模様。
しかし、血の気は薄い代わりに兄妹の中でも特に肉親の情という感情が薄い節があり、シータがガヴに倒された際は&bold(){その場に居合わせたにも&ruby(かかわ){拘}らず援護どころかガヴの戦闘記録を優先し}、死亡報告の際にもランゴやグロッタ以上に感情が揺れ動いた様子を見せずに&bold(){&color(orange,black){「尊い犠牲」}}という表現で揶揄した。
基本的に人間どころか肉親を含めたグラニュートすらも実験材料や命を失う様子に何かしらの感情を見せないため、ある意味ニエルブは生物全てを実験材料として見ていると思われる。
一方で、人間に対しては外道な姿勢で見下している様子こそ見られるが、研究のために人間と協力することや食文化に触れてみるといった行動を見せており、他の兄妹よりも嫌悪感は薄いようだ。
ちなみに本編前にはブーシュにショウマを紹介された際には人間は闇菓子のスパイスではないのかと普通に狼狽えていたため、この時点では他の闇菓子を知るグラニュート達と人間に対する認識は特に変わってはいなかった模様。
人間界では[[酸賀研造>酸賀研造/仮面ライダーベイク]]と内通しており、[[絆斗>辛木田絆斗/仮面ライダーヴァレン]]を改造する際に用いたグラニュートの臓器を提供したと見られる。
そして、情報交換の中で得たヴァレンの戦闘データとデンテの研究資料に加えて、酸賀から振る舞われたプリンを基に[[ヴラムシステム>ラキア・アマルガ/仮面ライダーヴラム]]を開発、テスターとしてあえて腹に一物抱えているラーゲ9、もといラキアを選抜したが結局離反され、敵に塩を送ることになってしまった。
&s(){ショウマとラキアに闇菓子工場を襲撃されて折角の高品質ヒトプレスを奪い返された直後だった事もあり、それを聞いた時は流石に本気で焦っていた。それどころか、デンテにヴラスタムギアを複製されたことで、ヴァレン フラッペカスタム誕生の遠因となるなど、ニエルブもニエルブで戦犯になってしまった。}
酸賀の研究データを引き継ぐと、ビターガヴの培養やベイクマグナムの複製に着手&bold(){(※もちろんランゴ達には内緒)}。
さらにその技術力に着目したボッカからヘッドハンティングを受け、あろうことか&bold(){ジャルダック家お抱えの技術者として鞍替え。}
ただ完全にストマック家を裏切ったかというと現状そういうわけでもなく、ランゴから毒ガス散布機開発の要請を受けた際も&bold(){&color(orange,black){「もう兄さんの部下じゃないんだけどなぁ」}}と減らず口を叩きつつも渋らず快諾している。
しかしそんな彼も終盤の激動の展開に余裕を保てなくなっており、大統領親子の無茶ぶりに辟易した様子で溜息を吐いたり、また[[ジープ>ジープ・ストマック]]を改造した件をグロッタに詰められた際には&bold(){&color(orange,black){「姉さんに相談して何とかなった事あった?すぐ手が出て終わりじゃないか」}}と鬱憤を晴らすように言い捨てている。
言い捨てた時の態度はめんどくさい姉に被害を被り続けた弟としての態度であり、ニエルブは双子が産まれる前では末っ子だったということがよくわかる描写でもあった。
上述のように基本的に倫理観の無いマッドサイエンティストであることは疑うまでもないが、実際にはニエルブなりの他者への情や倫理観はあると考えられなくもない描写も見られる。
兄弟でもグロッタやシータへは冷酷な態度だったが、ランゴに対してはジャルダック家に鞍替えした後も互いに性格を分かり切っているのか軽いノリでコミュニケーションをしており、ランゴが撃破された後も彼の実力を評価している言動が見られる。
一族の裏切り者である大叔父のデンテに対しては秘密裏に接触した際に戻ってくるように呼び掛け、拒否された際も落胆こそ吐き捨てるが手を出すようなことはせずに素直に引き下がり、その後も他の兄姉にも隠れ家を明かさず、偶然グロッタがデンテの生存を知った際にはばつが悪い顔をしていた。
大統領が人間界を牧場にする計画を明かした際には無謀な計画として流石に動揺しており、その後に「思った以上にヤバい」と大統領に対して引いた心境を漏らす一面もあった。
ちなみに人間の食事であるプリンを実食しているが、試食前に顔を顰めながら&bold(){&color(orange,black){「人間はこんな物を喜んで食べるのかい?」}}と漏らし、口に入れた際も何とも言えない表情をしている。ニエルブを演じた滝澤氏は口に合わなかったと解釈している模様。
後のエピソードでグラニュートは鉱物食である事が語られているため、それを考慮すると対極とも言える性質を持つプリンの存在や食感などを怪訝に感じても仕方ないところか。((後にラキア(ラーゲ9)がプリンを食べた際は美味しそうにしていたが、これは好みの差というよりはプリンに対する思い入れの違いからと思われる。グラニュートは「感情」を味覚で感じられるため、明言されてはいないがその点が影響した可能性もある。))
*【戦闘能力】
武器は[[リム部分が刃になった>ジンバーアームズ]][[弓]]。
体術や戦闘力は弱いものの、研究者としての優れた頭脳と正確で打突力の高い射矢による中〜遠距離攻撃を駆使して戦う。
固有能力は体液((主に血))を媒介にした溶解効果のある毒液の生成。((能力の初お披露目の際親指の腹を犬歯で嚙み切ってから毒沼を展開していることから))
ひとたび触れれば&bold(){オーバーモードすら侵し衰弱に追い込む}ほどの威力を有し、毒を地面に撒き散らすことで周囲に&bold(){毒の沼}を形成して敵の接近を阻むなどクレバーな運用を得意とする。
ニエルブ自身は&bold(){&color(orange,black){「兄さんに比べればこんなものさ」}}と自嘲する通りランゴやグロッタに比べれば派手さはないのだが、"毒"である性質上[[オーバーモード>オーバーモード/マスターモード(仮面ライダーガヴ)]]の防御力を無視して効果を発揮し、地面に撒き散らして侵入そのものを阻むことでマスターガヴさえも退ける特性が力で勝てないガヴに却って有効打となるのは皮肉。
ちなみに毒液はニエルブ自身が舐めて特に何ともない描写があるので出している本人に対する害はないと思われるが、顔を歪めて「苦っ…」と漏らしていたので、本人ですらもキツい苦味を感じるようだ。
*【余談】
名前の由来は舌のハンガリー語表記である「Nyelv」から。
演じる滝澤氏はOPダンスシーンの振り付けも担当している。&s(){そして「冷えルブ」「消えルブ」などのダジャレを普及させルブことも目論んでいルブ。お茶目さん。}
本作の放送開始時点で他のニチアサキッズタイムや特撮ヒーロー番組への出演はないが、&bold(){[[舞台作品であるもののプリキュアに変身した経験がある>Dancing☆Starプリキュア]]}、&bold(){[[石ノ森章太郎が原作の作品>サイボーグ009]]に出演経験がある}という、一風変わった経歴の持ち主でもある。
&s(){ところで、平成以降の『仮面ライダー』シリーズにおいて、[[メガネ>琢磨逸郎/センチピードオルフェノク]][[ありの>真木清人]][[インテリ系>城乃内秀保/仮面ライダーグリドン]][[キャラは>ブレン(仮面ライダードライブ)]][[ネタキャラと>内海成彰/仮面ライダーマッドローグ]][[化す傾向>五十鈴大智/仮面ライダーナッジスパロウ]]があるが、ニエルブは寧ろ[[11年前の極悪サイエンティスト>戦極凌馬/仮面ライダーデューク]]に近い気質と言えよう。}
怪人態のデザインモチーフは邪神ロキの子供である大蛇「[[ヨルムンガンド]]」。何気に元ネタも次男である。
デザイナーの篠原氏によると、インテリらしからぬやたら屈強な体躯の怪人態は自らに生体改造を施すことで仕上げたイメージとのことで、両肩やガヴから生えてる長い牙は改造の産物によるイメージとのこと。
#center(){&bold(){&color(orange,black){まあまあ……過ぎたことを責め合っても仕方ない。ここは建設的な追記・修正をしよう。}}}
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,3)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- コイツにもラスボス候補が上がったな -- 名無しさん (2025-07-15 11:30:14)
- ショウマと手を組みたい様子を見せていたけど、研究を進める事しか考えていないんだろうな。 -- 名無しさん (2025-07-15 13:44:35)
- 毒液の生成は元ネタに忠実な能力になるね。ヨルムンガンドも神殺しの毒を持っている。 -- 名無しさん (2025-07-15 14:59:44)
- 登録日がおかしくない? -- 名無しさん (2025-07-15 23:04:51)
- 基本的に研究第一なんだけど普通のマッドサイエンティストと違って自分が作った研究成果に固執する事がないんだよね、自分のヴラムシステムこそ最高とかじゃなくてゴチポッド見たら興味津々になるし培養した黒ガヴと赤ガヴのデータ比較して赤ガヴのが良いかぁとか言ってる。マッドサイエンティスト系にしては珍しい柔軟さの持ち主 -- 名無しさん (2025-07-16 00:00:24)
- ストマック兄弟全員ビジュアルがいいけど中でもこいつが飛び抜けてる -- 名無しさん (2025-07-16 00:36:07)
- 一応仕事は真面目にやるけどあくまで趣味を楽しむ為に金が必要だから仕事してるだけで何やかんやあって仕事が増えまくって趣味に割く時間が減ってる現状は嫌がってるっぽいね。人間牧場とか作ったら間違いなく管理がニエルブのところにくるし大統領と手を切りたがる理由はその辺りかな -- 名無しさん (2025-07-16 17:59:45)
- グラニュートゾンビ作るならもっと健康な人間拉致ってくればいいだけの筈だし、わざわざ酸賀使った辺り本当に愛着はあったっぽいよね。とんでもなく屈折してるけど -- 名無しさん (2025-07-17 21:54:14)
- ↑7 ラスボス(候補)を打倒したがっていて、そのために主人公と手を組みたい様子を見せるが、その目的と内心はエゴの塊でしかないため結局は分かり合えない悪党、っていうと香村作品ではクバルやダルイゼンを思い出すな -- 名無しさん (2025-07-19 07:51:46)
- そもそも研究データ入ったUSB手に入れた時点で酸賀さん本人を持って帰って生かしておく理由はニエルブの個人的感傷以外に無いので… -- 名無しさん (2025-07-19 11:01:47)
- 会社のバイト向けPR動画でサラッとヴラムのデザイン褒めてる辺りコイツは…ってなる -- 名無しさん (2025-07-22 00:09:01)
- でも、良いデザインだよね -- 名無しさん (2025-07-22 00:13:11)
- ランゴ兄さん生きてるの知らないのが地雷になりそうな予感 -- 名無しさん (2025-07-22 01:13:29)
- ロング版次回予告見る限りストマック家を盛り立てること自体は本心ぽいが……どこまでが本音なのかなかなか読めないな -- 名無しさん (2025-07-27 18:15:03)
- 兄弟の中で初めてショウマの事をショウマって呼んだね -- 名無しさん (2025-07-27 18:37:45)
- 流石にショウマを逃したのがニエルブってのは予想外だったな -- 名無しさん (2025-07-27 21:31:06)
#comment()
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#center(){&bold(){&color(orange,black){改造したバイト君達の性能を試すのに赤ガヴ達は丁度いいのさ。}}}
ニエルブ・ストマックとは特撮テレビドラマ『[[仮面ライダーガヴ]]』の登場人物である。
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*【データ】
身長:207.0cm
体重:80.8kg
特色/力:毒/弓
演:滝澤諒
スーツアクター(怪人態):中田裕士
キャラクターソング:&bold(){&color(orange,black){「The Formula」}}
*【概要】
本作の異種族である[[グラニュート>グラニュート(仮面ライダーガヴ)]]で、[[ストマック家>ストマック家(仮面ライダーガヴ)]]の次男。
[[デンテ・ストマック]]の研究を引き継いだ技術者で、ストマック社においては技術開発を担当している。
バイトのグラニュート達が人間に擬態できるよう生体改造を施したのもニエルブの仕業である。
人間態は、丸眼鏡をかけた茶髪の青年。オーディオコメンタリーによると、眼鏡は伊達。
本来の姿では全身が蛇のような鱗で覆われており、さらに首回りや肩などに牙状の追加武装をチューブで接続するなど自分自身の肉体まで改造している。
*【人物像】
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一方、血の気自体は薄いため、[[シータ>シータ・ストマック]]達からは&u(){[[ランゴ>ランゴ・ストマック]]や[[グロッタ>グロッタ・ストマック]]と比べれば}話しやすい相手と思われている模様。
しかし、血の気は薄い代わりに兄妹の中でも特に肉親の情という感情が薄い節があり、シータがガヴに倒された際は&bold(){その場に居合わせたにも&ruby(かかわ){拘}らず援護どころかガヴの戦闘記録を優先し}、死亡報告の際にもランゴやグロッタ以上に感情が揺れ動いた様子を見せずに&bold(){&color(orange,black){「尊い犠牲」}}という表現で揶揄した。
基本的に人間どころか肉親を含めたグラニュートすらも実験材料や命を失う様子に何かしらの感情を見せないため、ある意味ニエルブは生物全てを実験材料として見ていると思われる。
一方で、人間に対しては外道な姿勢で見下している様子こそ見られるが、研究のために人間と協力することや食文化に触れてみるといった行動を見せており、他の兄妹よりも嫌悪感は薄いようだ。
ちなみに本編前にはブーシュにショウマを紹介された際には人間は闇菓子のスパイスではないのかと普通に狼狽えていたため、この時点では他の闇菓子を知るグラニュート達と人間に対する認識は特に変わってはいなかった模様。
人間界では[[酸賀研造>酸賀研造/仮面ライダーベイク]]と内通しており、[[絆斗>辛木田絆斗/仮面ライダーヴァレン]]を改造する際に用いたグラニュートの臓器を提供したと見られる。
そして、情報交換の中で得たヴァレンの戦闘データとデンテの研究資料に加えて、酸賀から振る舞われたプリンを基に[[ヴラムシステム>ラキア・アマルガ/仮面ライダーヴラム]]を開発、テスターとしてあえて腹に一物抱えているラーゲ9、もといラキアを選抜したが結局離反され、敵に塩を送ることになってしまった。
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酸賀の研究データを引き継ぐと、ビターガヴの培養やベイクマグナムの複製に着手&bold(){(※もちろんランゴ達には内緒)}。
さらにその技術力に着目したボッカからヘッドハンティングを受け、あろうことか&bold(){ジャルダック家お抱えの技術者として鞍替え。}
ただ完全にストマック家を裏切ったかというと現状そういうわけでもなく、ランゴから毒ガス散布機開発の要請を受けた際も&bold(){&color(orange,black){「もう兄さんの部下じゃないんだけどなぁ」}}と減らず口を叩きつつも渋らず快諾している。
しかしそんな彼も終盤の激動の展開に余裕を保てなくなっており、大統領親子の無茶ぶりに辟易した様子で溜息を吐いたり、また[[ジープ>ジープ・ストマック]]を改造した件をグロッタに詰められた際には&bold(){&color(orange,black){「姉さんに相談して何とかなった事あった?すぐ手が出て終わりじゃないか」}}と鬱憤を晴らすように言い捨てている。
言い捨てた時の態度はめんどくさい姉に被害を被り続けた弟としての態度であり、ニエルブは双子が産まれる前では末っ子だったということがよくわかる描写でもあった。
上述のように基本的に倫理観の無いマッドサイエンティストであることは疑うまでもないが、実際にはニエルブなりの他者への情や倫理観はあると考えられなくもない描写も見られる。
兄弟でもグロッタやシータへは冷酷な態度だったが、ランゴに対してはジャルダック家に鞍替えした後も互いに性格を分かり切っているのか軽いノリでコミュニケーションをしており、ランゴが撃破された後も彼の実力を評価している言動が見られる。
一族の裏切り者である大叔父のデンテに対しては秘密裏に接触した際に戻ってくるように呼び掛け、拒否された際も落胆こそ吐き捨てるが手を出すようなことはせずに素直に引き下がり、その後も他の兄姉にも隠れ家を明かさず、偶然グロッタがデンテの生存を知った際にはばつが悪い顔をしていた。
大統領が人間界を牧場にする計画を明かした際には無謀な計画として流石に動揺しており、その後に「思った以上にヤバい」と大統領に対して引いた心境を漏らす一面もあった。
ちなみに人間の食事であるプリンを実食しているが、試食前に顔を顰めながら&bold(){&color(orange,black){「人間はこんな物を喜んで食べるのかい?」}}と漏らし、口に入れた際も何とも言えない表情をしている。ニエルブを演じた滝澤氏は口に合わなかったと解釈している模様。
後のエピソードでグラニュートは鉱物食である事が語られているため、それを考慮すると対極とも言える性質を持つプリンの存在や食感などを怪訝に感じても仕方ないところか。((後にラキア(ラーゲ9)がプリンを食べた際は美味しそうにしていたが、これは好みの差というよりはプリンに対する思い入れの違いからと思われる。グラニュートは「感情」を味覚で感じられるため、明言されてはいないがその点が影響した可能性もある。))
*【戦闘能力】
武器は[[リム部分が刃になった>ジンバーアームズ]][[弓]]。
体術や戦闘力は弱いものの、研究者としての優れた頭脳と正確で打突力の高い射矢による中〜遠距離攻撃を駆使して戦う。
固有能力は体液((主に血))を媒介にした溶解効果のある毒液の生成。((能力の初お披露目の際親指の腹を犬歯で嚙み切ってから毒沼を展開していることから))
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ニエルブ自身は&bold(){&color(orange,black){「兄さんに比べればこんなものさ」}}と自嘲する通りランゴやグロッタに比べれば派手さはないのだが、"毒"である性質上[[オーバーモード>オーバーモード/マスターモード(仮面ライダーガヴ)]]の防御力を無視して効果を発揮し、地面に撒き散らして侵入そのものを阻むことでマスターガヴさえも退ける特性が力で勝てないガヴに却って有効打となるのは皮肉。
ちなみに毒液はニエルブ自身が舐めて特に何ともない描写があるので出している本人に対する害はないと思われるが、顔を歪めて「苦っ…」と漏らしていたので、本人ですらもキツい苦味を感じるようだ。
*【余談】
名前の由来は舌のハンガリー語表記である「Nyelv」から。
演じる滝澤氏はOPダンスシーンの振り付けも担当している。&s(){そして「冷えルブ」「消えルブ」などのダジャレを普及させルブことも目論んでいルブ。お茶目さん。}
本作の放送開始時点で他のニチアサキッズタイムや特撮ヒーロー番組への出演はないが、&bold(){[[舞台作品であるもののプリキュアに変身した経験がある>Dancing☆Starプリキュア]]}、&bold(){[[石ノ森章太郎が原作の作品>サイボーグ009]]に出演経験がある}という、一風変わった経歴の持ち主でもある。
&s(){ところで、平成以降の『仮面ライダー』シリーズにおいて、[[メガネ>琢磨逸郎/センチピードオルフェノク]][[ありの>真木清人]][[インテリ系>城乃内秀保/仮面ライダーグリドン]][[キャラは>ブレン(仮面ライダードライブ)]][[ネタキャラと>内海成彰/仮面ライダーマッドローグ]][[化す傾向>五十鈴大智/仮面ライダーナッジスパロウ]]があるが、ニエルブは寧ろ[[11年前の極悪サイエンティスト>戦極凌馬/仮面ライダーデューク]]に近い気質と言えよう。}
怪人態のデザインモチーフは邪神ロキの子供である大蛇「[[ヨルムンガンド]]」。何気に元ネタも次男である。
デザイナーの篠原氏によると、インテリらしからぬやたら屈強な体躯の怪人態は自らに生体改造を施すことで仕上げたイメージとのことで、両肩やガヴから生えてる長い牙は改造の産物によるイメージとのこと。
#center(){&bold(){&color(orange,black){まあまあ……過ぎたことを責め合っても仕方ない。ここは建設的な追記・修正をしよう。}}}
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- コイツにもラスボス候補が上がったな -- 名無しさん (2025-07-15 11:30:14)
- ショウマと手を組みたい様子を見せていたけど、研究を進める事しか考えていないんだろうな。 -- 名無しさん (2025-07-15 13:44:35)
- 毒液の生成は元ネタに忠実な能力になるね。ヨルムンガンドも神殺しの毒を持っている。 -- 名無しさん (2025-07-15 14:59:44)
- 登録日がおかしくない? -- 名無しさん (2025-07-15 23:04:51)
- 基本的に研究第一なんだけど普通のマッドサイエンティストと違って自分が作った研究成果に固執する事がないんだよね、自分のヴラムシステムこそ最高とかじゃなくてゴチポッド見たら興味津々になるし培養した黒ガヴと赤ガヴのデータ比較して赤ガヴのが良いかぁとか言ってる。マッドサイエンティスト系にしては珍しい柔軟さの持ち主 -- 名無しさん (2025-07-16 00:00:24)
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- 一応仕事は真面目にやるけどあくまで趣味を楽しむ為に金が必要だから仕事してるだけで何やかんやあって仕事が増えまくって趣味に割く時間が減ってる現状は嫌がってるっぽいね。人間牧場とか作ったら間違いなく管理がニエルブのところにくるし大統領と手を切りたがる理由はその辺りかな -- 名無しさん (2025-07-16 17:59:45)
- グラニュートゾンビ作るならもっと健康な人間拉致ってくればいいだけの筈だし、わざわざ酸賀使った辺り本当に愛着はあったっぽいよね。とんでもなく屈折してるけど -- 名無しさん (2025-07-17 21:54:14)
- ↑7 ラスボス(候補)を打倒したがっていて、そのために主人公と手を組みたい様子を見せるが、その目的と内心はエゴの塊でしかないため結局は分かり合えない悪党、っていうと香村作品ではクバルやダルイゼンを思い出すな -- 名無しさん (2025-07-19 07:51:46)
- そもそも研究データ入ったUSB手に入れた時点で酸賀さん本人を持って帰って生かしておく理由はニエルブの個人的感傷以外に無いので… -- 名無しさん (2025-07-19 11:01:47)
- 会社のバイト向けPR動画でサラッとヴラムのデザイン褒めてる辺りコイツは…ってなる -- 名無しさん (2025-07-22 00:09:01)
- でも、良いデザインだよね -- 名無しさん (2025-07-22 00:13:11)
- ランゴ兄さん生きてるの知らないのが地雷になりそうな予感 -- 名無しさん (2025-07-22 01:13:29)
- ロング版次回予告見る限りストマック家を盛り立てること自体は本心ぽいが……どこまでが本音なのかなかなか読めないな -- 名無しさん (2025-07-27 18:15:03)
- 兄弟の中で初めてショウマの事をショウマって呼んだね -- 名無しさん (2025-07-27 18:37:45)
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