&font(#6495ED){登録日}:2010/01/20 Wed 09:58:21 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 《D-HERO ダッシュガイ》とは、アニメ[[遊戯王GX>遊戯王デュエルモンスターズGX]]で[[エド・フェニックス]]が使用する[[D-HERO]]の1体。 その性能はD-HERO版の《E・HERO ネクロダークマン》に近く、その汎用性の高さから様々なデッキで採用可能である。 **【概要】 #blockquote(){&color(brack){D-HERO ダッシュガイ} 効果モンスター 星6/[[闇属性>闇属性(遊戯王OCG)]]/[[戦士族>戦士族(遊戯王OCG)]]/攻2100/守1000 (1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。 (2):このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。 (3):このカードが墓地に存在する限り1度だけ、自分が自分ドローフェイズにカードをドローした時、そのカードがモンスターだった場合、そのモンスター1体をお互いに確認して発動できる。 このカードが墓地に存在する場合、その確認したモンスターを特殊召喚する。 } 1つ目の効果は条件付きの&bold(){パンプアップ}。 モンスター1体のリリースで《[[青眼の白龍]]》を超える攻撃力3100になる。 攻撃終了後は2つ目の効果で強制的に守備表示となってしまい、戦闘で破壊されやすくなる弱点があるが、 墓地に存在する時に発動する効果もあるため、このカードが墓地に葬られること自体はデメリットになりにくい。 あえて墓地に送らない戦法を取るのであれば《最終突撃命令》などで攻撃表示を維持したり、 守備力と攻撃力を事実上3100にする装備魔法《最強の盾》を装備するなどするといいだろう。 3つ目の効果は、ドローフェイズに&bold(){ドローしたモンスターの特殊召喚}。 墓地に存在する時にレベルを問わずドローしたモンスターを特殊召喚できる。 ドローフェイズにドローできればいいので速攻魔法のドロースペルや《漆黒のトバリ》のような永続魔法を使ってドローしてもいい。 特にドローできるだけでなく《D-HERO ダッシュガイ》を墓地に送れる《漆黒のトバリ》や《手札断殺》は相性が良い。 その他の方法でこのカードを墓地に送る手段として、《ダーク・グレファー》や「魔のデッキ破壊ウイルス」等が挙げられる。 《デステニー・ドロー》のコストに使用すれば、最もメリットが大きい。 また、水属性と融合して《E・HERO アブソルートZero》にするのも有効。 9期からは《D-HERO ディストピアガイ》や《D-HERO デッドリーガイ》の素材にもできるようになった。 このカードは汎用性の高さから、D-HEROデッキ以外にもグッドスタッフデッキや《[[ダーク・シムルグ>ダーク・シムルグ(遊戯王OCG)]]》に1~2枚程度入っていることもある。 手札で上級モンスターが腐った瞬間に飛び出してくる効果はもはや爆撃と呼んでも差し支えない。 《[[終末の騎士>終末の騎士(遊戯王OCG)]]》《ダーク・グレファー》《ネクロ・ガードナー》等が投入してある闇属性軸のビートデッキ(所謂ダークデッキ)に、 1枚程度差しておけば状況に応じた使い分けができる可能性が高い。 また一度墓地で効果を発動しても、《戦士の生還》などで墓地から離せば、再度墓地で発動できる。 《[[未来融合-フューチャー・フュージョン]]》が現役の頃は《V・HEROトリニティー》や《V・HEROアドレイション》を指定し、 《D-HERO ダッシュガイ》や《[[D-HERO ディアボリックガイ>D-HERO ディアボリックガイ(遊戯王OCG)]]》などを墓地に送る事も考えられた。 なお特殊召喚効果は一見 運要素が高いように見えるが、《[[ゾンビキャリア>ゾンビキャリア(遊戯王OCG)]]》などでデッキトップを固定すれば簡単に発動できる。 このあたりは《[[D-HERO ダイヤモンドガイ>D-HERO ダイヤモンドガイ(遊戯王OCG)]]》と同じプレイングである。 同じ闇属性の《ゾンビキャリア》は上述の《漆黒のトバリ》のトリガーにもできるのでかなり相性が良い。 **【アニメでの活躍】 アニメGXにおいて、「十代&エドvs&ruby(みずち){美寿知}」のタッグデュエル戦でエドが使用。 攻撃力を3100に上昇させ、攻撃力3000の《闇の神−ダークゴッド》を攻撃したが、戦闘破壊耐性を持つ《闇の神−ダークゴッド》を倒すことはできなかった。 その後、十代は墓地発動の効果を利用し《N・ブラック・パンサー》を特殊召喚した。 ちなみに、このデュエルで十代は、エドに付き従う《D-HERO ダッシュガイ》の精霊を確認していることから、 &bold(){エドの精霊は}《D-HERO ドグマガイ》や《[[D-HERO Bloo-D]]》などではなく、&bold(){こいつ}になる。 後に「エドvs[[斎王>斎王琢磨]]」戦でも使用。 パワーアップ効果を使用して《アルカナフォースXV-THE DEVIL》を破壊するものの、 アルカナフォース限定の[[早すぎた埋葬]]、《リバース・リボーン》で蘇生された《アルカナフォースXV-THE DEVIL》に倒された。 なお、エドはデュエルにおいてほぼこのカードを召喚するため「エドの[[過労死>過労死(遊戯王)]]」と呼ばれる事もある。 攻撃名は「ライトニング・ストライク」。 実は《E・HERO グロー・ネオス》の攻撃名と全く同じだったりする。 **【注意点】 《D-HERO ダッシュガイ》を使うに当たって最も気をつけるべきは「対人のトラブル」である。 つまり、ドローしたカードを無意識にシャッフル(通称:シャカパチ)して、相手にそのカードをドローした事を証明出来なくなる事である。 まあ、気になるなら普段からシャカパチしなければ済むだけの話なので特に問題はないだろう。 **【まさかの再評価】 とは言え第5期で登場したこのカード、インフレが進んだ現在の環境ではいささかパワー不足… だったのだが、&s(){調整版[[ドラグーン>超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ]]}&bold(){《[[D-HERO デストロイフェニックスガイ>E・HERO フェニックスガイ(遊戯王OCG)]]》の登場と共に再評価されることとなる。} 《D-HERO デストロイフェニックスガイ》は、相手モンスターの弱体化・フリーチェーンの破壊エフェクト・自己再生エフェクトを併せ持つ強力なモンスターであり、 《フュージョン・デステニー》&《[[捕食植物ヴェルテ・アナコンダ]]》のセットと一緒に多くのデッキに出張している。 しかし《フュージョン・デステニー》を使用したターンはHEROモンスターしか特殊召喚できず、出張先のデッキでは《D-HERO ディアボリックガイ》& 《D-HERO ディナイアルガイ》のコンボは使いづらい。 そこで融合素材として注目されたのが、汎用性の高いエフェクトを持つレベル6《D-HERO ダッシュガイ》だったのだ。 《D-HERO ダッシュガイ》はエフェクトを発動した後もセメタリーに残り続けるため、《D-HERO ディバインガイ》のドローエフェクトを発動するためのコストとして最適だったこともあり、出張セットに組み込まれることとなった。 登場から15年、こんな形で環境に食い込むことになるとは誰が予想できたであろうか… **【余談】 キャラクターデザインは[[スクライド>スクライド(アニメ)]]の某アルター使いに似ている。 我らが[[世界三大兄貴]]の一角、[[ストレイト・クーガー]]のアルター「ラディカル・グッドスピード/最終形態(フォトンブリッツ)」を黒くして手足にタイヤをつけたイメージ。 負けるのが怖いのか? ガチデッキ使って楽しいのか? 果てある決闘 何をカッコつける? 教え込まれたコンボより 魂のカードを選ぶのさ 流行のカード? ああ、あくびが出てくる “誰にもわかるわけない”と苦悩を気取り 冷めた視線でネタデッキを見るなら 許せない Satisfaction Reckless fire いい加減なプライドなら灰になれ 奇跡なんてないさ 近寄るのはコピー厨のライトロード 信じるべきもの それは自分自身 譲れない大切なカード握りしめて #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - D-HERO デッドリーガイで墓地に送ってもいいな -- 名無しさん (2016-07-15 07:21:35) - 「エドの守護霊なのに使われない」とネタにされていたら、デストロイフェニックスガイの素材としてダッシュガイが注目されているという。 -- 名無しさん (2021-07-29 18:28:46) #comment #areaedit(end) }