チョッキリ団

登録日:2025/07/31 Thu 10:54:50
更新日:2025/08/02 Sat 08:45:31NEW!
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チョッキリ団は『キミとアイドルプリキュア♪』の敵組織である。

【概要】

世界を真っ暗闇に包みこんで征服することを目的とする悪の組織。
組織のマークは「C」と「はさみ」をあしらったもの。
本編開始前の時点でキラキランドを襲い、暗闇に包んでいた。それに飽き足らず、はなみちタウンまでも真っ暗闇に包もうとしている。
「ダークイーネの手下」とも呼ばれるが、あくまでチョッキリーヌの部下であるという認識から、少なくともカッティーは良く思っていない様子。
拠点はビリヤードやダーツなどがあるバー。

全体的に人材不足である上に、上司のチョッキリーヌが仕事しない&助言しない&人材補充しないと問題だらけなので、ギャグシーンの多さに反してブラック気味。
成果を出したものに特別ボーナスが出たり、風邪でダウンした際は普通に休ませて貰えるなど妙に俗っぽかったりホワイト気味な面も。
デザインにははさみが取り入れられている。
三幹部はどことなく某ギャグアニメシリーズに出てくる三人組の敵キャラを彷彿とさせる出で立ちである。
…というか、15話のカッティーが奇怪なポーズで飛び回りながら退散したりシーンチェンジの際組織のマークが使われたり 大柄な男が真っ先に組織から「トンズラ」したり、細身の男が劣悪な職場環境を「ボヤ」いたりと回を追うごとにだんだん隠す気がなくなってきている。

【構成員】

  • ダークイーネ

妾は全てを見通している…恐れるな、妾の力を与えてやろう。

CV:佐藤利奈
首領。キラキランドを襲った張本人。
12話にて3人体制で出撃してなお敗れた3人の前に現れ、自らの力を注ぎこみマックランダーの結晶をクラヤミンダーを生み出せる結晶へと強化した。
連敗の体たらくを責めずパワーアップアイテムを与える寛容な面もあるが、自身の嫌悪するキラキラを生み出し使命を拒もうとしたカッティーを直々にエネルギーを注ぎ込みカッティンダーへ変貌させ、戦意を喪失してもなお更にエネルギーを注ぎ強化するなど嫌悪するものや裏切りには一切の容赦が無い。
現時点ではスラッとした鬼女の様なシルエットと声のみの登場となっており*1、正確な容姿等は不明。

  • チョッキリーヌ

この世界にも溢れてるねぇ…目障りなキラッキラが。

CV:矢作紗友里
幹部にして実質的な纏め役。姉御肌な性格をしており、下の二人からは「ボス」と呼ばれている。「ッ」を抜いたら別の作品の敵幹部に初出撃は第11話。
…が、現時点での出撃はこの11話が最初で最後であり、カッティーが組織から離反した際、カッティンダーにされた詳細を知らないザックリーに「チョッキリーヌ様が全く働かないからって…」と原因の一つとしてボヤかれる程アジトから出ようとしない。
カッティーが離反&プリキュアが5人に増えても自分だけ働かない姿勢は全く変わらず、それどころかワンオペ出撃の続くザックリーに懇願されても人員は追加しないわ当たりの鬼辛ソースを引いたら出撃というワインロシアンルーレット(※「鬼辛ソース入りは1つ」と言っておきながら最低でも3つ当たりを混ぜていた)で無理やり出撃させるわ、それを抗議されれば「やらない理由にはならないよ」「なら5倍働けばいい」理不尽かつブーメラン全開の激詰めを行うなど口と態度だけはデカいダメなパワハラ上司街道を爆走中。
それ以降もアジトで上記を始めとしたパワハラを行う以外での出番がない為、猛スピードでダダ下がりしていく株を除いてイマイチ影が薄い。
似てる3人組的には影が薄いのはカッティーの担当では…は禁句。
矢作氏は『Go!プリンセスプリキュア』にて(自称)トップコメディアンアイドルこと一条らんこを担当していた。

  • カッティー


手下?名前は自分、カッティー。
チョッキリ団所属ですぞ。

CV:山田浩貴
幹部。大柄な身体で、一人称は「自分」。
ガタイに似合わず慇懃無礼な口調で「~ですな」「~ですぞ」が口癖。
口調こそ丁寧なものの、はなみちタウンへの侵攻第1号として宣言と同時に有無を言わさずさっさと出撃したり、出撃しようとするザックリーを押し退けたりと行動の方はかなり強引。
ザックリーにも度々「自分勝手ィーなヤツ」とボヤかれているが、「自分、カッティーですから」と全く意に介していない。
また、巷で人気になったと知って有頂天になった結果ピンチに陥ったアイドルに駆け寄るプリルンに対して「こんな『イェーイ!』などと浮かれた者を頼りにするとは」「おぬしがこやつを選んだせいで世界はクラクラの真っ暗闇になるのですぞ?」と精神的な揺さぶりをかけたことも。
一方で、第1話での一件以来「研究」という名目でキュアアイドルの動画を繰り返し視聴するなどどこか憎めない一面もあり、第9話時点ではザックリーと一緒に楽しそうに視聴し、極めつけは第10話にて、CD発売記念を兼ねたアイドルプリキュアの握手会をやる事を聞いて念入りに爪の手入れをし*2、サングラスをかけて握手会の行列に並んでいた。結局人々のキラキラを前に我慢できずいつも通りマックランダーを召喚してしまったが。
その後も普通に上記のCDを購入してるわ相変わらずアジトでプリキュアのライブ動画を見まくるわ、とうとうプリキュアを「推し」と公言したり、半ばプリキュアを見る為だけに出撃したりした挙句、奪った鍵を咄嗟に返した際自分に向けられたキュアアイドルの笑顔の眩しさに消し飛ばされる等、もはやただのファンになってしまっている。
その際に「自分もプリキュアを応援したい」という思いからキラキラを生み出し戦意を失った姿をダークイーネに嗅ぎ付けられ、カッティンダーへと改造されてしまうが、紆余曲折あってズキューンとキッスによって浄化され元の姿に戻る。
これまでの行為を涙ながらに謝罪し、圧倒的だった2人の力の前に自分達の無力さを感じ落ち込んでいたアイドル達3人を「闇にまみれた自分を照らしてくれたのは貴方達に他ならない」と激励し、晴れ晴れとした顔でどこかへと去っていった。

名前の由来はおそらく「カット」と上記の台詞から「自分勝手」も含まれていると思われる。
山田氏は『映画 プリキュアオールスターズF』にてレッサーアークを担当した人物の1人である。

  • ザックリー

おーおー、目障りなキラキラ見つけたぜェ!

CV:佐藤せつじ
幹部。細身な身体で、一人称は「オレ」。初出撃は第3話。
「ザックリ言うと(or言って)」が口癖のどこか陽気でチャラいチンピラのような雰囲気をしている。
カッティーとは対照的に口調が荒く、我の強い彼にしばしば振り回されている。
3人目のプリキュアとなるであろうこころを誘き寄せるために「キュアアイドル&キュアウインクのなんかすごいライブ」なる嘘イベントで客を集めた上で、楽しみにしていた彼らの目の前で偽のステージをマックランダーに破壊させたり、こころの面前で彼女の母をクラヤミンダーにするなど、他人の大事な気持ちを平気で踏みにじる卑劣漢でもある。
一方で、上記の有様のカッティーと基本的に何もしないチョッキリーヌのツッコミ役を務めたり、意外と涙もろいのかこころの母に対する愛情を目の当たりにして「ザックリいい話じゃねえか…」と一人零すなど、カッティーとは別ベクトルで憎めない面がある。
カッティーがチョッキリ団を退団してからは、チョッキリーヌが出撃しないうえに新メンバーを雇う気もないということから毎回彼が出撃する羽目になっており、そのことをぼやいたことも。
初出撃から長らく名前を名乗っていなかったが、第24話にてようやく名乗っている。
同回ではパトロール中だったななに気遣われたことをきっかけに、心境に変化が訪れるようになり…?
名前の由来はおそらく「ザックリ」。

【怪物】

  • マックランダー
CV:矢野正明
本作の怪物枠。開いたはさみのような赤色のサングラスとリーゼントが特徴。
チョッキリ団によってキラキラを奪われた者が水晶に閉じ込められると、そこから生み出される。
ダメージを与えて闇を払い、取り込まれた人間にある程度希望を取り戻させる*3事で浄化出来るようになる。
浄化技バンクでは技の発動に合わせて出現するライブ会場の椅子に座らされ、技を撃つ前のプリキュアのライブをキラキライトを振りながらノリノリで鑑賞する。
浄化技を受けると「キラッキラッタ~…」と言い残し消滅し(この台詞は取り込まれた人物も同時に喋る*4)、破壊された街や物、取り込まれた人物は元に戻る。

  • クラヤミンダー
CV:矢野正明
本作の強化怪物枠。第12話から登場。サングラスの色が緑色になり、リーゼントの形も変化している。
ダークイーネに力を与えられて変化した水晶にキラキラを奪われた者が(ry
単独技ではライブを鑑賞させることはできず椅子から立ち上がって(=無効化)してしまう為、初期メンバー3人の合体技「プリキュア・ハイエモーション」とズキューンキッスの合体技「プリキュア・ズキューンキッスディスティニー」でないと浄化できない。
初登場回は単独技が効かない描写の直後に合体技でスピード浄化された。出るタイミング間違えたんじゃないかとかダークイーネ様何見てたんですかは禁句。
なお、閉じ込められた人物に何かしらの要因で抜け出されると、コントロールを失って敵味方の区別なく暴走してしまう模様。

【余談】

チョッキリ団のデザインはキャラデザ担当の杉本海帆氏ではなく、『デリシャスパーティ・プリキュア』以降のモンスターデザインを担当している春山和則氏が担当。似たようなモチーフがこんなところで被るとは…




追記・修正は世界中をクラクラの真っ暗闇にしてからお願いします。

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最終更新:2025年08月02日 08:45

*1 登場した際も影から現れる様な描写となっている。

*2 因みに切った爪はその辺に飛ばしていた。汚すぎる。

*3 作中では「キラキラしてきた」と表現される。

*4 終始無言だったはなみぃちゃんのみ例外