いのちのたま(ポケモン)

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いのちのたま(ポケモン) - (2025/07/30 (水) 14:34:38) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2025/07/26 Sat 22:02:34
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます

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#center(){&font(b,30){wiki籠りは 命が 少し削られた!}}


>持たせると 攻撃するたびに HPが 少し 減ってしまうが 技の威力が あがる。
>#right(){アイテム欄での説明([[ポケモンSV>ポケットモンスター スカーレット・バイオレット]]より引用)}


「いのちのたま」とは、[[第四世代>ポケットモンスター ダイヤモンド・パール]]から登場した対戦用アイテム。
英語圏での表記は“Life Orb”。
攻撃力を上げる代わりに自らのHPを代償にするというピーキーなアイテムである。

&font(b,#ffb50b,#b0317c){紫色の宝玉の形をしており、中に黄色の輪が浮かんでいる。}

*&font(b,#b0317c){◎}概要
&font(b){持たせると、&font(#F00){技の威力が1.3倍になる。}ただし、攻撃後に&font(#00F){自分のHPが最大HPの1/10減る。}}

「いのちのたま」は、ポケモンバトルにおいて強力な火力補助アイテムとして知られるどうぐである。
どんな技でも火力を上げるという自由度の高いリターンと体力が減るというリスクを併せ持っている。
「攻撃は最大の防御」という言葉を体現するどうぐ。

他の火力上昇系どうぐは[[効果範囲が狭い>プレート(ポケモン)]]か、[[1.5倍という高い上昇率だが技を一つしか出せなくなる制限もつくどうぐ>こだわり系アイテム(ポケモン)]]なので、戦略の自由度を維持したまま火力アップできるこの道具は対戦勢の間で重宝されている。

中でも[[ゲッコウガ]]や[[エースバーン]]といった変幻自在組は「いのちのたま」の臨機応変な火力上昇と相性が良く非常に多く使われた。
なお、技を外した場合はHP減少効果は発生しない。


*&font(b,#b0317c){◎}効果の詳細・特徴
・&bold(){対象となる技}
・・物理技・特殊技のいずれでも有効。&br()変化技には効果なしだが、HP減少の効果も発生しない。
・&bold(){火力上昇}
・・技の最終ダメージが1.3倍に上昇。
・・ただし、[[ダメージ固定技>固定ダメージ(ゲーム)]](「りゅうのいかり」や「ちきゅうなげ」等)はその限りではないが、HP減少は受ける。
・&bold(){HP減少}
・・攻撃成功時に最大HPの1/10を失う。小数点以下は切り捨てだが、必ず1は食らう。&br()故に&bold(){間違っても[[ヌケニン>ヌケニン(ポケモン)]]に持たせてはいけない。}
・・技を外したり守られたりした場合は減らない。
・&bold(){持ち物がバレる}
・・「いのちのたま」の効果が発動した際には&bold(){「〇〇は 命が 少し削られた!」}というテキストが出る。&br()つまり、対戦相手には持ち物がおみとおしというデメリットがある。

**&font(b,#b0317c){◎}バグみたいな仕様
[[特性>特性(ポケモン)]]が『マジックガード』のポケモンに持たせると、
HP減少を無効化するが1.3倍効果は残るというノーリスクな火力強化アイテムとして機能する。

また、特性が『[[ちからずく>ちからずく(ポケモン)]]』のポケモンに持たせた場合、『ちからずく』の対象になる技を使ったときに限り、
上記同様にHP減少が無効化され、1.3倍効果(ちからずく自体の効果でも1.3倍になるので実質1.69倍)のみ残る。
追加効果の発生率が0%になる点は変わらない。

これについては&bold(){「バグでは?」}という声もあったが、近年ではNPCの相手トレーナーも『ちからずく』のポケモンに「いのちのたま」を持たせているので、公式公認の仕様と相成っている。


*&font(b,#b0317c){◎}他の火力上昇アイテムとの比較
・[[&bold(){タイププレート/タイプ強化どうぐ}>プレート(ポケモン)]]
特定のタイプの技の威力を1.2倍にするどうぐ。デメリットはない。
上昇幅が低く、効果範囲も1タイプ限定と狭い分リスクのないどうぐ。

対人戦で[[専用技>専用わざ(ポケモン)]]などの強力な1技のみ(例:[[ウーラオス]]の「あんこくきょうだ」)で戦うのならばこだわり系を持たせれば済む話であり、[[先制技>先制技(ポケモン)]]等も使う汎用的な技範囲ならばリスクを取ってでも「いのちのたま」が使われる事が多い。

基本的には旅パ用アイテムだが、[[役割論理]]のように原則火力強化アイテムしか採用しないパーティや、「同じタイプの複数の技を1匹で使い分ける」などの運用が必要なポケモンを使う場合には、プレートやタイプどうぐにお呼びがかかることはある。

・&bold(){たつじんのおび}
技が効果抜群だった際に技の威力を1.2倍にするどうぐ。
発動条件が限られている上に上昇幅も低いが、こちらもデメリットはない。

鈍足高耐久かつ抜群を取れる範囲が広い場合など、「汎用性が高い代わりにHPを削る」という「いのちのたま」のデメリットよりも「条件は限定されてもHPを削らない」という「たつじんのおび」のメリットのほうが大きくなるポケモンからお呼びがかかることがある。

プレート系よりは汎用性が高めであるため、持ち物被りが発生しそうな際にも代替品として候補になる。

・[[&bold(){こだわりハチマキ/こだわりメガネ}>こだわり系アイテム(ポケモン)]]
技を一つしか出せなくなる代わりに攻撃力を1.5倍にするどうぐたち。

こだわり系にありがちな立ち回りとして、せっかく高火力を押し付けても相手に受け出し交代され対面不利を作るという状況がある。
この時取れる行動は自分も交代するか、相性不利でもゴリ押すかの二択だが、「いのちのたま」なら相手に合わせて使う技を変えられるので、メインウェポンとサブウェポンのタイプ補完に優れたポケモンであれば「いのちのたま」の方が向いていると言える。

また、「いのちのたま」の利点として変化技も使えるという物があり、「[[つるぎのまい>積み技(ポケモン)]]」などで能力を上昇してから攻撃するという芸当は技が限られるこだわり系にはできない戦法である。


*&font(b,#b0317c){◎}持たせたいポケモンたち
毎ターン最大HPの1/10を減らすというデメリットから、少しでも被ダメを減らしたい鈍足高耐久なポケモンに持たすのは勧められない。

「いのちのたま」と相性がいいのは高速アタッカー、とりわけ低耐久のポケモンだろう。
耐久が高めのポケモンでも積みアタッカーであれば使われることがある。

早い話、相手から殴られる前に殴ってなるべく大ダメージを与え、あわよくば落とすという立ち回りが前提である。
反撃を受けて落ちたとしても、相手のパーティを半壊に追い込めればそれで十分なのだ。

ゲッコウガや[[パオジアン]]などの優秀なタイプ範囲と先制技を打ち分けたいという願いにも応えてくれるのはありがたい。
[[ミミッキュ]]のようにHPが減っても『ばけのかわ』で防げるという優秀なポケモンもいる。

また、上記にあるように『ちからずく』のポケモンはデメリットを無効化してメリットのみを享受できるため、これらのポケモンに持たせるのも鉄板と言える。

前述の通り「物理・特殊の区分無く一律で技を強化出来る」点も地味ながら重要なポイント。
これにより[[二刀流/両刀]]型のポケモンにも有用である。&s(){二刀流型が最近落ち目なのは置いといて}
原則として火力上昇アイテムのみが採用される[[役割論理>役割論理(ポケモン)]]においては、「こだわりハチマキ」「こだわりメガネ」と並ぶ「三種の神器」として重宝される。

ただし、ここまで述べたように、火力上昇倍率がこだわりアイテムより低めである点や、HPが減る点などが割とデメリットとして大きいため、(ヤケモンに限らずだが)具体的な仮想敵などを考慮した上で持たせたい。


*&font(b,#b0317c){◎}ダイマックス
[[剣盾>ポケットモンスター ソード・シールド]]の[[ダイマックス]]において、ポケモンの種類に全く関係なく、かつ能動的にダイマックス技の威力を伸ばせるアイテムで強化倍率が一番高いのはこの「いのちのたま」。

これよりも強化倍率が高いこだわり系アイテムはダイマックス中だと効果を発揮しなくなるためである。


*&font(b,#b0317c){◎}余談
[[他の玉系アイテム>かえんだま/どくどくだま(ポケモン)]]の採用率が控えめなので対戦勢からは単に「珠」と略されることが多い。

なお、劇場映画『[[アルセウス 超克の時空へ>劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ]]』で[[アルセウス]]が作り出したのは&bold(){「命の&u(){宝玉}」}である。


追記修正はHPを削っても良い方にお願いします。

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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- サイクル戦介さずに確殺できる立ち回りしないと対面でも負けるからこだわり系より扱いが難しい。剣盾だとダイマックスで反動抑えられたから採用しやすかったけど  -- 名無しさん  (2025-07-27 01:41:24)
- こっちは「珠」、火炎や毒々は「玉」のイメージ  -- 名無しさん  (2025-07-27 08:38:58)
- 高速両刀にはうってつけ ただステロゲーの66だと63より対戦が長引くのも相まって消耗が激しくなるからどうにも敬遠したくなる  -- 名無しさん  (2025-07-27 09:49:26)
- 言うまでもなくヌケニンには持たせてはいけない。  -- 名無しさん  (2025-07-27 14:04:16)
- 効果的に呪いのアイテムっぽいよね  -- 名無しさん  (2025-07-27 17:13:30)
- 野生のアブソルがもちものとして持っていたことがあるけど、なんかちょっとこわい。  -- 名無しさん  (2025-07-28 09:20:33)
- 古い世代をやってた身としては珠=フーディンってイメージが強い  -- 名無しさん  (2025-07-28 14:09:20)
- 公認とはいえ、ちからずくバグってまだ原因明らかになってないんだっけ?色々説があるけどコレだって話は聞かないし  -- 名無しさん  (2025-07-28 14:36:36)
- ↑一説だと処理や判定時に全く同じ条件が重なって、矛盾が生じるから成立しないと言われているな。  -- 名無しさん  (2025-07-28 18:44:58)
- これ持たされるポケモンはどういう気持ちなんだろうか  -- 名無しさん  (2025-07-28 19:43:31)
- 名前的に他のRPGなら、毎ターン回復しそうなイメージなのに、むしろダメージ喰らうっていうのが最初に見たときしっくりこなかったな(回復はすでにたべのこしとかかいがらのすずがあったからだろうけど)  -- 名無しさん  (2025-07-28 20:15:02)
- 特性によってデメリット踏み倒すのカードゲームの裁定みたいでこれはこれで好き  -- 名無しさん  (2025-07-29 07:40:38)
- これは…おじさんの…いのちのたまだ…から…ね…  -- 名無しさん  (2025-07-29 23:31:17)
- ↑3自然に受け入れてたけどたしかに命の○○って名前のアイテムだとふつうHPアップとか回復系の効果だな…  -- 名無しさん  (2025-07-30 14:34:38)
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